補助金活用事例の紹介

本補助金の活用事例をご紹介します。

  

○マスクの作成・配付

事業者名 特定非営利活動法人 西部ろうあ仲間サロン会(米子市)
事業名称 鳥取県内の聴覚障がい者に関わる方々に透明マスクを送ろう!
事業目的

 新型コロナウイルス感染拡大防止策としてのマスク着用により、対面でコミュニケーションを取る際相手の表情や口の動きを読み取る聴覚障がい者にとって、日常のコミュニケーションを阻む状況が生じた。また、手話通訳者は通訳時に口の動きが見えるようマスクを着脱する必要があり、業務上で感染のリスクがあった。

 これらの問題を解決するため、県に登録している聴覚障がい者等意思疎通支援事業に関わる登録者や、鳥取県立鳥取聾学校の教職員・児童生徒に塩化ビニール製の透明マスクを寄付することで、円滑なコミュニケーションと新型コロナウイルス感染拡大防止の一助となることを目的とする。

事業実施時期 令和2年5月~6月
活動内容 

 作製した透明マスクは、鳥取県に300枚、鳥取県立鳥取聾学校に50枚を寄贈。県に登録している手話通訳者、手話奉仕員、要約筆記者、要約筆記奉仕員、盲ろう者通訳介助員、鳥取聾学校の教職員及び生徒等へ配付された。

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写真:作製した透明マスク、寄贈式の様子

支援を受けた人の声

・着け心地に違和感がなく、コミュニケーションも非常に取りやすい。

・大変着けやすい。呼吸もスムーズだし、工夫された効果が出ている。

・軽くて友達の顔もはっきり見えるので普通のマスクより良い。休憩時間に友達と話すときや、授業で使いたい。

 

事業者名 夢ちゃん (湯梨浜町)
事業名称 マスク作成配布支援
事業目的  新型コロナウイルスの影響により、マスクが不足している湯梨浜町社会福祉協議会施設に、マスクを作製し寄贈する。
事業実施時期 令和2年6月 
活動内容

 ボランティア参加者で役割分担し、各自でマスクの作製作業を行った。完成したマスクはボランティア参加者全員で湯梨浜町社会福祉協議会に届け、その後関係する施設(デイサービスセンター、介護事業所など)に配付された。

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写真:作製したマスク、寄贈時の様子

支援を受けた人の声  施設の利用者と職員で使わせていただいています。いつ、新型コロナウイルスの第2波が来るかわからないので、皆さん大変喜んでおられます。ありがとうございました。

 

事業者名 特定非営利活動法人 大山綿の花 (米子市)
事業名称 明道校区の未就学児にマスク支援
事業目的  新型コロナウイルス感染拡大により子ども用マスクが不足している状況を受け、NPO事務所周辺地区の保育園児を対象に、耐久性に優れた手作りの布製インナーマスクを提供する。また、保護者がマスク購入時にお店で感染するリスクを軽減させる。
事業実施時期 令和2年6月~7月 
活動内容

 6月1日~7月10日にかけて手作りマスクを約200枚作成し、3か所の保育園の園児及び職員に配付した。

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写真:作製したマスク、配付先からのお礼

支援を受けた人の声

・涼しく、着け心地が良い

・大切に使いたい

・軽くて、着け心地が良く、これから暑くなる夏にとてもいいマスク

 

事業者名 湯梨浜町東郷赤十字奉仕団(湯梨浜町) 
事業名称 コロナに負けない!子ども用マスク配布事業 
事業目的   新型コロナウイルスの感染防止のため、特に子ども用のマスク不足の解消を望む湯梨浜町東郷地区のこども園・保育園、保護者から要望を受けて、子ども用マスクを作製し配付する。 
事業実施時期 令和2年6月~7月 
活動内容

 ボランティア参加者で公民館に集まり、役割分担した上で142枚のマスクを作製した。

 完成した子ども用マスクは湯梨浜町東郷地区内3か所のこども園・保育園及び湯梨浜町役場子育て支援課に配付した。

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写真:マスク作製の様子、作製したマスク

支援を受けた人の声

・子ども達が新型コロナウイルスに感染しないよう、感染防止対策をしっかりとして、マスクや手洗いが習慣になるようにしたい。

・子どもが喜びそうな柄のマスクで嬉しい。

 

事業者名 大御門地区まちづくり委員会(八頭町) 
事業名称 大御門地区高齢者に対するマスク配布・訪問活動事業 
事業目的  新型コロナウイルスの感染拡大について、秋季・冬季に第二波、第三波が到来する事が予想される。これに備え、マスクが手に入りにくい八頭町大御門地区内の高齢者や障がい者のために手作りのマスクを作製し配付する。併せて、この活動を通じて生活の中での困りごと等を聞くことにより、コロナに負けない地域のつながりを深める。 
事業実施時期 令和2年6月~9月 
活動内容

