クマは初夏から夏にかけて繁殖期に入るため、特にオスは広い範囲で活発に行動します。十分注意して事故を防ぎましょう。
とにかくクマと遭遇しないこと
クマは警戒心が強く、通常は人を避けて行動していますが、人と鉢合わせすると、驚いて攻撃することがあります。クマと遭遇した時の対処方法は状況によって異なるため、まずは遭遇しないための対策を確実に行うことが重要です。
クマと遭遇しないために
- ラジオや鈴を携帯し、音を出しながら行動する
クマは嗅覚や聴覚が人より優れているため、人の接近をいち早く察知して人を避けます。
- 見通しの良い明るい場所で行動する
クマは明るい場所を避けます。
- 朝や夕方は一人での外出は避ける
クマは朝や夕方に活発に行動します。
クマを引き寄せないことも大事
人の何げない行動が、クマを引き寄せる原因になっていることがあります。次のことを徹底し、クマを引き寄せないようにしましょう。
- 家の周りや畑に生ごみを捨てたり置いたりしない。
- 柿や栗などの実は早めに収穫し、収穫予定のない木は伐採する。
- 蜂の巣は取り除く。
- キャンプや登山、渓流釣りなどで出たごみは持ち帰る。
- 山野にある墓地の供え物は持ち帰る。
クマと遭遇してしまったら
- 落ち着いて、クマから目を離さず、ゆっくり後退してその場を去る
大声を出したり、物を投げつけたりするとクマは興奮します。“死んだふり”は俗説で効果はありません。
クマの習性を理解して遭遇を避け、クマを引き寄せない環境をつくりましょう。
問い合わせ先
県庁緑豊かな自然課
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