令和元年度地域づくり(振興)県土警察常任委員会議事録

令和元年6月26日会議録(確定版)

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員

中島 規夫
山口 雅志
斉木 正一
銀杏 泰利
興治 英夫
森  雅幹
松田  正
藤井 一博

欠席者
(なし)


 説明のため出席した者
佐野警察本部長、西尾危機管理局長、草野県土整備部長、広瀬地域振興部長、
門脇観光交流局長外

 職務のため出席した事務局職員
   尾﨑課長補佐  田中係長  澤田係長


 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前10時6分

 3 再  開   午前10時8分

 4  閉  会      午前10時47分

 5 司  会   中島委員長

 6 会議録署名委員  藤井委員  森委員

 7 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり


 
会議の概要

午前10時00分 開会

◎中島委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、藤井委員と森委員にお願いいたします。
 それでは、本委員会に付託されました議案について審査を行います。付議案は、日程に記載の3議案であります。
 これから付託議案に対する質疑を行っていただきますが、委員の皆様におかれましては、簡潔な質問とマイクのスイッチの切りかえをお願いします。
 それでは、質疑のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、付託議案に対する討論を行っていただきます。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論がないようですので、これより採決に入ります。
 採決については、一括して採決するのがよろしいか、お諮りいたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、付託議案を一括して採決いたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 挙手全員であります。したがいまして、本委員会に付託されました全ての議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 続いて、請願・陳情の審査を行います。
 今回は、新規分の陳情1件の審査を行います。
 それでは、陳情元年地域振興第7号、核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書の提出について、審査を行います。
 御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。

○森委員
 採択を主張いたします。
 この件については、世界で唯一の被爆国である日本が、これについて批准をしない、署名をしない。これは本当にあり得ない話で、まず日本がこういったことをやって、ほかの参加国を求めるというのが当たり前の話でありますので、ぜひとも採択をしていただきたいということで、採択を主張します。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口委員
 私からは、本件につきましては、趣旨採択をお願いしたいと思っております。
 理由につきましては、条約締結など外交、防衛は国の専権事項であり、国の責任において国民的関心を喚起しながら、十分に論議を重ねていくものだと考えられます。今、本県議会で決議等を行う類いのものではないと思われます。しかしながら、昭和62年に核兵器廃絶平和鳥取宣言を本会議において採択するなど、これまでも反核の意思を内外に示し、政府や国会に取り組みを要望してきた経緯がございます。
 以上のことから、趣旨採択をお願いしたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 意見が出尽くしたようですので、これより採決に入ります。
 確認いたします。御意見は、採択、趣旨採択です。
 初めに、採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成少数であります。
 次に、趣旨採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成多数であります。したがいまして、陳情元年地域振興第7号については、趣旨採択と決定いたします。
 それでは、執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。再開は10時10分とします。
(執行部入れかわり)

午前10時06分 休憩
午前10時08分 再開

◎中島委員長
 再開します。
 報告事項に入ります。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクを使ってお願いします。
 なお、質疑等については、説明終了後、一括して行うことといたします。
 まず、警察本部から、報告1、令和元年夏の交通安全県民運動の実施について、本庄課長の説明を求めます。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 令和元年夏の交通安全県民運動の実施について、御報告させていただきます。
警察資料の1ページをお願いします。夏の交通安全県民運動は、夏休み時期には
レジャー、帰省などによる交通量の増加や、子どもの屋外活動の活発化、解放感や暑さからの疲労等による漫然運転での交通事故の多発が懸念されることから、夏の行楽シーズンを控えたこの時期に広く県民に対して交通安全意識の普及、浸透を図り、交通ルールの遵守と、正しい交通マナーの実践を習慣づけることによる交通事故防止の徹底を図るために行うものです。
 実施時期は、7月11日木曜日から7月20日土曜日までの10日間です。
 運動の重点は、高齢者、子ども及び障がい者の交通事故防止、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、自転車の安全利用の推進、飲酒運転の根絶の4点です。
 活動強化して実施する日といたしまして、7月16日火曜日を交通安全にみんなで参加する日及び交通マナーアップ強化日に指定しております。
 期間中、各警察署において交通安全パレードや広報などを管内の交通情勢を踏まえながら、各自治体、関係機関等と連携しながら取り組みを行うこととしております。あわせて、高齢者訪問活動、飲酒運転根絶広報等も行うこととしております。また、全国では小学生等が被害に遭った通り魔事件や、園児が犠牲になった交通死亡事故等が発生していることから、街頭監視を行いつつ、見守り活動も行うこととしております。
 夏の交通安全県民運動により、交通ルールの遵守とマナー向上、交通安全意識の高揚、交通事故防止を図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

