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試験研究成果


 農業試験場における試験研究の実績と主な研究成果を紹介します。なお、文書・写真・図表などの著作権は鳥取県または原著作者に帰属します。これらの無断転載は禁止します。営利目的外で転載・複製する場合は、必ず鳥取県農業試験場の許可を受けてください。
 
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成果情報

平成29年度成果情報カード(2018年発表)

 

情報名 

要約 

 水稲奨励品種候補「鳥系93号」の育成および選定(PDF318KB)
 早生~中生の中間熟期水稲新品種として、短稈で耐倒伏性に優れ、高温登熟性に優れて高品質かつ良食味な「鳥系93号」を育成し、奨励品種候補として選定した。
大豆奨励品種候補「東山228号」の選定(PDF321KB) 「東山228 号」は、成熟期が「すずこがね」より4 日程度遅い早生熟期で、最下着莢節位高が高く、機械収穫適性に優れる。収量は「すずこがね」並だが、外観品質が優れ、子実のタンパク質含有率が高く、豆腐加工適性に優れる。
 
 鳥取県内におけるメッシュ農業気象データを利用した水稲「きぬむすめ」の出穂期推定
(PDF314KB)
 県内で作付面積が拡大している「きぬむすめ」の出穂期推定式のパラメータを作成した。その推定式を現地ほ場で適用したところ、±1.6 日の誤差で推定可能である。
 鳥取県内におけるメッシュ農業気象データを用いた水稲「きぬむすめ」の収穫時期判定(PDF314KB)  1km メッシュ農業気象データの日平均気温積算値による「きぬむすめ」の収穫適期は990℃~1100℃であり、その農業気象データの気象予報値を用いて、出穂20 日後(収穫前3~4 週前)に収穫時期を判定できる。
 「きぬむすめ」の催芽籾湛水散播栽培における適正苗立数と芽干しおよび中干しの効果(PDF2896KB)  「きぬむすめ」の催芽籾湛水散播栽培においては目標苗立数を50~100本/平方メートル程度とし、代かき翌日以降早い時期に播種する。イネ5葉期頃からの1週間程度の芽干しと慣行より強めの中干しを実施することで、過度の倒伏を回避し安定的な収量・玄米品質を確保できる。
 水稲高密度苗の形質と移植精度への影響(PDF279KB)
 高密度苗は、慣行苗と比べて苗充実度はやや小さいものの、育苗期間が播種後2週間から4週間程度までの苗においては、移植精度に問題はみられない。
 水田営農計画に活用できる部門経営モデル(PDF1440KB)
 水田作経営における優良事例をもとに、水田作物の部門経営モデルを作成した。本モデルは線形計画法を用いた水田営農計画の作成に活用できる。
 担い手農業者の水田作経営が成り立つ条件(PDF1440KB)
※カード同上
 線形計画法を用いた経営シミュレーションに基づき、担い手農業者の水田作経営が成り立つ条件を営農類型ごとに整理した。
 水稲有機栽培の除草で失敗しないためのポイント(PDF147KB)  コナギ、ホタルイともに、葉齢が進むに従い引抜抵抗値が急激に大きくなる。このため、除草時期が遅れると残草本数が増加する。除草作業を遅れずに行うことで、残草量が減少し、雑草害による減収が軽減される。
 ラッキョウ有機栽培における秋増肥の増収効果(PDF241KB)
 ラッキョウ有機栽培において、現行の生産者施用量よりも窒素成分量で6kg/10a程度秋に増肥施用することによって、生育が旺盛になり、分球数が増加し、収量が40~60%程度増加する。
 水田における覆土による新しい除草方法(土寄せ除草)の検証(PDF182KB)
 土寄せ除草法が雑草に及ぼす影響を検討した結果、本方法を採用した除草機を使用し、2 回実施した場合、ノビエ、ホタルイ、コナギの雑草本数は、無処理に対して約7-7.5 割減少し、雑草風乾重は5-6.5 割減少する。
緑色L E D灯の夜間点灯がヤガ類の発生量に及ぼす影響(PDF534KB)
 夜間、緑色L E D灯を点灯することにより、ヤガ類の行動を抑制し、発生量を減少できる。
収量、品質および食味を安定させる水稲「きぬむすめ」における菜種油粕を用いた窒素施用法(PDF290KB)

