平成27年度議事録

平成27年5月20日会議録

開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
福田 俊史
野坂 道明
浜崎 晋一
前田 八壽彦
澤  紀男
森  雅幹
長谷川 稔
横山 隆義 
欠席者
(なし)
   
 

説明のため出席した者
    小倉地域振興部長、森谷文化観光スポーツ局長、長谷川県土整備部長、
    山岸警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 田中調査課課長補佐  尾﨑調査課係長  田中議事・法務政策課係長    

1 開会 午前10時02分

2 休憩 午前10時48分  

3 再開 午前10時52分
4 休憩 午後0時07分
5 再開 午後1時04分   

6 閉会 午後1時56分

5 司会 福田委員長

6 会議録署名委員 前田委員 澤委員

7 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前10時02分 開会

◎福田委員長
 皆さん、おはようございます。それでは、ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は執行部の入れかえを行うこととし、最初に警察本部と県土整備部、次に地域振興部と文化観光スポーツ局の順に行います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、前田委員と澤委員にお願いいたします。
 それでは、警察本部と県土整備部について行います。
 今回は、委員が新メンバーになって初めての執行部との顔合わせでありますので、執行部職員の紹介をお願いいたします。

●山岸警察本部長
 警察本部長の山岸でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、警察本部の執行部職員を紹介いたします。
 まず、警務部長の中村警視正です。

●中村警務部長
 中村でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 次に、刑事部長の野澤警視正です。

●野澤刑事部長
 野澤でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 次に、交通部長の林警視正です。

●林交通部長
 林でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 警備部長の後藤警視正です。

●後藤警備部長
 後藤でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 生活安全部長の安藤警視正です。

●安藤生活安全部長
 安藤でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 警務部参事官兼首席監察官の清水警視正です。

●清水警務部参事官兼首席監察官
 清水でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 警務部総括参事官警務課長事務取扱の松岡警視です。

●松岡警務部総括参事官警務課長事務取扱
 松岡でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱の青木警視です。

●青木生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 青木でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱の大下警視です。

●大下生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 大下でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱の岡本警視です。

●岡本刑事部総括参事官刑事企画課長事務取扱
 岡本でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 交通部総括参事官交通企画課長事務取扱の黒川警視です。

●黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 黒川でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 警備部総括参事官警備第一課長事務取扱の岸田警視です。

●岸田警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 岸田でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 警務部参事官総務課長事務取扱の中林警視です。

●中林警務部参事官総務課長事務取扱
 中林でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱の保田警視です。

●保田警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱
 保田でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 警務部参事官会計課長事務取扱の上田警視です。

●上田警務部参事官会計課長事務取扱
 上田でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 生活安全部参事官生活環境課長事務取扱の本庄警視です。

●本庄生活安全部参事官生活環境課長事務取扱
 本庄でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 刑事部参事官捜査第一課長事務取扱機動捜査隊長事務取扱の竹森警視です。

●竹森刑事部参事官捜査第一課長事務取扱機動捜査隊長事務取扱
 竹森でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部参事官組織犯罪対策課長事務取扱の大倉警視です。

●大倉刑事部参事官兼生活安全部参事官兼警備部参事官組織犯罪対策課長事務取扱
 大倉でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 交通部参事官運転免許課長事務取扱の灘部警視です。

●灘部交通部参事官運転免許課長事務取扱
 灘部でございます。よろしくお願いします。

●山岸警察本部長
 警備部参事官警備第二課長事務取扱の米山警視です。

●米山警備部参事官警備第二課長事務取扱
 米山でございます。よろしくお願いいたします。

●山岸警察本部長
 よろしくお願いいたします。

◎福田委員長
 続きまして、長谷川県土整備部長、お願いします。

●長谷川県土整備部長
 県土整備部長の長谷川でございます。よろしくお願いいたします。
 そうしますと県土整備部職員の紹介をさせていただきます。ちょっと座って紹介させていただきます。
 まずは、次長兼県土総務課長の宮本でございます。

●宮本県土整備部次長兼県土総務課長
 宮本でございます。よろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 次に、次長の山口でございます。

