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【H27】船上山アドベンチャースクール実施報告書(倉吉市立高城・社・北谷小学校連合)

1. 事業の概要

1 期日

平成27年9月29日(火)~10月2日(金)     

2 日程

  1日目 2日目 3日目 4日目
6時30分  起床 起床 起床
7時00分 朝の集い・ビーイング 朝の集い・ビーイング 朝の集い・ビーイング
 7時30分  掃除 掃除 掃除
8時00分   朝食 朝食 朝食
9時00分   イニシアティブゲーム ダム湖活動&野外イニジアティブゲーム
※雨天のためプログラム変更
<Aグループ>
ダム湖→なぞなぞミッション→火起こし
<Bグループ>
野外イニシアティブ→火起こし→なぞなぞミッション 
サバイバル野外炊飯(スコアオリエンテーリング)
・焼き肉風野菜炒め作り
9時30分   出会いの集い(旧以西小) GW登山(東坂コース)
・班毎のグループワーク活動
・千丈のぞき、船上神社
・昼食(弁当):場所は自由・下山は全員行動
10時00分  アイスブレイク・ビーイング
10時30分 GWリアカーロードウォーク
・ミッションをクリアしながらのロードウォーク
・昼食(弁当):山川公民館
12時00分
13時00分  
13時30分
14時00分   自然の家着 ビーイング・アンケート
15時00分 オリエンテーション 下山完了(予定時刻) スタンツ練習 別れの集い
16時00分 野外炊飯
・カレー作り
スタンツ練習 解散
17時00分 夕べの集い 夕べの集い  
17時30分 夕食 夕食
18時30分 イニシアティブスタディ イニシアティブスタディ 
19時15分 肝だめし(杉林特別コース) キャンドルファイヤー
・スタンツ発表
19時30分 イニシアティブスタディ
20時30分 入浴 入浴 入浴
21時00分 夜の集い・ビーイング 夜の集い・ビーイング 夜の集い・ビーイング
22時00分 就寝 就寝 就寝

3 ねらい

  • 長期の集団宿泊体験や自然体験、班活動を通し、自ら気づき、考え、判断し、行動する力を育てると共に、自分の良さや友達の大切さに気づかせ、友達とより良く関わることで望ましい人間関係を築こうとする態度を育む。
  • 親元を離れた集団生活の中で、自分の身の回りのことや与えられた役割を果たそうとする意欲や態度を育む。

4 対象

倉吉市立高城・社・北谷小学校5年生(児童77名、教師15名)

5 救護スタッフ

谷口美紀さん(看護師)

6 ボランティア

14名(鳥取大学3名 島根大学11名)

2. 実施状況

1日目の活動の様子 <9月29日(火)天候 晴れ>

リヤカーロードウォーク 晴天の中、初日は旧以西小学校体育館に集合。出会いの集い、アイスブレイクの終了後、初日のメインプログラムである「リヤカーロードウォーク」に出発した。各班に学生ボランティアと先生方が付き、予定通り班ごとに分かれてのロードウォークを実施することができた。
 地図を頼りにミッションポイントを探しながら最終ゴール地点である船上山少年自然の家をめざす、オリエンテーリング形式である。時間差はできたものの、どの班も無事ゴールを果たした。
活動の様子 初日の夕食は野外炊飯である。メニューは定番のカレーライス。夕方には外は真っ暗になるこの時期、初めての夜ということもあってか、児童たちの姿に落ち着きのなさが感じられた。グループ内での役割分担も上手くできていないのか、自分の仕事を見つけられない子も多く見られた。
 一日の終わりは夜の集い。「ビーイング」という手法で、その日の振り返りを行った。テーマは「新自分づくり、新仲間づくり」。この宿泊学習での自分たちの「あるべき姿」の確認を行い、翌日につなげていった。

2日目の活動の様子 <9月30日(水)天候 晴れ>

登山 この日のメインプログラムは「グループワーク登山」。班ごとに地図を持って登山に挑戦である。学生ボランティアや先生方も各班に入らず、山頂へのルートは子どもたちが自分自身で探す大冒険である。ただ、指導員やボランティア、そして、先生方には所々に設けたチェックポイントに立ってもらい、人数やルールの確認を行うことで安全の確保に努めた。出発前には「イニシアティブゲーム」を行い、チームワークの大切さを改めて確認させると共に、危険を伴う活動でもあるため、登山時の「班の約束」や登山時の「歩く順番」も話し合わせることで班の協力を促した。また、山頂では「千丈のぞき」や「船上神社散策」といった活動も加え、船上山の豊かな自然や史跡にも親しむことができた。
 今回、下山に関しては児童だけのグループ行動では危険ということで全員下山を行った。しかし、それにもかかわらず、下山中に転倒し腕を骨折するという事態を招いてしまった。

