高齢者が関係する交通事故の分析結果について

 全国的な高齢化社会の進展に伴い、高齢者の被害・加害事故が増加する中、当県においても、令和元年中の交通事故死者31人中20人(64.5%)が高齢者、また交通死亡事故の第1当事者についても30件中13件(43.3%)が高齢者など、高齢者による交通事故が高い割合で発生している状況から、この度、高齢者が関係する交通事故について分析を行いました。

高齢者が関係する人身交通事故の割合は年々増加

  • 県下の人身交通事故は、平成17年から15年連続で減少しているものの、高齢者が第1当事者(交通事故に関係した者のうち、過失が最も重いもの、または過失が同程度の場合は損傷が最も軽い者をいう。)となる人身事故の割合は増加傾向で推移し、令和元年は全人身事故の30.1%と、平成22年(18.6%)から11.5ポイント増加しています。

高齢者人口、高齢者免許保有者とも年々増加

  • 県内・全国とも、年々人口の高齢化が進み、県内では、令和元年は総人口の31.8%が高齢者で、平成22年から5.7ポイント増加しています。
  • 高齢者免許人口も総人口と同じく増加し、県内では、令和元年は総免許人口の27.0%が高齢者で、平成22年から9.2ポイント増加と、人口の高齢者割合より増加幅が大きくなっています。

高齢になるにつれ、死亡事故を起こしやすく、特に75歳以上はその傾向が顕著

  • 75歳以上の高齢運転者は、65歳から74歳の高齢者と比較して1.9倍、高齢者以外と比較して2.1倍、死亡事故を起こしやすい傾向が明らかとなりました。
  • 高齢になるにつれ、人身事故の程度が大きくなる傾向にあり、75歳以上は全事故の3.5%が死亡事故(高齢者以外は2.0%、65~74歳は2.6%)で、21.8%が重傷事故(高齢者以外は15.0%、65~74歳は19.5%)となっています。
  • 死亡・重傷事故では、高齢になるにつれ、車両単独事故の割合が高く、75歳以上は17.2%(高齢者以外は9.3%、65~74歳は11.9%)を占めています。
  • 死亡・重傷事故では、高齢になるにつれ、9時から12時までの発生割合が高く、75歳以上は36.8%(高齢者以外は16.7%、65~74歳は29.6%)を占めています。

高齢になるにつれ、交通事故の被害者になりやすい

  • 高齢になるにつれ、交通事故により死亡しやすく、高齢者以外と比較して、65歳から74歳の高齢者は2.3倍、75歳以上の高齢者は3.7倍高くなっています。
  • 高齢になるにつれ、自動車運転中に死亡する割合が減少し、その反面、歩行中に死亡する割合が高くなり、特に75歳以上の高齢者は、歩行中に死亡する割合が全死者の55.2%を占めています。
  • 時間帯別では、高齢者は昼間の時間帯に交通事故による死者になりやすい傾向にあり、75歳以上になると、15時から18時にかけて30.5%を占めています。

県民の皆さまへ

  • 年を重ねるにつれ、身体機能や認知・判断力は低下していく傾向があります。高齢者の方が自動車や二輪車を運転されるときには、速度を控えめにするなど、より安全で慎重な運転を心掛けましょう。
  • 県内では、免許証を自主返納し、運転経歴証明書をお持ちの方に対しての支援制度が広がっていますので、詳しくは県警ホームページで確認をお願いします。
  • 歩行者の方は、夕暮れ時や夜間に外出する際には、反射材用品を身につけ、自分の存在を車両の運転者にアピールしましょう。
  • 高齢者等の交通弱者に対する思いやり運転を心掛けましょう。

 高齢者が関係する交通事故の分析結果について(pdf 80KB)

 別添資料(pdf 413KB)

  

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