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銅鐸の破片・卜骨などからは弥生人の精神世界がうかがえます。

 何かに祈り、何かを願う。今も昔も変わらないことです。
 青谷上寺地遺跡から見つかった「祭りのカネ」銅鐸は、小さな破片ですがその特徴から古い形のものと新しい形のものの、二者があることが分かりました。古い形のものは実際に打ち鳴らされた「聞く銅鐸」です。新しい形のものは、1メートルを超えるほど大型化し、にぎやかに飾り立てられた「見る銅鐸」です。銅鐸を使った異なる祭祀が行われていた可能性もありますが、破片の状態で持ち込まれたとも考えられます。
 占いに用いた卜骨は200点以上見つかっています。残念ながら何を占ったか分かりませんが、『魏志倭人伝』によれば事を始めるときに占ったとありますので、何をするにも、まずは神の意向を確認したのかもしれません。
 土器や木器に絵を描いた出土品もあります。弥生人が絵を描くということは特別なことで、単なる落書きではないようです。絵を描いた道具を儀式で用いたり、絵を描きながら儀式を行ったと考えられます。青谷上寺地遺跡では画題にサメが多いのが特徴です。
 サメに対する信仰心か、または畏怖の表れでしょうか。
銅鐸
銅鐸破片。左下は「見る銅鐸」、あとの2点は「聞く銅鐸」。平成10年に出土した「見る銅鐸」は、当時日本海沿岸における西限例でした(その後島根県出雲市で出土)。
卜骨
サメ絵画土器
サメを描いた土器。土器を焼く前に鋭い道具を使ってシャープな絵を刻んでいます。把手か注ぎ口の痕跡が残っており、壺と考えられます。大事なものを入れていたのでしょうか。