110番による情報提供で犯人逮捕につながった例

 米子市にある神社のさい銭箱を壊して、中に入っていたさい銭を盗んだ男が、犯行を目撃した人からの110番によって逮捕された事例を紹介します。
  

事件の発生

 当日午前11時頃、米子市に住んでいる男子高校生のA君が家の近くを散歩中、神社前を通りかかったときのことでした。
 日ごろ見かけない中年の男性が神社に入っていくのに気がつきました。
 その男の服装や目つきなどから、何となく気になったA君は、少し離れたところからその男の行動を見ていました。
 その男は形ばかりのお参りをすませ、辺りをキョロキョロ見回したかと思うと、さい銭箱に近づき中をのぞき込んだあと、両手でさい銭箱をひっくり返し、中に入っていたおさい銭の小銭を取り出したではありませんか。

110番通報と通信指令室とのやりとり

 それを見たA君は、びっくりするやら、なんて罰当たりなことをするのかと腹が立つやらでどうしたらいいのか分かりませんでしたが、ふと「ドロボーを見たら110番」という言葉を思い出し、ちょっとだけ勇気を出して持っていた携帯電話のボタンを「1、1、0」と押しました。
『はい、こちらは警察110番です。何がありましたか?』
「神社のおさい銭を盗んだ人がいるんですけど。」
『それはいつごろのことですか?』
「今です。」
『犯人は今どうしていますか?』
「おさい銭を盗んだあと、Y町の方へ逃げていきました。」
『犯人はどんな服を着ていましたか、覚えている特徴を教えてください。』
「はい、ピンク色のシャツを着て、白髪頭でした。」

通信指令室の対応と犯人の逮捕

 110番を受けてすぐ、米子警察署のパトカーに現場付近のパトロールを指令した結果、T町とY町の境あたりで目撃情報とよく似た男を発見し、その男に対し職務質問したところさい銭泥棒を認めたことから逮捕しました。
 これは正義感を持った高校生の110番によって、窃盗犯人を逮捕できた事例です。
 皆さんも、事件・事故を目撃した場合にはA君のようにすかさず110番通報をお願いします。そのときは、服装や体格、人相などわかりやすく正確に伝えてください。