●山口県土整備部次長
 山口でございます。よろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 技術企画課長の福政でございます。

●福政技術企画課長
 福政でございます。よろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 道路企画課長の山内でございます。

●山内道路企画課長
 山内でございます。よろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 道路建設課長の河田でございます。

●河田道路建設課長
 河田でございます。よろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 河川課長の丸毛でございます。

●丸毛河川課長
 丸毛でございます。よろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 治山砂防課長の的場でございます。

●的場治山砂防課長
 的場でございます。よろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 空港港湾課長の森田でございます。

●森田空港港湾課長
 森田でございます。よろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 県土総務課参事(建設業・入札制度担当)の中原でございます。

●中原県土総務課参事(建設業・入札制度担当)
 中原でございます。よろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 県土総務課用地室長の相見でございます。

●相見県土総務課用地室長
 相見でございます。よろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 技術企画課都市計画室長の六條でございます。

●六條技術企画課都市計画室長
 六條でございます。よろしくお願いいたします。

●長谷川県土整備部長
 道路企画課高速道路推進室長の小田原でございます。

●小田原高速道路推進室長
 小田原でございます。よろしくお願いします。

●長谷川県土整備部長
 どうぞよろしくお願いいたします。

◎福田委員長
 次に、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いします。
 なお、質疑等については、部局ごとに説明終了後に一括して行うことといたします。
 報告1、戦略的広報の推進状況につきまして、保田警務部参事官広報県民課長事務取扱の説明を求めます。

●保田警務部参事官広報県民課長事務取扱被害者支援室長事務取扱
 広報県民課から戦略的広報の推進状況について御報告をさせていただきます。
 警察資料の1ページをごらんください。戦略的広報の目的につきましては、日々手口の変わる特殊詐欺被害防止、高齢化社会を踏まえました交通事故防止などの目的のため、効果的な広報媒体を活用しまして必要な情報が確実に伝わるように適切なタイミングで広報することを目的としております。
 この戦略的広報の一環としまして、4月18日にけいさつ春祭りを開催しましたし、5月12日には鳥取県米子市出身の女優、松本若菜さんを1日警察署長に委嘱して広報活動を行いました。
 けいさつ春祭りは、とりぎん文化会館で開催しましたが、約1,000人の来場者がありました。
 春祭りの内容としましては、警察音楽隊のコンサートを初め家族で楽しめる鑑識活動や交通安全シミュレーターなどの体験コーナー、警察犬のカリンとフーガによる実演など警察業務をわかりやすく紹介したことで県民の方に警察に対する理解を深めていただけたと感じております。
 また、来場者からは子供の体験コーナーなどとても企画が練られていてよかったとの感想をいただいております。
 次に、鳥取県米子市出身の女優、松本若菜さんを1日鳥取警察署長に委嘱しての広報活動についてですが、鳥取警察署長から委嘱状を交付された後、春の交通安全運動に伴います広報活動の出発式に参加していただきました。その後、機動隊員によるレンジャー訓練等の視察、久松保育園の園児に対する交通安全指導などを行っていただきました。
 そのほかに写真、動画撮影を行いましたので、今後、警察官の募集、交通安全、特殊詐欺に関するポスター等に活用していくこととしております。

◎福田委員長
 報告2、鳥取県道路交通法施行細則の一部改正に伴うタンデム自転車の走行について及び報告3、鳥取県における安全・安心に関する協定の締結について、黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱の説明を求めます。

