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と畜場でよく見られる病変(豚)

豚のと畜検査で見られる病変の一部を紹介します。
  

豚流行性肺炎:SEP

SEP1SEP2 

 豚マイコプラズマ性肺炎(MPS)に特徴的な病変で、肺の前葉、中葉など頭側の肺葉に境界明瞭な左右対称性の桃色・透明感のある病巣を形成するもの。

胸膜炎

 胸膜炎の写真
肺表面に繊維素が析出し、重度のものでは胸膜・横隔膜との癒着が著しく、肝臓・心臓の癒着を伴うものもある。

豚ヘモフィルス性肺炎(APP性肺炎)

APP1APP2
 「豚胸膜肺炎」とも呼ばれ、「アクチノバチルスプルロニューモニエ(APP)性肺炎」とも呼ばれます。肺は硬結感のある結節状の病巣を示し、肺表面には繊維素が析出し、胸膜と癒着する。結節の切断面は、出血や膿の貯留が認められる。
  

寄生肝

寄生肝2豚回虫
 豚回虫の幼虫の寄生により、肝臓が線維化し、白濁及び斑点状に白くなっているもの。写真右は腸管から出た豚回虫の成虫。

その他

その他、包膜炎、肝炎、褪色肝、肝硬変に分類しています。
  

水腫

水腫1水腫切除後
 筋肉が水っぽく、やや透明感をおびた状態のもの。割面はゼリー状で透明な液が漏出する。炎症などにより血管の透過性が亢進するためにおこる。写真右は部分的に切除された後のようす。

筋肉膿瘍

膿瘍膿様2
全身の各所に膿瘍ができ、腫脹したもの。おもに、Arcanobacterium pyogenesの感染によるものが多い。部分的に切除されるが、全身に症状が見られる場合には全部廃棄となる。

関節炎

関節炎の写真関節炎切除後の写真
炎症により関節周囲に関節液が貯留し、著しく腫脹したもの。写真右のように関節部分を大きく切除することとなる。

腎炎

腎炎の写真
腎臓に出血等の炎症像や壊死、嚢胞の形成など異常の見られるものは廃棄となる。写真は、全体に点状の出血が見られる腎炎。

ミコ症

ミコ症の写真
ミコバクテリウムんお感染によるもの。リンパ節中に米粒大~小豆大のチーズ様の乾酪結節を形成する。全身に感染が疑われる場合には全部廃棄となる。写真は腸間膜リンパ節中の乾酪結節。

腸炎

腸炎1腸炎2
小腸・大腸に出血が著しいもの

心外膜炎

心外膜炎の写真
心臓の表面に線維素が析出し、なめらかでないもの。