令和6年度附議案

平成19年11月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨

   これより、今議会に提案いたしました平成19年度鳥取県一般会計補正予算をはじめとする諸議案につきまして、その概要を御説明いたします。

今議会に提案いたしました議案は、
   予算関係    5件
   条例関係    11件
   その他の案件  8件
 の 合計 24 件であります。

   それでは、議案第1号 平成19年度鳥取県一般会計補正予算につきましてその概要を御説明いたします。

   はじめに、集中豪雨災害の復旧についてであります。
   本年8月及び9月の局地的な豪雨により、琴浦町では人的被害を含め、八頭町、若桜町においても公共土木施設等に大きな被害がありました。このため、既に復旧に向けた作業を進めてきたところでありますが、このたび国の承認を得て本格的な復旧に必要な経費を計上しようとするものであります。

   次に、畜産農家への支援についてであります。
   世界的なトウモロコシの需要拡大に伴う家畜飼料の高騰を受けて、経営努力を踏まえても生産費が収益を上回る状況となっている畜産農家の負担の軽減を図るため、飼料購入資金の借り入れに対し、国と協調して利子補給を行うこととし、それに必要な債務負担行為を設定しようとするものであります。
   また、酪農農家については、飼料の高騰に加えて生乳の生産調整による影響も大きいことから、経営の安定、継続を図るため、大山乳業農協とともに個人向けのバンカーサイロの設置を支援するとともに、設備投資後に計画どおりの増頭が出来ていない酪農農家に対し、既に借り入れた農業経営基盤強化資金について、利子助成を行おうとするものであります。

   次に、集落営農の取り組みを促進させるための支援についてであります。
   国の品目横断的経営安定対策への加入が進まないという現状にかんがみ、国に対して制度の改善を求める一方で、鳥取県独自の施策として、経営基盤の確立に向けて集落営農の機運醸成や集落営農に必要となる機械施設の整備に助成することとし、それに必要な債務負担行為を設定しようとするものであります。

   次に、液晶関連産業の振興についてであります。
   液晶関連産業の集積、高付加価値化を進めるため、次世代技術の開発や企業間の共同研究、社会人博士の育成を実施する仮称「液晶ブレークスルー研究所」の立ち上げに際し、必要となる機器を整備する鳥取県産業振興機構に対し、その経費の一部を助成しようとするものであります。

   次に、江原道の雪祭りへの参加についてであります。
   韓国内での鳥取県への誘客や友好交流を促進するため、平成20年1月に江原道平昌郡(ピョンチャングン)で20万人を超える観光客が訪れ開催される雪祭りに鳥取県として参加し、県をPRする雪像の展示などを通じて鳥取県の観光情報を発信するとともに、友好交流の促進につなげようとするものであります。

   このほか、犯罪被害にあわれた方々のための相談、助言に要する経費等を計上した結果、今回の補正予算の総額は、17億8千万円余となり、補正後の予算総額は、3,591億6千万円余となるものであります。

   次に、補正予算以外の主な議案につきまして御説明いたします。

   議案第8号 鳥取県税条例の一部改正につきましては、平成17年度に導入した森林環境保全税について、引き続き森林の持つ公益的な機能を持続的に発揮させる必要があること等にかんがみ、適用期間を平成25年3月31日まで延長するとともに、税率の変更及び税の使途の拡大等を行おうとするものであります。

   議案第10号 鳥取県青少年健全育成条例の一部改正につきましては、青少年のための良好な社会環境の形成を図るため、インターネット及び携帯電話の利用環境において、青少年の有害情報閲覧を防止するフィルタリングを義務づける規定を追加するなど、所要の改正を行おうとするものであります。

   議案第23号 職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、人事委員会勧告を尊重し、期末手当の支給月数を0.2月分引き下げるとともに、50歳を超える職員について昇給号給数の引き下げなどの給与改定を行おうとするものであります。

   以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。
   よろしく御審議のほどお願いいたします。

  

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