グリーン購入を通じたSDGsや脱炭素社会実現の取組を表彰する「第23回グリーン購入大賞」において、鳥取県の再エネ100宣言RE Action推進事業など脱炭素社会実現に向けた活動が評価され、「優秀賞」を受賞しました。
鳥取県は県内企業への再エネ調達の働きかけが「コミュニケーション・人材育成を通じたグリーン購入を推進する取組」という視点で評価されました。
受賞した取組内容の概略
鳥取県は再エネ100宣言 RE Action(※)アンバサダーとして、セミナーや企業訪問等により脱炭素経営への理解と転換を促すととともに、参加企業の省エネ・再エネ・EV導入を支援する補助金を創設し、県内企業へRE Actionへの参加を呼びかけ。R4年10月現在参加者数は17社で全国4位、登録企業当たりの参加数は全国1位と実績をあげている。
また、とっとりエコライフ構想により、省エネ、再エネ地産地消、スマートムーブ、森林吸収の4テーマの取組により、エコで快適なライフスタイルへの転換を提唱。地域企業・団体と連携した鳥取スタイルPPAの構築や、健康省エネ住宅(NE-ST)の普及等を通じて、地域経済の好循環と、脱炭素社会の実現を目指している。
【※再エネ100宣言 RE Actionとは】
2050年までに使用電力を100% 再エネに転換する目標を表明し行動していく国内の枠組み。国際イニシアチブ「RE100」の国内中小企業版的位置づけ。鳥取県は2019 年12 月に都道府県では初となるアンバサダーに就任。
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評価ポイント
中小企業にとって、再エネ電力調達コストや選定ノウハウの不足などの理由から、再エネ100%を目指すことは非常にハードルが高く、具体的なインセンティブや動機付けが必要となるが、企業へきめ細かいアプローチによる補助金の創設やセミナー、意見交換会の実施など積極的に活動され、RE Action参加企業を増加させた成果は大いに評価できる。(事務局コメント)
グリーン購入(持続可能な調達)を通じた、SDGsの達成、脱炭素社会の実現やサーキュラーエコノミーの実現に寄与する取組を表彰するもの。
≫第23回グリーン購入大賞結果(外部リンク)
【応募部門】大企業部門、中小企業部門、行政・民間団体部門、サプライヤーエンゲージメント部門
【応募テーマ】購入活動を通じた取組、コミュニケーションを通じた取組、製品を通じた取組
【賞の種類】環境大臣賞・経済産業大臣賞・農林水産大臣賞は、大賞、優秀賞 計11団体が受賞
【主催】 グリーン購入ネットワーク(GPN)
【後援】 環境省、経済産業省、農林水産省、消費者庁、日本経済団体連合会、読売新聞社、毎日新聞社、日刊工業新聞社、日経BP、東洋経済新報社、株式会社共同通信社、環境新聞社、Sustainable Brands Japan (SB-J)