日南町新屋地区の町有林の一部に「桜公園」と呼ばれる約1haの広さの公園があります。
これは、平成7年に多里遺族会がソメイヨシノを中心とする約1,000本の桜を植栽し管理してきたものを、平成25年からは多里まちづくり推進協議会が管理を引き継いで行ってきたものです。
満開の多里の桜公園遠景(H31年4月18日撮影)
手作りの看板が来訪者を出迎えてくれます。
地域のみなさんが丹精込めて育てた桜が青空の下、咲き誇っています。
Iターンの方と談笑する多里まちづくり推進協議会の榎尾会長(右)。 犬も桜を愛でるかのようです。
この度その功績が認められ、同協議会は超党派の国会議員等で構成する「日本さくらの会」から「さくら功労者」として表彰され、先日、日野振興センターで伝達式が行われました。
(左から)日野振興センターの越智所長、多里まちづくり推進協議会の榎尾稔正(えのお としまさ)会長
榎尾会長は、「桜を育てるという気持ちで整備を重ねたことが評価されての表彰で、名誉と感じています。これを契機に多里の桜を財産にしていきたい。」との感想を述べられました。
一方、表彰状を伝達した越智所長からは、「地域のみなさんが一体となって活動された結果が、今回の表彰となりました。こういった活動が多里からさらに広がり、大きなモメンタムとなることを希望しています。」と期待の言葉がありました。
地域のみなさんの力が、正に花開いた春となりました。
日野振興局 2019/05/14