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「船上山アドベンチャースクール1」実施報告書(倉吉市立河北小学校)

1 事業の概要

1 期日

平成26年9月16日(火)から19日(金)

2 日程

時間 1日目 2日目 3日目 4日目

6時30分


起床 起床 起床
7時00分 朝の集い・ビーイング 朝の集い・ビーイング 朝の集い・ビーイング
7時30分 掃除 掃除 掃除
8時00分 朝食 朝食 朝食
9時00分

出会いの集い(旧以西小)
オリエンテーション

イニシアティブゲーム
GW登山(東坂コース)
  • 班毎のグループワーク活動
  • 千丈のぞき、船上神社
  • 昼食(弁当):場所は自由
ダム湖活動&谷川探検
  • カヌー、いかだ活動と谷川探検のローテーション
  • 昼食(弁当)

<Aグループ>
ダム湖→谷川探検
<Bグループ>
谷川探検→ダム湖
サバイバル野外炊飯
  • 班毎のグループワーク活動
  • 豚丼作り
  • スコアオリエンテーリング
9時30分 アイスブレイク
10時30分 GWリアカーロードウォーク
  • 班毎のグループワーク活動
  • ミッションをクリアしながらのロードウォーク
  • 昼食(弁当):山川公民館
12時00分
13時00分
13時30分
14時00分 自然の家着 下山完了(予定時刻) 奉仕活動 奉仕活動
15時00分 写真オリエンテーリング スタンツ練習 ネイチャークラフト 別れの集い
16時00分 スタンツ練習 解散
17時00分 夕べの集い  夕べの集い 夕べの集い  
17時30分 夕食 夕食 夕食
18時30分 イニシアティブスタディ イニシアティブスタディ イニシアティブスタディ
19時00分 野外イニシアティブ
ナイトハイキング
肝だめし
(多目的広場コース)
キャンプファイヤー
・スタンツ発表
20時30分 夜の集い・ビーイング 夜の集い・ビーイング 夜の集い・ビーイング
21時00分 入浴 入浴  入浴
22時00分 就寝 就寝 就寝

3 ねらい

  • 長期の集団宿泊体験や自然体験、班活動を通し、自ら気づき、考え、判断し、行動する力を育てると共に、自分の良さや友達の大切さに気づかせ、友達とより良く関わることで望ましい人間関係を築こうとする態度を育む。
  • 親元を離れた集団生活の中で、自分の身の回りのことや与えられた役割を果たそうとする意欲や態度を育む。

4 対象

倉吉市立河北小学校5年生(児童64名、教師9名、保護者2名)

5 救護スタッフ

看護師

6 ボランティア

11名(鳥取大学5名 島根大学4名 鳥取短期大学2名)

2 実施状況

1日目の活動の様子 <9月16日(火)天候:晴れ>

 初日は旧以西小学校体育館に集合。出会いの集いの後にアイスブレイクを行い、空気が和んだ後に「リヤカーロードウォーク」に出発した。コースは 約5キロメートル。今回、学生ボランティアがのべ11人集まったこともあり、学生ボランティアや先生方も各班に入り、予定通り班ごとに分かれてのロードウォークを実施することができた。6つのミッションをクリアしながら進むオリエンテーリング形式である。地図を頼りにミッションポイントを探しながら最終ゴール地点である船上山少年自然の家を目ざした。天候にも恵まれ、どの班もチームワークを高めながら無事ゴールすることができた。

 夕食後には「イニシアティブスタディ」を実施。学校団体に対し、今回、初めてプログラムに取り入れた活動である。論理的思考を要する算数問題を出題。「全員理解」をねらいとして自由に学び合うことにより、算数的な思考力を培うと共に、子どもたち同士の関わり合いを促すことができた。

 夜は「野外イニシアティブナイトハイキング」を実施。6つの「協力ゲーム」をクリアしながら夜道の散策である。時には手 をつなぎ、時には静かに呼吸を合わせ、時には声を掛け合いながら、班の団結力を培うことができた。

 一日の終わりは夜の集い。「ビーイング」という手法で、毎日その日の振り返りを行った。学年の大きな目標は「友情を深めよう」。目標達成に向けた自分たちの「あるべき姿」の発見を行い、翌日につなげていった。