●黒川交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 失礼します。交通企画課です。警察本部資料の3ページをお願いいたします。鳥取県道路交通法施行細則の一部改正に伴うタンデム自転車の走行について御報告いたします。
 まず、タンデム自転車でございますが、下の写真にございますように、2つの乗車装置とペダルが前後に並んだ構造を有する自転車でございます。
 この改正につきましては、昨年6月議会で福間議員から県内においても2人乗り用のタンデム自転車の走行ができるようにと、関係規定の改正をというふうな質問がなされまして、実際にタンデム自転車を走行実験を行いまして、その特性を把握した上で県内の自転車専用道等を実査するなどして検討しました結果、タンデム自転車の2人乗り走行ができるように自転車の乗車人員を規定しております鳥取県道路交通法施行細則を一部改正しまして、軽車両の乗車人員の制限を緩和したものでございます。
 タンデム自転車の走行が可能となりましたのは、県内の東部と中部の2つの自転車歩行者専用道路の一部区間でございます。
 図面もつけておりますけれども、次のページの4ページの図面1をごらんいただきたいと思います。これは東部の鳥取市の一般県道鳥取河原自転車道線、通称因幡自転車道と呼んでおりますけれども、この鳥取市江津地内から鳥取市国安地内までの青色の部分、約8.6キロでございます。
 もう1カ所につきましては、次の5ページの図面2にございますけれども、一般県道倉吉東郷自転車道線、通称これは伯耆自転車道と呼んでおりますけれども、この青色の部分の倉吉市伊木地内から東伯郡湯梨浜町はわい長瀬地内までの約5.4キロメートルでございます。
 このタンデム自転車の運転をする者の年齢制限につきましては、16歳以上であることとしております。この年齢制限につきましては、鳥取県道路交通法施行細則に軽車両の乗車または積載の制限を規定しておりまして、2人以上により乗車する場合の特例として、例えば4歳未満の者を背負った場合の運転などについていずれも16歳以上というふうな年齢制限をつけておりますことから、これと整合を図るという意味で年齢制限をつけたものでございます。
 この規則施行に伴う広報活動といたしまして、公布後、鳥取県警のホームページに掲載しましたほか、県政だより5月号にも掲載しております。また、警察の交番、駐在所等の広報紙のほうにも掲示し、配付しております。
 さらに報道機関のほうに対しても、4月の27日でございますけれども、布勢の陸上競技場の駐車場におきまして、実際タンデム自転車をそちらに持っていきまして、自転車の走行について報道機関等に展示して、試乗もしていただいております。
 規則の公布につきましては、ことし3月30日でございます。
 施行日については、4月29日に施行しております。
 続きまして、警察本部資料の2ページをごらんいただきたいと思います。鳥取県における安全・安心に関する協定の締結について御報告をいたします。
 この概要でございますけれども、鳥取県では、高齢者が当事者となります交通死亡事故、あるいは特殊詐欺などの犯罪被害、さらに行方不明、あるいは徘回事案などの各種の被害から高齢者を守るための総合的な対策が喫緊の課題となっております。
 こうした状況を踏まえまして、昨年9月に県東部の郵便局と県警が安全・安心に関する協定を締結しておりまして、高齢者対策を推進しておりますけれども、県中部と西部の郵便局とも協定締結に向けた協議を重ねた結果、このたび、鳥取県全域を対象とした協定の締結となったものでございます。
 協定の締結式は、先月、4月22日に警察本部で行いました。
 この協定は、日本郵便株式会社因幡地区連絡会内の県東部の郵便局55局、日本郵便株式会社伯耆地区連絡会内の県中西部の郵便局88局、それと日本郵便株式会社ブロック内の鳥取中央・倉吉・米子、そして境の4つの郵便局と警察本部との間で締結しました。
 協定による具体的な活動でございますが、高齢者等に対する交通安全意識の啓発活動として郵便局の窓口あるいは郵便集配業務中における呼びかけ、チラシ配布のほか、特殊詐欺の被害防止対策としては窓口での声かけやチラシ類の掲示、それと配達業務中の活動で直接犯行を目撃された場合や職員の方が不審者を発見された場合などは警察のほうに通報していただいて、被疑者の検挙や被害の拡大防止を図ります。
 また、行方不明者の発見保護、通報協力の関係では、行方不明者、徘回者を警察が認知した場合に各地区の郵便局の連絡会などに人相などをメールで配信しまして、配達業務に従事しておられる郵便局の職員の方に手配しまして、また手配書を発見された職員はそれぞれの所属の局に通報していただいて、それぞれの局から警察にさらに通報していただくなどして発見保護に協力していただくこととしております。
 昨年東部地区との協定締結後、既にいろいろ効果が出ておりまして、主な事例としては、本年2月に鳥取署管内の郵便局に高齢者の女性が訪れて、ゆうパックの購入を申し出た際に対応した職員の方が不審に思い、購入理由などを尋ねられ、架空請求の詐欺ということがわかり、現金被害を未然に防止しております。
 また、偶数月の15日の年金支給日でございますけれども、郵便局と連携してチラシあるいは反射材等を配付しておりますし、先般もありましたが、死亡事故などがあったときには交通事故の防止を呼びかけるような内容をメール送信しましたり、あるいは交番速報というふうなことで郵便局の窓口に掲出していただいておりまして、今後もそうした連携した活動を行っていくこととしております。

