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2018年1月11日

日野郡連携会議職員合同研修会が開催されました。

1月9日、「スター料理人は地方で育てる」をテーマに、島根県邑南町農林振興課係長の寺本英仁さんを講師に迎え、日野郡連携会議が職員合同研修会を開催しました。

寺本さんは、邑南町で地産地消の高級イタリアンレストランを立ち上げ、人口約10,000人の過疎の町を3年連続の転入超過に導くなど、地域おこしのトップランナーです。

平成24年には総務省地域力創造アドバイザーに就任、平成28年にNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に取り上げられるなど、注目を集めています。

町役場の職員として地域おこしを成功させてきた寺本さんの講演を聞くために、日南町、日野町、江府町の職員や県の職員、地域おこし協力隊など約90名が集まりました。



冒頭で「おいしい食材は地方にあります。おいしいものを作る人間は地方にいます。
おいしいレストランは東京や大阪にあって、地方はその食材を提供するだけ、という考え方は間違っています。」と力説。



「平成23年に”耕すシェフ”の事業を始めました。邑南町に移住し起業を目指す人を募集し、町立”食の学校”やレストランAjikuraで3年間研修して起業を目指してもらう仕組みで、これまでに4名が起業しました。」





「人口約10,000人、高齢化率43%の町に、町立レストランAjikuraができたことにより、年間約90万人の観光客が来訪したんですよ。」
「農家も、自分の作った野菜がA級グルメに生まれ変わることにやりがいを感じ、イタリアンに合う西洋野菜にシフトするなど、好循環が生まれています。」





「役場の役割は、マラソンで言うとペースメーカーです。
30km地点で離脱し、ゴールまでは自分で走って行ってもらわないといけません。
「何かをやるとき必要なのは、お金と知恵と人材の3つです。」


「町おこしは自分本位であってはいけない、地域が求めていることをしなければならない。」と寺本さんは語りました。

研修会の参加者は、それぞれの職場へ町づくりへの熱い思いを持ち帰った1日でした。
この研修がこれからの町づくりのヒントとして活かされることを期待します。

 









日野振興局 2018/01/11

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