令和7年度とっとりメディカルバレー推進事業の取組として、現在急速に注目されている「SaMD」とヘルスケアアプリの開発のススメ座談会を2回の日程に分けて開催します。ぜひご参加ください。
〔開催日時等〕
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第1回 |
第2回 |
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令和7年11月28日(金)
午後3時~5時
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令和7年12月12日(金)
午後3時~5時
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| ゲスト |
DeepEyeVision株式会社
柘植泰希 氏
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株式会社スマートエコー
高多直晴 氏
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| 場所 |
鳥取大学医学部附属病院 第二中央診療棟 2階 会議室5 |
〔定員〕20名(先着順)
〔参加費〕無料
〔参加対象〕
・医療・ヘルスケアDXの研究開発に関わる企業・大学・スタートアップ
・医療従事者(医師・看護師・リハビリ専門職など)
・医療機器産業参入を検討する製造業・IT企業
・医療・ヘルスケアに興味を持つ学生・研究者
〔申込先〕コチラのHPよりお申し込みください(外部リンクへ移動)
※チラシ
令和7年度とっとりメディカルバレー推進事業の第一弾の取組として、参加メンバーがチームを組んで、3日間で医療現場の課題解決に向けたソフトウェアを開発し成果を競う、メディカル・ハッカソン「Medi Go とりだい!」を開催しました。
年度内に手術支援・リハビリ・看護支援など多岐にわたるロボット活用事例や、プログラム医療機器(SaMD)とヘルスケアアプリ(Non-SaMD)の違い・勘所を学ぶ座談会等の開催も予定しています。
<Medi Go とりだい! 開催概要>
●日時
令和7年9月20日(土)午後1時~午後5時、21日(日)・23日(火・祝) 午前10時~午後5時
●場所
鳥取大学医学部 総合教育棟323会議室(米子市西町86番地)
●参加者
18名(社会人14名(うち企業6名、医療従事者5名、公設試2名、支援機関2名)、
学生4名(鳥大医学部生、米子高専生、専門学校生、高校生各1名))
●内容
1日目
ハッカソンに先立ち、医療系ソフトウェア開発の最前線や、起業・事業化の際の支援制度などを学ぶ特別講演を実施するとともに、チーム編成と開発テーマ・開発目標を決定。
(1)「眼科医が起業した想い、医療DXなど」
InnoJin株式会社(※) 代表取締役 猪俣 武範(いのまた たけのり)氏(オンライン)
(2)「総務省が進めるスタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」
中国総合通信局 情報通信部情報通信連携推進課長 畠山 弘之(はたやま ひろゆき)氏
2日目 ハッカソン
3日目 ハッカソン、成果発表・表彰(終了後には交流会も開催)
●実施状況
鳥大病院の5名の若手医師が医療現場の課題を開発テーマとして提供し、テーマ別に5チームを編成し、課題解決に向けた開発を実施。
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チーム別の開発テーマ
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結果
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心臓CT画像から大動脈弁のサイズ計測の自動化による心臓手術計画の効率化・精度向上
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機械学習により3次元データから大動脈弁を自動で切り出すシステムを構築し、短時間でほぼ正確な出力をさせることができた。
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肺癌手術患者の術後のQOL向上に向け、高齢者が簡単で継続して利用できる呼吸リハビリアプリ
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呼吸リハビリ用器具として、吹き戻しのおもちゃを使い、息を吹き込む様子をカメラで検知し、水中を泳ぐ魚(のどぐろ)に空気が行き渡るアニメーションを製作し、楽しくリハビリできるシステムを構築。
最優秀賞「Medi Go! とりだい賞」受賞
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粉砕・顆粒化された薬剤の配薬ミス防止や海外での偽薬判別を行う簡易でリアルタイムな成分分析
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まずは薬かどうかを判別するところに焦点をあて、薬の周囲を覆う基材の4つの波長絞って光の反射率を機械学習させた上で、光学センサを作成し分析するプロトタイプを構築。
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前立腺癌の術前術後の長期間にわたるアンケートの電子化(高齢の患者が利用しやすいもの)
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膨大な量の紙のアンケートをエクセルへ転記する作業負担や文書管理などの課題を解決するアプリを作成。大きな文字やイラストの利用、中断機能実装など、高齢者に使いやすいシステムを構築。
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完治が難しい間質性肺炎肺をCT画像により早期発見・予防・進行管理する画像認識システム
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CT画像を画像処理技術により特徴量をマッピングし、間質性肺炎肺を判別するシステムを開発。あわせて、診断情報をかかりつけ医と専門医の間を円滑に橋渡しするシステムを開発。
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