◎中島委員長
 次に、地域振興部から、報告2、県中部地域における公共交通の利便性向上について、矢吹課長の説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 地域振興部の資料の1ページをごらんください。
 県中部地域におきます公共交通の利便性向上についてでございます。県の中部地域におきまして、交通事業者、利用者の代表の方、市町村といった方々で構成する協議会を設置してございまして、平成30年3月に中部の網計画を策定いたしました。その中で、長大路線の赤碕線、これは約30キロぐらいあるのですけれども、そういった利用の少ない便の減便といった適正化も含めまして、路線の再編の検討を重ねてまいりまして、通勤通学、観光の利便性といった観点で10月から路線再編を実施することとなりましたので、御報告をいたします。
 内容は大きく4点ございます。
 まず、1番でございますが、赤碕線、北条線を青山剛昌ふるさと館に経由するということと、北条線を由良駅に乗り入れるというものでございます。内容は、赤碕線の4便、北条線の12便を、今までなかったものですが、青山剛昌ふるさと館の開館時間中に乗り入れるというものと、北条線は今、由良駅の入り口というちょっと離れたバス停だったのですが、全便、由良駅の構内に起終点を設けて利便性を高めるというものでございます。
 2点目でございますが、赤碕線におきまして、西倉吉の経由便を新設したいというものでございます。これは赤碕線で琴浦町や北栄町方面から倉吉西高校ですとか、倉吉農業高校に通学される生徒さんに対しまして、ヒアリングをしてまいりました。そうしたところ、両校に利便性を高めてほしいという声がかなりあったものですから、赤碕線は今、青いところを走っているのですが、朝夕の通学時間帯を含む6便を、より西側に振って、赤い真ん中の辺に西倉吉経由にすることによって、より近くして通学の利便性を高めるという見直しでございます。
 3ページでございます。3点目で、倉吉総合産業高校への通学便の新設でございます。こちらも高校へのヒアリングにおきまして、今までは倉吉駅から約1.6キロを徒歩なり自転車で通学されていらっしゃったのですが、駅からバス路線を新設していただきたいという御要望を受けまして、安全面といった観点もございましたので、平日の通学時間帯に朝夕1便ずつ運行させるということで、安全面ですとか、利便性向上を図ろうというものでございます。
 最後、4点目でございますが、社線や北谷線を西倉吉の工業団地内を経由させるというものでございまして、こちらも西倉吉の工業団地内の企業様にヒアリングを行いましたところ、数社からバスに乗りたいという御要望を受けまして、社線の2便、北谷線の2便を平日の朝夕の通勤時間帯に団地内を経由させ、利便性を上げるという見直しをこの10月からしたいと思ってございます。