 水稲「きぬむすめ」における有機質肥料の施用法として、基肥窒素6 ~8kg/10a、穂肥2kg/10a とすることで収量、品質および食味が安定する。
 ピメトロジンを含む育苗箱施用剤を利用したヒメトビウンカ(イネ縞葉枯病)の防除(PDF665KB)
 ピメトロジンを含む育苗箱施用剤はヒメトビウンカに対して優れた防除効果を示し、イネ縞葉枯病多発条件においても実用上十分な発病抑制効果を示す。
 大麦の種子消毒においてシードラック水和剤とべフラン液剤25の体系処理は可能である
※概要のみ
 黒節病を対象としたシードラック水和剤の種子消毒が、べフラン液剤25の網斑病防除効果および出芽に及ぼす影響はみられない。
 ジアミド系殺虫剤によるマメシンクイガの防除対策(PDF262KB)  マメシンクイガに対して、ジアミド系殺虫剤は実用的な防除効果を示す。本種の防除を主とする場合の散布適期は開花15~20 日後、カメムシ類と同時防除する場合では開花25~30 日後(カメムシ類1 回目防除)である。
 地大豆における剪葉摘心処理が生育および収量に及ぼす効果(PDF802KB)
 過繁茂となりやすい地大豆各品種は、播種後40~50日に剪葉摘心処理を行うことで、密播無培土栽培体系であっても、分枝節発生によって生育量と着莢数を確保し、倒伏を抑制しながら増収するとともに、品質および蛋白含有率はほぼ同等に確保できる。
 飼料用トウモロコシにおける窒素施肥量が収量に及ぼす影響(PDF383KB)
 窒素施肥量が0~24kg/10aまでの範囲において、飼料用トウモロコシの全乾物収量を100kg/10a増加させるのに必要な窒素施肥量は5kg/10aである。また、その範囲の窒素施肥量におけるトウモロコシ中の硝酸態窒素濃度は飼料として問題のない濃度であり、粗タンパク質濃度も標準値(8.0%)と同程度の濃度である。
 リン酸が過剰蓄積した水田転換畑における飼料用トウモロコシ栽培ではリン酸施肥は不要(PDF383KB)
 水田転換畑における飼料用トウモロコシ栽培では堆肥を多量に施用する場合が多く、堆肥から十分量のリン酸が供給されている可能性がある。そのような条件においてはリン酸の減肥基準を「土壌中の可給態リン酸含量が75mg/100g以上では標準施用量の20%に減肥」から「土壌中の可給態リン酸含量が75mg/100g以上では無施用」にすることが可能である。

平成28年度成果情報カード(2017年発表)

