令和元年度地域づくり(振興)県土警察常任委員会議事録

令和元年12月18日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
中島 規夫
山口 雅志
斉木 正一
銀杏 泰利
興治 英夫
森  雅幹
松田  正
藤井 一博
欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
津田警察本部長、西尾危機管理局長、草野県土整備部長、細羽交流人口拡大本部長、
広瀬地域づくり推進部長外

 職務のため出席した事務局職員
   尾﨑課長補佐  田中係長  澤田係長

 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前10時10分  /  午前11時17分

 3 再  開   午前10時13分  /  午前11時21分

 4  閉  会      午後0時27分

 5 司  会   中島委員長

 6 会議録署名委員  松田委員  興治委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前10時00分 開会

◎中島委員長
 ただいまから地域づくり県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の入れかえを行うこととし、最初に付託議案の審査を行った後、報告事項について、先に警察本部、危機管理局及び県土整備部、次に交流人口拡大本部及び地域づくり推進部の順に行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、松田委員と興治委員にお願いします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 付託議案は、日程に記載の6議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切りかえをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり。)
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。

○松田委員
  議案第13号の調査会条例案について、附帯意見を付することを提案したいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 ただいま松田委員から議案第13号に対する附帯意見の提案がありましたが、この議案第13号が可決すべきものと決定されましたら、改めて附帯意見の案をお示しいただき、お諮りすることといたします。
 そのほか御意見はございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 採決については、討論のあった議案第13号とそれ以外の付託議案に分けて採決することとしてよろしいでしょうか、お諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 それでは、議案第13号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。よって、議案第13号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、附帯意見についてお諮りいたします。
 先ほど松田委員から提案がありましたが、附帯意見案を皆様にお配りいただきたいと思います。
 行き渡りましたね。
 松田委員、附帯意見案を読み上げてください。

○松田委員
 議案名、議案第13号、鳥取県淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査会条例の議決について、附帯意見を申し上げたいと思います。
 附帯意見の内容を申し上げます。1つに、本調査会の調査は、科学的な知見を有する委員により公平・中立に行われるようにすること。2つに、本調査会の資料、議事録は公開を原則とし、調査会における議論の内容が県民に伝わるようにすること。3つに、本調査会の調査内容に鑑み、調査が客観的、学術的に行われるよう調査会の公開手法も含め、その環境を整えること。

◎中島委員長
 ただいまの附帯意見案について、御意見はございますか。

○森委員
 2点質問したいと思います。
 2番なのですけれども、今回の調査会の資料というのは調査会で会議を行うときの資料のことなのか、調査会の資料をつくるためにいろんな資料があったりすると思うのですけれども、そういったことも含めての資料の話なのか。そのあたりをはっきりしていただきたい。要は、今回は地下水の流れがどうなるかということが一番大きな焦点なのですけれども、地下水がどう流れていくということのもとになるデータ、要するに例えば右側に流れる、左に流れるというもとのデータも公開を原則と言っているのか、それとも調査会をするときの会議の資料だけの話をしているのか、そのことを教えてください。
 3番なのですけれども、調査会の公開手法も含め、その環境を整えることということなのですけれども、これは議場で議論があった傍聴を入れないことにするということの意味をもってここの環境を整えることということになっているのかどうか、これについて教えてください。

○松田委員
 私の答えられる範囲になりますが、1番目の質問、データを全て公開するかどうかということですが、原則そうなるのではないかと思います。ただ、それ以上に、この先については、今回附帯意見を出された上で当局が考えることではないかと思っています。
 2つ目の公開手法でございますが、これもですけれども、議場でもいろんな意見がありました。そういった意見を踏まえた上で執行部のほうで判断される内容ではないかなと思っています。

○森委員
 そうすると、附帯意見をつける必要があるのかどうかと思うのですけれども、それがないということですよね。ですから、議場でいろんな意見がありましたので、その環境を整えることということで、どちらかにというか、一方的な考え方ではないということを確認をしたということにいたします。
 先ほどのデータの問題については、これは重要な部分ですので、そういった意味も含まれると私は理解をしたということでさせていただきます。

○松田委員
 そういうことなのですけれども、今のデータの件ですけれども、議会でもさんざん議論がありましたが、やはりもとのやつを出さないと、変な話、いろいろ疑われる面もございますので、それはきちっと出すべきではないかなと思っています。

◎中島委員長
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほかございますか。
 意見が出尽くしたようです。
 それでは、松田委員から提案のありました附帯意見について採決いたします。
 議案第13号、鳥取県淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査会条例については、松田委員から提案がありましたとおり、附帯意見を付すことに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、議案第13号は、松田委員から提案がありました案のとおり附帯意見を付することに決定いたしました。
 次に、議案第1号、3号、6号、7号、9号について、原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員であります。したがいまして、議案第1号、3号、6号、7号、9号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 それでは、執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。再開は10時15分といたします。

午前10時10分 休憩
午前10時13分 再開

◎中島委員長
 再開いたします。
 それでは、報告事項に入ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うことといたします。
 なお、前回11月29日の常任委員会における付議案の予備調査の際、警察本部の報告第2号、議会の委任による専決処分の報告について、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、に係る議案説明資料の用語の取り扱いをめぐり、委員からの意見に対する答弁内容に一部訂正の申し出がありますので、担当課長の説明を求めます。

●土井田警務部監察課長
 前回の常任委員会予備調査におきまして専決処分の報告をさせていただいた際に、銀杏委員から公用車かどうかわかるように記載したほうがよいのではないかとの御指摘をいただき、今後はそのように対応すると回答させていただいているところです。その後、関係部局と協議いたしました結果、自動車区分の表記につきましては従来どおりのまま記載させていただくということになりましたので、前回の説明について訂正させていただきます。
 なお、委員の御指摘を受け、今後はよりわかりやすい説明をしていくよう留意していきたいと思っておりますので、御理解をお願いいたします。

◎中島委員長
 よろしいですか。

○銀杏委員
 今、説明にはありませんでしたけれども、ここを説明いただいたときには、基本的に公用車しか載せないのだと、報告には載せないということを聞いておりますので、そのような取り扱いだろうと思います。

◎中島委員長
 それでは、警察本部から報告1、令和2年鳥取県警察運営指針及び重点目標について、前田課長の説明を求めます。

●前田警務部総括参事官警務課長事務取扱
 公安委員会の審議を経まして、令和2年鳥取県警察運営指針及び重点目標を定めましたので、御報告させていただきます。
 警察資料の1ページをごらんください。県警察の大綱方針である運営指針につきましては、本年に引き続き「県民の期待にこたえる警察」、サブタイトルとして「安全で安心な鳥取県をめざして」としております。
 重点目標につきましては、県民の期待に応える警察を実践するため、本年と同様の5つの目標を定めております。
 それでは、各重点目標につきまして、右上の重点目標から時計回りに御説明させていただきます。
 右上の総合的な犯罪抑止対策の推進についてですが、本県の刑法犯認知件数は、11月末現在で、暫定値ですけれども、1,915件と前年同期と比較しまして45件減少しており、本年も減少傾向は継続しております。しかしながら、ストーカー、DV等人身安全関連事犯の認知件数については、昨年まで高どまりで推移していたDV事案は減少しているものの、ストーカー事案は横ばいの状態であり、この種事案は事態が急展開し、重大事案に発展するおそれが大きいことから、依然として予断を許さない情勢にあります。また、オレオレ詐欺等の特殊詐欺の発生については、前年同期に比べましてやや減少しておりますけれどもほぼ横ばいの状態であり、またサイバー空間における脅威がますます深刻化するなど、県民の日常生活を取り巻く環境は決して楽観できない状況にあります。このような状況から、総合的な犯罪抑止対策を推進するものであります。
 次に、重要犯罪等の検挙と組織犯罪対策の推進についてですが、殺人、強盗、性的犯罪等の重要犯罪、侵入、窃盗、ひったくり等の重要窃盗犯、特殊詐欺等の発生は、県民の体感治安を低下させる大きな要因となっております。このため、この種事件の発生時には初動捜査を徹底して事件の早期検挙を図るとともに、未解決事件や特定地域で連続発生する事件に対しては継続捜査を粘り強く推進して事件解決を図るなど、県民の治安に対する不安を払拭する必要があります。さらに、依然として対立抗争状態にある六代目山口組等を初めとする暴力団情勢は極めて厳しい情勢にあり、これら暴力団組織の弱体化、壊滅を図るためには、徹底した暴力団犯罪の取り締まりはもとより、暴力団排除活動をさらに推進する必要があります。このようなことから、重要犯罪等の検挙と組織犯罪対策を推進するものであります。
 次に、交通死亡事故抑止に資する総合対策の推進についてですが、本県の交通事故発生状況は、発生件数及び負傷者数ともに平成17年以降14年連続で減少しており、本年も引き続き減少となる見込みでございます。一方、死者数につきましては、昨日までに31名の方がお亡くなりになっており、前年と比べまして大幅に増加しております。また、そのうち65歳以上の高齢者が6割以上を占めるなど、極めて厳しい状況にあります。そのため、高齢者に重点を置いた交通事故対策を初め、事故情勢を踏まえたより精度の高い効果的な対策を、関係機関、団体と連携して推進する必要があります。このようなことから、交通死亡事故抑止に資する総合対策を推進するものでございます。
 次に、テロの未然防止と緊急事態対策の推進についてですが、近年、国際テロの危険性が急速に高まっており、来年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。当県におきましても、県下19市町村において聖火リレーが実施されることなどから、テロの未然防止、テロへの対処体制の強化等、警備諸対策の推進が喫緊の課題となっております。また、本年10月には東日本や東北地方に甚大な被害をもたらした台風19号が発生するなど、大規模災害はいつどこで発生してもおかしくはなく、災害対処能力の向上等、平素から緊急事態へ備えておく必要があります。このようなことから、テロの未然防止と緊急事態対策を推進するものです。
 最後に、警察活動基盤の充実強化についてですが、大量退職、大量採用時代はようやく落ちつきつつありますが、積極的な採用活動の推進や試験制度等の見直しにより、減少傾向であった警察官採用試験の受験者数はやや増加傾向にあるなど、一定の成果はあらわれつつありますが、依然として採用環境は厳しい情勢にあります。また、社会の変化に伴い、警察を取り巻く情勢が複雑かつ困難化する中、鳥取県警では採用後5年未満の若手警察官が全体の2割弱を占めており、若手育成による事態対処能力の向上が課題となっております。また、国、地方とも厳しい財政状況にはありますが、治安情勢の変化や災害等、警察が的確に対応すべき各種事象につきましては、これからも積極的かつ機敏に対応できるよう、必要な予算確保等に努めていく必要がございます。このようなことから、警察活動基盤の充実強化を推進するものでございます。
 なお、これら運営指針等の掲示物につきましては、昨年から職員にデザイン案を募集しまして、全職員の投票等により選定して、愛着のあるデザインとすることで職員への浸透を図るとともに、各種機会を通じて組織全体への浸透を図ることとしております。
 長くなりましたけれども最後に、以上のとおり、県警察では引き続き安全で安心な鳥取県を目指して、全職員が一丸となって各種施策を全力で取り組み、県民の期待に応える所存でございます。

