感染症発生動向調査のインフルエンザの集計速報値(令和2年第8週:2月17日~2月23日)で、下記のとおり県内全地区で患者報告数が警報終息基準値である1定点当たり10人を下回ったことから、本日、1月8日に発令したインフルエンザ警報を解除しました。
本日、警報解除となりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大も懸念されるいることから、県民の皆さまにおかれましては、引き続き手洗い、咳エチケット等の感染防止対策を徹底いただくとともに、発熱、咳等の症状が続く場合は、直接医療機関を受診せず、まずは最寄りの発熱・帰国者・接触者相談センターまで御連絡ください。
■令和2年第8週2月17日~2月23日の定点あたりの患者数■
全県:2.24人(東部地区:1.17人、中部地区:4.67人、西部地区:2.09人)
県内の30歳代女性がインフルエンザA型による急性脳炎(インフルエンザ脳症)で死亡したことが判明しました。
報道発表資料
■インフルエンザ脳症について■
・インフルエンザ脳症は、インフルエンザにかかり発熱の0~1日後に、神経症状(けいれん、異常言動、意識障害)等
が見られ、急速に進行し、数日で死に至る場合があります。
・インフルエンザ脳症は、毎年、全国で約100人から300人が発症しており、このうち死亡に至るのは約7%~8%と
報告されています。
・インフルエンザ脳症の発症例は20歳未満で多い一方、死亡例は20歳以上、特に高齢者で多い傾向にあります。
・県民の皆様におかれましては、インフルエンザへの予防対策とともに、インフルエンザにかかった際はできるだけ
患者を一人にせず、 保護者等が側にいて体調管理を行っていただくようお願いします。