
鳥取県中部地震で倉吉市の給食センターが被災し、市内の小中学校への給食が困難となっている中、鳥取県漁業協同組合から小中学校に温かい汁物を届けたいとの申し出がありました。
倉吉市立西郷小学校への提供を皮切りに、鳥取県漁業協同組合、田後漁業協同組合及び赤碕町漁業協同組合と県水産課等の職員が、協力して12月21日まで順次全ての倉吉市の小中学校を訪問してカニ汁の炊き出しを実施し、子どもたちに温かいカニ汁を提供されました。
11月17日(木) 倉吉市立西郷小学校

提供量:320食分
参加者:県漁協(大磯専務、岸さん、北嶋さん、小倉さん)、鳥取県職員
同校は、ウェルカニキャンペーンキャラクターのカニダーこと宇仁菅真さんの出身校でもありましたので、カニダーからの応援メッセージDVDを提供しました。視聴した子どもたちは、給食の歌などが披露されると、歓声をあげていました。
温かい汁物が週に一度しか提供されない状況の中、温かい物が非常にうれしいとたくさんのお礼の声が届きました。
12月5日(月) 倉吉市立社小学校

提供量:316食分
参加者:県漁協(北嶋さん、小倉さん、山下さん、古田さん)、鳥取県職員
昼食中は、どのクラスも黙々とカニを食べ、ほとんどのクラスで完食していました。
子どもたちからは美味しかった、ありがとうございましたとお礼の言葉をたくさんいただきました。
12月7日(水) 倉吉市立小鴨小学校、倉吉市立東中学校
○倉吉市立小鴨小学校(460食)
参加者:赤碕町漁協(中西課長、大西さん、真山さん)、鳥取県職員
子どもたちから通常の給食のカニ汁よりも身が多く入っていることで非常に喜ばれました。
○倉吉市立東中学校(340食)
参加者:県漁協(寺坂総務課長、小倉さん、北嶋理恵さん、北嶋政平さん)、鳥取県職員
すべてのクラスの食缶がほぼ空になって返ってきました。生徒から「カニ汁ありがとうございました」というお礼の言葉を直接いただきました。
12月8日(木) 倉吉市立上北条小学校、倉吉市立関金小学校

○倉吉市立上北条小学校(161食)
参加者:田後漁協(山根課長代理他2名、女性部井上部長他2名)
子どもたちはとてもおいしそうに食べていました。また、各教室の配膳に立ち会った漁協の職員に対し、子どもたちから直接お礼をいただきました。
○倉吉市立関金小学校(176食)
参加者:赤碕漁協(大西さん他1名)、鳥取県職員
赤碕漁協が提供するカニ汁は、あごだしを利用し、絶妙な風味を出していて、子どもたちもおいしそうに食べていました。各学年ともほぼ残さず食べ、調理場にまで出向いて子どもたちからお礼をいただきました。
12月9日(金) 倉吉市立高城小学校
提供量:110食分
参加者:田後漁協(山根さん他2名、田後女性部井上さん、山根さん)、鳥取県職員
子どもたちは、調理前のカニを興味しんしんで見ていました。
昼食中は、無口になってカニに向かっていましたが、温かい汁がとっても好評で、何杯もおかわりする子もいたようでした。
12月12日(月) 倉吉市立上小鴨小学校、倉吉市立北谷小学校