◎中島委員長
 続いて、報告3、県内文化財の国特別史跡追加指定について、山枡室長、説明を求めます。

●山枡文化財課歴史遺産室長
 県内文化財の国特別史跡の追加指定について報告させていただきます。
 6月21日に、国の文化審議会が既に特別史跡として指定されておりました斎尾廃寺跡の周囲を、追加で指定するように文部科学大臣に答申したことでございます。
 斎尾廃寺跡は、既に昭和10年12月24日に史跡、それから昭和27年3月29日に山陰地方唯一の特別史跡ということで指定されていたものでございます。
 4ページの図をごらんいただきながらお聞きいただきたいと思います。今まで特別史跡として指定されておりましたのが、塔跡、金堂跡、中門跡、講堂跡という字があるところを囲んでおります細い実線部分でございます。それがこのたび外側の太い実線部分まで追加指定ということで、特別史跡の範囲が広がったということでございます。追加指定された面積が3万5,935.31平米で、従来から特別史跡として指定されていた細い実線の範囲を合わせますと、3万9,390.31平米ということでございます。
 斎尾廃寺は、今、特別史跡と御報告しましたが、7世紀後半に創建された寺院でして、東伯郡琴浦町大字槻下にございます。JRの浦安駅から大体2.6キロメートルほど南東にあります、丘の上にある遺跡でございます。この地は、平安時代の記録の「和名類聚抄」というのがございますけれども、そのような記録などから伯耆国の八橋(やはし)郡、今は八橋(やばせ)と言いますけれども、八橋(やはし)郡と呼ばれていた行政区画のところにあります。大体この地域が、東のほう350メートルほどには古代の八橋(やはし)郡の郡役所の正倉と言われる大高野官衙遺跡でありますとか、北側には郡役所の可能性があります遺跡などもあり、7世紀から9世紀の古代の役所や、その正倉が所在するエリアでございます。
 引き続き4ページの図でございますけれども、現状が芝畑に囲まれておりまして、先ほど申し上げました寺院の中心的な施設の塔、金堂は、高さ1メートル強の基壇、建物の土台部分や礎石が残っております。それから、図の上、北側にございます講堂跡は、基壇は残っていませんが、低い基壇の裾かと思われる石の列や礎石が残っております。また、図の真ん中の右下あたりに中門跡と書いてありますが、そのあたりの若干の土の盛り上がりなどがあり、中門と推定されている状況でございます。
 主要な建物の配置のことを伽藍配置と言いますが、西側に塔、金堂が東、講堂がその北側に配される、県内唯一の法隆寺式の伽藍配置を採用しているという古代寺院でございます。特別史跡の指定後に数回調査が行われておりまして、中心部分の外側に、二重の溝で囲まれる区画が見つかっております。北内郭溝と、内郭溝というのは北、東に、その外側に区画溝というのが東西南北に見つかっておりまして、大体これで寺院地の範囲がおおむねわかるような状況でございました。一番外側が南北250メートル、東西150メートルの寺院地を区画するという溝が確認されております。
 出土品には、塑像と言いますが、仏様の頭や唇であるとか、瓦、鴟尾という屋根に飾る瓦、土器などが出土しております。最近の調査で、土器の中には4ページの右下の白黒写真、八寺というのが出ておりまして、寺院の名前もわかっているということでございます。近年は、史跡指定地周辺が芝などの収穫によって、毎年すきとられていることから、保存の必要性が高まっていたということでございます。
 それで、平成30年3月に琴浦町教育委員会が策定した保存活用計画において、追加指定によって一体的な保存、活用を図ることが必要とされまして、このたび追加指定の答申がなされたということでございます。

◎中島委員長
 続いて、報告4、クロアチア拠点セーリングチーム、J.K.モルナルの事前合宿の実施について、明場課長、説明を求めます。

●明場スポーツ課長
 地域振興部の資料5ページをごらんください。クロアチア拠点セーリングチーム、J.K.モルナルの事前合宿実施について、報告させていただきます。
 このチームは、2019年レーザー級世界選手権大会開催を前に、昨年に引き続き第2回目の合宿を境港市で実施したところでございます。クロアチアのスプリットを拠点としたチームで、ヨーロッパの強豪チームでございます。クロアチアを含む5カ国の選手が在籍し、本県体育協会所属の瀬川選手もその一人でございます。
 合宿は、6月8日から17日までの10日間、境港公共マリーナを拠点として練習を行いました。そのほか、多目的施設完成セレモニーへ出席したり、メディア取材への対応をやっております。総評としまして、コメントを載せておりますけれども、選手の皆さんは、非常に天気もよく、いいコンディションの中で行えたということでございまして、美保湾がセーリング競技の好適地であることをアピールできたかなと考えております。
 今後の合宿につきましては、2019年11月ごろ、それから2020年7月ごろ、東京五輪の事前合宿ということで予定を組まれております。

◎中島委員長
 次に、観光交流局から、報告5、名探偵コナンまつりinまんが王国とっとりの開催について、森田まんが官房長の説明を求めます。

●森田まんが王国官房長
 名探偵コナンまつりについて報告させていただきます。
 資料の1ページをごらんください。8月17日、とりぎん文化会館の梨花ホールで名探偵コナンまつりを開催します。アニメ名探偵コナンの声優が一堂に会し、トークショーを繰り広げるイベントで、ことしで7回目となります。ことしの出演声優は、アニメで主要キャラクターを演じる5人で、首都圏でも実現しないような大変豪華な顔ぶれとなっております。毎年大好評のこのイベントに県外から多くのコナンファンにお越しいただき、この機会にまんが王国とっとりをPRいたします。