◎中島委員長
 続いて、報告2、「110番の日」の広報について、田中課長、お願いします。

●田中生活安全部通信司令課長
 警察本部資料2ページをごらんください。令和2年110番の日における広報啓発活動について報告いたします。
 110番通報については、警察への緊急通報手段としての役割を十分に確保し、広く県民に浸透しているところであります。110番通報の適切な利用について、県民のより一層の理解と協力を求めることを目的に、昭和61年から毎年1月10日の110番の日を中心に、全国一斉にその積極的利用を図るための各種広報施策を実施しております。
 こうした状況を踏まえ、広く県民の皆様に正しい110番通報のあり方について、毎年この時期に広報啓発活動を行っています。今回は、マスコミ関係者の方々に御協力いただき、通信指令課が取材を受けたりテレビ、ラジオへ出演するなどして、新聞、テレビ、ラジオで正しい110番通報のあり方について、1月10日に合わせて報道していただくことを計画しています。
 また、各警察署においても、通信指令課と同様に、ことしの110番の日については、駅、大型スーパー、商店街における街頭広報などを実施しており、来年の110番の日に合わせても、110番の日広報用ポケットティッシュの配布、ポスターの掲示などによる広報活動を計画する予定にしております。
 資料の4をごらんください。本県の平成30年の110番総受理件数は4万3,391件、前年比837件減で、このうち警察官が対応した有効件数は3万4,770件、事案別の受理状況は交通関係が最多で1万3,455件と、通報全体の31%を占めています。本年10月末現在の110番総受理件数は3万6,005件で、前年同期比で241件増加しております。過去5年の情勢としましては、約4万3,000件から約4万7,000件の間で、多少の増減があるもののほぼ横ばいの状態で推移しております。全国の110番通報件数約916万件に占める割合が最も多い通報手段は、携帯電話等の移動携帯電話からであり、その件数は約673万件で、73.5%を占めます。
 資料の5に記載しています110番アプリシステムについて説明いたします。これまで当課におきましては、聴覚や言語機能に障がいのある方々に対する警察への緊急通報手段の確保を目的として、平成7年1月10日からファクシミリによる110番通報の受け付けを開始し、平成14年10月1日からは電子メールによる110番通報の受け付けを開始しております。このたび、ファクシミリ、メール110番に加え、スマートフォンの画面を操作し110番通報ができる全国統一のシステム、110番アプリシステムの運用を開始しております。システム上で事件か事故か、けが人はいるかなどの質問に回答して送信していただくと、所在地がスマートフォン内蔵の衛星利用測位システムGPSで割り出され、その所在地を管轄する都道府県警察の通信司令室にデータが送信されるものです。令和元年9月18日から警察庁が運用を開始しております。当県においては、県警ホームページに使用方法を掲載しているほか、鳥取県障がい福祉課に御協力を依頼し、県のホームページへの掲載済み、各市町村担当者、特別支援教育課へメール手配済みとなっております。
 県民からの110番通報を24時間365日受け付ける当県警としましては、県民の皆様の安全と安心を確保するために適切な110番通報をお願いするとともに、今後も迅速的確な初動警察活動を推進してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

◎中島委員長
 次に、危機管理局から、報告3、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について(第58報)、木本課長、お願いします。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 危機管理局資料1ページでございます。島根2号機の審査状況について御報告いたします。
 11月22日ですけれども、島根原発の敷地に設置しています防波壁の西端の地山について議論が行われています。9月20日の現地調査において原子力規制委員会の石渡委員から過去の表層地すべりの可能性が否定できないと指摘され、これを受けて中国電力は、その原因となります表層土等を約2メートル剥ぎ取って全て撤去すると説明しております。規制委員会からの主なコメントとしましては、表層土撤去後の地盤安定性について解析を実施して、今後説明するようにと要請しておりまして、審査は継続となっております。
 続いて11月28日ですけれども、炉心損傷に備えた対策として、格納容器スプレイという、水を散布して冷却することで格納容器内の温度、圧力を下げる装置を、炉心損傷前に実施しない運用をすることによって、その後の炉心損傷からフィルターを通した放射性物質の放出、その期間を長くすることができることから、中国電力はこの運用を採用すると説明しております。規制委員会からは、格納容器スプレイの実施運用について精緻に再度検討するように求めておりまして、こちらも審査継続となっております。
 11月30日ですけれども、原子力規制委員会の更田委員長が2号機の現地視察を行っておりまして、2号機の安全対策を確認しております。視察後、更田委員長から、審査中盤との表現がありました。大きな課題がなければ審査は進むと思うというコメントを発しております。
 最後は12月5日ですけれども、バックフィットという、米国の有毒ガス防護に関する規制を踏まえまして、新規制基準に取り入れて改正されたということで、今回初めて有毒ガスに関する審査が行われております。中国電力は、敷地内外の発生源からの有毒ガスによって中央制御室等にいる運転員に影響を与えない、対処能力が損なわれないということを説明しております。規制委員会からは、窒息性のある窒素、水素を除外する理由を説明するよう求めておりまして、こちらも審査継続となっております。
 3のその他ですけれども、12月13日、島根2号機新規制基準適合性審査に関する自治体向けの中国電力の説明会が行われておりまして、本県からも出席しまして疑問点等を確認したところでございます。

◎中島委員長
 報告4、令和2年消防出初式をはじめとする防災関連行事について、谷本課長、お願いします。

●谷本消防防災課長
 資料3ページをお願いいたします。令和2年消防出初式を初めとする防災関連行事について、御報告させていただきます。
 3ページと4ページで、1月から3月ぐらいまでに各市町村で行われる消防関係の行事を列挙させていただいております。まず3ページでございますが、1月の最初、消防出初め式です。1月5日日曜日と7日火曜日、12日日曜日に、主な出初め式が各市町村で行われます。1月5日につきましては8市町村で、1月12日につきましては6市町で行われますので、各委員の皆様もお近くの出初め式、もし日程が合えばごらんいただければと思っております。
 3月、4月に行う町もございます。また文化財防火デーが1月26日にございます。それに合わせまして県内でも文化財の関係の防火の取り組みもされるということでございますし、県の消防防災課の行事ですと、地域防災リーダーのスキルアップ研修を1月25日と2月1日に東部と西部で行いまして、地域の防災リーダーのスキルアップを図っていきたいと思っております。また、もし日程が合えば、どれかの行事に御参加いただければ幸いでございます。

◎中島委員長
 次に、県土整備部から、報告5、山陰近畿自動車道(鳥取~福部間)に係る中国地方小委員会の審議について、米増室長、お願いします。

●米増道路企画課高速道路推進室長
 県土整備部資料1ページをごらんください。山陰近畿自動車道鳥取-福部間、通称南北線の計画段階評価について、12月5日、社会資本整備審議会道路分科会中国地方小委員会が開催されましたので、御報告いたします。
 当区間については、次ページの上段に示しておりますとおり、平成28年10月から計画段階評価手続に着手し、これまでアンケート調査、オープンハウス、ワークショップなどを通じて、地域住民の方々に2回の意見聴取を行ってきたところでございます。
 今回の第3回中国地方小委員会において、これまでの意見聴取の結果を踏まえ、国土交通省鳥取河川国道事務所では、検討しておりました全線バイパス案、部分バイパス+国道9号立体案、部分バイパス+鳥取環状道路活用案の3案のうち、地域のニーズの高い、渋滞や事故対策、また災害時の代替性などにおいてすぐれていることから、全線バイパス案を対応方針案として提案し、審議されたところでございます。
 委員会では各案について意見が出され、鳥取環状道路活用案では、千代川の堤防の下及び住宅密集地を通過することから、水害のおそれなど防災に関し脆弱である点が指摘されました。そして、防災面や代替経路の確保の観点から、次ページの下段に示しておりますとおり、全線バイパス案が優位であるとし、対応方針とすることに依存がないとの結論になりました。
 なお、工期や景観への配慮、インターチェンジ機能などについての意見も出されておりますが、今後詳細設計で検討していくよう要望がありました。
 今後の予定でありますが、国では今回の小委員会の意見を受けて対応方針を決定し、概略ルートや構造の検討を進め、都市計画決定の手続に入る予定です。県では、引き続き早期事業化に向け、国とともに地元協力が得られるよう協力していくこととしています。

◎中島委員長
 続いて、報告6、台風19号を教訓とした「第2回水防対策検討会」の開催結果について、田村課長、お願いします。

●田村河川課長
 県土整備部資料の3ページをお願いいたします。台風19号を教訓とした第2回水防対策検討会の開催結果について報告いたします。
 水害から人命を守る取り組みをより着実に進めるため、水防対策検討会と防災避難検討会を11月7日に同時に設立し、12月2日に第2回の水防対策検討会を開催いたしました。
 検討会の概要でございますけれども、台風19号では広範囲で計画規模を超過する降雨が発生し、堤防を河川水が越える越水が継続して発生し、堤防の川裏側が侵食を受けて決壊に至ったことや、直轄河川の本川だけではなく県管理の支川でも多くの箇所で決壊が発生したことが注視されるということで、事案として上がりました。
 これに対して、できる限り越水による堤防決壊をおくらせて避難の時間を稼ぐ対策、いわゆる粘り強い堤防を整備するということを、短期的に取り組む対策として取りまとめました。
 具体的な工法として中段に3点上げております。1点目は堤防強化としまして堤防天端の舗装や堤防川裏の適切な管理、それから水防体制の強化、2点目は河川の通水断面を確保するため、河道掘削や樹木伐採を推進すること、3点目は河川の状況をリアルタイムで提供する監視カメラや水位計の増設、その監視する施設などがブラックアウトしないように停電対策を行うことでございます。
 各委員からの主な意見でございますけれども、大規模降雨が発生した際には決壊しない堤防というものはあり得ないということで、堤防決壊を阻止するというものではなく、決壊までの時間を少しでも稼いで避難に資するものといった認識を持って、堤防強化の対策を行う場合には、住民の方に、避難しなくてもよいという誤解をしてもらわないよう、早期避難が必要であることをしっかり認識していただく工夫が必要であるとか、水防活動に力を入れる必要があるため、例えば洪水が発生する前には、大型土のう積みなどができるよう、建設業関係者、建設業協会との協力体制を構築するなどが重要という御意見をいただいております。
 今後の予定につきましては、中長期的な課題である河道掘削や遊水池などのハード整備につきまして、国の気候変動を踏まえた水害対策検討小委員会におきまして、整備目標の見直しとか具体的にどのような対策を行うかという検討がなされておりますので、こういった状況を注視しつつ、水防対策検討会で本県の取り組みを検討していく予定としております。

