８月８日（土）９日（日）の両日にむきばんだ弥生のものづくり講座プロフェッショナル編「土器の野焼き」を開催。６月２７日、２８日の「土器を復元する！」で制作した土器を焼き上げました。
講師は、「むきばんだ土器づくりの会」の皆さん。薪の上に土器を置き、周りをワラで囲います。その上からワラをすき込んだ粘土を張り付けていきます。
これは「雲南式の覆い焼き」という方法で、粘土で窯を作ることで、高温で土器を焼き上げることができます。窯の中の温度は最高で約８００℃にもなります。
準備が整ったら、火入れをし、一昼夜かけてゆっくりと土器を焼き上げます。
２日目は窯あけです。うまく焼けているかどうか心配しながら窯の表面を覆う粘土を取り除きます。
うまく焼きあがっている土器もあれば、表面が剥離した土器、ひびの入ってしまった土器もありました。
どうやら１日目、風が強かったこともあり、思ったより早く窯の温度が上がってしまい、割れたのではないかと考えられます。しかしながら、焼きあがった土器は、美しい色合いで、素敵な作品に仕上がりました。
作品は８月１３日から１ヶ月、企画展示室に展示します。ご覧ください。