○倉吉市立上小鴨小学校(107食)
参加者:県漁協(大磯専務、久保利さん、岸さん)、鳥取県職員
全クラス、お汁を完食し、廊下ですれ違う生徒から「カニ汁おいしかった」と声をかけていただきました。
○倉吉市立北谷小学校(70食分)
参加者:田後漁協(山根さん、他1名)、漁協女性部(井上さん、山根さん)、鳥取県職員
漁協の職員が沖底やズワイガニの話をして、子どもたちはおいしそうに食べながら聞いていました。
12月13日(火) 倉吉市立上灘小学校
提供量:313食分
参加者:赤碕町漁協(中西さん、大西さん)、鳥取県職員
先生方から「食缶のふたを開けたときに歓声が上がった」「かにの姿があったことに驚いたようだ」とお聞きし、子どもたちにも喜んでいただけたようでした。
量が多くなってしまい残しているクラスもあったようですが、ほとんどの食缶は空になって返ってきました。学校からはカニ嫌いの子どもも「おいしかった」とのことで、喜んでいただけたようでした。
12月14日(水) 倉吉市立河北中学校
参加者:赤碕町漁協(中西総務課長、大西さん)、鳥取県職員
180リットルというお風呂のような巨大な鍋で調理しました。味はあごだしを投入したことで、しっかりとした少し濃いめの味がつき、だしもとても濃厚であったので、とても美味しかったとのことでした。子どもたちは、いつもと違い半身のカニが入っていて、カニと格闘しながらおいしそうに食べていました。
12月15日(木) 倉吉市立河北小学校、倉吉市立鴨川中学校
○倉吉市立河北小学校(427食)
参加者:赤碕町漁協(中西さん、大西さん)、鳥取県職員
当日は外での炊き出しで、400食以上もの大量のカニ汁を作りました。子どもたちはおいしそうにかぶりついていました。
○倉吉市立鴨川中学校(119食)
参加者:県漁協(大磯専務、久保利さん、岸さん)、鳥取県職員
子どもたちは調理場で片付けを手伝ってくれて、多数のお礼を言っていただきました。
12月16日(金) 倉吉市立西中学校
提供量:394食
参加者:県漁協(大磯専務、久保利さん、岸さん、岸さん(販売))、鳥取県職員
一人ずつカニが半身ついていたので喜ばれ、おいしそうに食べていただきました。また、校長先生、生徒会長からお礼の言葉をいただきました。
12月21日(水) 倉吉市立成徳小学校
提供量:158食
参加者:赤碕町漁協(中西さん、大西さん)、鳥取県職員
全学年でカニ汁のおかわりをシェアしたとのことで完食され、先生方、生徒の皆さんから、「美味しかった」「こんな美味しいのを食べたことがない」など感謝の言葉をたくさんいただきました。
県水産課からは、親がにがズワイガニのメスで年内いっぱいの漁であること、漁師の皆さんが厳しい冬の海で獲ってきてくださることなどを伝えました。子どもたちは、ズワイガニや底引き網のことなどを知っている子もおり、カニが好きな子がたくさんいることもよく分かりました。
○今回の倉吉市内中学校へのカニ汁提供の実施状況について
- 実施期間:平成28年11月17日から12月21日
- 実施校:倉吉市内の全小中学校18校
- 協力漁協:県内3漁協(鳥取県漁協、田後漁協及び赤碕町漁協)
- 延べ動員数:3漁協(58)+県(26)=84人
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延べ動員数
(漁協) |
延べ動員数
(鳥取県) |
食数 |
提供回数 |
県漁協 |
27
|
12
|
1,831
|
8
|
田後漁協 |
15
|
6
|
341
|
3
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赤碕町漁協 |
16
|
8
|
1,959
|
7
|
合計 |
58
|
26
|
4,131
|
18
|
NPO法人あゆみ(ぎんりん グループ)が、11月4日(金)から11月17日(木)まで倉吉市内の小中学校の生徒約4,200名に学校給食の無料支援を行いました。
鳥取県中部地震で倉吉市の給食センターが被災し、学校給食の提供が困難になっている状況を知り、NPO法人あゆみが支援を申し出られました。
キッチンカーを利用して市内18校に心のこもったハンバーグカレーが届けられました。
○日程
- 11月4日(金)西郷小学校、上北条小学校
- 11月7日(月)河北小学校
- 11月8日(火)河北中学校
- 11月9日(水)灘手小学校、関金小学校、明倫小学校
- 11月10日(木)成徳小学校、上灘小学校
- 11月11日(金)西中学校
- 11月14日(月)社小学校、久米中学校
- 11月15日(火)小鴨小学校
- 11月16日(水)上小鴨小学校、鴨川中学校
- 11月17日(木)高城小学校、北谷小学校、東中学校
○西郷小学校(倉吉市下余戸114番地)での給食支援の様子
屋外で準備をしている様子

子どもたちがハンバーグカレーを楽しみに待っています
こどもたちがおいしそうにハンバーグカレー、フレッシュサラダを食べています
全国交流物産展in新橋(10月27日~28日)での鳥取県中部地震で落ちた梨の無料配布
東京都港区では、鳥取県中部地震で落ちた梨を約2,200個購入し、学校給食での提供のほか、全国交流物産展in新橋の北栄町ブースにおいて無料配布されました。
「お台場」つながりで交流がある鳥取県北栄町と連携し、落下してもかわらないおいしい梨をアピールするとともに義援金も募集し、多くの温かい志が寄せられました。
北栄町職員によると、来場者からの募金や励ましのお言葉、支援していただいた港区職員の方の親切な対応を、大変心強く、温かく感じたとのことです。
全国交流物産展in新橋の北栄町ブースには多数の方が来場
新橋駅SL広場のステージでの風評被害払拭PRの機会の提供
東京都港区のご厚意により、風評被害払拭のため、新橋駅前SL広場に設置されたステージにおいて、平井知事及びとっとり元気復興キャラバン隊が、元気な鳥取県をPRしました。

新橋駅前SL広場ステージでの風評被害払拭・被災生産者応援トッププロモーションの様子
東京都港区から見舞金及び義援金が贈呈されました!
武井港区長から災害見舞金及び義援金、うかい港区議会議長から災害見舞金が前田鳥取県東京本部長へ贈呈され、前田本部長から区長、議長など訪問された皆様に対し感謝の言葉を述べました。
東京都港区の皆様、ありがとうございました。
○見舞金贈呈式
日時:11月4日(金) 13時~13時15分
場所:鳥取県東京本部(東京都千代田区平河町)
贈呈者:武井雅昭東京都港区長、うかい雅彦東京都港区議会議長
※その他、港区高橋防災危機管理室長ほか4名が来訪されました。

武井港区長から前田本部長へ目録の贈呈 うかい港区議長から前田本部長へ目録の贈呈
徳島県のキャンペーントラック「新鮮なっ!とくしま」号により、10月29日と30日に倉吉未来中心の駐車場で、炊き出しが行われました。
飯泉徳島県知事も参加され、徳島県の郷土料理「そば米雑炊(徳島県の地鶏「阿波尾鶏」、そばの実、野菜など徳島県の食材が入っている)」やなると金時入りぜんざいなどがふるまわれました。
徳島県の温かいおもてなしに、被災者やボランティアの方々は、地震後の疲れが癒やされたと、とても感謝されていました。
また徳島県からは、倉吉市内の学校給食用として、学校給食センターに食材(県産にんじんジュース、阿波尾鶏入りレトルトカレー)を提供していただきました。 徳島県の皆様、ありがとうございました!
飯泉徳島県知事がぜんざいを配布 (青いはっぴが飯泉知事)
徳島県の郷土料理「そば米雑炊」