令和2年11月11日、鳥取市河原町において、ストーンクラッシャー実演会を開催しました。
ストーンクラッシャーとは主にトラクターに接続して使用する機械で、その名の通り石を破砕し、細かくするためのものです。これにより、耕うん作業の邪魔になっていた大きな石をほ場外に持ち出すことなく処理できます。
当日は土壌が湿っている悪条件の中でしたが、農業者・関係機関から総勢40名が参加し、ストーンクラッシャーの現地への適応性を確かめるべくメーカー担当者の説明に耳を傾けたり動画を撮影したりするなど、各々が見識を深める機会となりました。


令和2年9月8日に、鳥取市河原町にある集落営農法人(農)ファームなかいいちにおいて、「対話型」農作業安全研修会を開催しました。
対話型の研修とは、講師による講義ではなく、参加者同士の意見交換を通して生まれる新たな気づきを重視した研修のことです。この日は組合員9名が参加しました。時に相手の意見にうなずき、また時には笑いも起こるアットホームな雰囲気の中、日々の営農の中で起こったヒヤリハット体験や、農作業事故を防止するための対策について話し合われました。今回新たに農作業安全宣言が作成され、作業場等の目につきやすい場所に掲載されることになりました。
鳥取普及所では、今後も同様の安全啓発活動を広く波及させる予定です。

令和2年9月2日と4日の2日間に渡り、星空舞ブランド化推進協議会生産部会と東部地区地域研究会で、JA鳥取いなば管内の「星空舞モデル展示ほ」等(12地区、13ほ場)の巡回を行いました。
鳥取県オリジナル水稲品種「星空舞」は、昨年より県内で本格的な栽培が開始され、今年が2年目となります。作付面積は昨年の366haから今年は1,000haを超え、令和5年度には3,000haを目指しており、東部
地区地域研究会では今後も推進活動を継続的に実施していく予定です。
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集落営農法人の経営改善及び集落営農の推進
管内には集落協業型の農事組合法人が21設立されており、これら既存の法人を対象に、水稲や転作作物(野菜、花、果樹)などの作柄向上支援、運営改善への助言、研修会の開催などを行っています(法人数は、平成29年3月末現在)。
また、集落営農や法人化を検討する集落への助言を行い、法人化することを決定した集落に対して設立への支援(情報提供など)を行っています。

(現地研修会の様子) (意見交換会の様子)
水稲の環境負荷軽減栽培法の普及
緩効性肥料利用や土壌分析による施肥改善など効率的な施肥法の普及や、代かき時の濁水流出軽減(浅水代かき)など、水環境に配慮した栽培管理の普及定着への啓発活動を行っています。
浅水代かきパンフレット(PDF)
(浅水代かき研修会の様子)
米品質向上のための高温障害回避対策推進
夏期高温による米品質の低下を軽減するため、品質向上技術の普及を図っています。比較的品質の安定した中生品種「きぬむすめ」の作付け推進や品質・作柄向上にも取り組んでいます。
水稲・大豆種子の良質安定生産支援
管内には水稲・大豆の採種ほがあり、種子生産農家に対して、良質な種子生産のための栽培技術支援を行っています。また、採種ほ場審査、採種ほ産籾・大豆の審査も行っています。
平成28年度 水稲採種ほ101ヘクタール(67戸)、大豆採種ほ5ヘクタール(12戸)