◎中島委員長
 なお、報告7、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料4ページ以降のとおりでありますので、説明は省略いたします。
 ただいままでの説明について、質疑等はございますか。

○興治委員
 まず、危機管理局の1ページ、島根原発2号機の適合性審査についてです。130回目のところで、重大事故対策として炉心が損傷する前に格納容器スプレイを実施することについて、中国電力の見解は、実施しなければ損傷後の放射性物質の放出をおくらせることができると書いてあるのですけれども、要するに炉心損傷という大きな事故で格納容器内の水がなくなって炉心が露出して損傷していくと。その際に、スプレイで水を散布することによって冷却するということなのだろうと思うのですけれども、それを実施しなかったら放射性物質の放出をおくらせることができると。意味がよくわからないのですけれども、これはどういうことなのでしょうか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 格納容器の水の容量は4,000立米までしか入らないのですね。炉心損傷後に格納容器スプレイを入れることによって、格納容器内に放出されます放射性物質を、水でたたき落とす、吸着させて落とさせるということをしないといけない。その分、炉心損傷後の水をある程度保管しておかないといけないのですが、炉心損傷前はまだ圧力容器から放射性物質が出ていない状況なので、スプレイで格納容器内の圧力を落とすのではなくて、格納容器のベントといいまして、弁を開いて格納容器内の圧力を逃がしてあげると。まだそのときは炉心損傷していないので、放射性物質が外部に放出することはない。そういうやり方を中国電力は進めているということです。

○興治委員
要するに炉心損傷を起こす前にベントで格納容器内の圧力を減じさせておくと。そのためにはスプレイで水を散水しないほうがいいという判断なのですか。そういうことを実施するかしないか検討しなさいということなのですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 格納容器スプレイの実施のタイミングについて検討するようにということです。炉心損傷前に格納容器スプレイで格納容器内の圧力を落としてあげるのか、それとも炉心損傷後に格納容器スプレイを噴出させて容器内の放射性物質を水で落としてあげるのか、もうちょっと再検討してくださいと、規制委員会から言われております。

◎中島委員長
 よろしいですか。
 そのほか。

○銀杏委員
 県警本部ですが、1ページのテロの未然防止と緊急事態対策の推進とあるのですが、説明では来年の東京オリパラ対策というのが中心になるようなお話でありましたけれども、東京オリパラで具体的にどういうことをするのかよくわからないのと、オリパラが終わればこの辺については少し重点から外れるのかどうなのかというのを聞かせてください。

●柴田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 オリンピック・パラリンピックに向けては、国際テロ対策ということで、諸外国からオリンピック・パラリンピックをよく思っていない団体、個人等がおりますので、それに対して警備諸対策をやっていくということです。

○銀杏委員
 ということは、オリパラが終われば重点目標からは外れるということですかね。

●柴田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 オリンピック・パラリンピックが終わっても、アルカイダとかいろんな国際テロ組織、あと県内でも不法行為を行うような団体、個人がおりますので、それに対しましてテロの未然防止、水際対策等をしていくということであります。

◎中島委員長
 課長、委員はね、オリパラのときに特にするのか、オリパラがあろうがなかろうがずっとこういう警戒をするのか、そこのことを聞かれているような気がするよ。

●柴田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 オリンピック・パラリンピックに向けては、特に聖火リレーとか、国際的に注目を浴びる行事でありますので、部隊を派遣して全国警察で取り組んでいきます。その後につきましても、テロの不安が解消されたというものではありませんので、引き続きやっていくということです。

◎中島委員長
 いいですか。

○銀杏委員
 わかりました。

●柴田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 今回重点目標について御説明させていただきましたけれども、重点目標を推進する上で、その中には推進項目であったり、あと細かい具体的な対策等も考えております。それで、重点目標の下に推進項目の中の一つとして東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えた警備諸対策の推進というのがございまして、それ以外に、例えばオリンピックが終わりましても別の項目でテロの未然防止対策の推進等の対策もございますので、オリンピック・パラリンピックに向けて重点的にやっていきますし、年間を通じてテロ対策の未然防止というのも推進していくということで考えております。

○銀杏委員
 暴対については別の項目で上がっていますので、テロ対策といいますと例えばこれまででしたら地下鉄サリンのような事件もあって、そうした危険と目されるような団体等について監視活動を続けていくと。これはずっと多分これまでもやってきているわけでしょう。海外でのスポーツ大会などでも爆破事件とかがあったりして、今回オリパラがあって、外国から来られる方々については特に注意して、動きがないのか監視を続けるとか、そういうことでいいのでしょうか。

●柴田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 もう一つ、サイバーテロというのも大きな問題になっております。外国からの国際テロも含めまして、過去にもオリンピックのときにサイバーテロを起こされて妨害されたということもありますので、そういったことも対策の中に入っております。

○銀杏委員
 サイバーテロ対策というのは鳥取県警でもするのだと知りまして、心強いと思いました。
 もう一点、山陰近畿自動車道。県土の1ページに戻るのですけれども、いい案が決まってきているなということで歓迎したいと思うのですけれども、今後の進め方で、いろんなことを経て都市計画決定手続に進むのだと書いてあるのですが、具体、そこに入るまで通常大体どのくらいの期間がかかるものかをお聞かせ願いたいのですが。

●米増道路企画課高速道路推進室長
 今回対応方針が国によって決められた後、すぐに都市計画決定手続に入って、来年度にはその手続に伴う住民説明等を行った後に、来年度中には都市計画決定をすると聞いております。

◎中島委員長
 そのほか。

○森委員
 まず、先ほどの警察の指針及び重点目標。私、前にデータをもらった気がしているのですけれども、委員長にお願いです。この中身についてペーパーをもらっていただきたいのですけれども。
 2点目、警察の2ページ、110番なのですけれども、前にもこの委員会にいたときに言ったのですけれども、子どもたちや若い人たちの間で110番という言葉が「ひゃくじゅうばん」に、さあいざというときに携帯で押すのに、「ひゃくとうばん」だとええっというようなことになってしまわないかというのがあって、そうしたら「ひゃくじゅうばん」でいったほうがいいのではないかなと思っていて、そのあたりの見解を聞かせていただきたい。
 それと、県土整備の水防対策検討会なのですけれども、どんなにやっても避難が必要だということで意見がたくさん出たところなのですけれども、出席者の中に危機管理局がいない。やはりこういったところには危機管理局も出てもらって、一緒にどれだけの整備をする方針なのか、その後の避難を危機管理がやるのかみたいなことを一緒に聞いておくべきではないのかなと思うのですよね。そのあたりはどうなっているのか。その延長上に消防団や水防団だと思うのですけれども、消防団は消防のことばかりやっていて、水防の訓練などはなかなかしないのですよね。今回よその県でたくさん被害が出ているのですけれども、消防団の皆さんが訓練も何にも知識もないまま自分たちは行かなくてはいけないと出ていって、被害に遭ってしまうみたいなことにもなりかねない状況があって、消防団、水防団への物すごい研修と訓練とかが必要だと思うのですけれども、そういったものができているのかどうか。そのあたりを含めてお願いしたいです。

◎中島委員長
 では、まず県警。まず1点目の資料要求、これはお願いできるかな。これは大きな目標が書いてあるでしょう。これの細かいやつということでしょう。そのペーパー。用意できるでしょう。この努力目標が書いてある、もう少し細かなものが書いてあるペーパーがあるだろうと。

●前田警務部総括参事官警務課長事務取扱
 わかりました。資料を確認してお渡しできるものはお渡しいたします。

◎中島委員長
 これは資料要求だから、皆さんにお渡しして。
 2点目、110番、はいどうぞ。

●田中生活安全部通信司令課長
 当課としましては、110番(ひゃくとうばん)ということで定着しているのかなと判断しております。110番の日と言わせていただいていますが、これが本庁から1月10日ということで出ておりますので、全国的に統一されているものかどうか本庁に確認させていただいて、後ほどまたお答えさせていただくということでよろしいでしょうか。

◎中島委員長
 次、県土整備部の水防対策検討会、この出席者に危機管理局の名前がない、これはどういうことか。

●國米危機管理局副局長兼危機管理政策課長
 ここに書かれているのは委員のお名前でして、基本的に我々も安全避難対策検討会、ため池の検討会もありますけれども、事務方が出るようにしております。それから、あした防災避難対策検討会をしますけれども、それには河川の御担当の方も出ていただくようにして、情報共有は図っております。
 消防団と水防団ですけれども、100%イコールなのですけれども、水害のときには、水防団の皆さんは内水氾濫のときのポンプアップとか土のう積みとかに出動していただいて、きちっとしていただいていると認識しているところです。どんな訓練かというのはそれぞれの市町村の話になるので逐一把握はしておりません。

◎中島委員長
 副局長、森委員は認識としてね、消防団は水防訓練はやっていないだろうという前提でお話しされた。だから、やっているだろうでは困るから、確認をして。

●西尾危機管理局長
 私も全部の市町村を把握しているわけではないですけれども、少なくとも私が行っていた町では必ず、例えば大雨で天神川が氾濫しそうだということになったときには必ず待機して体制をとっていましたし、土のう積みとかもやっておりました。もちろん操法大会に向けて一生懸命操法のポンプの練習をされているのはよくわかるのですけれども、そればかりやっているということではないと思っております。また確認させていただいて御報告させていただきます。