     情報名             要約
長粒でモチモチとした食感を持つ香り米「プリンセスかおり」(PDF 530KB) 玄米及び炊飯米にポップコーンの様な香りがあり、早生熟期で玄米がやや長粒の低アミロース米「プリンセスかおり(鳥系香122号)」を育成した。本系統はカレールウと合わせて食べた時に、香り、食感等が優れ、カレールウとの相性が良い。
鳥取県内における「きぬむすめ」の玄米タンパク質含有率の実態(PDF 444KB) 2014年から2016年の3カ年に県内で生産された「きぬむすめ」の食味調査を行った結果、食味と関連の深い玄米タンパク質含有率は、高いものと低いもの差が大きく、年次による差も認められる。また、栽培要因である気温、標高、窒素施用量との間に関係がみられる。
「きぬむすめ」の良質米生産における中干しの効果(PDF207KB) 「きぬむすめ」は、適切な中干しを行うことで、常時湛水と比較して幼穂形成期から登熟期にかけての葉色値は低く推移し、整粒率および食味値は高くなる。
鳥取県における飼料用大豆の栽培ポイントWCS(PDF 245KB) 飼料用大豆の栽培では、イタリアンライグラスの再生草をリビングマルチとすることで雑草発生を抑えることができる。播種は不耕起で行うが、ディスクコールター方式よりも播種溝ロータリー耕方式のほうが大豆の出芽は良好かつ安定する。大豆全草乾物の粗タンパク質含量は輸入アルファルファ乾草並であり、全草乾物重は子実肥大期頃に最大となる。
小豆類における密播無培土栽培が生育および収量に及ぼす効果(PDF 354KB) 小豆類の密播無培土栽培では、標播培土栽培比較して主茎の徒長や分枝の減少が見られるものの、莢長に大きな差が見られず、着莢数が多いため収量性が高い。また、粒大や品質も維持されており、畝による凹凸がないほ場形状によって、機械収穫時の穀粒損失が少ない。
フィプロニル低感受性イネドロオイムシに対する育苗箱施用剤の防除効果(PDF 202KB) フィプロニル低感受性イネドロオイムの発生を鳥取県内で初確認した。本低感受性個体群に対して、ジアミド系殺虫剤を含む育苗箱施用剤の移植当日処理は高い防除効果を示す。
有機水稲栽培地域におけるイネミズゾウムシ耕種的防除対策の被害抑制効果の持続性 有機水稲栽培地域において、イネミズゾウムシ耕種的防除対策(成虫水田侵入終期以降の水稲移植および畦畔際への障壁設置)の広域導入により、安定した被害抑制効果が継続する。
イトミミズ類が形成する膨軟層(通称トロトロ層)による抑草効果(PDF325KB) 早期湛水管理では、イトミミズ類の生息数が増加し、イトミミズ類が形成する膨軟層により、雑草本数が減少する。
冬芝と抑草剤を用いた畦畔法面の省力管理技術(PDF213KB) 冬芝のハードフェスクは、稲刈り後の畦畔に播種後、翌年の夏までに速やかに地表を覆うため、雑草の発生量が減り夏場の草刈りがほぼ不要となる。芝の生育途中に雑草が発生した場合には、抑草剤の散布により、芝にほとんど影響を与えることなく省力的に雑草のみを減らすことができる。

平成27年度成果情報カード(2016年発表)

情報番号 題名 概要
2016-01 水田転換畑のアスパラガス定植時における省力的な堆肥施肥法(PDF 320KB) 地下水位の高い水田転換畑におけるアスパラガス栽培では、畝下に施用する堆肥の深さを慣行より浅くしても地下部への影響は少ない。より浅い位置への施用が有効と考えられ、省力的な堆肥施用方法で収量も同等以上を確保できる。また定植時の重機による溝掘りが不要となる。
2016-02 酒質が優れる酒造好適米「鳥系105号」の育成(PDF332KB)
ガンマー線を処理した「強力2号」に自然交配が生じた後代から、酒質が優れる酒造好適米「鳥系酒105号」を育成した。本系統は、いもち病抵抗性遺伝子Pi-ta2を持ち、「強力2号」と比較して短稈で、高度精白に耐えられ高級酒の醸造に適する。
2016-03 イネ紋枯病に対するペンフルフェンを含む育苗箱施用剤の防除効果(PDF 630KB) イネ紋枯病に対して、ペンフルフェンを含有する育苗箱施用剤は、播種時(覆土前)~移植当日の処理により高い防除効果が得られる。
2016-04 ピメトロジンを含む育苗箱施用剤のウンカに対する防除効果と残効期間(PDF 630KB) ピメトロジンを含む育苗箱施用剤の移植当日処理は、ウンカ類に対して優れた防除効果を示す。また、本剤の残効期間は移植後80~90日間である。
2016-05 土壌中の交換性加里飽和度が低い水田転換畑大豆栽培における加里肥料の施肥効果(PDF 748KB) 土壌中の交換性加里飽和度がおよそ1%以下の水田転換畑においては、加里欠乏症を呈した大豆株が散見されることが多い。そうした水田転換畑では、塩化加里を施用することで大豆の茎伸長が改善されるとともに収量性が向上する。
2016-06 鳥取県における斑点米カメムシ類(クモヘリカメムシ)のフェロモントラップを利用した防除要否の判断
水田内に設置したクモヘリカメムシのフェロモントラップへの捕獲数を調査することにより、本種の防除要否が判断出来る。本調査による要防除水準は、出穂期~出穂7日前のトラップ捕獲数11頭とする。
2016-07 白ネギ土寄せ時におけるモミガラの施用効果(PDF 479KB) 白ネギ土寄せ時、モミガラを通路に施用することで、土寄せなどの適期作業や畝の表面乾燥促進、培土増量などに効果が認められ、水田転換畑での白ネギ栽培における作業改善技術として有効である。

