特殊詐欺の被害に遭わないために【~慌てず・急がず・まず相談~】

犯人は、あなたに可能な限り早くお金を出すよう迫り、とにかく急かして警察や周りの人、金融機関に相談させないようにしてきます。

これは、あなたが相談した場合、ほとんどの場合が被害にあわずに済むことの裏返しです。

絶対に自分だけの判断でお金を出してはいけません。慌てず、急がずに相談しましょう。

誰にも連絡が取れないからといって、犯人の言うとおりすぐに金融機関に行ってお金を引き出したり、振り込んだりするのはやめましょう。

お金を引き出しに金融機関やATMに行ってしまった場合は、慌てている自分を見つめて、一呼吸おいてから金融機関窓口や周りの人に不審な電話があったことを相談しましょう。


~その1「架空請求詐欺」~

身に覚えのない請求、いわれのないトラブルは断固拒否しましょう! 

(1)身に覚えのない電話、メール、ハガキに注意!
身に覚えのない返済請求や支払請求の電話、メール、ハガキ には、無視(相手にしない)が一番です。(※正規の料金請求かもしれない場合は、相手方のハガキ等に記載された連絡先でなく、必ず電話帳等を使用し自分で調べた連絡先に電話をかけて確認してください。)
相手方には 一切電話をしないでください。電話やファックス、メール等で 相手方に連絡を取ることは、個人情報を知られることとなるので、避けてください。
もし、連絡を取ってしまったとしても、相手方に対しては、「利用していないので払わない」とだけはっきり伝えましょう。
相手方は、脅迫めいた言動であなたを騙します。決しておびえることなく、相手の話に応じないようにしましょう。
注意を要する言葉は、「有料動画サイトの未納料金」「アダルトサイトの延滞料金」「今日支払わないと裁判になる。」「今日支払えば後で返金します。」などです。
これらの言葉があれば、詐欺を疑って相談しましょう。
●新たな手口として、それらの料金を電子マネーで支払わせる手口があります。
 コンビニエンスストア等で電子マネー(プリペイドカード)を購入させ、そのID(カード番号)などと電話やメール、ファックス等で教えさせ、そのカードの額面分のお金(利用権)を騙し取る手口です。
 店頭で吊るして販売しているカードのほか、コンビニエンスストアなどの端末機を操作させて申込用紙を印刷させ、電子マネーを購入させる手口もあります。
 相手にID(カード番号)を教えることは、相手にカードの金額を渡すのと同じことです。
 通常、業者が電子マネーのIDを教えるよう要求することはありません。
 
(2)知らない間にトラブルに巻き込まれていませんか?
・公的機関やNPO法人等を名乗って、「あなたの個人情報が漏れています。」といった電話がかかっていませんか?
・証券会社等を名乗って、「あなたの名義を貸してください。」「あなたの名義を借りて○○を購入しました。」といった電話がかかっていませんか?
・名義を貸したら「このままではあなたは詐欺の共犯です。」「名義貸しは違反で逮捕されます。」といった電話がかかっていませんか?
・トラブルを解決するために「宅配便でお金を送ってください。」といった電話がかかっていませんか?
~これらは、犯人があなたを騙すためによく使う言葉です。
 これらの言葉があれば詐欺を疑って相談しましょう。
 そして、いわれのないトラブルによるお金の要求は、断固拒否しましょう。
 通常、業者が宅配便やレターパックでお金を送らせることはありません。現金を宅配便やレターパックで送ることは禁止されています。
 
犯人グループは、こんな風にあなたをだまします(音声データで聞けます)
架空請求詐欺のやりとりを聞く。(MP3形式、659KB)


~その2「オレオレ詐欺」~

犯人の手口をよく知りましょう!

至急現金が必要であるからこそよく確認、相談しましょう!

(1)息子や孫を名乗るオレオレ詐欺
犯人は、電話帳や卒業生名簿などを利用し、息子や孫を名乗って電話をかけています。
犯人が利用する名簿の中には、あなたや息子、孫の個人情報が載っているものもありますので、あなたの息子や孫の名前を実際に名乗る可能性があります。

●犯人の手口の一例を紹介します。
犯人は、まず「携帯電話の番号が変わった。」、「携帯電話が壊れたので、会社の電話を使っている。」と電話をかけ、息子や孫の本当の電話番号を犯人の電話番号に書き換えさせます。
この時、犯人は当然あなたの息子や孫ではありませんので、「風邪をひいて喉が痛い。」「扁桃腺が腫れて病院に行く。」などと言って、喉の調子が悪いことをアピールし、声の様子が違うことが不自然ではないと思わせてきます。

次に犯人は、「会社の鞄を落とした。鞄の中には会社の金が入っている。」「不倫をして女性を妊娠させた。弁護士から示談金を要求されている。」「会社の金を使い込んだ。すぐに補てんしないとクビになってしまう。」「友人から勧められた投資に失敗した。」など現金が必要な様々な理由を話してきます。

そして、犯人は「今日の午後○時までに○○万円払わないといけない。」と切迫した状況を話し、「早く振り込んでほしい。」とお金を振り込むよう要求したり、「今から会社の者(友人などの関係者)が家まで取りに行く。」とお金準備して家で待つよう要求したり、「会社の人が○○店にいるから、そこまで持ってきてほしい。」とお金を持参するよう要求したりしてきます。(お金を持参させる場合は、最初息子や孫本人が来ることになっていても、必ず「行けなくなったので会社の人が取りに行く。」などと伝え、結局別の者が取りに来ます。)

