「女子群像」板絵シンポジウムを開催しました!

「女子群像」板絵シンポジウム出演者一同

 青谷横木遺跡「女子群像」板絵シンポジウムを9月10日(日)とりぎん文化会館小ホールで開催しました!
 地元の方を中心に、関西や岡山県、島根県など県外の方々も合わせて320名の方が御来場され、大変ご好評いただきました!
 今後もこのような情報発信を続けていきますので、よろしくお願いします。
beyond2020ロゴこのシンポジウムはbeyond2020プログラムの認証を受けています

beyondo2020プログラムとは
(内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/beyond2020/
  

「女子群像」板絵シンポジウムの概要

日時

平成29年9月10日(日) 午後1時から午後4時30分まで

会場

とりぎん文化会館小ホール(鳥取市尚徳町101-5)

基調報告 青谷横木遺跡の調査成果

 はじめに当センターの下江健太文化財主事兼係長が、板絵の出土した青谷横木遺跡の調査成果について基調報告を行いました。
 これまで確認された「古代山陰道・街路樹」「木簡」「木製祭祀具」などの現在の調査研究成果を解説しました。
基調報告

記念講演1 「青谷横木遺跡の女子群像が語るもの―高松塚古墳・高句麗古墳壁画との比較検討―」講師:百橋明穂(どのはしあきお)氏(神戸大学名誉教授)

 続いて、仏教美術史が御専門の神戸大学名誉教授・百橋明穂先生に、青谷横木遺跡出土の「女子群像」板絵について、国宝高松塚古墳壁画や高句麗古墳壁画と比較して、共通点や相違点をもとにどのような画題だったのか、何を表しているか、をお話していただきました。
 また、鳥取県米子市にある「国史跡上淀廃寺跡」の壁画についても触れて、当時の絵画についてもわかりやすく解説していただきました。
記念講演1百橋明穂先生

記念講演2 「服飾からみた青谷横木の女性たち」講師:猪熊兼勝(いのくまかねかつ)氏(京都橘大学名誉教授)

 もう一人の講師は、高松塚古墳の調査に深く携わられた京都橘大学の猪熊兼勝先生です。「女子群像」板絵に描かれた女性像をわかりやすくイメージするために、古代衣装を着た女性スタッフに登壇してもらい、服装の形や着方、それぞれの違いなどをユーモアあふれるトークでわかりやすく解説していただきました。
記念講演2猪熊兼勝先生

パネルディスカッション「描かれた女子群像の謎」

 最後は、百橋明穂先生、猪熊兼勝先生、中原斉(当センター所長)の3人がパネリスト、司会の丸山聡美さん(BSS山陰放送アナウンサー)がコーディネーターとして、この「描かれた女子群像の謎」について意見交換を行いました。
 「板絵とは何か?」「板絵の系譜(ルーツ)は?」「なぜ鳥取の地で見つかったのか?」の3つのテーマについて、大胆かつ説得力ある説が繰り広げられました。
パネルディスカッションの様子


展示

展示風景
シンポジウム開催に合わせて、青谷横木遺跡の遺物・写真パネル展示、国史跡上淀廃寺跡のパネル展示も行いました。