平成26年度成果情報カード(2015年発表)

情報番号 題名  概要
2015-01 大豆「サチユタカ」のうね立て播種無培土栽培体系に適した播種密度(pdf 1139KB) 大豆「サチユタカ」のうね立て播種無培土栽培体系において、収量性及び品質を確保するには、条間30cmで1平方メートル当たり約20個体とする播種密度が適している。これにより、従来の慣行培土栽培と比較して10a当たりの粗収益が7千円程度増加する。 
2015-02 耕作放棄地に蔓延したクズの効率的な体系処理方法(pdf 313KB) 耕作放棄地に蔓延したクズは、7 月上旬と9 月上旬の2回のフレールモア処理と10 月上旬の1 回のラウンドアップ(25 倍液)処理の体系で、効率的に処理できる。 
2015-03 水稲「ひとめぼれ」における外観品質の低下要因 水稲「ひとめぼれ」は、登熟前半の日射量の減少によって乳白粒、死米及び腹白粒の発生が増加し、整粒割合が低下する。また、一籾当たり日射量が高いほど整粒割合が向上することから、品質維持のためには、適正籾数の確保が有効である。 
2015-04 水稲育苗箱窒素全量施肥における育苗器の出芽条件と苗質との関係 水稲育苗箱窒素全量施肥における出芽時の温度と時間は苗質に大きく影響を与え、その程度は慣行栽培に比べて大きい。このため良質な苗を得るには出芽時の管理が重要で、催芽籾播種での出芽条件として28℃~30℃の72時間処理を基本とする。 
2015-05 温湯種子消毒時間の短縮が必要な品種を対象としたイネばか苗病に対する温湯種子消毒と微生物農薬による種子消毒体系(pdf 399KB)  イネばか苗病に対して、温湯種子消毒に、タラロマイセス フラバス水和剤またはトリコデルマ アトロビリデ水和剤の催芽時24 時間浸漬処理を追加することにより、60℃ 10 分間の温湯種子消毒と同等の防除効果が得られる。
2015-06 トラクタを利用した耕作放棄地の灌木処理方法(pdf 293KB) 乗用トラクタを利用した灌木処理(抜根)は、フロントローダにより立木を前方に倒し込む方法で安全かつ効率的に行える。 
2015-07 農業気象データがもつ1kmメッシュ気温データの検証と活用(pdf 298KB) 2013年と2014年の2カ年にのべ10地点の水田ほ場での実測値に基づく1kmメッシュ農業気象データがもつ気温データの平均二乗誤差は、日平均気温で0.48、日最高気温で1.24、日最低気温で0.79である。気温を判定指標とした刈取適期予測等の気象データとして活用できる。 
2015-08  

平成25年度成果情報カード(2014年発表)