◎中島委員長
 よろしいですか。

○森委員
 私が言いたいのは、もちろんそうやって土のう積みで前線に出て行っているわけなのですけれども、要は自分たちの命を守る、消防団の皆さんの命を守るための判断をする訓練ですよね。要するに自分たちは本当に使命を持ってやられるので、ここまでできる、これは危ないからやめようという訓練をしてほしいという意味なのです。だから、土のうの積み方は訓練していますではなくて、その判断、もう本当にぎりぎりの判断があると思うのですけれども、その判断ができるような訓練をしてほしい、そういった意味ですので、よろしくお願いします。

●西尾危機管理局長
 おっしゃるとおりだと思います。実際に水防の関係で出ていただくときにも、実際に現地で作業するか、あるいはちょっと見守ってするかどうかということについては、それぞれの市町村の防災担当から指示が行っているはずなのです。ほかの県で、氾濫の危険な状況になっているという情報がなくて本当に非常に危ない思いをしたということをインタビューをされていた消防団長さんとかもいらっしゃいました。ですから、まずはそれぞれの市町村の防災担当がきちんとその情報を消防団に伝える、その伝えられたところできちんと身を守る判断をしていただくということが基本だと思っております。

○森委員
 私は研修してほしいと言ったのだけれども、研修するとは言われないのでもう一回言うのですけれども、例えば火事のときには当然消防団が行くのですけれども、常備消防が来て、必ず一緒にやるわけで、命の危険というのは火事の場合なかなかないのですよ。私が言っているのは、水防の場合は、そこに消防団、水防団しか、判断する人たちは彼らだけしかいなくて、そこでの判断ができるような訓練をしてほしいという話なのです。情報は当然行くけれども、その情報を聞いて判断するよりも現場で本人、皆さんたちが自分たちで判断ができるような、そういった判断をする訓練が必要ではないかという話をしております。

●西尾危機管理局長
 おっしゃることはわかりました。実際に訓練をされているかどうか全てを把握しているわけではありませんので、確認をして、また御提案についてはお伝えしたいと思います。

◎中島委員長
 よろしいですね。
 そのほかございますか。

○興治委員
 河川課の水防対策検討会です。これは本会議でも質問したのですけれども、過去の統計だと思うのですが、堤防が決壊した案件について約7割から8割は越水であると。越水によって堤防の川裏側が侵食して決壊に至るという例が多いというデータも見たのですけれども、ここに書いてある堤防の強化というのは妥当な策だろうと思うのですよね。越水しても堤防が崩れなければ越水しただけの水しか堤防側には出てこないので、越水しても堤防がそのまま維持されていればかなり大丈夫なのだろうと思うのですよね。仮に越水したとしても堤防が崩れない対策、これは非常に大事だろうと思うのです。
 それで、ここにも書いてあるのですけれども、天端の舗装であるとか川裏側の適切な管理、のり下の補強であるとか、のりの上部も舗装にあわせた強化とかということもあるのだろうと思うのですけれども、大体どんな手法で堤防強化をやろうと考えておられるのか聞かせてください。

●田村河川課長
 堤防強化の具体の工法ということで、先ほど言いましたように県の管理河川では堤防の天端は土の部分が多いですから、そこをきちっとアスファルト舗装して、水が浸透しないようにしようというのが1つ。それから、民地側ののり肩についてもすぐ侵食を受けますので、侵食を受けにくいようにシートを張ると。ある程度の長さのシートを張って水が浸透しないような工法をするということで、この検討会に対策案として出させていただいております。
 のり下をブロックで固めるとかにつきましては、国交省さんなどでは進められていますけれども、県管理河川では余裕地が余りないものですから、その対策はすぐには打てなくて、変状がないかどうかを、先ほど適切な管理といいましたけれども、しっかり除草して変状がすぐわかるようにして、事前対策を打てるような適切な管理として提案させていただいております。

○興治委員
 県の対策はわかりましたけれども、詳細点検をして、可能なことはやっていただくようにお願いしたいと思います。
 それと国管理のところなのですけれども、国の考え方として県と同様の堤防強化を図るという考え方、かつそれを実施に移すということはあるのですか。

●田村河川課長
 国のほうは、この19号より前からというか、鬼怒川の災害を受けて、先ほど言いました堤防強化、のり下のブロック張りといったことを進めておられます。全部ではないですけれども、整備は県より進んで、治水事業とあわせて堤防の強化を図っておられますので、今後順次やられていくものと認識しております。

○興治委員
 国土交通省も、今言われたようなのり面に遮水シートを張るとかという工法も採用しているのでしょうか。それと、堤防高が若干低いところがあると思うのですよね。そういうところは越水しやすいということなのだと思うのですけれども、若干低いところを国土交通省はきちんとした高さにするという考えはあると思うのですけれども、それは実際どれぐらいあって、何年ぐらいかけてそれはできるというような、概要でいいのですけれども。

●田村河川課長
 本会議でも知事が答弁したと思いますけれども、例えば天神川では、平成22年に河川整備計画を立てられて、30年間で整備する内容は、流下能力が弱いところを河道掘削して、築堤をちゃんとして流しましょうという事業を今小鴨川なり国府川で進められていますので、そういったところは当然認識されていて河川整備されていくと。低いところもどこだというのは知っておられて、そこについて今後順次手だてされていくということで認識しております。
 初めに言われた県のような民地側ののり面にシートを張るのかということにつきましては、国にこの委員に入っていただいていますので、御検討をお願いしていきたいとは思っています。

○興治委員
 お願いします。
 今回質問するに当たっていろいろ調べたのですけれども、かつて対越水工法みたいなのを国土交通省が、当時建設省だったのかもしれないですけれども、推奨していたらしいのですよ。ところがその後、河川整備指針か何かから削除しているらしいのですよね。どうも対越水工法というのが推奨されなくなっているような事情があるらしいのです。それについては幾つかの見方があるみたいなのですけれども、でもかつて推奨していたわけだし、恐らく有効なのだろうなと思いますので、機会があれば国にも進言していただくようにお願いしておきたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口副委員長
 今の森委員の質問、水防対策検討会。今回一般質問で、代表質問も合わせて10名以上の議員から質問が来ています。この中でも興治委員も松田委員も、私も含めてこの件については話がありましたし、こういった情報については事前に御提示いただいて、より知見を高めた上で議論をするのがごく当然だと思います。今の興治委員の意見などというのは、もう少し情報があればもう少し深まった議論が議会の場でできていたはずなのです。何か情報の出し方が非常に心外で。12月に我々議員が一般質問、代表質問で10人以上が議論しているわけです。その中にこの対策が全く生かされていなかったです。知事から答弁はありましたけれども、情報の出し方についてもう少し御配慮いただきたかったですし、改めてこの内容についてはもう少し深く知りたい。先ほど危機管理局長から話がありましたけれども、知事からも物理的対応も必要だけれどもやはり人的対応は必要だと前野教授がおっしゃって新聞にも載っていますけれども、そういった大事な部分が欠落していますよね。こういった重要な議論の情報の出し方について、もう少し御検討いただければと思うのですけれども。両方からコメントをいただきたいと思います。

●草野県土整備部長
 大変失礼いたしました。本会議の一般質問に入る前の2日に水防対策検討会をやっていたにもかかわらず、概要だけでもお伝えしていなかったということで、次回以降はきちんと間に合うように情報提供させていただければと思っております。

◎中島委員長
 局長、何か所感がございますか。

●西尾危機管理局長
 何かまずかったですかね。

○山口副委員長
 この会議の中で、岡大の前野教授がこういった物理的対応だけではなくて人的対応がより必要だということはしっかりコメントをされているのは御存じですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)そういう意味合いではね、やはりもう少し危機管理局からもそういったコメントの出し方もあったのではないかと思うのですけれども。今回は県土整備部さんからの情報で終わりですよね。この会議の結果については、危機管理局からは何のアナウンスもないのですよね。全然意識が足りていないと思うのです。

●西尾危機管理局長
 この会につきましては、先ほど副局長が申し上げましたけれども、情報共有しております。実際にハード整備だけではだめなので、きちんとソフト対策もしましょうということは会の発足当初の共通認識として持っておりますし、そのような形で今も議論を進めているところです。
 危機管理局からアナウンスとおっしゃいましたけれども、それぞれ一応水防の関係については県土整備部のほうで主管をしてやっているわけでございますので、報告は県土整備部からさせていただくと。実際に具体の対策なり予算措置ということになればそれぞれ協議して、また予算措置していくということはあると思いますけれども、実際に会議がどうだったかということの報告については、それぞれの所管のところからさせていただきたいと思います。お叱りを受けないように、できるだけ早目にきちんと情報提供はさせていただこうと思います。

◎中島委員長
 お願いしますよ。
 そのほかありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 では、次にその他ですが、執行部、委員のほうで何かございませんか。

●前田技術企画課長兼都市計画室長
 別紙の鳥取県淀江産業廃棄物処理施設計画地地下水等調査会(案)の委員候補者について、本議会に提案中の地下水等調査委員会条例(案)に基づき設置いたします予定の地下水等調査会の委員候補者5名について報告させていただきます。
 1番の委員候補者の人選方法でございますが、我が国地下水第一人者の嶋田純熊本大学名誉教授の協力を得まして、4つの専門分野ごとに適任者を選出しております。委員候補者ですけれども、下の表でございます。まず、嶋田純氏でございます。熊本大学の名誉教授でございまして、担当は水文学分野でございます。学会等での活用内容につきましては、記載のとおりでございます。お二方目ですが、杉田文氏、女性の方でございます。千葉商科大学商経学部教授で、担当は水文学分野でございます。現在、日本地下水学会の副会長のほか、今2020東京オリパラの環境アセスメント評価委員会の委員も就任されているところでございます。お三方目でございます。伊藤浩子氏、女性の方でございます。一般財団法人地域地盤環境研究所地形地質グループの主任研究員でございます。担当は水理地質分野でございます。現在、日本地下水学会の理事などに就任されているところでございます。四方目でございます。勝見武氏でございます。京都大学大学院地球環境学堂教授でございます。担当は地盤工学分野でございます。現在、国際地盤工学会環境地盤工学技術委員会の委員などに就任されております。最後、5人目でございますが、小玉芳敬氏でございます。鳥取大学農学部生命環境学科の教授でございます。担当は地形・地質分野でございます。現在、日本地理学会の中国地域災害対応委員のほか、山陰海岸ジオパーク推進協議会運営委員会の委員でありますとか、鳥取県地下水研究プロジェクトの委員などに就任されているところでございます。
 以上5名の方を委員に迎え、調査会を進めてまいりたいと考えております。