3日目の活動の様子 <10月1日(木)天候 雨>

活動の様子 この日は「ダム湖活動」とのローテーション活動として「野外イニシアティブゲームを計画していたが、あいにくの雨天のため「室内イニシアティブゲーム」に変更した。ダム湖活動は予定通りカヌー・イカダ活動を実施したが、次第に風が強まり、強風となったため、指導員と先生方の協力により子ども達を地上へ誘導した。
 その後実施した「原始の火起こし」では、1時間以上をかけ、すべての班が火起こしに成功するなど、友達同士が息を合わせ、声を掛け合い、協力し合うことで目標を達成する充実感を味わうことができた。
キャンドルファイヤー 最後の夜の活動は「キャンドルファイヤー」である。3小学校の連合のため、3校の児童が混じり合うグループ編成であったが、短い時間にスタンツの内容を話し合い、3日間の思い出を歌や劇にするなど、どのグループも個性豊かでオリジナリティあふれるスタンツ発表となった。

4日目の活動の様子 <10月2日(金)天候 晴れ>

集合写真 いよいよ最終日。この日の昼食はサバイバル野外炊飯。班毎にスコアオリエンテーリングを行い、その得点が高いほどより多くの食材が獲得できるという仕組みである。どの班も時間内にコースを回りきり、見事に食材を獲得することができた。メニューは「焼き肉風野菜炒め」。これが初日に続き2回目の野外炊飯ということもあり、各班、進んで役割分担を上手に行い、初日とは見違えるような共同作業をする姿が見られ、先生方もその成長ぶりを喜んでおられた。

3. 総括

1 成果

  • 実施期間が影響し、学生ボランティアの獲得が心配されたが、日帰りや1泊2日ではあったものの、のべ14人もの学生ボランティアの参加があったことは大きな成果である。参加校の児童にとっても年齢の近い大学生との交流ができたことは何かしらのあこがれの存在として映ったに違いない。主催事業等でのボランティアとのつながりを今後も大切にしていかなければならないと強く感じる。
  • 主担当、副担当の役割を設けたことは、指導員にとって体力的にも精神的にも負担軽減につながった。担当意識があることは大切なことであると感じる。
  • 「リヤカーロードウォーク」や「グループワーク登山」等、グループワーク形式のプログラムを計画した。やはり、児童の「気づき」「判断」「決断」「行動」そして「関係作り」といった力の育成に有効であると感じた。今後も、子どもたちにとって冒険度の高い、魅力あるプログラムを維持できるようにしたい。
  • 最終日の野外炊飯では、初日と見違えるような児童たちの動きであった。同じ活動を複数回行ったからだけではなく、3日目の児童の様子を教師が看取り、その時点での問題点や成果を分析し、児童たちに正面から伝えたことが大きく影響したものと感じた。長期宿泊学習では、4日目から効果が出始めるとは言われるが、それを見越した大人の関わり方がその後に影響するものと思われる。そのことを学校側と事前に確認しておく必要を感じた。
  • 学校側と施設側との役割分担を事前に確認することで、混乱なくスムーズに運営することができた。
  • 児童の「生きる力」を測定するため、国立青少年教育振興機構が開発したアンケート(IKR評定用紙)を事業の事前事後に行った。その結果、「心理的社会的能力」「徳育的能力」「身体的能力」のすべての能力において顕著な向上が見られ、総じて「生きる力」の育成につながった。

2 課題

  • 実施期間が9月と10月にまたがってしまったことにより、大学の後期授業の開始時期と重なりボランティアに参加しにくかった。来年度は他団体との重なりはないようにし、指導員全員体制と全日程において学生ボランティアの獲得をめざしたい。  
  • 事前の打ち合わせで、「主催事業」であり「学校行事」でもあるとの位置づけを確認した。ただ、予算的な補助やボランティアの獲得など主催事業としてのメリットは十分理解していただきながらも、やはり担任の先生方の負担が大きくなるのが気になる。3泊4日という期間は、担任の先生方も連泊が可能な長さであると感じられるところもあるかもしれないが、自宅での睡眠日を設けることを検討する必要を感じる。
  • リヤカーロードウォークの時、ミッションポイントで渋滞が起きることがあった。始めのポイントでは複数グループの対応ができる活動が望ましい。