情報番号 題名  概要
2014-01 乗用田植機の利用によるチェーン除草法の省力化とその除草効果(PDF 287KB) 田植機を牽引動力として活用することで、重量25kg までのチェーンを支障なく牽引でき、雑草発生量は無除草区の10~40%まで有意に減少する。重量25kg のチェーンを使用し移植後3 日目から除草作業を行うと、除草効果が最も高い。 
2014-02 ケイ酸含有資材「マインマグN」による苗いもちの発生抑制効果(PDF 168KB) マインマグN(ケイ酸含有率40%)の施用によって苗体のケイ酸含有率が高まる。その効果は表面散布処理に比較して床土への混和処理で高く、育苗箱あたり50~125g の施用で苗体のケイ酸含有率は5%程度となり、苗いもちの病斑発生数が減少する。 
2014-03 携帯型穴掘機を用いた簡易な局所排水処理による排水促進効果(PDF 182KB) 携帯型穴掘機による局所排水処理は、野菜等作物の栽培期間中でも作業が可能である。畝間等の滞水場所を中心に耕盤層より深い位置まで穴掘りを行う簡易な局所排水処理で高い排水促進効果が得られる。
2014-04 湖山池周辺地区の灰色低地土における水稲リン酸施肥法の改善(PDF 482KB) 湖山池周辺地区の灰色低地土地帯における水稲栽培において、リン酸施用が不要な土壌中可給態リン酸量の基準値を「30mg/100g 以上」から「20mg/100g 以上」に下げることが可能である。これにより、資材投入量及び移植前後にほ場外へリン酸が流出するリスクを低減することができる。 
2014-05 トラクターダンプを利用した田面傾斜均平作業法の改良(PDF 545KB) トラクターダンプを利用した均平作業は、5m に1 点の密度で田面高を測定し、運土回数の計算を5m メッシュ毎から10m メッシュ毎に拡大することで、簡易で均平精度の高い作業を行うことができる。 

平成24年度成果情報カード(2013年発表)

情報番号 題名 概要 
2013-01 高温耐性が強く、縞葉枯病抵抗性遺伝子を持つ水稲新系統「鳥系99号」(PDF  165KB) 「鳥系99号」は縞葉枯病抵抗性遺伝子を持つ水稲粳新系統で、高温耐性が強く、玄米の外観品質が良好で、穂発芽性が極難である。 
2013-02 水稲害虫フタオビコヤガに対するチューンアップ顆粒水和剤の防除効果 (PDF 253KB) フタオビコヤガに対して、BT水和剤のチューンアップ顆粒水和剤の防除効果は、既存の化学農薬と比較して同等〜やや低い防除効果を示すが、実用上十分である。 
2013-03 山間地の水稲有機栽培における障壁設置によるイネミズゾウムシ被害減少効果 (PDF 179KB) 山間地でのイネミズゾウムシ成虫水田侵入終期前の水稲移植において、移植直後に畦畔際へ障壁(あぜなみシート等)を設置することにより、成虫および幼虫被害が減少する 
2013-04 オオムギ網斑病に対する新規EBI剤の防除効果 (PDF 211KB)

シルバキュアフロアブル(テブコナゾール水和剤)およびワークアップフロアブル(メトコナゾール水和剤)は、オオムギ網斑病に対して高い防除効果が認められる。

2013-05 大麦の止葉と上位第2葉の葉耳間長による出穂期予測 (PDF 499KB) 出穂までに抽出する大麦の葉耳間長を説明変数として、出穂までに必要な積算気温を推定することが可能な回帰式が得られ、平均気温平年値の積算シミュレーションにより、-1日から+2日の誤差で大麦の出穂期の予測が可能である。 
2013-06 水田転換畑に適した白ネギ品種「夏扇パワー」 (PDF 211KB) 「夏扇パワー」は比較的湿害に強く、水田転換畑での栽培において肥大性に優れ上物収量が多い。 

平成23年度成果情報カード(2012年発表)

