とっとり県政だより2011(平成23)12年月号
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2011.12海藻農法普及協議会電話 0859・47・4330問合せ先県庁鳥取力創造課電話 0857・26・7071問合せ先中海の海藻を肥料に 山陰両県にまたがる汽水湖「中海」では、海藻が大量に採れます。海藻農法普及協議会は、海藻を原料とする肥料を使う「海藻農法」の普及を目指しています。大量の海藻発生11年前、中海の干拓事業が中止され、防波堤が開かれて、海水が流入したことにより、中海の透明度が上がり、湖底に大量の海藻が繁殖するようになりました。 浅場に打ち寄せられた大量の海藻は、腐敗し硫化水素を発生させ魚介類を死滅させます。漁業被害は、年間数億円とも推計されました。昔ながらの方法で 昭和30年代前半頃までは年間5万トンを超える海藻が採られ、これらは、江戸時代以前から肥料などに活用されてきましたが、その後、化学肥料の普及で使用されなくなりました。大量に発生する海藻でこの海藻肥料を復活させようと、取り組みが始まったのです。先人の知恵の復活海藻農法による農業再生プロジェクト公共サービスの新たな担い手たち同じ時期に収穫したサツマイモ。写真左の海藻肥料で栽培されたものは、成長が早く、1カ月以上早く販売可能な大きさになっています海藻により硫化水素が発生している中海の様子環境改善と地域経済活性化 「先人の知恵と海藻肥料による有機栽培により、化学肥料と農薬使用で疲弊した大地と中海の環境を再生したい」と話すのは、同協議会副会長の奥森隆夫さん(NPO法人未来守りネットワーク)。「海藻肥料はミネラル成分が多く農作物の生育も早い。有機栽培による安全安心の農作物をブランド化し、地域経済の活性化にもつなげたい」と声に意欲を滲ませます。 海藻肥料を生産すると、腐敗した海藻の多額の回収費用も不要になります。先人と現代のさまざまな人たちの知恵で、事業が進められます。NPOなどの相談窓口を設置 県では、非営利団体の運営や困りごとなどの相談窓口を設置しています。お気軽にご相談ください。●東部相談窓口(鳥取市湖山町北) 開設日時/月曜日〜金曜日 午前11時〜午後6時 電話 0857・37・3373●鳥取中部NPOサポート室 (倉吉市宮川町) 開設日時/月曜日〜金曜日 午前9時〜午後5時 電話 0858・22・9791●NPOサポート室(米子市西倉吉町) 開設日時/火曜日〜土曜日 午前9時〜午後6時 電話 0859・21・5500http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=155440 県では、今回紹介したもの以外にもさまざまなモデル事業を行っています。 これらの取り組みについて、サービスやコストなどの観点から検証します。そして、多様な担い手たちが参加し、支え合う場の拡大を推進していきます。海藻肥料を使った農産物のパッケージに貼られるシール(写真上)。海藻肥料で栽培された米「ひな」(写真右)・「美里(きより)」、「海藻ミニトマト」などがブランド化されています海藻農法普及協議会の役割分担NPO全体のコーディネートなど企 業海藻肥料の製造、メニュー開発など農 業海藻農法の実施など行 政調査研究などおくもりたか おさきも

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