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平成24年6月27日午前11時
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「しぜんの宝箱」自然保護監視員だより

    清らかな水、深い緑、露に輝く花々…。鳥取県日野郡の自然はまるで宝箱のようです。
 ここには、大山隠岐国立公園、比婆道後帝釈国定公園、奥日野県立自然公園、神戸上県自然環境保全地域があり、とても自然豊かな地域です。また、サクラソウやブッポウソウ等、希少な動植物も多く生息しています。
 自然保護監視員の藤原文子が、活動を通して魅力いっぱいの日野郡の自然を楽しく紹介していきます!
  

2018年5月22日

ヤマボウシが咲いています?

 今頃、星形の白い花を目にすることが多いと思いますが、これはヤマボウシといい、名は「山法師」の意味で、頭状の花序(かじょ:花のついた枝全体及び花のつき方をいう)を僧の頭に、白い総苞片(そうほうへん)を頭巾にみたてたものといわれています。

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 遠くからでは、白い花がたくさん咲いているように見えますが、実はこれは花弁(かべん:花びら)ではありません。花はとても小さくて近くに行かないと、咲いているのかどうかわかりません。

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 白く花弁のように見えるのは、総苞片(そうほうへん)と言い、質、色が変化した葉のことです。初めは淡緑色で、のち白色になり、まれに紅色を帯びるものもあります。

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写真左がヤマボウシの蕾(つぼみ)です。写真右、4枚の総苞片の中央部分に花が咲いています。花弁が4枚、直径約4mm、多数の花をつけます。

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 果実は、10月頃に赤く熟したら、中に1~数個のかたい核を入れ、果肉は黄白色で甘みがあり、生食やジャムなどに加工して食べることができます。

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  他にも、総苞片をまるごと天ぷらにするのもお勧めです。これは蕎麦定食についていたものです。約10年前に初めて食べた時には「ヤマボウシって天ぷらで食べることができるんだ」と感動しました。料理は見た目でも楽しみたいですね。

日野振興センター 2018/05/22

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