情報番号 題名  概要
2012-01 品質および食味を重視した水稲奨励品種「きぬむすめ」の栽培特性(PDF 373KB) 「きぬむすめ」の品質・食味を安定させるためには、6月上旬頃移植、栽植株数は坪50株程度(15.1株/m2)までの疎植が可能で、基肥窒素量は10アール当たり5kgを上限とし、穂肥1は幼穂長1mm時に施用するのが望ましい。  
2012-02 品質と食味を重視した中生系統「鳥系88号」の栽培特性(PDF 373KB) 「鳥系88号」は、品質と食味を安定させるために、5月中旬~6月上旬移植、栽植株数は坪50株程度(15.1株/m2)までの疎植が可能で、施肥は基肥窒素量10アール当たり5kgを上限とし、穂肥1は幼穂長1mm時に施用するのが望ましい。 
2012-03 玄米中タンパク質含有率を上昇させない「鳥姫(とりひめ)」の栽培法(PDF 207KB) 「鳥姫」は、5月上旬~中旬移植、坪60株(18株/m2)以上、基肥窒素量10アール当たり6kgで穂肥なし、出穂33~43日後収穫で低タンパク、収量良好である。 
2012-04 米の新規需要に対する超低コスト生産技術の確立(PDF 266KB) チゼルプラウによる耕起・砕土作業および多収品種「北陸193号」を用いることで、鉄コーティング湛水直播栽培、移植栽培のいずれについても低コスト栽培が可能になる。  
2012-05 水稲早生品種「つや姫」の品種特性(PDF 450KB) 「 つや姫」の特性はコシヒカリと比較し、同熟期、短穂、多収、品質やや良、病害抵抗性優などである。 
2012-06 ダイズ初中期病害虫に対する殺虫殺菌混合剤の種子塗抹処理による省力防除法(PDF 339KB) 紫斑病(子葉の発病)、アブラムシ類、フタスジヒメハムシ、タネバエ等の防除が可能で、病害虫の被害減少により出芽率が向上する。 
2012-07 イネもみ枯細菌病(苗腐敗症)に対するシードラック水和剤の種子消毒の防除効果(PDF 299KB)  育苗時の薬剤処理、適切な育苗管理、必要に応じて本田防除を行う。
2012-08  大豆作における難防除雑草(クサネム、アメリカセンダングサ)の耕種的防除法(PDF 253KB) 耕種的方法と除草剤を組み合わせ、効率的に防除を行う。 
 
2012-09  水稲有機栽培プール育苗における有機液肥を用いた施肥方法と苗質の特徴(PDF 303KB)   プール育苗法において有機液肥を使用した施肥法を検討した。
2012-10  雑草埋土種子量および作業間隔がチェーン除草機の除草効果に及ぼす影響(PDF 292KB)    適切な除草の間隔や、雑草埋土種子量とチェーン除草機の除草効果の関係を明らかにするため、作業雑草埋土種子量が異なる複数のほ場で試験を行った。
2012-11  ダイズの有機栽培における中耕・培土およびリビングマルチの雑草抑制効果(PDF 347KB)  イネ科作物によるリビングマルチについて、連作体系における収量変動を考慮しつつ雑草抑制効果を検討した。  
2012-12  水稲作における牛ふん堆肥連用が土壌と収量に与える影響(PDF 214KB)  30年間の堆肥連用結果では、炭素・窒素成分の増加は15~20年で横ばいとなっていた。 
2012-13  鳥取県における土壌機能モニタリング調査に見る農耕地土壌の変化の特徴と傾向(PDF 100KB 4~6巡目(平成6~20年)の調査結果では、地点により改良目標値との過不足があり、とくに畑、樹園地で超過が多かった。 
2012-14 コシヒカリの食味向上を目指した幼穂形成期の生育を指標とする穂肥施用法(PDF 100KB)  幼穂形成期の草丈・葉色による判定で効果的な穂肥施用を行う。 
2012-15  水稲害虫フタオビコヤガに対するディアナ剤を含む育苗箱施用剤の防除効果(PDF 253KB) 移植3日前~移植時に薬剤50g/箱を処理するだけで、高いフタオビコヤガ防除効果と長い残効が得られる。 

平成22年度成果情報カード(2011年発表)

