とっとり県政だより2011(平成23)12年月号
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2011.12広報課 取材メモ家の庭先に巣箱を置いてニホンミツバチを飼育し、ハチミツを使って特産品を作る。そんな、まちおこしが始まりました。その名も「明倫ミツバチプロジェクト」。倉吉市の明倫地区で立ち上げられた、ちょっと珍しい取り組みを取材しました。公民館に置かれた巣箱から「2年ほど前のある日、『置いておけば入るから』と言って館長が、個人的に持っていた巣箱を公民館に置いたのが始まりです」と主催するNPO法人「明倫NEXT100」の理事長川部洋さん。春先に半信半疑で巣箱を覗くと巣箱にニホンミツバチがいっぱい入っていたそうです。公民館で開催された料理教室で、この巣箱から採れたハチミツを使って作った生キャラメルを食べた川部さんは、「これを地域産業にできないか」と思い立ちました。追い出される?女王バチその後、ニホンミツバチのことを調べ、「女王バチは、新たな女王バチを誕生させると、働きバチを引き連れて新しい巣を探し、移り住む」、「巣箱の横に金稜辺というニホンミツバチを引き寄せる匂いを放つ花を置けば、巣を探すニホンミツバチを誘い込める」ことが分かりました。これなら取り組めると思い、具体的にプロジェクトを進めることにしました。置いておくだけこのプロジェクトでは、まず会員になったかたの家の庭先などに巣箱を置いてもらいます。その後、採れたハチミツを「明倫NEXT100」が買い取り、ハチミツで作った特産品を販売する仕組みです。「巣箱を置いておけばいいので、犬や猫を飼うより手間はかからないですよ」と笑顔で話す川部さん。ニホンミツバチは、西洋ミツバチなどと違い大人しく、人間が危害を加えなれば何もしてこないそうです。目指せ!地域の生業づくりハチミツで作る菓子などを開発し、オリジナルキャラクターも作りました。特に蜂蜜酒(ミード)を売りにしたいと考え、製造が特別に認められる構造改革特区と醸造所の整備も目指しています。倉吉市内で最も高齢化率の高い明倫地区で、ニホンミツバチが地域の生業づくりと活性化に一役買いそうですね。●問合せ先 NPO法人「明倫NEXT100」 電話 0858・24・5137巣箱を置いてまちおこし―― 明倫ミツバチプロジェクトかわ べひろしきんりょうへんめい りん巣箱(写真右)と絞ってハチミツにする巣箱から採れた蜂の巣(写真上)。ニホンミツバチのハチミツは希少で、価格は西洋ミツバチのものよりかなり高価だとかみつばち会員に配付するハチミツと販売中のミードちゃん缶バッチ。ハチミツが採取できなかった会員には、「明倫NEXT100」の巣箱から採取したハチミツが配られます巣箱の中の様子ミードちゃんの「手作りキット」を販売中。かわいく作るコツは目の間隔を2cm程度にして、唇をピンと張らずに少し微笑んだようにすればいいとのことオリジナルキャラクターミードちゃん

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