◎中島委員長
 次に、危機管理局から、報告6、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について、及び報告第7、島根原子力発電所2号機中央制御室空調換気系ダクト腐食に係る現地確認について、木本課長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 危機管理局の資料の1ページでございます。島根2号機の審査状況について御報告いたします。
 前回の常任委員会から新たに2回の審査会合が開催されております。5月30日には発電所内部での火災に対して耐火壁ですとか、消火設備等を設置することで、発電所の安全性が損なわれない設計とするという旨を説明しております。
 そのほか、中央制御室を1号機と2号機の共用施設とすることで、万一、2号機で事故が起こったときに1号機の運転員が対応に当たることができることで、2号機の安全性向上につながることなどを説明しております。
 これに対しまして、原子力規制委員会からは、火災については補助盤室という制御盤などを多く設置している部屋があるのですけれども、その部屋に対してガス消火設備の設置可否を検討するようにしてくださいというコメントですとか、中央制御室については、1号機の運転員に対して2号機の運転員と同じ教育・訓練を受けさせるように保安規定で整理するようにというコメントを受けておりまして、引き続き審査が行われることとなっております。
 続いて、6月11日に行われた審査会合ですけれども、中電は、燃料を包んでいる被覆管が大量に破損するような、炉心損傷という事象を防止するための対策が実効的であることを説明しております。
 原子力規制委員会からのコメントとしましては、炉が異常な状態に陥ったときに、容器内の圧力、温度を下げるために水を容器内に散布する、外部水源を用いた格納容器スプレイという設備の運用についての妥当性について説明するようにとのコメントを受けております。そのほか有効性評価において、その前提条件となります外部電源が、ある場合とない場合、どちらが厳しい条件かということもちゃんと整理するようにという要求を受けておりまして、こちらも審査継続となっております。
 一番下の3、その他なのですけれども、6月14日、2号機の3回分の審査会合に対する中国電力による自治体向けの説明会が開催されまして、本県からも出席して疑問点などを確認しております。
 続きまして5ページ、2号機のダクト腐食について、現地確認を行った結果を御報告いたします。
 平成28年12月に中央制御室の2号機側の空調換気系ダクトにおきまして、1メートル掛ける30センチの腐食孔が確認されたという事案でございます。このたび中国電力から再発防止対策が完了したという報告を受けましたので、現地確認を行ったものでございます。本事案に関する現地確認は、今回を含めて計4回行っておりまして、いずれも安全協定に基づいて、米子市、境港市と共同で実施しております。
 下の表、このたび処置が完了した再発防止対策と、今回、現地確認した内容です。(1)の保守点検の見直しでは、点検頻度を高めたりですとか、点検口を追加設置して、今回問題となったラインの内面が全て点検できるようにしております。そのほか、外気を中央制御室に取り込む際に、外気に含まれる水分、海塩粒子、塩ですね、塩を除去する外気処理装置の運用を見直ししているですとか、ダクトの仕様、形状・構造を見直しております。
 現地確認では、図面どおりに施工されていることですとか、書面にて外気処理装置の運転方法、見直し後の点検の実績などを書類で確認しておりまして、原子力規制委員会に報告して了承された再発防止対策が正しく実施されていることを確認しております。

◎中島委員長
 次に、県土整備部から、報告8、第2回鳥取港長期構想検討委員会の開催について、小西課長の説明を求めます。

●小西空港港湾課長
 県土整備部資料の1ページをごらんください。第2回鳥取港長期構想検討委員会の開催について、報告させていただきます。
 鳥取港におきましては、平成29年9月の台風18号、21号、昨年の7月豪雨などにより、航路、泊地の大量の土砂埋塞、漂着物が港内に入り込んで船が航行できなくなる航路閉塞が発生したということで、これらの課題の抜本的な解決のために、現在、港湾計画の改訂に向けて作業をしております。その前段として、今、20年から30年先の物流、人流など総合的な港湾の将来像や空間の利活用を取りまとめた長期構想を策定しているところでございます。学識経験者、物流関係者、地元関係者、関係行政機関による第2回を6月11日に開催しました。
 内容としましては、昨年11月28日にありました、第1回長期構想検討委員会での意見、課題、対応、それから背後企業へのヒアリングといったものを受けて検討しました。
 内容の1番目、鳥取港の課題とその対応ということで、4点上げさせていただいております。解決方法として、イメージ図を下につけさせていただいております。航路の堆砂、航路・泊地の埋塞対策として、航路の変更、漂着物の侵入に対する防波堤整備、かさ上げといったものを考えております。
 2点目としまして、鳥取港の空間利用についてということで、物流関連、生活活動、にぎわい、交流ゾーンといったことについても討議させていただきました。
 今後につきましては、夏にパブリックコメントを行った後、秋、9月から10月ぐらいに第3回の検討委員会を行いまして、長期構想の策定を行い、来年度に港湾計画の改訂を行っていきたいと考えております。

