11月9日に開催された「第17回住みよい県土づくり表彰式」で、日野町の黒坂地区コミュニティ推進協議会が土木施設愛護ボランティア団体の部で鳥取県知事表彰を受けられました。
この表彰は、協議会の皆さんが環境保全や地域の活性化のために長年に渡り地域の道路の除草や清掃を行ってきたことが評価され、今回の受賞となったものです。
11月13日、同協議会の代表者である中原明さんが日野振興センターに受賞の報告に来られました。

黒坂地区コミュニティ推進協議会 代表 中原さん(中央)と
日野振興センター 越智所長(向かって右)、日野県土整備局 三鴨局長(向かって左)
「知事表彰は地域づくりの励みになります。」
知事表彰の受賞理由であるクリーン作戦には、集落の3分の1に当たる約350名の住民が参加され、ゴミ拾いや除草作業など、皆さんで町をきれいにされているそうです。
また同協議会では、このほかにも1月のとんどさんから始まり、講演会、災害時の炊き出し訓練を兼ねた芋煮会とグランドゴルフ大会、JR上菅駅の清掃活動、花いっぱい運動など、年間を通じ様々なコミュニティ活動に取り組まれています。
中でも、「手づくりの敬老会」が最も大きなイベントで、昨年も70名くらいの参加があり、荒神神楽や振り込め詐欺防犯教室、カラオケ大会など、皆さんが毎年楽しみにされているそうです。

清掃作業する協議会の皆さん

下黒坂自治会クリーン作戦の参加者の皆さん。
代表者の中原さんは、「過疎地域では、労り合い、支え合いが大切です。」と話してくださいました。
「人は歳月を重ねるから老いるのではない 理想を失うとき老いるのだ」というサミュエル・ウルマンの詩を引用し、「この協議会の目的は、元気なうちはできることを自分でする。助けが必要になったら助けてもらう、という考え方を基本に、自身の身だけでなく他者への配慮を大切にすることで、日常や防災に活かすことです。それが地域を守るということにつながります。」と述べられました。
今回の受賞を励みに、これからも皆さんで地域を盛り上げていっていただきたいと思います。
日野振興局 2017/11/14