パリを拠点に活動を続け、平成27年5月にフランス政府から「芸術・文学勲章」(シュバリエ)を受章された、日南町出身の画家、足羽俊夫氏の 展覧会が開催されます。
会場・・・日南町美術館(鳥取県日野郡日南町霞785番地)
会期・・・平成28年6月3日(金)から7月3日(日)
《参考》展覧会チラシ
ashibatosioten-nichinan.pdf
6月3日は、午後1時30分から足羽俊夫氏特別講演会も開催されます。
展覧会を目前に控えた6月1日、米子市内のキャラリー百花堂で個展を開かれていた足羽俊夫氏にお話を伺いました。
足羽氏の作品は、作風や手法が実にバリエーションに富み、他のどの画家にも似ていない世界で唯一という印象を強く受けます。
足羽氏は、日南町の農家の跡取りとして育てられ、小さい頃から利発で夢想的な子供だったそうです。
13歳で藤沢海軍航空隊に入隊し、半年後に終戦を迎えました。
復員後日野農林高校において、歌人、画家でもあった早川幾忠氏に師事したことが、
芸の道で我流を貫いた礎となっているとのことです。
自分の考えと相反することには必ず抵抗し、誰かの機嫌をとるために嘘をつくことはできない、美しさを追求し、自由な生活を敢えてやった、と足羽氏はおっしゃっていました。
自分の信念のみを貫き通す、潔さと美しさ、そして内面の深さを感じさせる足羽俊夫氏の作品を、是非この機会にご覧ください。