平成29年は地方自治法施行70周年に当たります。
この記念すべき年に、日野町の「伯耆国(ほうきのくに)たたら顕彰会」が総務大臣表彰を受賞されました。
顕彰会のみなさんが年明け早々に日野振興センターに受賞報告に来てくださいました。
今回の受賞は、平成22年の設立以来、全国に誇る日野郡の歴史的資源である「たたら」に光を当て、地域の歴史・文化である「たたらの里」としてその魅力を日野郡内外に広く知らしめる様々な活動を行っていることが評価されたものです。

表彰の盾を掲げる「伯耆国たたら顕彰会」の田貝英雄会長(向かって右)、表彰状を掲げる佐々木幸人副会長(中央)、佐々木彬夫(よしお)さん(向かって左)。
「伯耆国たたら顕彰会」は、約90年ぶりに復活させた「平成のふいご祭り」の中で当時の製法でたたら製鉄を体験できる「ミニたたら操業体験会」など様々な活動を行い、日野郡の魅力再認識や、交流人口の増加、地域の活性化に貢献されています。

「ミニたたら操業体験会」(平成29年10月)
オイル缶を利用して製作した縦型の炉に、良質の砂鉄と木炭を次々に投入して、約1,300℃に熱し、約6時間操業。
鋼の元になる塊(ケラ)を取り出します。
かつては日野郡で生産されたケラの中から選別された玉鋼(たまはがね)を用いて、名刀が生み出されたと言われています。

「伯耆国たたら学入門講座」(平成29年8月)

「伯耆国たたら学視察研修ツアー」(平成29年9月)
今後も、「たたら」を核とした日野郡の宝の再発見や磨き上げを通じて、地域の元気づくりの大きな推進力として活躍していただきたいですね。
皆さんも応援してくださいね。
日野振興局 2018/01/10