1．概況（総合指数）
令和５年度平均の鳥取市の消費者物価指数は、総合で106.3（2020年＝100）となり、前年度比は3.3％の上昇となった。
前年度比の変動に寄与した要因は、食料、教養娯楽、交通・通信、住居、家具・家事用品、保健医療などの上昇、光熱・水道などの下落である。
年度平均指数は、品目（※１）及び類（※２）ごとに4月から翌年3月までの月別指数を単純平均して算出します。ただし、生鮮食品の各品目については、品目ごとに月々の購入数量の変化が大きいため月別ウェイト（※３）を用いて加重平均します。
（※１）指数の計算に採用する指数品目（例：うるち米）
（※２）大分類、中分類、小分類（例：食料、穀類、米類）
（※３）家計調査による月ごとの購入数量比を基に算出される各月のウェイト
2．前年度からの動き
（1）上昇に寄与した主な費目
| 10大費目 |
前年度比 |
このうち主な費目（中分類） |
前年度比 |
このうち主な品目（※生鮮食品） |
食料
|
7.6％ |
調理食品 |
9.3％ |
冷凍ぎょうざ、おにぎり、からあげ等 |
| 外食 |
6.8％ |
焼肉、すし(回転すし)、ビール等 |
| 菓子類 |
9.5％ |
まんじゅう、アイスクリーム、プリン、チョコレート等 |
| 魚介類 |
8.8％ |
※さけ、いか、魚介缶詰等 |
乳卵類
|
14.1％ |
※鶏卵、牛乳、ヨーグルト等 |
| 肉類 |
6.6％ |
※牛肉(国産品)、豚肉(国産品)、鶏肉、豚肉(輸入品)等
|
| 野菜・海藻 |
6.7％ |
生しいたけ、干しのり等 |
飲料
|
8.5％ |
炭酸飲料、コーヒー豆、野菜ジュース、ミネラルウォーター等 |
| 穀類 |
4.6％ |
ゆでうどん、カップ麺、中華麺等 |
| 教養娯楽 |
5.9％ |
教養娯楽サービス
|
5.7％ |
宿泊料、外国パック旅行費等 |
教養娯楽用品
|
7.3％ |
ペットトイレ用品、切り花(きく)、ペットフード(キャットフード)等 |
| 交通・通信 |
2.9％ |
自動車等関係費 |
2.5％ |
ガソリン、自動車整備費(パンク修理)、普通乗用車B、カーナビゲーション、自動車整備費(定期点検)等
|
| 通信 |
4.9％ |
通信料(携帯電話)等 |
| 住居 |
2.1％ |
家賃
|
1.5％ |
持家の帰属家賃等 |
|
設備修繕・維持
|
5.0％ |
駐車場工事費、火災・地震保険料等 |
| 家具・家事用品 |
8.1％
|
家事用消耗品 |
10.7％ |
ティッシュ・トイレットペーパー、台所用洗剤等 |
| 家庭用耐久財 |
7.0％ |
電気炊飯器、ルームエアコン等 |
| 保健医療 |
2.4％ |
保健医療用品・器具 |
7.8％ |
マスク等 |
（2）下落に寄与した主な費目
| 10大費目 |
前年度比 |
このうち主な費目（中分類） |
前年度比 |
このうち主な品目 |
|
光熱・水道
|
－9.8％ |
電気代 |
－15.3％ |
電気代 |
| ガス代 |
－7.4％ |
都市ガス等 |