防災・危機管理情報


森の分解者たちに出会う旅(平成19年10月7日)

 10月初旬だというのにこの日の最高気温は30℃近く!この暑さではキノコが採れないのではないかとの不安もよぎりましたが、講師の長澤先生((財)日本きのこセンター菌蕈研究所)と矢田貝先生(森林インストラクター)のご指導の賜物でしょうか、結果的には、数は少ないものの非常に多種多様なキノコが採れました。
 長澤先生によるキノコ鑑定は、約一時間にも及びましたが、参加者の皆さんは、メモをとられたりしながら本当に熱心に聴いておられました。毒キノコの見分けが付くようになってよかったなどの感想も聞こえました。
 今回のイベントを通じて、森を豊かにしている「影の立役者」であるキノコや微生物の役割を再認識していただけました。

長澤先生説明 キノコ
長澤栄史先生による森の分解者の働きについての説明 いろんな種類がとれました
とれた キノコ鑑定
とれたー! キノコ鑑定の様子
  

参加者の声

森の分解者たちに出会う旅に参加して            米子市 Kさん

 心地よい秋晴れの日でした。山々に囲まれた鵜の池は、木々の緑を一身に集め、日の光もキラキラと水面に漂い、私達の到着を喜んでくれているような不思議な癒しの空間が広がっていました。
 長澤栄史先生(日本きのこセンター)から森の分解者の働きについて説明を受け、きのこ採取の自由行動となりました。私は鵜の池遊歩道を二人の講師さん(森林インストラクター)に案内・解説していただけるグループに参加しました。木々の下には野草が可憐な花を、又その下にきのこが息衝いていました。色も形も其々に特徴が有り、微妙な違いも二人の講師さんに「学名」「当地方名」など解説していただきました。目的のきのこはまだ少ないと聞いていましたが、皆で「ここに在るよ」「これも採って」と声を掛け合い多種類を採集しました。ブルーシートの上に広げ、長澤先生に名称・毒の有無などについて鑑定していただき、意外な回答に驚きの声が多々聞かれていました。
 関係者の皆様の行き届いた気配りと、豊かな自然に巡り合え、思い出いっぱいの旅でした。ありがとうございました。

  

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