自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2009年2月3日

冬の水鳥

 昨年の調査に比べるとかなり少なかったようでしたが、当日は前の日からの大雪で天候が悪く、見透しがきかなかったことも大きく影響したとのことでした。

 中部総合事務所管内では、天神川の下流や東郷池で多くの水鳥を観察することができます。

 天神川と小鴨川が合流する厳城橋の下流でコハクチョウ70羽程度が群れていました。(1/7)
 いないときは旧北条町の田んぼの餌場にでかけているのかも知れません。
はわい温泉近くのコブハクチョウとカモ類
 コブハクチョウはヨーロッパからの移入種で、旅館のお客さんなどに餌付けされ人を恐れません。このためか他のカモ類もここではともに群れて逃げません。
頭が茶、胸が黒、体が白と、コントラストのはっきりしたホシハジロ。マガモやカルガモが首を水中に突っ込んで餌を採るのに対し、全身で水に潜ります。 オオバン。オス、メスとも真っ黒で、鼻筋と口ばしだけが白。カモに混じって泳いでいましたが、カモでなく、クイナの仲間。

 水鳥が集まる岸辺横の温泉旅館の従業員さんがやけに鳥の名前に詳しく、不思議に思って理由を聞くと「お客さんにたずねられるから」。これもサービスの一環と感心してしまいました。

 水鳥の群れを図鑑を片手に双眼鏡で観察していると、よく見かける種類に混じって数の少ない珍しいものも見つけることができます。特長さえつかめば、案外名前を覚えることができるものです。

 彼らが北に帰ってしまうまでに、一度観察に出かけてみてはどうでしょうか。(自然保護監視員 浜辺正篤)

 

中部総合事務所環境建築局 2009/02/03 in 県立自然公園,国立公園,植物,中国自然歩道,野鳥



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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