◎中島委員長
 ただいま前田課長から報告がございました。何かございますか。よろしいですね。
 意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 それでは、執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。再開は11時20分です。御苦労さまでした。

午前11時17分 休憩
午前11時21分 再開

◎中島委員長
 再開します。
 それでは、報告事項に入ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うことといたします。
 最初に交流人口拡大本部から、報告8、関係人口の拡大に向けた取組状況について、岡本室長、お願いします。

●岡本ふるさと人口政策課関係人口推進室長
 交流人口拡大本部の資料の1ページをごらんください。関係人口の拡大に向けた取り組み状況につきまして報告いたします。
 まず、「若者交流会~つながり とっとり~」を11月24日に東京にて、12月7日に大阪にて開催いたしました。こちらは「来んさいな 住んでみないや とっとり」県民会議の主催で、都市部在住の若者に鳥取県の魅力を伝えるものでございます。
 内容については表に掲載しておりますが、都市部からは鳥取や地方に関心のある人、鳥取につながりをつくりたい人、IJUターンを希望している40歳以下の若者が参加しております。鳥取側からは、県民会議参画の企業等の若手職員や市町村担当者等が参加しております。参加者は、東京会場で36名、大阪会場で48名でございました。内容といたしましては、鳥取で魅力的な活動をしている方や地域の魅力を語る方による本県の魅力紹介の後に、鳥取県の味覚を味わいながらテーブル等を入れかえながら鳥取について語り合っていただきました。
 参加者からは、いつか鳥取に戻りたいけれども、そのきっかけとなる人とのつながりができたでありますとか、すぐに移住はできないけれども、交流会や県人会を通じて鳥取とのつながりを持っておきたい。大阪会場におきましては、移住希望で今シェアハウスのあきを待っておられる方がいらっしゃいまして、その方を中心に鳥取への移住に対しての会話が弾みましたりしまして、鳥取とのつながりが深まる会となりました。
 1月11日には東京にて、2月1日には大阪にて第2回を開催する予定にしております。多くの方に御参加いただけるように準備を進めていきたいと思っております。
 続きまして、首都圏メディアと連携しましたとっとり地域活動体験ツアーでございます。こちらは、NHKの地域番組でもおなじみのマンボウやしろさんがパーソナリティーを務めますTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」とのコラボ企画ということで、首都圏在住の鳥取県等に関心のあるリスナーの方に実際に鳥取県に訪れて魅力を体験していただくとともに、その様子をこの番組や田舎暮らしを紹介する雑誌等で情報発信するものでございます。
 今回は公募で選ばれました首都圏在住の若者10名の方に参加していただきまして、12月21日から22日の2日間、八頭町隼及び岩美町浦富におきまして、地域の行事等の体験や地域との交流を行っていただく予定となっております。また、その様子につきましては、12月26日のラジオ番組及び雑誌「TURNS」において紹介される予定でございます。
 今後とも、都市部の皆様に鳥取県を紹介し、関係人口につながる取り組みを行っていきたいと考えております。

◎中島委員長
 続いて、報告9、「五輝星」ギネス世界記録への挑戦!及び「とっとり松葉がに世界一記念キャンペーン」の実施について、及び報告10、鳥取-東京便累計搭乗者1千万人突破について、岩下課長、お願いします。

●岩下観光交流局副局長兼観光戦略課長
 同資料2ページをごらんください。11月7日のカニの初競りにおいて1匹500万円の松葉ガニを、競りで落札された最も高額なカニとしてギネス世界記録に登録申請中でございます。結果の発表会を12月23日、とっとり・おかやま新橋館において、ギネス公式記録認定員から認定証を受け取るという内容で発表会を行う予定でございます。それとあわせまして、アンテナショップで買い物または食事をした方、また県内にお越しで参加店舗でカニ料理の食事またはカニを購入した方々に対するプレゼントキャンペーンを行いますので、そちらのPRも行う予定にしております。
 続きまして、3ページをごらんください。鳥取-東京便累計搭乗1,000万人突破について報告いたします。
 鳥取砂丘コナン空港の東京便の累計搭乗者数が、12月4日の搭乗便で1,000万人達成となりました。その対象搭乗者に、平井知事、深沢市長から1,000万人目の搭乗者への記念品贈呈を行いました。到着の皆様に親ガニのみそ汁、星空舞のおにぎりを振る舞って、麒麟獅子舞によるおもてなしを行いました。あわせて、ウエブ旅行社の観光特設ページを設けまして、宿泊割引クーポンを100名様に配布する来県客向けのキャンペーン、空港来訪者向けに県内の特産品などが当たるプレゼントキャンペーン、それから鳥取空港を利用して県外に格安旅行商品を造成しまして、その商品券を特典として付与しているプレゼントキャンペーンなどもあわせてPRしたところでございます。

◎中島委員長
 続いて、報告11、台湾から鳥取砂丘コナン空港への連続チャーター便の運航結果について、及び報告12、米子上海国際定期便就航に向けた取組状況について、鈴木課長、お願いします。

●鈴木観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 4ページ、5ページについて説明いたします。
 台湾からの連続チャーター便の運航結果につきましては、過去最大規模の37往復のチャーター便がこのたび運航を終えたところでございます。1番、運航実績でございますが、3つのエアラインがこの秋就航いたしまして、平均搭乗率87.9%、人数にして4,240名の方に山陰地方にお越しいただいたところでございます。
 各チャーター便の概要については、2番に記載させていただいております。
 3番でございますが、今後も例えば桜の時期の春チャーターですとか、季節チャーター便の実施を働きかけていきたいと考えておりまして、また知名度向上のためのプロモーションもしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
 5ページでございますけれども、米子上海便に向けました取り組み状況でございます。
 1番に中国人の利用対策を載せさせていただいております。(1)番でございますが、先般12月11日に、山陰両県の上海駐在事務所を設置させていただきました。JTB上海に業務委託を行いまして、JTB上海の4名の方を駐在員ということでPR等に活動していただきたいと考えているところでございます。また、(2)番、(3)番で、旅行会社やブロガー等を招聘したツアーも行っております。各媒体を使った広告掲載、機内誌にも記事が掲載されるなど、情報発信に努めているところでございます。
 就航が来年1月11日でございます。初便当日につきましては就航記念式典等を開催予定でございまして、議員の皆様には御案内させていただく予定にしております。ぜひとも御参加いただければと思います。
 日本人利用対策につきましても、しっかりと地元PRに取り組んでいるところでございます。

◎中島委員長
 続いて、報告13、平井知事とジャマイカ首相との面談結果について、遠藤課長、お願いします。

●遠藤交流推進課長
 6ページをお願いいたします。ジャマイカ・ホルネス首相が来日された機会を活用いたしまして、12月12日に東京で平井知事がホルネス首相と面談をいたしましたので、その概要につきまして報告させていただきます。
 出席者は、3のところに書いてございますとおりです。ホルネス首相からは、オリンピックの機会にぜひ鳥取を訪問したい、今後もジャマイカと鳥取県との友好関係を発展させていきたいというようなお話がありました。
 来年はいよいよオリンピックの年でございまして、ジャマイカの事前キャンプも鳥取で開催されることになっております。こうした機会を活用いたしまして、ジャマイカとの交流を深化させていきたいと考えております。

◎中島委員長
 続いて、報告14、首都圏における情報発信等について、谷長東京本部長、お願いします。

●谷長東京本部長
 資料7ページをお願いいたします。首都圏における情報発信等についてということで御報告いたします。
 まず1番目ですが、交流人口拡大、移住定住促進に向けた取り組みとしまして、まず(1)料理教室「コトラボ」でのベニズワイガニを味わう会の開催ということでございまして、オレンジページさんが主催する料理教室におきまして、ベニズワイガニ料理を調理体験していただくイベントを行っております。あわせて本県のPRもさせていただきました。定員に達する15名が参加していただきまして、大変好評でございました。
 次に(2)の首都圏学生交流会ということでございまして、本県出身の学生に対しましてUターンを促す取り組みの一環ということで、今回初めて行いました。10月5日土曜日の3時間程度でございますが、日の出桟橋から出ております水上バスでプチ観光していただいたり、レストランで昼食をとっていただくという交流を行っております。参加学生20名ということでございまして、次回もまた参加したいというような感想をいただいております。
 (3)でございますが、県外学生の発信力の活用ということで、鳥取県出身の早稲田の学生さんで構成されております鳥取県学生稲門会さんとの連携によりまして、稲門祭におきまして出店をしていただきました。これもことしで3回目ということで、恒例となっております。
 8ページをお願いいたします。(4)でございますが、鳥取県の学生寮での就活セミナーということでございまして、女子寮の清和寮、それから男子寮の明倫館におきまして就活セミナーを行い、Uターン就職の意識づけを図っております。当日、それぞれ多くの学生さんに参加していただきまして、清和寮は約6割の学生さん、明倫館におきましては8割の学生さんに参加していただいております。この中で、本県独自の奨学金返還の助成制度等につきましても
PRさせていただいております。
 次に(5)、とっとり・おかやま新橋館5周年記念PRイベントということで、10月29日に5周年を祝う会を行っております。当日のゲストとしまして、とっとりふるさと大使のココリコの遠藤章造さん、岡山市出身でおかやま晴れの国大使のブルゾンちえみさんをゲストに迎えまして、両県知事とともに両県のPRを行っていただきました。この中で、鳥取では星空舞、岡山はデニムの紹介を中心に行っております。当日、メディアの関係者に多数お集まりいただきまして、41媒体のメディアに取材していただきました。
 次、(6)の明治大学との連携講座でございまして、鳥取市の御出身であります岸本辰雄氏が創設者の一人ということで、毎年度明治大学と連携講座を開講しております。ことしは元号が令和となったということでございまして、その典拠となりました万葉集と本県とのかかわりに関しまして講座を開設いたしました。当日、因幡万葉歴史館の鎌澤学芸員、それから明治大学の山﨑教授にお話をいただきまして、151名の参加者の皆さんに満足していただいたということでございます。
 9ページ、(7)の関係団体との情報交換、交流でございまして、まず、県人会、町人会関係としまして、以上のような会にお招きいただいておりまして、参加しております。(2)の県人会総会におきましては、ことしは台風19号の直撃を受けそうだという危機的な状況にございましたが、幸い台風が過ぎた後に開催することができまして、約230名の方にお集まりいただきました。それから、高校の同窓会関係としまして(1)から(8)まで上げておりますが、合わせまして9つの高校の同窓会に参加させていただいております。
 10ページをお願いいたします。その他の会ということで、鳥取21世紀の会、これはかつて鳥取で民間企業におきまして鳥取県内の支店、営業所で勤務されていた皆さんの会でございますとか、鳥取県出身の方の集まりであります大山会、それから因伯経営者倶楽部に参加させていただいております。
 2番目としまして、観光誘客に係る情報発信ということで、まず(1)でございますが、東京駅近くの東京シティアイでの観光PRイベントを9月26、27日の2日間にわたって開催いたしました。2日間で約7,000名の方に御来場いただきまして、多くの方に鳥取県をPRすることができたと考えております。
 (2)でございます。外国人向け伝統芸能等PRイベントでございまして、これも台風19号の影響を受けたのでございますが、10月13日日曜日お昼に、江府町の下蚊屋荒神神楽保存会の皆さんによります伝統芸能の披露を行っております。当日は65名の外国人の方に参加いただきましたし、その状況はSNSで多数発信していただいたということでございます。来年の東京オリパラに向けてこういった取り組みをつなげていきたいと考えております。
 資料11ページをお願いいたします。3でございます。県産品の販路拡大に係る情報発信でございます。(1)中国料理の南国酒家原宿本店での鳥取フェアの開催でございます。9月18日から11月12日まで、約2カ月間にわたりまして鳥取産品を用いた全8品から成るコースを設定していただきまして、首都圏の皆様に鳥取県産品を味わっていただきました。この中で評価の高かったナチュラルポーク、それからプリンセスかおり等が継続した取引につながっております。
 (2)でございますが、トゥーランドット臥龍居での鳥取ディナー、こちらは1日限りのコース設定でございましたが、同様に多くの皆さんに鳥取県産品を味わっていただきました。それから、鳥取マルシェということで、19日、20日の土日でございますが、県産野菜や特産品の販売もこの臥龍居で行っております。
 資料12ページをお願いいたします。(3)から(5)まで、首都圏の各地で鳥取県のフェアに参加しましてPRを行っております。後でごらんいただきたいと思います。
 資料13ページでございますが、4に今後の予定を上げております。これもごらんいただきたいと思います。