2日目の活動の様子 <9月17日(水)天候:晴れ>

 この日はいよいよ「グループワーク登山」。班ごとに地図を持って登山に挑戦である。学生ボランティアや先生方が各班に入って安全面の確保はするものの、山頂へのルートは子どもたちが自分自身で探す大冒険である。出発前には「イニシアティブゲーム」を行い、チームワークの大切さを改めて確認させると共に、危険を伴う活動でもあるため、登山時の「班の約束」や「歩く順番」も話し合わせることで班の協力を促した。また、山頂では「千丈のぞき」や「船上神社散策」といった活動も加え、船上山の豊かな自然や史跡にも親しむことができた。かなり冒険度の高いプログラムであったが、ボランティアの存在と先生方のご協力により負傷者もなく全員無事に活動を終えることができた。

3日目の活動の様子 <9月18日(木)天候:くもり>

 この日は「ダム湖活動」と「谷川探検」とのローテーション活動である。晴 れ間は見えたものの谷川の水は冷たく、滝壺へのダイビングにチャレンジした人数も少なめであった。しかし、「うわっ、すごい!」「なんか気持ちいい!」という子どもたちの歓声やつぶやきを聞くことができた。大自然が長い歳月をかけてつくり出した谷川の景観や勢いよく流れ落ちる滝の流れが、子どもたち の心に大きな感動を与えたことは間違いないであろう。ダム湖では「カヌー」と「いかだ」に挑戦した。湖上を自由に移動できる楽しさ、仲間と協力して目的地にたどり着く達成感を子どもたちは体いっぱいに感じていたようであった。

 最後の夜の活動は「キャンプファイヤー」である。この時のために、児童たちは学校でも準備をしてきており、段ボールで作った出し物用の小道具や大道具を持ち込んでいた。ほとんどの班が創作劇の発表であり、一人ひとりの個性を生かしたオリジナリティー溢れるスタンツ発表となった。

4日目の活動の様子 <9月19日(金)天候:晴れ>

 いよいよ最終日。この日の昼食はサバイバル野外炊飯。班毎にスコアオリエンテーリングを行い、その得点が高いほどより多くの食材が獲得できるという仕組みである。班活動も4日目になれば動きも良い。ほとんどの班が時間内に高得点を挙げ、全食材を獲得することができていた。

 そして、4日目にして初めての野外炊飯である。メニューは豚丼。薪に火をつける作業にやや時間がかかっていた班が多くいたと感じられたが、各班、役割分担を上手に行い共同作業でおいしい豚丼を作り上げることができた。

3 総括

1 成果

  • のべ11人もの学生ボランティアの参加があったことは大きな成果である。今回のプログラムはグループワーク活動を重視していたこともあり、ボランティアの存在は本当にありがたいものであった。鳥大からは、来年度から学校現場に立とうという4年生5名の参加があった。やはり「学校行事」を体験できることは大きな動機となったようである。
  • 参加校の先生方と信頼関係を築きながら、綿密な打ち合わせを行うことができた。今回、計3回の打ち合わせを行ったわけだが、代表者のみとの打ち合わせではなく、毎回、特別支援学級の先生方を含め5学年担当の先生方全て(7名)が参加されていた。その中で学校側が、あるいは施設側が、この事業を通して子どもたちをどう育てたいと思っているのかなど、お互いの思いを丁寧にすり合わせていくことができた。
  • 「リヤカーロードウォーク」や「グループワーク登山」は、子どもたちの「気づき」「判断」「決断」「行動」そして「関係作り」といった力の育成に有効であると感じた。今後もボランティアとのつながりを大切にし、子どもたちにとって冒険度の高い、魅力あるプログラムを維持できるようにしたい。
  • 学校行事を主催事業とする初めての取り組みであったが、施設と学校とが同じねらいの下に力を合わせることで、より充実した宿泊体験学習になることを改めて感じた。施設の持つ活動スキルと先生方の日頃の児童理解による生徒指導力を十分に生かすことで、子どもたちの大きな成長を促すことができると感じた。
  • 学校側と施設側との役割分担を事前に確認することで、当日、混乱することなくスムーズに運営することができた。
  • 急な時間の変更にも、臨機応変に対応できる日程の組み方になっていてよかった。

2 課題

  • 主催事業と他団体との重なりはないようにし、指導員全員体制で対応できるようにしたい。
  • 主催事業の前に団体対応が入ると、活動内容の確認のために時間が作りづらい。準備に向けた時間をしっかり確保する必要がある。
  • リヤカーロードウォークでは予想以上に気温が上がり、子どもたちの水分補給が不十分であったのではないか。お茶のキーパーを準備するなど臨機応変さが必要であった。
  • 3泊4日となると子どもたちにはとてもよい経験になるが、やはり担任の先生方の負担が大きくなるのが気になった。
  • 学生ボランティアにはサポーターとして、あくまで見守る姿勢で活動を共にしてもらったが、サポーターとしての具体的な動きについて研修できる場があってもよい。