 20名(延べ53名)のボランティア参加者で役割分担し、作業を実施した。地区内の高齢者や障がい者など、見守りや配慮が必要と思われる方々の自宅を訪問しマスクを配付した。

 マスクを渡す際には、日常やコロナ禍において不便に感じている事などについて聞き取りを行い、地域の絆を深めた。

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写真:作製したマスク、訪問活動の様子

支援を受けた人の声

・公共交通機関の利用などを避ける中で、マスクを買いに行くことが容易ではなく、貰うことができて嬉しい。

・コロナ禍で外出を控えているため、他の住民とのコミュニケーションの機会が減っており、このような機会に交流ができることは嬉しい。

 

事業者名 立川町三丁目子供会(鳥取市) 
事業名称 マスクで繋ごう地域の絆~いつもお世話になっている地域の方へ手作りマスクをプレゼント~
事業目的

 終息の見通しが立たない新型コロナウイルスについて、気温が下がる秋・冬へ向けて一層感染予防の対策が必要となる。このような状況で、地域の高齢者の方から「マスクがないと外出できない」「マスクが無くなると不安」という声があった。

 そこで、小学校の夏季休業期間を利用して、小学生が手作りマスクを作製し、普段登下校を見守ってくださっている町内の方や外出を控えている高齢者の方へプレゼントする。

事業実施時期 令和2年8月~10月 
活動内容

 感染防止のため、マスクの作製は集合形式ではなく各家庭にて行った。夏休み期間では十分な量が確保できなかったため、10月まで活動し合計150枚のマスクを作製した。完成したマスクは感染防止のため立川町三丁目町内会に贈呈し、町内会を通じて町内の高齢者に配付された。

 この活動を通じて、町内の高齢者の方々のコロナウイルスに対する不安を解消するとともに、子ども達は普段お世話になっている町内の方々に自分たちが作ったマスクを届けるという貴重な経験を得ることができ、手作りマスクによって地域の絆を強固に繋ぐことができた。

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写真:作製したマスク、贈呈時の様子

支援を受けた人の声

・子ども達が必死に縫ってくれた様子が目に見えて分かる。

・着け心地がとても良さそうで、これからの時期に活躍してくれそう。

・このマスクを着けてコロナやインフルエンザに気を付けて、元気に頑張りたい。

 

事業者名 境地区民生児童委員協議会 (境港市)
事業名称 境港市障がい児(者)育成会へのマスク・エプロン作成~深めよう!!こころとこころの絆~
事業目的  市内観光地や施設等で清掃業務に従事する境港市障がい児(者)育成会の会員等へエプロンを、また、育成会がトランポリン教室、水泳教室を実施する際に必要なマスクを作製して贈ることで感染予防と精神面での安定に繋げる。
事業実施時期  令和2年7月~10月
活動内容  ボランティア参加者10名は、計19回にわたって製作活動を行い、200枚のエプロンと660枚のマスクを作製した。出来上がったエプロンとマスクは境港市障がい児(者)育成会の会員および市内就労継続支援B型事業所まつぼっくり事業所へ寄贈した。

また、製作活動日には育成会との会話の機会(相談窓口)を設け、家族の心の負担軽減にもつながった。

 新型コロナウイルス感染防止のためボランティア参加者の検温、手洗い、マスクの着用と手指消毒を徹底した。

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写真:エプロン作成中の様子、贈呈式の様子

支援を受けた人の声

 (境港市障がい児(者)育成会会員の家族のコメントより一部抜粋)

 感染予防対策を講じる中で、息子はコロナや現在の状況を理解する事が難しく、マスクを着ける理由がわからないため、着けてもすぐに外してしまいます。また、マスクを着けられないので外出を控えるようになりました。そんな中、息子は事業所で清掃業務にあたりますが、可愛い絵柄のエプロン、最近流行の鬼滅の刃の柄のマスクの贈物に喜びを感じ、今ではエプロン、マスクの洗濯が乾くのを楽しみに待って、喜んで業務にあたるようになりました。

  

○配食支援

事業者名 とんかつ専門店 とん吉 (湯梨浜町)
事業名称 ひとり親家庭を対象とした とん吉特製弁当の無償提供事業
事業目的  新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、収入が減少し、経済的に困難な状況にあるひとり親家庭を”食”で支援・応援するために、栄養バランスを考慮した特製弁当を提供する。
事業実施時期 令和2年6月 
活動内容

 6月28日に他のボランティア団体と協力し、事業を実施。衛生面に配慮し、弁当は作り置きせずその都度調理し、テイクアウト形式で提供した。当日は40食の弁当を作製し、全て提供した。

 活動実施にあたっては感染予防のため、スタッフの体調管理やマスクの着用、手洗い、アルコールでの手指消毒などを徹底した。また、来客は店外に設置したテントにて受付し、整理券を配布、間隔を空けて設置した椅子で待機してもらうなど、3密を避けることも心がけた。