◎中島委員長
 続いて、報告15、関西圏における情報発信等について、及び報告16、関西圏の大学と連携したUターン就職支援事業の実施状況について、中原関西本部長、お願いします。

●中原関西本部長
 資料の14ページをお願いいたします。関西圏における情報発信等の取り組みです。まず1の(1)きてみんさい!!鳥取「蟹取(かにとり)」電車ですが、これは阪堺電車と連携しまして、12月14日に運行いたしました。乗客の皆様には松葉ガニと親ガニと地酒を楽しんでいただくという企画で、参加料が1万2,800円という、企画電車としては破格の高額な会費だったのですけれども、定員があっという間に埋まるという人気でございました。参加された方からも、鳥取に対する関心が非常に高まったといったいい反応が返っておりました。また、新聞等々あわせて報道もしていただくよう拡散しております。
 2番の県産品の主なPRの状況ですが、(1)神戸ポートピアホテル「山陰食フェア」を開催いたします。1月6日から2月29日まで、山陰両県の食材を使ったフェアということで、長期間の展開となります。ホテル内レストラン12店舗での展開、2月9日には「山陰の夕べ」と題しまして、スペシャルディナーのイベントも実施する予定としております。
 (2)、(3)、(4)につきましては、関西圏での特産品を使ったフェア、または試食販売等々の記載でございますので、後ほど御確認いただければと思います。
 続きまして、16ページをお願いいたします。関西圏の大学と連携したUターン就職支援等の状況について御報告いたします。
 関西圏の大学とかなりたくさんの就職支援協定、包括協定を結んでおります。関西本部では、そういったところの学生さんの県内就職に結びつく支援ということで、県内企業さんの情報ですとか就職活動に対する具体的なアドバイス等々の場を設けております。主なもので、1番、とっとり就職カフェ・理工系学生向け業界研究セミナーを開催しております。各大学での開催ということで、過去の開催状況、今後の開催予定を記しております。1大学にいらっしゃる学生さんが数十人規模ですので地道な活動ではありますけれども、学生さんからは地元の状況がよくわかったですとか、鳥取に対する関心が深まったので改めて地元就職も考えたいというような手応えのある反応があります。今後もこういった地道な活動を続けていきたいと思っております。
 2番以降、とっとり就活準備ゼミ、とっとり就活アカデミー、とっとり・しまね合同企業セミナーin大阪といった活動も順次続けていく予定としております。

◎中島委員長
 次に、地域づくり推進部から、報告17、美保基地所属航空機(C-2)輸送機の部品落下について、及び報告18、平成30年度決算(市町村分)に係る健全化判断比率・資金不足比率(確定値)について、森田課長、お願いします。

●森田市町村課長
 地域づくり推進部の資料1ページ、12月11日に確認されました美保基地のC-2輸送機の部品落下について御報告させていただきます。
 この事案につきましては、各委員の皆様には第一報をさせていただいているところでございますが、詳細について御報告させていただきます。
 落下した部品につきましては、写真の一番右側が正常な状態のものとなります。ちょっと見えにくいかもわかりませんが、部品がとめてあるピンが折れたことによりまして、この黒っぽい部品が落ちたということになります。落ちたものが、98掛ける50掛ける5、183.5グラムの鋼であったというところでございます。
 これは12月10日に美保基地所属のC-2輸送機が、ランプ扉を開いた際にこの部品が落ちたと推察されるというところでございます。輸送機ですので車両等物資を積みおろしする、機体後部に水平に開く扉をランプ扉と言っております。12月10日午前中に美保湾の上空でこの扉を開いて、機内で物料の投下訓練を行った後、中海で扉を閉じたというところでございますので、その間に落ちたと美保基地から説明があったところでございます。
 落下の原因については現在調査中でございます。原因究明のために、機体の製造元に分析調査を依頼していると確認しております。
 美保基地におきましては、原因が特定されるまで飛行訓練中にこの扉をあけ閉めしないと聞いているところでございます。部品のある位置がちょうどランプ扉のところでございますので、扉をあけない限り部品が落ちることはないというところでございます。
 また、今後の対策としまして、従前、飛行と飛行の間で1回行っていた点検につきまして、飛行の前後で行う、あるいは目視でやっていた点検を、点検要領を改めてもっと強化するといったこと、それから美保基地内の他の航空機全ての総点検が行われたところでございます。
 この説明を受けまして地域づくり推進部長から、県民の安全・安心に不安を与えるような重要な案件が発生したということで厳重に抗議するとともに、今後このようなことがないように、予断のないよう、考えられる事象を洗い出して万全の対策を講じた上で、一層の安全に努めるよう申し入れをしたところでございます。
 2ページ目。平成30年度決算に係ります市町村の健全化判断比率、あるいは資金不足比率等について御報告させていただきます。
 財政健全化法につきましては、財政に係る指標の整備と開示の徹底、財政の早期健全化、改善を図ることを目的に、平成21年4月に全面施行されたところでございます。このたび平成30年度の決算につきまして、市町村から報告が出そろいましたので報告させていただきます。
 各指標の説明につきましては、4ページ目に記載しております。後ほど確認いただければと思いますが、まず2ページの四角で囲った部分をごらんいただければと思います。一般会計等の赤字を示します実質赤字比率で、全市町村とも赤字はないという状況でございます。また、(2)で示しております連結実質赤字比率でございます。これは一般会計以外の全ての会計を連結したものとなりますが、こちらにつきましても全ての市町村で赤字は発生していないというところでございます。それから、3番目でございます。実質公債費比率でございます。こちらにつきましては、財政規模におけます借金返済の占める割合を示すものでございますが、3カ年平均で示されるものでございます。この値が18%を超えると起債には許可を得る必要がございます。また、25%を超えると災害復旧等以外での起債の発行が不可能となります。本県では、日野町が平成26年まで18%を超えていたところでございますが、起債残高等の縮減によりまして、現在ではいずれの団体も18%未満となっております。いずれの団体においても健全な財政運営がなされていると御判断いただければと思います。4番目でございます。将来負担比率でございます。1点訂正をお願いしたいと思いますが、資料の中に若桜町から日野町まで5つの町を書いておりますが、若桜町につきましては、今年度数字が上がっておりまして、削除いただければと思います。将来負担比率におきましては、現時点におけます財政規模に対する将来的な負担の割合を示したものでございます。起債の残高でありますとか退職金の支払い見込み額といった負債から、基金ですとか今後交付税措置が見込まれる額を差し引いて計算したものでございます。当該指数が350%を超えると早期健全化団体に指定されて、起債の制限等が発生するということになりますが、現時点におきまして、県内においてこれらに該当する団体はなく、いずれも健全な数字となっているところでございます。
 (2)に資金不足比率を掲げております。公営企業会計において会計ごとに資金不足の状況を算定することになっておりまして、赤字の額が収益規模の20%を超えると起債が制限されるというものでございます。資金不足が発生しておりますのは、昨年度と同様に境港の土地区画整理費特別会計のみとなっております。ただし、20%を超えるようなことはなく、昨年度よりも赤字幅は減少しているということでございます。この赤字の原因ですが、土地の売却が進んでいないということに起因しているものでございます。
 詳細につきましては、資料を添付させていただいておりますので、後ほど御確認いただければと思います。

◎中島委員長
 続いて、報告19、令和元年度鳥取県文化功労賞受賞者の決定及び表彰式の開催について、及び報告20、鳥取県民文化会館のレストラン施設について、池上文化振興監、お願いします。