情報番号 題名 概要 
2011-01 高温年における玄米品質が優れる水稲中生系統「鳥系88 号」の育成(PDF 20KB) 高温年における玄米品質が優れ、アミロース含有率がコシヒカリよりやや低い水稲中生系統「鳥系88 号」を育成した。 
2011-02 水稲中生系統「鳥系88号」の選定(PDF 62KB) 日本晴熟期の中生系統として、「日本晴」に比較して同等以上に倒伏に強く、外観品質が優れ、「きぬむすめ」に比べて白葉枯病に強く、「コシヒカリ」並の良食味の「鳥系88 号」を選定した。 
2011-03 食味を重視した水稲準奨励品種「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」の栽培法(PDF 1,499KB) 「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」は、収量を確保し玄米中蛋白質含有率を低く維持するために、5月下旬移植、栽植株数は坪60 株程度、施肥はNkg/10a で基肥4kg・穂肥Iは幼穂1mm 時に2kg・穂肥II無施用が望ましい。整粒率70~75%になる時期の出穂後積算温度および精玄米歩合は、「ヒカリ新世紀」が約983~1,107℃・93~94%、「ゆめそらら」が約916~1,011℃・94~95%である。 
2011-04 飼料用米品種「北陸193号」の特性と栽培法(PDF 361KB) 多収米品種「北陸193 号」は「日本晴」に比較して、穂数は少ないものの穂長が長く多収であり、増肥栽培でより増収し、基肥一発肥料の施用も可能である。移植栽培では移植時期は6月中旬まで、栽植密度は坪当たり40 株以上とし、直播栽培も可能である。  
2011-05 稲発酵粗飼料(WCS)用品種「たちすずか」の選定と直播特性(PDF 808KB) WCS用品種として、短穂で倒伏に強く、全重の大きい「たちすずか」を選定し、耕起乾直における直播特性を把握した。 
2011-06 二条大麦(ビール麦)の新品「しゅんれい」の特性と栽培法(PDF 1,394KB) 短稈で耐倒伏に優れ、多収、良品質の二条大麦(ビール麦)「しゅんれい」を選定した。 
2011-07 積算気温を用いたコシヒカリの有機質肥料による穂肥施用時期の簡易判定法(PDF 272KB) 有機質肥料を用いたコシヒカリの穂肥施用時期の簡易な判定法として移植後の日平均気温の積算値(1000 ℃~ 1100 ℃)を用いることが可能で、従来法と同等の収量・品質を確保できる。また、通常穂肥に使用されているなたね油粕の代替としてフェザーミール主体の高窒素有機質肥料を施用しても生育・収量は同等である。 
2011-08  イソチアニル含有の育苗箱施用剤によるイネいもち病およびイネ白葉枯病の省力防除法(PDF 1,654KB) イソチアニルを有効成分とする育苗箱施用剤(50 g/箱)を、播種時覆土前~移植当日に処理することにより、高い葉いもち防除効果が得られる。また、本剤の移植当日処理によって、白葉枯病に対しても実用的な防除効果が得られる。 
2011-09  水稲害虫フタオビコヤガのフェルテラ剤またはスピノ剤を含む育苗箱施用剤による防除法(PDF 695KB) フェルテラ剤(クロラントラニリプロール0.75%)またはスピノ剤(スピノサド1.0%)を含む育苗箱施用剤の播種時覆土前〜移植当日処理は、フタオビコヤガに対して優れた防除効果を示し、実用的な防除効果が8 月上旬まで持続する。 
2011-10  斑点米カメムシ類(アカスジカスミカメ)の要防除水準の改訂(PDF 2,225KB) 鳥取県の最重要斑点米カメムシ類であるアカスジカスミカメの防除要否の判断は穂揃い期〜出穂7 日後に行い、要防除水準は50 回振りすくい取り虫数6 頭とする。 
2011-11  農業試験場で製作した「チェーン除草機」の特長と除草効果(PDF 1,208KB) 短く切断したチェーンをスダレ状に等間隔で金属製バーに配置した「チェーン除草機」を製作した。この除草機は移植後3日目の除草作業においても水稲苗に被害を及ぼすことはなく、ほ場の条件によっては無処理区比30%程度まで雑草量を抑制することが可能である。 
2011-12  水稲有機栽培におけるイネミズゾウムシの耕種的防除体系(PDF 178KB) 有効積算温度によって予測したイネミズゾウムシ水田侵入終期以降に水稲を移植し、さらに、移植直後に畦畔際へ障壁(あぜなみシート等)を設置することにより、成虫寄生数、成虫食害度および幼虫寄生数が減少する。 
2011-13  鳥取県内の水稲有機栽培実践事例における収量実態と収量に影響を与える要因(PDF 385KB) 本県における水稲有機栽培の平均収量は348kg/10aであり、その分布は300kg~480kg/10aが中心である。収量にはm2当たりの穂数及び籾数が大きく影響しており、その水準の低さが収量水準を引き下げている。また、雑草害が有機栽培の収量水準を引き下げる要因となっている 
2011-14 鳥取県内の水稲有機栽培実践事例における雑草発生実態と問題となる雑草草種の埋土種子量(PDF 347KB) 本県の水稲有機栽培の現状において、問題となる雑草草種はノビエ、コナギ、ホタルイであり、実践される除草技術によって、その残存量に特徴が見られる。また、雑草残存量は除草技術のほかに埋土種子量にも影響を受けている。 
2011-15  鳥取県内の現地に見る水稲有機栽培の実践技術(PDF 374KB) 現地で水稲の有機栽培を実践する事例では、育苗、本田施肥、雑草対策及び病害虫対策において様々な技術が実践されており、これらの技術内容は有機栽培を実践する上での参考となる情報である。 
2011-16 発酵鶏糞のコシヒカリにおける基肥施用効果(PDF 133KB) 分施体系の基肥に発酵鶏糞を使用する場合の施用量150kg/10a と判断される。 
2011-17 イネ内穎褐変病の生物防除に利用できる微生物の発見(PDF 2,723KB) 水稲の玄米・種子の品質を低下させるイネ内穎褐変病に対して、生物防除に利用できる微生物を発見した。本微生物は稲わらから分離した非病原性細菌であり、本細菌の水懸濁液を出穂前日~出穂4日後のイネに噴霧することによって、化学合成農薬と同等以上の高い防除効果が得られる。 
2011-18  耕作放棄地の復田における「明渠施工とその埋め戻し、踏圧」による畦畔漏水低減効果(PDF 1,296KB) 「明渠施工とその埋め戻し、踏圧」作業を組み入れた一連の復田作業を行うことにより、畦畔周辺からの漏水を大幅に低減できる。