◎福田委員長
 今までの説明について質疑等はございませんか。なしですか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、県土整備部に移ります。
 報告4、鳥取県版国土強靱化地域計画の策定状況について、福政技術企画課長の説明を求めます。

●福政技術企画課長
 技術企画課でございます。鳥取県版国土強靱化地域計画の策定状況について御報告をさせていただきます。
 これは強くしなやかな国民生活の実現を図るために防災・減災等に資する国土強靱化基本法、これが平成25年の12月11日でございますが、公布・施行されております。これを受けまして、現在の鳥取県でこの地域計画というものを策定いたしております。この状況について御報告をいたします。
 背景でございますが、平成26年6月3日に国のほうでは国土強靭化基本計画というものを閣議決定いたしております。
 これを受けまして、県のほうでは、平成26年度、昨年度でございますが、国土強靱化のプロジェクトチーム等々、ワーキンググループ等々検討を重ねながら、今素案を作成している途中でございます。
 策定状況でございます。以下2番に基本目標等を書かせていただいておりますが、基本目標としては4項目、人命の保護が最大限に図られること、それから国家、社会の重要な機能が致命的な障害を受けずに維持されること、それから迅速な復旧復興が図られること、それから国民の財産、公共施設等に係る被害の最小化という大きな基本目標を掲げております。
 これに対しまして、事前に備えるべき目標として8項目、(2)に書かせていただいておりますが、人命保護を初め以下の8項目について今検討を進めておるところでございます。
 起きてはならない最悪の事態というものでございますが、これは29項目ございます。一例といたしましては、ここに記載させていただいております建物・交通施設等の倒壊、それから火災による死傷者の発生、こういうものが起きてはならないというものの一つでございます。あと救助・救急活動の機能停止でございますとか、交通インフラネットワークの機能停止でございますとか、こういう項目について29項目の検討を今進めておるところでございます。
 本県における脆弱性評価の状況でございます。これはピックアップして記載をさせていただいておりますが、高いものといたしまして、人命保護や救助、それから救援等のソフト面、こちらにつきましては自主防災組織率、それから土砂災害を想定した市町村における訓練実施率、それから市町村避難勧告基準の策定等、これらについては進んでおると。また、ハード面では、高等学校、医療施設等の耐震化率、こういうものは高いものになってございます。一方、土砂災害の危険箇所の整備でございますとか、重要下水道管渠の耐震化、こういうものについては、今後重点的に取り組んでいく必要があるだろうというふうに分析をしているところでございます。
 地域計画等の効果でございますが、これらにつきましては補助金等への一定配慮によるハード・ソフトを組み合わせた強靱化の促進でございますとか、あるいは官民を含めた全ての関係者が取り組んでいただくことによって、安全・安心に暮らせる社会の実現に向けた意識の醸成でございますとか、策定したものをPDCAを進めまして、定量的な進捗管理をしていくと、これによって強靱化を図ってまいりたいというふうに考えております。
 その下には今後の予定といたしまして、今年度の10月を目標に策定を進めたいと思っておりまして、今後、下記に記載させていただいております委員会のメンバー、各分野、11分野ございますが、委員を選定させていただいて、取りまとめをしていきたいというふうに考えております。
 2ページをごらんいただきたいと存じます。2ページには、地域計画のおおむねのスキーム、進め方等を記載させていただいております。
 先ほど御説明させていただきました目標の明確化、それからリスクシナリオ等、上の左に書いてございます。現在この脆弱性の評価、2コマ目でございますけれども、ここまで進めさせていただいているところでございます。今後、委員会を含めまして、この3番目の推進計画及び具体的施策の検討という部分以降を委員会等の御意見を聞きながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 3ページ目でございますが、脆弱性の評価の一例を記載させていただいております。詳しい御説明は省略させていただきますが、こういうものを分析しつつ検討を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