◎中島委員長
 ただいままでの説明について質疑等はございますか。

○銀杏委員
 警察本部の1ページで、行事が書いてあるのですけれども、7月18日に郡家警察署で高齢者マイカー交通安全教室が開かれるということですけれども、自動車整備振興会と連携したというのはどういう連携か、詳しく教えていただきたいと思います。それから、7月11日の浜村署の八束水パーキングというのが、どこか思い浮かばないのですが、場所を教えていただけたらと思います。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 御質問がありました1点目の自動車整備振興会と連携した交通安全教室ですけれども、これは今、高齢者対策でサポートカーといった車がありますので、その説明とかもあわせた安全教室をしたいということで、専門家を呼んでいるという部分がございます。
 八束水パーキングは、旧9号線のパチンコ屋のあった広い道のところでございます。パチンコ屋があって、今は中華料理店か何かができているところがございますけれども、その手前の部分でございます。

○銀杏委員
 よくわかりました。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○山口委員
 本会議で本部長から特に歩行者優先を意識づけるというお話がありまして、特に横断歩道に歩行者がいたときの一時停止を意識づけるということは数にして5回ほど言われた。期間中、歩行者がいたらとまるのですけれども、前から来る車がすごいスピードで何だよと思うぐらい飛ばすので、やはり足りないと思っています。僕が島根県にいたときは、朝の時間帯に覆面パトカーが小中学校の近くに隠れてと言ったら聞こえは悪いですけれども、結構とめて切符を切っていたのですよ。
 それをやり出してから、朝の時間帯だけではなくて、もう必ずとまるようになって、いろんなところでとまるように結構意識づけができたものですけれども。見るにつけて、そういう取り締まりを余りされていないような、されていても、やっているのが見えてこないと。切符を切られるよというのが県民に伝わるぐらい厳しくやらないといけないと思うのですけれども、せっかくあれだけ言われたので、今回の運動についてどんな感じなのでしょうか。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 やはり横断歩道は歩行者優先ですので、県警としましても、現在、歩行者妨害の違反については厳しく取り締まり、あるいは指導するということで、取り組んでおりますし、安全運動でさらにやっていきたいと考えております。

○山口委員
 一時停止違反がどれだけの減点になるというのをおっしゃっていただいてもいいですか。

◎中島委員長
 本庄課長、今なかったら、後で、文書で渡す。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 はい、後ほどお持ちしたいと思います。

◎中島委員長
 そのほかありますか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他ですが、執行部、委員の方で何かございませんか。

●明場スポーツ課長
 青い色のチラシ、ヨットの絵が描いてあるチラシをつけております。セーリングの世界選手権のPRをさせていただきたいと思います。
 本日6月26日から7月24日まで1カ月間にわたりまして境港公共マリーナでレーザー級の世界選手権が開かれるということでございます。裏面、詳細な日程をつけております。クラスが2つありまして、スタンダードクラス、レースは7月4日から9日まで、ラジアルのほうが7月19日から24日まででございます。スタンダードというのはちょっと大き目のクラス、帆の大きさが大きいということでございます。本県出身の瀬川選手も出ております。大会当日は、会場内に大型モニターを設置し、無料の観覧艇も出ることになっておりますので、ぜひ見に来ていただければと思います。

◎中島委員長
 そのほかございますか。

○松田委員
 県警にお伺いしたいのですけれども、吹田で拳銃を奪われる、交番が襲撃された事件があったのですけれども、抜本的なことは警察庁等々が考えることだとは思いますが、やはり県警としても速やかに対応できることはすべきだと思うのです。そういったところで、今どういったことをされているのか、考えていらっしゃるのか、教えてください。

