鳥取県高等学校総合文化祭の郷土芸能部門発表会が6月21日に日野町で開催されました。
伝統芸能の継承を担う、倉吉農業高等学校、米子白鳳高等学校、智頭農林高等学校、日野高等学校の生徒たちが日頃の練習の成果を披露し、多くの観客を魅了しました。

倉吉農業高校の生徒による「倉農太鼓~風打吹流~」。
天に帰った母親の天女を慕って子供たちが太鼓を叩いた情景が表現されました。

米子白鳳高校の生徒による「淀江さんこ節」。
軽快なテンポに合わせてユーモラスな踊りが披露され、会場から爆笑が起きていました。
智頭農林高校による因幡麒麟獅子舞。
麒麟獅子と猩々に扮した生徒たちが、能のような舞いを披露しました。
最後を飾るのは、日野高の生徒たちによる荒神神楽「八重垣能」です。
この演目は、古事記の八岐大蛇退治を神楽で表したものです。

スサノオの戦の舞の場面では、スサノオに扮した生徒が太鼓太鼓や手鐘に合わせて猛々しく舞いました。
金糸を多く使った衣装も豪華です。

八岐の大蛇に扮した生徒たちのよる大蛇の舞。
大蛇がステージいっぱいにダイナミックに舞い、会場を圧倒しました。
複雑な動きも、生徒たちの息がぴったり合って素晴らしい舞でした。

大蛇退治が始まります。
八岐の大蛇に酒を飲ませるスサノオ。

スサノオが大蛇を退治する場面は、圧巻です。

スサノオの勇壮な舞。

荒神神楽を演じた日野高生の皆さん。
8月には宮城県で開催される全国高等学校総合文化祭に出演するそうです。
伝統芸能部の高橋 陸(たかはし りく)部長(前列左から二人目)は、「東北の方に感動してもらえるような演技をして、優勝を目指します!」と意気込みを語ってくださいました。
日野高生の皆さん、鳥取県の代表として頑張って!!