・犯人は、とにかくあなたに早くお金を用意するよう、慌てさせます。
・慌てることはあるかもしれませんが、慌てている自分を見つめて、犯人の手口にあるような言葉がなかったかよく思い出してください。
・もし、一つでも手口にある言葉があれば、詐欺を疑って相談しましょう。
・息子や孫の元の電話番号に電話をかけて確認するのが効果的です。
・息子や孫に確認することが難しければ、他の家族や警察に相談しましょう。
・そして、至急お金が必要であるからこそ、支払先に相違がないか(振込先口座、お金を受け取りに来る人が本当に正しい人なのか等)、慎重に落ち着いて確認する必要があります。

(2)警察官等を名乗るオレオレ詐欺
 警察官や日本銀行協会等を装い、キャッシュカードやお金を騙し取る手口も多発しています。
 手口の一例を紹介すると、警察官から「あなたの口座が詐欺に悪用されています。」「口座が使えなくなるので、預貯金は全部引き出しておいたほうがいい。」「新しいキャッシュカードに変更するので、銀行協会の職員が取りに行きます。」などと電話があり、その後、日本銀行協会等を交えて「引き出したお金はいったん預かります。」「キャッシュカードを預かります。」などとお金等を要求し、その後自宅を訪ねてきた者がお金やキャッシュカードを受け取ります。

・犯人は、あなたが誰にも相談できないようにするため、いったんつながった電話をなかなか切ろうとせず、電話を切ってもすぐにかけてきます。
・慌てることはあるかもしれませんが、この電話についても、慌てている自分を見つめて、犯人の手口にあるような言葉がないかよく考えましょう。
・もし、一つでもその言葉があれば、思い切って一回電話を切り、最寄りの警察に確認するようにしましょう(電話するのが難しければ、一回外に出ましょう)。
・警察の電話番号は、電話機のそばにメモ等して一緒に置いておき、正しい番号にかけましょう。(犯人から教えられた電話番号はうそです。)
・警察官が暗証番号を聞くことはありません。
・暗証番号は他人に教えないようにしましょう。

犯人グループは、こんな風にあなたをだまします(音声データで聞けます)
オレオレ詐欺のやりとりを聞く。(MP3形式、550KB)


 

~その3「還付金等詐欺」~

ATM(現金自動預払機)の機能に「還付金受取手続」は備わっていません!

ATMに行くよう言われたら、詐欺です!

手口の一例を紹介すると、犯人は、市町村役場や年金事務所などの職員を名乗り、「医療費の還付金がある。」「封書を送っていますけど、届いていますか。」「受け取りの手続きが終わっていませんが、今日中であればATMで手続可能です。」「キャッシュカードと携帯電話持ってATMに行ってください。」と言い、あなたをATMに誘導して携帯電話で指示しながらATMを操作させ、あなたの知らない間に自分の口座から犯人の口座にお金を振り込む手続きをさせてしまいます。
また、あなたが「操作方法がわからない。」と犯人に言った場合でも、「女性の職員をATMに待たせておきます(ATMで職員が直接説明します。)」と答え、とにかくあなたがATMに行きやすいように仕向けます。(説明が聞けると思ってATMに行ったとしても、結局犯人から「女性職員は行けなくなったので、私の言うとおりにATMを操作してください。」と言われ、あなた自身が犯人の言うままにATMを操作させられます。)
還付金があるので、ATMに行ってくださいと言われたら、無視するのが一番です。

・犯人は、あなたをすぐにでもATMに行かせるため、今日中に手続しなければ還付金が受け取れないなどと言います。
・慌てることはあるかもしれませんが、慌てている自分を見つめて、犯人の言葉をよく思い出してください。
・「ATMに行ってください。」という言葉があれば、詐欺ですので、思い切って電話を切りましょう。
・ATMに還付金受取手続の機能はありません。
・お金の手続きは、金融機関等の窓口で行いましょう。


 

~その4「融資保証金詐欺」~

保証金やデータ抹消費用等、いかなる名目であっても融資を前提にお金を振り込ませたり、物品を送らせたりすることは正規の貸金業者では考えられません。
融資の申し込みをする前に、正規の貸金業者か、貸金業協会等で確認してください。
犯人はあなたを騙すために「借金の一本化をしませんか。」「会社の運転資金にどうですか。」「あなたの返済能力を確認したい。」といった言葉をよく使います。

・お金を借りるのに、先に保証金などを払うということは詐欺と疑って、相談しましょう。

    
犯人グループは、こんな風にあなたをだまします(音声データで聞けます)
融資保証金詐欺のやりとりを聞く。(MP3形式、787KB)



 

~その他「振り込め詐欺以外の特殊詐欺」~

 そのほかにもこんな手口があります・・・・・

 うまい話は用心しましょう・・・・・

  ●金融商品等取引名目
  パンフレット等が送られた後、架空の金融商品(株、外国通貨など)の購入代金を支払わせる手口
  ・名義貸し等のトラブルに発展することもあります。
 ●ギャンブル必勝情報提供名目
  競馬やロト6等の必勝法の購入代金を支払わせる手口
  ・勝ち馬や当選番号等が事前に分かることはありません。 
 ●異性との交際あっせん名目
  異性との交際を持ち掛け、デートをすればお金がもらえる等言われ、異性の情報料や会員登録料を支払わせる手口