平成26年度 水産物産地 品質・衛生管理講習会

 災害に強く、消費者の「食の安全・安心」のニーズに対応した漁港・市場づくりへ向けた整備が進められている境港で、市場関係者の衛生管理の必要性への理解と知識を深めるための講習会が開催されました。
  

講習会の概要

日時

平成27年2月17日(火曜日)午後1時から3時まで

会場

境港商工会議所 大ホール(境港市上道町)

共催

  • 国産水産物流通促進センター(主管:一般社団法人海洋水産システム協会)
  • 一般社団法人境港水産振興協会

受講者

地元の荷受・仲買・加工流通業者、行政関係者等 71名

プログラム

当日の開催プログラムは次のとおりです。

 Word版(43KB)  PDF版(93KB)

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講習会の様子

共催者(開催地代表)挨拶


境港水産振興協会 島谷副会長
三人の講師の先生方はいずれも全国で最新の施設、あるいは取組に携わっておられます。
翻って境港では、私たち市場を利用する者が、施設の使い方等について、いよいよ具体的に検討する段階に入ってきました。
本日は講師の先生方のお話を十分に拝聴し、これからの取組の参考とさせていただきたいので、どうぞよろしくお願いいたします。

境港における高度衛生管理型漁港・市場整備の概要(説明)


県境港水産事務所 平野所長
境港では、平成26年9月に水産庁により高度衛生管理基本計画が策定されました。
現在、災害に強く、消費者の食の安全・安心のニーズに応えることができる市場整備を進めています。

講演(第1部) 産地市場に求められる品質・衛生管理(全国の事例紹介)


岡野 利之 講師
(海洋水産システム協会)
築地市場が「品質・衛生管理の向上」を大きな目的のひとつとして豊洲へ移転します。
消費地市場から見て「衛生管理に取り組まない産地市場は取引先から外れていく可能性がある」という認識で取り組んでいただきたく思います。

講演(第2部) 松浦魚市場の衛生管理に関わる取組みと体制づくり


田中 憲壯 講師
(西日本魚市株式会社 相談役)
松浦では、衛生管理の取組を早い時期から進めてきましたが、関係者の反対の声も小さくありませんでした。
関係者へその都度丁寧に説明し、納得を得ながら進めていくことが重要となります。

講演(第3部)岩手県と大船渡魚市場の品質・衛生管理の取組み


佐藤 光男 講師
(大船渡魚市場株式会社 常務)
大船渡では、東日本大震災を乗り越えて、新しい衛生管理型の市場を整備してきました。
これから魚種・物量が豊富な境港で衛生管理が進められていくに当たっては、ぜひ全国の手本となるような市場にしてほしいと思います。

質疑応答


会場内の様子
聴講者から「手本とした施設」、「衛生管理に要したコストの回収」、「クリーンボックスの使用」等に関する質問があり、各講師から回答いただきました。
  

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