●前田警務部総括参事官警務課長事務取扱
 吹田の事件を受けまして、今、さまざまな対応をとっています。昨年は富山でもございましたので、例えば施設の関係、交番の施設のセキュリティーを高める。あるいは対物訓練もやっておりますし、あとは新聞報道でもございますとおり、警察庁が、奪取されにくい新型の拳銃ホルダーを一括して調達して、各県に順次配付することになっております。ただしこれは警視庁であるとか大阪府警を優先して配付、鳥取県警にはまだすぐには入ってこないのですけれども、いずれ入ってくるとなっております。
 こういう対策は、性質上なかなか公表しにくい部分もあるのですけれども、可能な限り今後も検討して実施していきたいと思っております。

○松田委員
 ありがとうございます。

◎中島委員長
 そのほかございますか。
 意見が尽きたようですので、以上で終わります。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る地域振興、道路網、河川等の整備、交通安全、観光振興、防災体制並びにその他の主要事項について、閉会中もこれを継続審査することとし、その旨、議長に申し出ることに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、その旨、議長に申し出ておきます。
 なお、委員長報告の作成及び内容については、委員長に一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 それでは、委員会の委員の皆様に御連絡いたします。
 次回の常任委員会は7月19日金曜日午前10時から開催の予定でありますので、よろしくお願いします。
 この後、委員の皆様には御相談がございますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さん、御苦労さまでした。
(執行部退席)
 では、今年度、第1回目の県外調査についてであります。
 まず、調査の行程について、皆さんからの御意見を伺いたいと思いますが、事務局から説明させます。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 皆様のお手元にA4横の1枚物の日程表をお配りしております。前回までの常任委員会で8月7日から9日の2泊3日で、行程は山形及び秋田ということでご協議いただいていました。それをもとにしたのがこの表なのですが、この場で御確認、御協議をいただきたいことが2つあります。
 1つ目は、山形は御案内のとおり、地震がありましたので、果たして受け入れてもらえるのかどうかというところで、先方の山形県議会事務局に状況を確認しました。その結果、基本的には受け入れには問題ありません。沿岸部のほうで被害があったようなのですが、基本的には受け入れは大丈夫なのだけれども、また別途、細かい調査テーマ等をお聞かせいただければ、担当課と相談しますと。項目が県土整備であるとか、危機管理のテーマになるというようなときには、場合によっては対応できないかもしれませんけれどもというふうな状況でございました。観光関係につきましては、通常営業しておりまして、受け入れに全く問題ない、むしろ風評被害のようなことも出ておりますのでというふうなことをおっしゃっておられました。こういった山形県側の状況を踏まえて、山形のことについては改めて御確認をいただきたいというのが1点です。
 もう1点は、お配りしているこの行程表の1日目、2日目、3日目の内容でよろしいかどうかというのを御協議いただければと思います。ざっと説明します。朝、県内の空港を出発していただきます。羽田空港で乗りかえまして、庄内空港着が12時10分でございます。その後、庄内観光コンベンション協会、ここは地震による被害はもちろんあったように思うのですが、お聞きしますと、現在、通常営業しておりますので、大丈夫ですということでございました。山陰でもありましたDCを、ことし10月から12月に予定しておりまして、そういった観光の誘客策について話を聞ければと思っております。
 2日目は山形県庁で、調査テーマとしては記載のような内容を考えております。組織の再編によりまして、関係人口、交流人口等が当常任委員会の所管になりますので、そういった視点での調査テーマとしてはどうかということで案をつくっております。
 3日目は、秋田県庁でございます。記載のとおりの内容でございます。お断りしておかなければなりませんのが、今ちょっと委員の方からも御発言がありましたが、道中、非常に移動距離が長うございます。交通の手段がJR等なかなかないという事情がありまして、バスで移動時間90分、あるいは2時間15分、1時間10分ということで、かなりバスに乗って揺られる時間が長くなっておりますが、この辺の是非についても御了解あるいはこうしたほうがいいのではないかという御意見がありましたら、お願いしたいと思います。

◎中島委員長
 それでは、何かございますか。

○銀杏委員
 これはどこからが秋田で、どこからどこまでが山形なの。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 秋田は道の駅うごからですね。

◎中島委員長
 よろしいですか。そのほか。
 これでよろしいですね。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、調査の行程については、お手元に配付の資料のとおりです。
 なお、次回の常任委員会で行程の確定版をお配りしますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。

午前10時47分 閉会

 


 

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