信号機に関するQ&A

  • 文中の主道路と従道路とは、交差点において交通量の多い道路を主道路と表現し、その道路と交差する交通量が少ない方の道路を従道路と表現しています。
  • 系統制御とは、信号機が連続して設置されている路線で、それぞれの信号機がバラバラに作動しないように互いに連係させ、車がスムーズに走行できるようにする方式のことです。
  

質問:信号機には、どのような種類がありますか?

答え

次の5種類の信号機があります。

定周期式(プログラム多段式とも呼んでいます)

一般的な交差点信号機で、内蔵のタイムスイッチにより、自動的に時間、曜日を判別し、あらかじめ入力してある制御パターンのうち、その曜日、時間帯に最適なものを選択して、作動する信号機です。

押ボタン式

歩行者が道路を安全に横断するための信号機で、押ボタンを押した時だけ車両用信号を赤にし、歩行者用信号を青にする信号機です。

半感応式

主道路横断用の押ボタン箱と従道路の流入部に車両感知器を設置し、主道路横断の歩行者や自転車及び従道路からの車両があった時のみ、主道路の信号を赤にする信号機です。

全感応式

主道路、従道路の各流入部に車両感知器を設け、交通量に応じて、青秒数を一定限度伸縮させる信号機です。

一灯点滅式

通常の交差点信号機を設置できない細街路交差点で、主従を明確にし、出会い頭事故の防止のため、終日、主道路が黄点滅、従道路が赤点滅している信号機です。

質問:押ボタンを押しても、すぐ「青」に変わらないことがありますが、なぜ?

答え

一般に押ボタン信号機は、押せばすぐ信号が変わるようになっています。しかし、系統制御が行われている路線の押ボタン信号が、すぐに変わってしまうとどうなるでしょう。
押ボタンが押されるたびに系統が乱れてしまい、せっかくの系統制御がなんの役にも立たなくなってしまいます。
系統に乗ったノンストップ走行できる車群が、押ボタンのために途中で止められてしまう、といった不合理を解消するために、交通量の多い時間帯は押ボタンを押してもすぐに信号が変わらないようになっています。このため、押ボタンを押してもすぐ青にならない場合が生じてくるわけです。

質問:夜間、黄色と赤色の点滅信号となっている交差点がありますが、点滅時間等はどのようにして決めているのですか?

答え

夜間点滅する場合は、交通量の減少状況、地域の活動時間帯、路線バスの運行時間帯等地域の交通状況により運用時間帯は、個々の場所で異なりますが、おおむね次のとおりで運用しています。
  • 国道などの幹線道路は午後11時から翌午前5時
  • その他の道路は午後10時から翌午前6時
また、夜間点滅するにあたっては、次の条件を満たす場所で実施しているため、交通量が少なくても、見通しが悪い箇所等については、夜間点滅できない箇所もあります。
  1. 夜間の交通量が昼間に比べ少なくなる道路であること。
  2. 交差点形状が単純で見通しが良いこと。
  3. 従道路の交通(車両、歩行者)が少ないこと。
  4. 周辺の交通実態から点滅信号による交通事故の発生のおそれが及びその他の交通上の支障がないこと。

質問:夜間など、従道路から車が来ないのに、なぜ信号で長く止められるのですか?

答え

昼間でも車や人通りが少なくなるところでは、押ボタン信号機や半感応式信号機を設置し、主道路の車を不必要に止めないようにしています。
しかし、交通量の多いところは、主道路と従道路の信号を交互に表示しているので、交通量が少なくなる夜間においては、従道路から車が来ないのに信号で止められる、といったケースも発生します。
これを改善するため、夜間点滅運用にしたり、徐々にですが、半感応式制御に改良し、交通量が少なくなる閑散時は、主道路の交通を不必要に止めないようにしています。

質問:渋滞するのは信号機が多いせいではないですか?

答え

交通量が多いのに信号機がない場合を考えてみてください。主道路、従道路がはっきりしている交差点では、主道路の車ばかりが優先的に流れ、従道路の車の流れが悪くなって従道路側に渋滞が発生してしまいます。
また、主・従がはっきりしない交差点では、車がかみ合って走行できなくなります。そこで信号機を設置することにより、車の流れを時間的に分離し、安全に走行できるようにしているのです。
しかし、交差点では主道路と従道路の車が交互に通行するため、路線を走行する車の処理容量は交差点で低下し、車の量が処理容量を超えると渋滞してしまいます。
つまり、信号機のせいで渋滞するのではなく、交差点があるから渋滞するのです。信号機は、確実な交通整理により交通秩序を維持し、渋滞を緩和させることに役立っているのです。