【展示は終了しました】青谷横木遺跡から出土した「勧請板」を展示します!

田下駄に再利用された勧請板(かんじょういた)

  出土した勧請板の画像 勧請板実測図
 
 青谷横木遺跡から出土した平安時代の勧請板(般若心経を書写して集落の入り口や門に掲げ、五穀豊穣や無病息災を祈願した板)が、この度、奈良文化財研究所での保存処理を終え戻ってきましたので、鳥取県立博物館で開催中の『歴史の窓』コーナーにて展示公開します。  
 青谷横木遺跡では国宝高松塚古墳壁画に次ぐ全国2例目となる「女子群像」板絵や仏形など重要な発見が相次いでいますが、勧請板で平安時代にさかのぼるものは珍しく、古代の地方社会における仏教のあり様を考えるうえで大変貴重な資料です。
 なお、展示に併せて文化財主事によるギャラリートークを下記の日程で行いますので、ぜひお越しください。

展示期間

平成30年4月21日(土)から平成30年5月6日(日)まで

※「歴史の窓」コーナーでは3月27日より「女子群像」板絵など青谷横木遺跡 の出土品を展示しています。これに加えて新たに「勧請板」を展示します。
 
開館時間や休館日は 、県立博物館のホームページをご確認ください。

会場

鳥取県立博物館 1階 歴史・民俗展示室 「歴史の窓」コーナー

ギャラリートーク

  平成30年4月22日(日)第1回:午後1時から午後1時30分まで
               第2回:午後3時から午後3時30分まで
       4月29日(日)第1回:午前11時から午前11時30分まで
               第2回:午後1時30分から午後2時まで
       5月 3日(木)第1回:午後3時5分から午後3時35分まで
       5月 6日(日)第1回:午前11時から午前11時30分まで
               第2回:午後1時30分から午後2時まで

勧請板のもつ歴史的意義

(1)出土した勧請板は承和12年(845年)3月17日に般若多心経を34巻書写したことを記したもの。石川県堅田B遺跡(1251年・1263年)、滋賀県松原内湖遺跡の出土品(1331年)や『一遍上人絵伝』(1299年)、『三国伝記』(1407年)など、主に鎌倉時代以降の絵巻物や文献にみられ、平安時代以前に遡る資料は極めて珍しく、よって資料的価値が高い。
(2)「糸井広女」・「糸井広成」・「某部鴨取」の3名の発願主が記されており、これまで文献資料では知られていなかった有力氏族が青谷地域(勝部郷・日置郷)に存在していたことが初めて分かった。
(3) 山岳文様のある銅板や仏人形とともに遺跡内における仏教活動の一端を示す資料として重要である。
(4)興味深いことに10世紀には田下駄に再利用された。通常、勧請板を田下駄にすることは考えられず、長期間にわたり日光と外気に曝され、墨書が消えていたために、田下駄の持ち主は勧請板とは気付かなかったと考えられる。
  

イベント・講座・施設見学・資料調査などのお申込み

下記をクリックしてお申込みフォームにお進みください。
イベント・講座等お申込みフォーム 

埋文センターの事業


埋文センターについて


目的から探す


関係先へのリンク