鳥取砂丘レンジャー日記

2015年9月27日

中秋の名月観察会

9月27日(日)17時より「中秋の名月観察会in鳥取砂丘」を行いました。

7月の「親子わくわく星座観察会」に引き続き、さじアストロパーク宮本敦先生に講師をしていただきました。
また、このイベントは、鳥取大学開放推進事業「今日から学ぶ高校地学」との共催イベントで、鳥取大学からは太田隆夫先生、塩崎一郎先生を講師にお迎えし、鳥取大学の学生の皆様にもご協力いただきました。

写真1

まず、宮本敦先生から、星図の見方や天体や、
クイズも交えながら月の解説をしていただきました。

ここで一問ご紹介。

「菜の花や月は東に日は西に」(与謝蕪村)
この俳句に詠まれた月はどんな形をしているのでしょうか?

月が東側に見え、太陽が西側に見える時は、月と太陽が、地球を挟んでほぼ直線上になるので、満月に近い状態と推定できるそうです(完全に一直線上だと、月は地球の影に入り月食になります)。


写真2
写真3

砂丘に入り、日の入りを見ているうちに、主役の月が登ってきました。
夕日も月も本当に美しく、感動しました。

写真4

みんなで、一番星をさがしました。
一番星のこと座のベガ(織姫星)が頭の真上に見つかりました。

写真5

いよいよ望遠鏡で観察です。

月が顔の前に迫ってくるような大きさに見えました。
子ども達は大興奮。

砂丘におられた観光客も集まって、望遠鏡の前は行列になりました。


写真6

鳥取大学からお持ちいただいた天体望遠鏡は、望遠鏡のレンズにカメラやスマートフォンをあてると、撮影できました。
鳥取大学の学生達が微妙な調整を行い、綺麗な写真が撮れるよう手伝ってくださいました。

講師の先生方、鳥取大学の学生の皆様、ありがとうございました。
天候にも恵まれ、最高のお月見イベントとなりました。


砂丘内は明かりがないので、町中よりも、夜空が綺麗に見えます。
たまには、夜の砂丘で星や月を眺めてみてはいかがでしょうか。


<新オレンジレンジャー>

砂丘事務所 2015/09/27

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