2017年11月23日 はさみが3本の松葉がに?


はさみが3本ある松葉がに

 本来顎の部分になるはずの顎脚という部分が、顎ではなく、はさみに代わってしまった松葉がにが発見されました。甲殻類はケガなどで損傷した部分が、脱皮時に再生されていることがあります。このかには、おそらく、顎を再生しないといけないのに、なぜかはさみを再生してしまったのだと思います。
 生き物の世界ではいろいろ不思議なことがおこりますね。このかに、現在かにっこ館で展示中です。

詳細情報
採捕位置 北緯35度49.848分 東経133度54.628分 水深216メートル
甲幅 106.5ミリメートル
鉗脚幅 21.70ミリメートル
鉗脚高 22.99ミリメートル
顎脚の位置にできた鉗脚
鉗脚幅 7.30ミリメートル
鉗脚高 9.35ミリメートル

2017年11月14日

 

かにっこ館で展示しているアカイゾガニ、ヒメアカイソガニを見ていると、甲羅に比べはさみ(鉗脚)が大きく、特に大きな雄ほどはさみが大きく感じられます。では、どこまで大きくなるのでしょう。両種について、ちょっと調べてみましたのでご紹介します。

アカイソガニの写真

アカイソガニ:北海道から沖縄、韓国、インド洋に分布しているイワガニ科のかにで、かにっこ館で飼育しているものは甲幅12ミリメートルから28ミリメートル。写真は雄になります。


ヒメアカイソガニの写真

ヒメアカイソガニ:男鹿半島から奄美大島に分布しているイワガニ科のかにで、かにっこ館で展示しているものは甲幅6ミリメートルから14ミリメートル。写真は雄になります。

どちらも鳥取県内にも生息しており、展示用のかにもスタッフが採集しています。



では、両種のはさみは一体どこまで大きくなるのでしょうか。そこで、かにっこ館で展示している両種について甲羅の幅、はさみの大きさを測ってみました。


甲幅とはさみの大きさの説明図

甲羅の大きさは甲幅、はさみの大きさは鉗脚高を測りました


今回は、はさみの大きさは、鉗脚高が甲幅の何割くらいになるかで表すことにしました。
まずは、アカイソガニですが、雌のはさみの大きさは甲羅の25パーセントくらいで、甲幅が大きくなっても変わることはありませんでした。ところが雄は甲幅が大きくなるにつれ大きくなり、甲幅27ミリ前後では甲幅の60パーセント近くにまでなりました。しかもまだまだ大きくなりそう。かにっこ館では甲幅30ミリを超える個体は測ることが出来ませんでしたが、果たしてどうなるか興味深いですね。


アカイソガニのはさみの大きさと甲羅の大きさの関係の図

では、今回測定したもう一種類、ヒメアカイソガニはどうでしょう。
ヒメアカイソガニもアカイソガニ同様、雌のはさみの大きさは甲幅の大きさに関係なく甲幅の25パーセント程度で変化はありませんでした。また、雄はアカイソガニと同様に、小さい個体では雌と同じくらいの大きさで、甲幅が大きくなるとともに、はさみの大きさが大きくなる傾向がありました。しかし、アカイソガニと異なり、雄のはさみの大きさは甲幅の50パーセント前後で収束する傾向があるようです。



ヒメアカイソガニのはさみの大きさと甲らの大きさの関係の図

今回調べた結果だと、どちらのかにも、雌のはさみの大きさは甲幅の25パーセントにとどまり、雄は大きくなるとともにはさみの大きさも大きくなることが判りました。しかし、アカイソガニでは甲幅の半分くらいでその比率は止まるみたいです。まあ、あまり大きくなり過ぎてもジャマになるのかな。でもアカイソガニは、まだまだ大きくなりそう。いや、アカイソガニも実はこれ以上大きくならないかも。みなさんはどう思いますか。かにっこ館では、これからもしばらくデータを集め、この謎を解明したいと思います。

2017年10月12日 クラゲの展示してます

クラゲの写真


 かにっこ館では、癒しの生物として、カラージェリー、たこくらげを展示しています。クラゲたちの優雅な動きを眺めながら、暫し時を過ごされてはいかが。

2017年9月2日 サザエとイワガキの共生?



イワガキがくっついているサザエの写真

 先日、かにっこ館へ不思議なサザエが持ち込まれました。サザエに岩のようなものがくっついていますが、実はこれイワガキです。大きさを測ってみると、サザエは約7センチメートル、イワガキは約8センチメートルで、それぞれ4歳と2歳くらいと思われます。あと1年たつとサザエは約8センチメートル、イワガキは約10センチメートルになりますが、サザエさん動くことができるのかなぁ。
 現在、バックヤードで飼育していますが、機会があれば展示したいと思います。

2017年8月29日 ヒレコダイが持ち込まれました


ヒレコダイの写真

 8月28日、浦富の漁師さんから、見たことのない魚が捕れたと、写真の魚が持ち込まれました。残念ながら鮮魚での持ち込みでしたので、展示はできません。
 調べてみると「ヒレコダイ」と判明。図鑑によるとその分布は東シナ海の南方海域とありました。どうやら南の海から日本海に迷い込んだようです。かにっこ館にはカニだけでなく、このような珍しい魚も持ち込まれることがあります。これからもこのような珍客が現れた時にはみなさんにもご紹介しようと思います。

 ちなみに大きさは全長27.5センチメートル、尾叉長26.0センチメートル、標準体長23.0センチメートルで、採捕場所は浦富沖水深80メートルでした。

2017年7月19日 ヤマトメリベの展示は終了しました

 


 7月15日より展示していましたヤマトメリベですが、急速に弱ってきたため、の展示は終了しました。大変短い展示で申し訳ありませんでした。日本海で見かけることは珍しい生物ですので、また機会があれば展示したいと思います。ありがとうございました。






2017年7月19日 ミスト、ちびっ子プール始めました




かにっこ館芝生広場内のミストコーナー、ちびっ子プール

毎年、夏の恒例ミストコーナーとちびっ子プールを開設しました。ぜひ、かにっこ館に涼みにきてください。

2017年7月15日 カニ釣り体験を行っています


カニ釣り体験の様子

カニを釣り上げた様子


本日7月15日から17日まで、館内においてカニ釣り体験を行っています。
イカを餌にキンセンガニを釣り上げます。キンセンカニが餌を食べる様子も観察してみると楽しいですよ。ぜひ、ご来館ください。

2017年7月15日 ヤマトメリベを展示しています

ヤマトメリベ

 かにっこ館のスタッフが県東部の海岸でカニの採集をしていた時、偶然あやしげな生物を捕獲しました。調べてみると、ヤマトメリベというウミウシの仲間でした。鳥取県では2004年に御来屋で捕られた報告がありましたが、それ以来ということになります。全国的に見ても、目にするのはめずらしいみたいですので、ぜひ、ご来館ください。

2017年6月23日 七夕飾りを設置しました



七夕の飾り

毎年恒例、七夕の飾りつけを行いました。願い事を短冊に書いてみましょう!