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展示案内 

コレクション展

平成29年度、美術常設展示室では、当館のコレクションを構成する主要な作家の中から、何らかの共通項で括れる二人を選び、時代やジャンルを超えて組み合わせる展示「クロッシング!」を全6回開催します。

コレクション展「クロッシング! vol.3 杵島隆×國領經郎」

 開催期間:平成29年9月15日(金)~10月29日(日)

 第3回目となる今回は、写真家の杵島隆(きじま・たかし 1920年~2011年)と洋画家の國領經郎(こくりょう・つねろう 1919年~1999年)を取り上げます。
ふたりは、いずれも十代の多感な時期に第二次大戦を経験し、ブランクを経た後、本格的に芸術活動を始めた同世代の作家です。彼らに共通する「砂丘」というモチーフは、それぞれの出会いのきっかけは異なれど、何もない荒涼とした景色や、超現実的な世界に惹かれた時代の精神を表しているように思われます。
 幼少期から写真家を目指して上京する三十代まで米子市の弓ヶ浜半島で過ごした杵島は、その初期から、身近な存在であった海辺で撮影を行っていました。砂丘に人物やオブジェを配置した演出写真で知られる植田正治のもとで写真に本格的に取り組み、そこで培ったモダニズムの空間構成の感覚をもって広告写真やヌードフォトの分野で活躍しました。女性の裸体を砂のある風景の中に置いて撮影したシリーズは、戦後の日本の混乱を旧約聖書「創世記」の物語になぞらえ、創造のシンボルとしての女性像を描くことを試みました。
 他方、國領經郎は1970年代に入ってから、画面に砂丘が登場し始めます。静岡の中田島砂丘を訪れた折に出会った「渺茫たる静寂の世界」は、その無限の空間性、柔らかな稜線と陰りによる美、刻々と変化する表情、と様々にこの画家を魅了しました。以来各地の砂丘や砂浜へ赴き、取材を重ねながら自らの心象風景を映した幻想的な作品を数多く残しました。砂丘にはしばしば裸婦像が現れるようになりますが、砂と空による原初的な風景と裸の身体が、曲線や量感といった造形や、そこに宿る生命感に共通性を見たことによるものと作家自身が述べています。
 差異を超えて、そこに共通する何かを探し、感じ取っていただければと思います。
展示風景1 展示風景2 
展示風景3 展示風景4

 □展示作品一覧(pdf:45kb)

□あなたの「お気に入りの1点」を教えてください!

今年度の美術部門コレクション展では、あなたの「お気に入りの1点」をお聞きするアンケートを行っています。回答いただいた内容は「Our Collections!ーあなたとつくる:わたしたちのコレクション展(仮題)」(平成30年11月23日~12月24日)展示に反映します。

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