平成27年11月のユネスコ総会で、世界ジオパークのユネスコ正式事業化が決定し、今後、ジオパークの注目度も上がっていくことが期待されています。これを機に、ユネスコ世界ジオパークに関係する道府県が連合して、ユネスコ世界ジオパークのPRと一層のジオパーク活動への支援を図るため、2月2日(火)に東京国際フォーラムにて、ユネスコ世界ジオパーク道府県連合による記念キャンペーンを開催しました。
世界ジオパーク認定地域を有する道府県の知事らが集結し、ジオパークの魅力をアピールしました。
(写真左から、太田彰幸長崎県環境部長、山下晃正京都府副知事、尾﨑正直高知県知事、溝口善兵衛島根県知事、米田徹日本ジオパークネットワーク理事長、平井伸治鳥取県知事、さかなクン、井戸敏三兵庫県知事、辻泰弘北海道副知事、藤山育郎新潟県東京事務所長、出田貴康熊本県東京事務所長、坂下一幸北海道様似町長)
日本ユネスコ国内委員会広報大使のさかなクン(写真右)がお祝いトークとして、各地域特産の魚介類などを紹介してくださいました。写真中央は鳥取のアイドル「かにクン」。司会はタレントの上田まりえさんです(写真左)。
たくさんのお客さま・報道関係者においでいただきました。当日お越しの方には、各ジオパークのパンフレットと記念品をお持ち帰りいただきました。
各道府県知事等から各ジオパークのアピールをしていただきました。
井戸兵庫県知事にはキャンペーンに寄せて一首ご披露いただきました。
「
ジオパーク 日本の自然と 生活を 発信できる 拠点とならん」
米田徹日本ジオパークネットワーク理事長がお祝いに駆けつけてくださいました。
ニコラス・ゾウロス世界ジオパークネットワーク会長からもお祝いメッセージをいただきました。
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UNESCO_GLOBAL_GEOPARKS_JAPAN_2_February_2016.pdf(66KB)
各地のゆるキャラも応援に来てくれました。
平井鳥取県知事から、ユネスコ世界ジオパーク道府県連合による「ジオパーク推進宣言」が発表されました。
ユネスコ世界ジオパーク道府県連合
ジオパーク推進宣言
世界ジオパークは、昨年11月に世界遺産と同じユネスコの正式事業として承認された、世界的に認められた科学的に価値が高く、素晴らしい地質・地形のある自然遺産であり、雄大で美しい自然の風景を楽しめるだけでなく、地球の歴史や大地の上に成り立つ文化にも触れ、学ぶことができる公園である。
我が国では8地域がユネスコ世界ジオパークに認定され、各地域で山紫水明の自然、大地に育まれた伝統文化の魅力を活かした観光、教育の取組や次世代に引き継ぐための保護保全や防災のための取組が進められており、今後、一層の発展が期待されるところである。
ユネスコ世界ジオパークを活用した地域の取組は、地方創生の起爆剤としても期待される取組である。世界ジオパークのユネスコ正式事業化が決定された今こそ、国を挙げて地域と連携し、ユネスコ世界ジオパークの認知度向上を進めるとともに、その活用を進めなければならない。
ユネスコ世界ジオパークを有する我々9道府県知事は、貴重で素晴らしい地質・地形に恵まれたユネスコ世界ジオパークの魅力を全国に情報発信するとともに、地域の関係者と連携し、ユネスコ世界ジオパークの取組を全力で推進することを宣言する。
平成28年2月2日
ユネスコ世界ジオパーク連合
洞爺湖有珠山ジオパーク、アポイ岳ジオパーク
北海道知事 高橋 はるみ
糸魚川ジオパーク
新潟県知事 泉田 裕彦
山陰海岸ジオパーク
京都府知事 山田 啓二
兵庫県知事 井戸 敏三
鳥取県知事 平井 伸治(世話人)
隠岐世界ジオパーク
島根県知事 溝口 善兵衛
室戸ジオパーク
高知県知事 尾﨑 正直
島原半島ジオパーク
長崎県知事 中村 法道
阿蘇ジオパーク
熊本県知事 蒲島 郁夫
その後のPRタイムでは、世界ジオパークの各地域の代表が、自然やグルメなど、地域の魅力をアピールしました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました!