8月3日に開催予定の「かにっこ体験」につきましては、本日から受付開始でしたが、今年は大変な人気ですでに定員となってしまいました。大変申し訳ありませんが、募集は終了とさせていただきます。ありがとうございます。
7月のイベント案内をお知らせします。イベントカレンダーへの記載が遅くなり申し訳ありません。随時掲載してまいりますので、しばらくお待ちください。
7月イベント案内(PDF194kb)
今年もかにっこ体験参加者を募集します。小学校4年から6年生の生き物に興味のある方の参加をお待ちしております。
ベニズワイガニ(標準和名ベニズワイ)は、日本海側では北海道~島根県沖の深海、太平洋側では千葉県銚子以北の深海500m~2700mに分布します。
オスのベニズワイガニは、主に加工用原料として利用されています。棒肉、カニグラタンやコロッケなどでおなじみではないでしょうか。
一方ベニズワイガニのメスは資源保護のため、法令で採捕が禁止されています。つまり普段は見ることができない「幻のカニ」なのです。今回は、鳥取県水産試験場が調査のために国から特別に許可を受けて採捕した個体を展示しています。ぜひ御覧ください。

かにっこ館で生まれたコブフウセンウオの稚魚たち。421匹います。
コブフウセンウオはダンゴウオ科に属する深海魚です。メスが巻き貝の中に卵を産み付け、オスがふ化するまで卵の世話をします。
かわいらしいコブフウセンウオの稚魚たちをぜひ御覧ください。

平成28年11月16日に鳥取県漁協所属第三生洋丸が漁獲した、右側鉗脚のうち不動指が2本ある3本爪の雄のズワイガニ(写真上)がかにっこ館へ持ち込まれ、飼育展示されていましたが,平成29年1月4日に死んでしまったため、展示を終了いたしました。

この個体の甲幅は125.2mm、体重0.72kg(左側第1歩脚欠損)でした。また、正常な鉗脚厚は27.0mm,異常な鉗脚厚は20.7mmでした.不動指の異常の報告は過去にもあり、その中で異常鉗脚は正常鉗脚より小さいとの報告(鈴木・小田原1971,本尾2002)があり,今回の個体も同様に異常のある鉗脚はやや小さいように思えます。
また,イシガニの鉗脚に過剰に形成された原因として鉗脚の前節についた傷によるとした報告(中谷・松野2004)がありますが,今回の異常鉗脚にも写真上のように爪の基部に傷跡があり,傷が原因による過剰再生の可能性も考えられます.
ところで、こういった形態異常の個体はどの程度の頻度で出てくるのでしょうか。過去にかにっこ館に持ち込まれた事例は下の表にあるように過去11年で11例あります。固まって報告された年もありますが、おおよそ年に1回程度はもちこまれているようです。
参考文献
本尾洋.2002.ズワイガニの奇形2例.CANCER11,3-6.
中谷勇・松野進.2004.鉗脚に指節が過剰に形成されたイシガニ.CANCER13,17-18.
鈴木博・小田原利光.1971.2種のカニの鉗脚にあらわれた奇形について.甲殻類の研究(4,5),191-195.
今後も、このようなめずらしい個体が持ち込まれた時にはご紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
12月17日から展示していました白いズワイガニですが、24日に死んでしまいました。漁獲や搬送などのダメージが強かったのでしょう。短命で終わってしまいました。
でも、かにっこ館にはまだまだめずらしいかにや生き物がいっぱいいます。年末年始も休まず開館していますので、皆様のご来館お待ちしております。
今年のズワイガニ漁が始まりました。昨年作られた鳥取県ズワイガニの最高級ブランド「五輝星」、今年はなんと130万円のセリ値がつきました。
その「五輝星」ですが、競り落とされた(株)中村商店さんのご厚意によりしばらくの間、かにっこ館で展示することになりました。
みなさん、ぜひ見に来てくださいね。
かにっこ館クイズが11月2日から始まります
館内にズワイガニに関する問題が10問出題されています。
それぞれの答えを解答用紙に記入し、応募箱に入れてください。
後日、正解者には抽選でプレゼントを差し上げます。
11月6日からズワイガニ漁も解禁となります。かにっこ館に来て、ズワイガニについてお勉強してみましょう。
11月23日(水・祝)に開催予定の「カニ汁作り体験」イベントについて、募集人員に達したため、11月14日をもって募集を終了しました。
なお、同日の正午頃から開催予定の「カニご飯無料試食会」は申込み不要です。先着100名となっておりますので、お早めにご参加ください。