●池上文化振興監兼文化政策課長
 資料の9ページをごらんください。令和元年度鳥取県文化功労賞受賞者の決定及び表彰式について報告いたします。
 すぐれた文化芸術活動により広く文化の振興に功績のあった者の功労をたたえる平成15年度創設の鳥取県文化功労賞について、11月27日に表彰式を行いました。今年度の受賞者はお二人ございます。創作人形を通して昭和の家族や人のきずな等を表現され、国内外で広く作品が展示されております安部朱美様。国内外での琴の演奏活動、県内の筝、和楽器の演奏集団の結成、次世代の育成など幅広く活動されている大西瑞香様でございます。
 3番目でございますけれども、受賞記念の巡回展、講演会、リサイタルなどを1月11日から開催する予定にしております。チラシもつけさせていただいておりますので、ぜひ期間中にごらんいただければと思います。
 続きまして、10ページでございます。鳥取県民文化会館のレストラン施設についてでございます。
 鳥取県民文化会館に併設しておりますレストラン施設について、現在営業中のグリーンハウスが年度末で閉店することになりました。閉店の理由は2に記載しております。従業員の確保が難しく、ホテルの人員を強化するためと伺っております。
 3番目でございますが、今後につきましては、県民文化会館等施設の利用者の利便性の向上、県民文化会館周辺エリアのにぎわいにもつながるように、既設の県民文化会館の利用者の懇談会、あるいは賑わいづくりを考える懇談会等の御意見も伺いながら、レストランという形態も含めて運営について検討いたします。県民文化会館の梨花ホールが、来年2月から改修工事が始まりますので、その改修工事が完了してホールの利用が始まる時期までを目標にして再開したいと考えているところでございます。

◎中島委員長
 続いて、報告21、東京2020オリンピック聖火リレー鳥取県実行委員会第3回総会の開催結果について、明場課長、お願いします。

●明場スポーツ課長
 11ページをごらんください。東京2020オリンピック聖火リレー鳥取県実行委員会の第3回の総会を11月26日に開催いたしました。概要のところにも示しておりますけれども、パラリンピックの聖火リレーについての実施案をお示しさせていただいたところです。具体的には、8月13日、採火式という形で、鳥取市と米子市で鳥取県の特色を生かした方向で採火をするということ。そして聖火ビジットということで、8月13日から17日にかけて、採火した2つの火が全市町村を訪問するということでございます。歓迎式だとか公共施設での展示等を実施すること、そして8月17日は出立式ということで、倉吉市を予定しておりますけれども、県内を巡回した2つの火を集火して、鳥取県の火として開催地である東京へ送ることを案として示させていただきまして、承認されたところでございます。
 出されました意見としましては、復興がテーマのオリンピック・パラリンピックでございますので、中部地震の復興に尽力された方の参画だとか、この体験を次世代につなげていくとか、市町村のアイデアを酌んでアクティブな活用をしていただくよう働きかける、あるいは障がい者団体とも意見交換を積極的に行うというような意見が出されたところでございます。これを受けまして、詳細につきましては今後の実行委員会等で検討を行っていくというところでございます。
 なお、これに関連しまして、昨日オリンピック聖火リレーの関係で動きがありましたので報告させていただきます。
 昨日、大会組織委員会より、聖火リレーのルートが発表されました。あわせて一部の都道府県のランナーも発表されたところでございます。本県におきましては、あす19日に第4回の実行委員会を開催いたしまして、ランナーを議題としているところでございます。そして、ルートの報告につきましても、まだ公表されていない見どころだとかランナー数、区間距離といったあたりも報告させていただくということで考えております。ランナーについてはあした公表でございまして、このあたりの詳細につきましては次回の常任委員会で報告させていただきたいと思います。

◎中島委員長
 次に、報告22、平井知事とジャマイカ首相の面談結果についてでありますが、先ほど交流人口拡大本部から説明がありましたので、ここでは省略いたします。
 報告23、学生デザインコンペティション2019「地域特性を活かした空き家の利活用」の審査結果について、齋藤課長、お願いします。

●齋藤中山間地域政策課長
 学生デザインコンペティション2019を開催いたしましたので、その結果を報告いたします。
 県内で建築を学ぶ学生を対象にいたしまして、これまで4回開かれているのですけれども、今年度は空き家の利活用をテーマにしたデザインコンペティションが実施されました。
 今年度のテーマは、地域特性を生かした空き家の利活用というテーマで取り組んでいただきました。趣旨としましては、建築設計を学ぶ学生の目線で、実在する空き家を題材に地域特性を生かした利活用方法を検討して新たな着眼点を提起し、実際の利活用に向けた機運醸成につながる提案を求めるというものでございます。
 4番の実施結果でございますけれども、最優秀賞としましては、米子工業高等専門学校の野田様、但井様、山崎様、松本様の4人のグループの「縁満(えんまん)-祝いと食の場-」という作品が最優秀に選ばれたところでございます。

◎中島委員長
 なお、報告24、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、地域づくり推進部資料14ページのとおりでありますので、説明は省略します。
 ただいままでの説明で何かございますか。

○銀杏委員
 4ページですね。台湾から鳥取砂丘コナン空港へのチャーター便の件ですが、最初のお題のところにも将来的な定期便化を目指すということで、まずは季節チャーター便の定期化を図ってということなのですが、今回連続チャーターが来られたときにも歓迎式典等で向こうの方がおっしゃっていたように、こちらから見るとアウトバウンド、向こうから見るとインバウンド、そうしたお客さんの確保も非常に重要なのだと。それに対して、ある程度の方策みたいなものは検討されているのかなというのが知りたくて質問しました。

●鈴木観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 台湾チャーター便のアウトバウンドについてお尋ねいただきました。実は今回の秋のチャーター便を再考する際にも、台中チャーターに関しましては、できれば日本人も利用させていただきたいというお話も踏まえて交渉しておりました。最終的には航空会社と台湾の旅行会社のほうで今回は台湾で売り切りたいというお話がございましたので、今回日本人への座席について提供していただくことは断念したところでございます。
 マンダリン航空とは継続的に接触しておりまして、日本人に席を提供していただきたいとお願いしておりますので、引き続きそれがかなうようにしていきたいとは思っておりますが、最終的には航空会社、旅行会社が判断されるのかなと思っております。引き続き働きかけをしていきたいと考えております。

○銀杏委員
 ちょっと趣旨が違いまして、チャーター便であれば向こうの旅行会社等が旅行商品をつくって、お客さんを募って、席がしっかり埋まるような形で行って帰ってくるといった格好で、行ったお客さんがまた帰りに乗って帰られるので日本人が座る席がなくて、それで採算はとれるのですけれども、将来定期便化ということを見据えているならば、何かしらやはり手だてを考えないといけないのではないかなと思うのですね。
 米子の上海便については、定期便について特段アウトバウンドについて厳しい要求みたいなのは聞いていないものですから、鳥取砂丘コナン空港から台湾との定期便化を進める上ではやはりアウトバウンドも考えなければいけないのではないかなということがありましてお聞きしたのですけれども。

●鈴木観光交流局副局長兼国際観光誘客課長
 定期便を見据えてのアウトバウンド対策ということで、例えば今台中市とお話をさせていただいておりますのは、今のところチャーター便は一方向の人の流れになっておりますけれども、機会を捉えて、鳥取県内で台中市役所の方に台湾の魅力を紹介するような観光情報を提供していただいたり、旅行会社との商談会といったことを重ねていきまして、日本人需要の掘り起こし。もともと台湾は非常に日本人観光客にも人気のあるところではございますけれども、そういうアウトバウンドの機運づくりも進めてまいりたいと考えております。

○銀杏委員
 ある程度の客数を獲得するのはやはりなかなか大変だろうなと思っておりまして、もう少し考えていただきたいなと。私のほうで何かアイデアがあってというわけではないのですが、考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

◎中島委員長
 課長、頑張って。
 そのほかございますか。

○森委員
 観光戦略関連で松葉ガニの世界一記念キャンペーンですけれども、ギネスの世界記録の登録はすごくお金がかかるという話なのですけれども、これは幾らかかって誰が払っているのかを教えてください。

●岩下観光交流局副局長兼観光戦略課長
 ギネスの登録の作業は、実は今市場開拓局で取り組んでおります。資料は水産課と販路拡大・輸出促進課と連名になっておりまして、私どもはPRを担当しておりまして、ギネスの登録の費用については把握しておりませんので、聞いてお知らせしたいと思います。

◎中島委員長
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほか。

○山口副委員長
 まず、地域づくり推進部の、レストランの関係なのですけれども、10ページですね。立地は非常にいいのですけれども、間取りを考えたときに、例えば利用者に障がい者の方が結構いらっしゃると思うのですけれども、バリアフリーの観点から非常に使いにくいのですよね。皆さん、頭の中で想定されたらわかると思うのですけれども。例えば今後新しい経営者を募られるに当たっても、そういう改修を新しい業者にさせるとなるとまたお金もかかるし、なかなか来にくいと思う。利便性の向上であるとかにぎわいに使われますので、せっかく来られる身障者の方がしっかり使えるように、改修等を含めて検討されてはどうかと思うのですけれども、コメントをいただきたいと思います。

●池上文化振興監兼文化政策課長
 そのようなことも含めて検討させていただきたいと思います。

◎中島委員長
 よろしいですか。
 そのほかございますか。

○山口副委員長
 続けて、交流人口拡大本部について、全体的な話になるのですけれども、今回浜崎議員さんの知事答弁の中でテレワークであるとか副業の問題であるとかワークシェアの問題を話されました。この冊子を含めて、アプローチが学生、入り口主体であるとか、個を起点にしたターゲットになるのですけれども、すごく大事だと思うのは、企業に対するアプローチが全然ないのです。1行もないのです。さっき申し上げたワークシェアとかテレワーク、副業に関しては、観点からすると企業立地と一緒なのですよね。企業に対するアプローチも続けていくことでよさを伝える、そこから部門が鳥取に来るといった結果にもなると思うので、東京本部の方とか関西本部の方も含めて、そういった観点でアプローチをされてみてはいいかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

●細羽交流人口拡大本部長
 今の山口副委員長からの御指摘は、前も同趣旨の御指摘をいただいていたと思います。前回もお答えしたのですが、商工の企業誘致とか、そういう部署とも協力して、関係人口づくりを頑張りますという話をしておりました。今回の報告には企業へのアプローチ、かかわりがなかったということなのですが、我々としても全くやっていないことはないわけでございまして、今回たまたま案件としては報告事項に入っていないのですが、その一つとしては、今回の議会でも議論がありましたワーケーションの関係でございます。これは最終的には社員一人一人の仕事のスタイルなのですけれども、今回の議会でも知事から申し上げたように、企業単位で研修に来るとか、場合によってはこちらで合宿形式で仕事をする場として鳥取を利用するとか、いろんな形態が想定されていまして、そういうところで我々としてもかなりの数の企業に当たっております。商工の担当とも一緒に当たる場面もございます。ですので、いずれそういうことが前に進んだ時点で、取り組み状況などについても御説明する機会があると思いますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。

