令和4年度鳥取県文化奨励賞受賞者 井田幸昌氏の個展が米子市で開幕!

 令和4年度に鳥取県文化奨励賞を受賞された画家・現代美術家の井田幸昌さんの個展「Panta Rhei | パンタ・レイ ー世界が存在する限りー」が、令和5年7月22日(土)、米子市美術館で開幕しました。

 開幕日当日と、展示の様子をご紹介いたします。

 会期は、8月27日(日)までです。

 ぜひご来場ください。

  

井田幸昌展「Panta Rhei | パンタ・レイ ー世界が存在する限りー」開幕!

 昨年、鳥取県文化奨励賞を受賞されたアーティスト・井田幸昌さんの、国内美術館初の個展が7月22日、米子市美術館において開幕しました。

 オ―プニングは、井田さんの勢いを反映し、幅広い年代の多くの方が来場され、エントランスホールは熱気に溢れていました。

 4つの展示室に、井田さんの原点やターニングポイントとなった時や人に係る作品などが展示されています。午前中は、井田さんから各展示室で作品について説明があり、参加者の多さに会場によっては2回に分けて実施されるなど、関心の高さがうかがえました。

 

 少しご紹介しますと、1階・第1展示室の3体の立体物は、天照大神、素戔嗚尊(須佐之男命)、月夜見尊(月読尊)とのこと。井田さんの説明にもありましたが、(イザナギが黄泉の国に行き、戻ってきたときに禊を行い、)左目を洗ったときに生まれたのが「天照大神」、右目を洗ったときに生まれたのが「月夜見尊」、鼻を洗ったときに生まれたのが「素戔嗚尊」。お話しを聞くと立体物の特徴に頷けます。

 「海外」というイメージが強かったので、極めて日本的な古事記がテーマというのが驚きでしたが、神話が多い山陰で生まれ育たれたということも、どこか影響されているのでしょうか、興味深くお話を聞きました。ちなみに素戔嗚尊は展示会1週間前に完成したということで初披露の作品です。

 

 2階の第3展示室には、井田さんに関係のある方の人物を描かれているとのこと。井田さんに影響を与えた、お父様の親友であったアメリカの彫刻家・故ロバート・シンドルフ氏。亡くなられたことを知り、奥様に会いに行き奥様の写真を撮らせていただいて制作されたとのこと。ロバート氏夫婦の作品が並んで展示されています。井田さんのお人柄とともに、この出会いが井田さんにとってどれほど影響が大きかったのかを感じさせます。

 なお、この展示室の作品のほとんどは海外に・・・と言われていましたので、作品を鑑賞できる貴重な機会となるのではないでしょうか。

 

 井田さんの過去、現在、そしてこれらからを感じさせる展示会です。ぜひ、多くの方が鑑賞ください。

展覧会の概要

井田幸昌展「Panta Rhei | パンタ・レイ ー世界が存在する限りー」

 鳥取県出身で、画家・現代美術家として世界的に活躍する井田幸昌氏の、国内美術館では初の個展。これまでの絵画作品、立体作品から最新の作品までを一同に展観する。

会期

令和5年7月22日(土)から8月27日(日)

 開館時間:10時から18時(最終入場17時半) 休館日:水曜

会場

米子市美術館(米子市中町12番地)

主催

米子市、米子市教育委員会、(一財)米子市文化財団、米子市美術館

「Panta Rhei|パンタ・レイ -世界が存在する限り-」公式サイト

米子市美術館 公式サイト

  

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