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写真:メニュー、作製したお弁当

支援を受けた人の声

・とっても楽しみにしていました。子どもがとんかつが大好きなので、このようなイベントをして下さって感謝しています。

・子ども達が楽しめるようにしてあり、良いと思った。

・とても助かる企画だと思います。

 

事業者名  ※中部地区(倉吉市)の個人 
事業名称 テイクアウト子ども食堂
事業目的

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鳥取県内でも小中学校が臨時休校となっている中、子どもの食事の準備の負担が増大し、生活に困っている保護者のために、鳥取県内の食材にこだわった安心なテイクアウト弁当の提供を行うことで負担を軽減する。

事業実施時期 令和2年5月~11月
活動内容

 一人親家庭、子どもが沢山いる家庭等、様々な理由で支援が必要な方を対象に、公民館等の施設を利用して、鳥取県産の食材を使用した手作りの「安心・安全・美味しく・楽しい」弁当を計5回延べ152食作成し、配布した。

 新型コロナウイルス感染防止のため、調理に携わる者の体調管理、手洗い、手指消毒、使い捨て手袋の使用のほか、調理室の換気を行いながら調理した。

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写真:作製したお弁当

支援を受けた人の声

 今日とても美味しいお弁当が届きました。豪華なちらし寿司に大好きな唐揚げとお団子に子ども達も大喜びでした。私はカニが大好きなのでメッチャ嬉しかったです。ごちそうさまでした。本当にありがとうございました。


  

○ストレス解消

事業者名 ※中部地区(倉吉市)の個人
事業名称

作品づくりを通してダウン症の子どもたちに心がほっとする場を提供する事業~えがおいっぱいになぁれ!~

事業目的   新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染リスクの高いダウン症児とその家族は外出自粛や感染症予防対策に努めているが、今までの日常と異なる生活により子ども達からは疲れやストレスを感じている様子がうかがえた。

 そのような中で、ダウン症児のいる家族から安心できる環境でリフレッシュできる機会を望む声があったため、作品づくりを通して心がほっとする場を提供するとともに、1回目の作品づくりで作った作品を高齢者にプレゼントすることで受け取った方々を元気、笑顔にする。

事業実施時期  令和2年10月~11月
活動内容

 ダウン症の子どもとその家族を対象に、計2回の作品づくりの場を提供した(延べ32名が参加)。また1回目の活動で作成したポストカードを、倉吉市内の高齢者サロンの参加者(14家庭)に贈呈した。

 新型コロナウイルス感染防止のため、参加者同士の間隔が2m程度確保できるよう広い会場を用意し、活動中は常時換気を行ったほか、参加者に活動前後の検温を行い、手指消毒とマスクの着用を呼びかけた。

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写真:活動の様子、作製したポストカード

支援を受けた人の声  【1回目】「いろあそびをしよう」(ポストカード作成)

・色々な色を混ぜて遊べて面白かった。

・親子で集中して過ごせる時間を持てて良い時間を過ごせた。

・久しぶりに親子でゆっくりできた。

【2回目】「ミニクリスマスツリーを作ろう」

・かわいいクリスマスツリーが作れて良かった。

・家庭で作ろうと思うと準備が大変で出来ないので、良い機会だった。

・このような落ち着いた時間を過ごすということを忘れていたような気がする。リフレッシュすることができた。

【ポストカードを受け取った高齢者の感想】

・小さい子どもに会えて元気をもらった。

・ポストカードに書いてあるメッセージが良かった。

・きれいなポストカードを頂き嬉しい。大切にしたい。

  

○学習支援

事業者名 子ども文庫Pippi&Lotta(鳥取市)
事業名称 子ども文庫運営事業
事業目的  新型コロナウイルスの流行により、公共図書館の閉館や休校が相次ぎ本を借りられる場所が極端に減少する状況が生じる中、本の貸出を求める声が多くあった。そこで、自宅の一室を開放して開設している私設の図書館(家庭文庫)で、予約制利用やドライブスルー方式での本の貸出・返却を実施する。
事業実施時期  令和2年7月~12月
活動内容

 1家庭あたり10冊の本を選書し、ドライブスルー方式による貸出・返却を行ったほか、状況によっては室内へ案内したが、同時に2組以上の案内は極力行わず、1組がゆったりと利用できるようにした。事業期間中、延べ248名が文庫の本を利用した。

 上記のような新型コロナウイルス感染防止策に加え、図書館利用者へマスクの着用と手指消毒の呼びかけ、本の消毒などを行った。
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写真:子ども文庫内

支援を受けた人の声

・管理が徹底されており、安心して利用することができた。

・予約制でゆったり本を選び過ごすことができた。

・ドライブスルーでの貸出が面白く、利用しやすかった。

・公共図書館や学校での貸出がしにくい時期に本を借りることができてよかった。

  

最後に本ページの担当課    鳥取県 地域づくり推進部 県民参画協働課
   住所  〒680-8570
            鳥取県鳥取市東町1丁目220
   電話  0857-26-77510857-26-7751    
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