○山口副委員長
 頑張ってください。
 最後。交流人口の16ページ。関西圏の大学連携の話なのですけれども、これは基本的には就職協定が起点になっているのですけれども、僕は関西学院大学出身でして、この間、女性の副学長の方とお話しする機会があって。就職協定ありますよね、とにかく学校としては来たら受ける、どんな大学でも来たら受ける。だから、鳥取県としてはこれだけあると言いますけれども、学生であるとか大学としては、入り乱れると言ったらあれですけれども、たくさんあって差別化も何も図られていない。来たら応えるぐらいなもので、学生としてはどこをどう選んでいいのかわからないというようなお話をされていました。就職協定が業務協力協定、最終的には包括業務協力協定という形に発展的になっていると思うのですけれども、鳥取県のよさを発揮できるといったら、就職協定ではなくてそちらのほうに展開することで、では鳥取県と大学と学生とを含めて何ができるか、特徴ある取り組みをすることでそういった群から抜け出すことができるのではという御示唆をいただきました。そういったことも含めて、新しい展開もされてみてはどうかなと。両方に御意見を。

●中原関西本部長
 ありがとうございます。我々も就職支援協定ですと、確かにおっしゃるように多くのうちの一つということで、全くなかなか頭が出ないということになりますので、こういった学生さんの参加を集めるにも苦労しております。こういった取り組みは主に県出身の学生さんを中心にアプローチして、その周辺、幅広く、出身以外の方も受け入れるということで取り組んでおります。さっきおっしゃったように、就職支援協定から包括支援協定にというのは我々も本当に目指しているところです。大学によって事情、お考えがいろいろということで、各大学と就職支援協定に基づく取り組みをしながら、何とかそれを広げられないかということは日々担当を含めて意識して動いておりますので、常に鳥取県の地域の取り組みなども御紹介しながら、どこかで鳥取県との事業が広げられないかということを常に働きかけておりまして、これからも活動を広げていって最終的に包括支援協定に結びつけられるように意識して取り組んでいきたいと思っております。

●谷長東京本部長
 東京本部におきましても、やはり就職支援協定だけでは物足りないところがあるのだろうなということで、なるべく包括協定につながるような動きをしております。東京におきましては、青山学院さんでありますとか中央大学といったところの学生さんが鳥取県内でフィールドワークをしていただいたりということもございますので、極力そういった方向に持っていきたいなと考えております。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○興治委員
 文化政策課の10ページのレストランの関係について、私はそんなによく行くわけではないのですけれども、たまに行くとほとんどお客さんがいないのですよね。これで成り立っているのだろうかなという感じは結構受けていたのです。
 米子のビッグシップのところにもレストランがありまして、私が行く時間帯の問題かもしれないのですけれども、そこも余りお客さんがいなくて、かつて湯梨浜町の東郷池のところの燕趙園にも県がつくったレストランがあったのですけれども、そこも撤退されました。倉吉の未来中心の中にやはり食事ができるところがあったのですけれども、そこも撤退されたとかということがありましてね、閉店の理由が従業員の確保が難しいと書いてあるのですけれども、収支の状況というのはどうだったのでしょうか。果たして黒字だったのにやめるということなのでしょうか。

●池上文化振興監兼文化政策課長
 ニューオータニ様から文化振興財団に話がございましたけれども、閑散期、繁忙期それぞれあるということですが、赤字、経営状況が悪いから撤退ということではないと伺っております。

○興治委員
 そうですか。使い勝手の悪さとか、こういった点を改善してほしいとか、そういう意見は何かありましたか。

●池上文化振興監兼文化政策課長
 そういった御要望は伺っていないですけれども、備品が古くなれば新しいものに更新するといったことは対応させてきていただいておりましたので、そういった点では特に。(「何が」と呼ぶ者あり)備品、備えつけの厨房の備品などですね。県で用意したものと、持ち込んで使っておられたものがございますので、県が用意していた備品が古くなれば更新させていただくとか、古くなったという御要望を伺いましたら、更新したりということは行ってきておりました。

○興治委員
 ここは施設の使用料は幾らだったのですか、家賃などは。

●池上文化振興監兼文化政策課長
 年間で税込み230万円余りでございました。それについては高いということではないと伺っております。

○興治委員
 実態は私も全く知らないものですから何とも言えないのですけれども、やはりなかなか経営的にもそう容易ではないのかなという感じがしますので、そこら辺のところも十分考えて、公共施設のにぎわいをつくるために必要な場だろうと思うのですよ。できればそこで利益を上げていただいて、ずっと継続していただくということ。もちろん創意工夫も必要だと思うのですけれども、公共施設のにぎわいづくりという公益的な側面も大いにあるということも加味して、今後の運営については家賃等々御検討いただけたらなと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る関係人口の拡大、観光振興、中山間地域を初めとする地域振興、道路網・河川等の整備、交通安全、防災並びにその他の主要事項等について、閉会中もこれを継続調査することとして、その旨、議長に申し出ることに御異議はございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 なお、委員長報告の作成及び内容については、委員長に一任していただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、その他の件ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。

●西尾県民参画協働課長
 この赤いチラシをごらんいただけますでしょうか。今週末12月22日に、令和新時代創造県民運動の一環といたしまして、令和新時代とっとり元気フェスを倉吉未来中心で開催いたします。地域づくり活動ですとか鳥取の魅力を体感していただけるような催しを多数用意しておりまして、NHKの「るーとるーと」でずっと鳥取県に通っておられるマンボウやしろさんをお招きして、地元高校生と、鳥取をどうやって魅力化していこうというようなトークショーをしていただきます。鳥取の魅力をPRするような1分動画の募集をしたところ40作品を超える応募がありまして、その公開審査をいたしましたり、地域活動をしておられる団体様ですとか包括連携協定で県と協働してくださっている企業様の展示ブース、それから地域おこし協力隊の活動の紹介ですといったことを多数そろえておりますので、週末、倉吉未来中心にぜひお越しください。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

●池上文化振興監兼文化政策課長
 チラシを2つお配りしております。1つは、先ほど御説明いたしました鳥取文化功労賞の記念事業のチラシでございます。もう一つは緑のもので、小中学生の美術展覧会、第17回のジュニア県展のチラシでございます。全体で5,500点余りの応募の中から、知事賞や教育長賞など入賞作品1,414点を展示いたします。また、中部、西部でも巡回展ということで開催いたしますので、ぜひごらんいただければと思います。ありがとうございます。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 それでは、委員の皆様に御連絡いたします。次回の常任委員会は、1月21日火曜日、午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願い申し上げます。
 この後、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さん、御苦労さまです。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、まず岡山・鳥取両県議会の土木関係常任委員会による合同要望活動についてです。
 事務局から説明します。

●尾﨑調査課課長補佐
 資料A4横の日程案を配らせていただいております。岡山・鳥取両県議会NEXCO・国交省要望活動日程(案)というものでございます。
 この日程案の内容で要望活動を行う方向で関係各所と調整中でございます。ちなみに、御参加いただく委員なのですが、岡山県議会側は正副委員長お二人と伺っております。鳥取県議会側でございますが、中島委員長と山口副委員長、それから今回は鳥取県がホスト県ということもございまして、中島委員長からもうお一方、斉木委員にお願いしたいという御意向がございます。お配りした内容について御協議いただければと思います。

◎中島委員長
 今、事務局から説明があったとおりです。何かございますか。

○斉木委員
 特別、希望したわけではなくて、4車線化促進議員連盟の会長として行かせてもらうということで。

◎中島委員長
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、このとおりに要望活動をしたいと思います。
 続きまして、今年度第2回の県外調査についてであります。
 詳細は事務局から説明いたします。

●尾﨑調査課課長補佐
 引き続いて、同じA4横の県外調査の日程表をお配りしております。先回の常任委員会で、日程につきましては1月27日から29日、2泊3日と決定いただきました。調査先につきましては、いろいろ御意見をいただきましたが、結果、委員長に御一任ということでございます。前回お配りした調査項目案の中から、こういったものではどうでしょうかというところで委員長と相談させていただいたものがこの日程表でございます。簡単にさらっと説明させていただきます。
 初日27日は、鳥取あるいは米子を朝8時台に出発しまして、午後、佐賀県警に立ち寄ろうかと思っております。内容につきましては、交通安全ですとか警察防災、少年非行予防策というのがあると、鳥取県警からも情報をいただきながら、こういった日程とさせていただいております。この日は佐賀に宿泊ではなくて、翌朝、長崎県庁に行きたいと思っておりまして、佐賀県警が終わった足で夕方遅くなりますが、長崎市内で泊まりたいと思っております。長崎市内で宿泊、夕食を済ませていただきまして、翌日は午前中、県庁で原子力防災。佐賀県の玄海原子力発電所の周辺自治体という位置づけが長崎県にはありますので、そういった側面からのお話を、その辺の調査をしてはどうかと思います。その後、この場面だけ移動の交通手段がなかなかないものでして、借り上げバスで、松浦鉄道、地元の鉄道会社に行ってはどうかと思っております。ここは鉄道を利用しました貨客混載事業に取り組んでおりまして、あるいは貨客混載にこだわらず、経営向上のために行っているような取り組み全般について話を伺えればいいかなと思っております。その後、佐世保観光コンベンション協会に、地域観光資源の掘り起こし、活用策等々について御説明を受けまして、この日も佐世保に泊まるのではなく、時間が遅くなりますが、福岡博多に、こちらでも先回り先回りしていきたいと思っています。この日は博多駅前にお泊まりいただきまして、翌日は福岡県庁で、2年前の九州北部豪雨からの教訓を生かしたその後の取り組み、さらには住民避難誘導対策を午前中に聞いて、その足で鳥取に向かうという流れを考えております。
 ちなみに、1月30日は政調政審を予定しておりますので、東部の方は問題ないと思うのですが、中部、西部の方、お帰りをどちらにされるのかというのは事務局において確認させていただきたいと思います。

◎中島委員長
 ただいま説明がございました。何かございますか。よろしいですね。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、いただいた御意見を含め、さらに委員長と事務局とで調整したいと思います。
 調整内容は、私に御一任ください。調査結果は、随時委員の皆様にお知らせいたします。
 以上をもちまして、地域づくり県土警察常任委員会を閉会いたします。

午後0時27分 閉会

 



 

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