1 天候の急変や雪崩に注意 |
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春山は、例年春嵐やメイストームと呼ばれる日本付近を発達した低気圧が通ることにより、風雨雪が強くなることがあります。
したがって悪天候に遭遇することを予測して防寒具や雨具等、万全の準備を整えることが必要です。
また、雪崩の起きやすい状態となっていますので、斜面の下等、危険な場所には近付かないようにしましょう。 |
2 具体的注意事項 |
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余裕のある計画 |
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余裕のない無理な計画は、事故を招きます。 |
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綿密な計画 |
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経験豊かなリーダーの下、綿密な計画を立てましょう。 |
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引き返す勇気 |
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天気が悪化したり、傷病人が出たりしたら、無理をせず、引き返す勇気を持ちましょう。 |
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防寒具、雨具等の準備 |
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残雪期の春山は、天気が崩れると気温が下がり、雪やみぞれが降るので、防寒具や雨具等を、忘れないように必ず準備しましょう。 |
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滑落防止 |
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地形や融雪状態に気を付け、ピッケル、アイゼン等の装備により滑落を防止しましょう。 |
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統制のある行動 |
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体力、技術、判断力がある経験豊かな指導者のもとで、統制のある行動をとりましょう。 |
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万全な体調で |
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十分な体力と万全な健康状態で、安全安心な登山をしましょう。 |
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携帯電話等の携帯 |
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いざというとき、警察や消防に連絡通報できるのが携帯電話や無線機です。
入山前にはフル充電し、予備電池を用意しましょう。 |
3 登山のマナーを守ろう |
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登山計画については家庭や学校、職場等に連絡をしておくとともに、登山届、下山届を出しましょう。 |
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休日には登山者が増加し、秩序が乱れがちになります。常に自分の行動に責任を持ち、上から石を落としたり、道標にいたずらをしたり、避難小屋内で他の登山者に迷惑をかけるような行動は厳に慎み、社会人として良識ある行動をしましょう。 |
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ゴミ、空き缶、火気等の後始末を確実に行い、自然環境保全に心掛けましょう。 |