毎日砂丘を歩いているレンジャーだからこそ知っている「季節ならではのおすすめスポット」を紹介します。
おすすめ砂丘マップ 砂嵐編[PDF]
鳥取砂丘は風によって運ばれた砂が堆積してできました。 これだけの砂を運んだ風とはどのような嵐? 砂丘をつくった冬の風を体感するなら強風の日! 強風で砂が舞い上がっています。 気象台で強風と呼ばれる毎秒10mを超える風が吹くと、砂が激しく動きます。 強風で飛ばされないよう必死! 毎秒20mもの強風が吹くと景色がかすみ、 目が開けられないほど。 馬の背斜面では、飛ばされた砂がまるで煙のように空に昇っています。 馬の背頂上を走る砂。 強風によって移動する砂が、でこぼこの地形をつくりだします。 馬の背頂上では、強風で砂が飛ばされ、形が変わることも。
嵐のとって砂丘はキャンバス。 風によって砂が移動したり、はぎとられたり、堆積したりして、アートがつくられます。
雨が降った翌日、日本海からの強風で乾いた砂が流されてできた風景。 まるでシマウマのよう。 強風時には目の前で模様が変化していきます。 風の強弱によって、砂粒の大きいもの・大小入り混じったものが交互に堆積、 雨水で小さい砂粒を含む部分が固くなります。 こうして複数の層が形成され、その後の強風により、 砂が少しずつ剥がれて写真のような状態になります。 乾いたところの砂が、皮を一枚一枚はぎとるようにめくられて飛んでいき、 バウムクーヘンの切れ端のような跡が残っています。 強風によって創り出され、様々な砂のアートに出会えます。
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