平成21年度成果情報カード(2010年発表)

情報番号 題名 概要 
2010-01 水稲早生短稈品種「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」の選定(PDF 724KB)  コシヒカリ熟期の早生短稈品種として、短稈で倒伏に強く、良食味で多収の「ヒカリ新世紀」および「ゆめそらら」を選定した。 
2010-02 ハトムギ有望品種「あきしずく」および「九州3号」の選定と栽培法(PDF 1,663KB)  県に適するハトムギ品種として、葉枯病に強い「あきしずく」および「九州3号」を選定した。窒素肥料として、全量基肥施用のリニア140 日タイプを用いると、分施に比べて同等以上の収量となり、収益向上を図ることができる。 
2010-04 短稈・極早生・大粒の水稲酒造好適米新系統「鳥系酒87号(品種登録出願名称:鳥姫)」の育成(PDF 1,267KB)  短稈・極早生・大粒・穂発芽性難の醸造適性を持つ水稲酒米新系統「鳥系酒87号(品種登録出願名称:鳥姫)」を育成した。 
2010-05 イネいもち病に対する新規育苗箱施用剤(ファーストオリゼプリンス粒剤10)のは種時覆土前処理の防除効果(PDF 1,441KB)  プロベナゾール20%を有効成分とする育苗箱施用剤(商品名:ファーストオリゼプリンス粒剤10)を、播種時覆土前処理(50g/箱)することにより、高い葉いもち防除効果が得られる。 
2010-06 灌漑水塩分濃度が「コシヒカリ」の生育、収量に与える影響(PDF 738KB)  安定した水稲生産を行うための灌漑水中の塩分濃度(Cl -)の上限は、移植後3週間では300ppm、それ以降は500ppm である。 
2010-07 転換畑ダイズを連作した場合の土壌変化と収量・品質の推移(PDF 406KB)  ダイズ連作により、土壌の全炭素、可給態窒素、交換性加里、全リン酸は減少し、可給態リン酸は増加する。また、全炭素、可給態窒素の減少量は不耕起栽培に比べ耕起栽培で大きい。病害虫の大きな被害を受けない条件下で収量、品質に低下傾向は見られない。 
2010-08 水田転換畑白ネギ栽培における広幅心土破砕処理の効果(PDF 560KB)  水田転換畑初年目に、慣行の額縁明渠施工に加え広幅心土破砕処理を行うことで、ほ場排水性が改善され、初年目の収量は慣行を大きく上回り、収益性は向上する。