受賞者
大成工業株式会社(米子市)
活動名
インド国環境配慮型汚水処理施設の導入にかかる普及・実証事業
活動の概要
インドでは約6億人が屋外排泄をしており、汚水の適正処理が不十分なため土壌や公共用水域の水質汚染の拡大、下痢症等の健康被害が発生している。自社で開発し日本国内550カ所以上に実績のある無電源・無放流で効率性の高い排水処理技術を用い、インドの衛生環境の改善、市民の衛生意識向上、女性の雇用創出への貢献を目的として活動に取り組む。
活動の資料(応募書類)
(PDF:91kb)
審査会での評価のポイント
・優れた自社技術を用いてSDGsのコアとなる問題を解決しており、国内外のコラボレーションの裾野も広く、素晴らしい取組である。
・技術を導入して終わりではなく現地での雇用の循環を生み出すという視点にも感銘を受けた。
・自社のビジネスと社会に役立つ技術が融合しており、まさにビジネスとSDGsの目的が一体化している取組である。
・電気を使わずに汚水処理ができるということで山岳小屋やICなど、国内でも使用されている点を高く評価したい。
・汚水処理管理が簡単で、安価な設備投資で可能であり、同様地域への世界貢献を鳥取からやっていける。世界的に見ても、意義のある取組である。

受賞者
流通株式会社(倉吉市)
活動名
TEAM流通のSDGs~各所属で毎月一歩ずつ~
活動の概要
ランドセル回収・寄付活動「ランドセルFOR ALL」をきっかけとして、全社で取り組むSDGsプロジェクトに取り組む。会社全体が無理なくSDGs活動に取り組める体制をつくり、企業の経済活動として自然なかたちで事業全体がSDGs的になるように事業展開する。
活動の資料(応募書類)
(PDF:240kb)
審査会での評価のポイント
・SDGsに取り組むために社内委員会を設置し、社員ひとりひとりに自分事として捉え、取組を促す仕組みを構築している点が素晴らしい。
・「地域密着サービス業」という自社の位置付けをクリアにした上で、ランドセルプロジェクトからスタートし、地域を巻き込みながら無理のない形で社員の皆さんが一丸となって継続的に取り組んでいるところが素晴らしい。試行錯誤のプロセスも非常によく伝わってきて感銘を受けた。
・経済的に無理をせず地域に発信しており、今後の更なる発展が期待できる。このような小さな取組を地元の会社が取り組むことで大きいうねりとなり、SDGsが本当に目指すべき世界になっていくと期待できる。

受賞者
三光株式会社(境港市)
活動名
工場の未利用エネルギーを活用した海藻などの陸上養殖で、CO2削減へ
活動の概要
今まで捨ててしまっていた未利用エネルギーを活用したいという目的からサーマルリサイクルの一環である陸上養殖に取り組む。効率的に排熱エネルギーを回収できるように蒸気発電機を導入し、工場内への電力供給や、排熱を回収利用して乾燥機の熱源として利用するなど、余すことなくエネルギーを利用している。
活動の資料(応募書類)
(PDF:246kb)
審査会での評価のポイント
・未利用エネルギーを有効活用に向けた転換によりマネタイズも可能であり、極めて将来性が期待できる。
・多様な魚での試行錯誤を経て、海藻を育てることでCO2の吸収に直接つながるという発見や、うまく育たなかった際には温めるだけでなく冷やすという技術転換にもチャレンジされている点、地域とのコラボレーションなども非常に素晴らしい。
・地域の新しいブランド創出により販促開拓になる。未来の食糧難への貢献も期待できる。