◎福田委員長
 次に、報告5、山陰道・山陰近畿自動車道の整備状況について及び報告6、鳥取県道路橋りょう長寿命化計画の改定について、山内道路企画課長の説明を求めます。

●山内道路企画課長
 それでは、県土整備部の資料の4ページをお願いいたします。道路企画課でございます。山陰道及び山陰近畿自動車道の整備状況について御報告を申し上げます。
 まず、山陰道でございますが、中ほどの表をごらんいただきたいというふうに思います。この表の中で白抜きの区間、鳥取西道路と北条道路、この2道路でございますが、これが未供用という形になっております。
 鳥取西道路につきましては、供用済みの鳥取インターから鳥取西インターの1.8キロを除いた17.5キロメートル、この全線で現在事業を展開しておりますが、今年度の予算におきまして、最大執行額の186億円が配分され、供用時期が公表されております2.期、3.期の区間とあわせて事業促進をしているところでございます。県といたしましても全線同時供用ということに向けまして、埋蔵文化財の支援、あるいは残土処分場の確保等に引き続き協力してまいりたいというふうに思っております。
 続いて、北条道路でございますが、側道は供用されております。13.5キロ、この区間でございます。現在事業再開に向けまして計画段階評価の審議を行われているところでございますけれども、全線自動車専用道路として事業化再開に向けて、次の小委員会の早期開催に向けて強く働きかけてまいりたいというふうに思っております。
 続いて、山陰近畿自動車道の整備状況でございます。
 これも下の表をごらんいただきたいというふうに思います。県で実施しております岩美道路につきましては、浦富インターから岩美インター間、この西工区地区でございますけれども、今年度供用に向けて必要額が確保されて、今年度末の供用に向けて現在トンネル工事の仕上げに注力しているところでございます。
 また、東工区におきましては、平成30年代前半の供用に向けて事業を促進してまいっているところでございます。
 また、鳥取から福部の間の12キロ、いわゆる南北線についてでございますけれども、今年度から国による概略ルートや構造の検討、こういったものを行う計画段階評価のための調査に着手されるということになっておりまして、事業化に向けて弾みがついたところでございます。県といたしましても最大限の調査協力を行いたいというふうに思います。
 なお、地方創生の核として位置づけられております道の駅についても岩美インター付近にきなんせ岩美というものが7月には開設されるというふうに聞いております。
 次のページに、これはよく御存じだというふうに思いますけれども、県全体の高規格幹線道路の整備状況を図示させていただいておりますので、後ほどごらんいただければというふうに思います。
 続きまして、6ページをお願いいたします。道路橋りょう長寿命化計画の改定についてでございます。
 先ほど国土強靱化の話がございましたけれども、その強靱化計画の取り組みの一翼を担う土木施設の老朽化対策として、県が管理する道路橋梁につきましては平成20年から道路橋梁の長寿命化計画を策定しまして、名前のとおり橋の長寿命化に取り組んでいるところでございます。
 今まで計画対象を15メーター以上の橋にしておりましたけれども、このたび2メーター以上の橋に拡大するといったような改定をすることにしましたので、その概要を報告いたします。
 まず、現状と課題でございますけれども、現在橋梁、2メーター以上の橋は2,060橋ございます。このうち架設後50年を経過しているものは今現在21%程度でございますけれども、10年、さらに20年後には65%になるという見込みが立っており、維持管理コストの増大が予測されるところでございます。
 これまでは橋長15メーター以上の橋、700橋を対象に長寿命化計画を策定して、比較的損傷度の大きい損傷度3以上の橋梁449橋について順次修繕を行っていました。
 中ほどに円グラフがございますけれども、700橋のうち修繕済みが184橋という形で、損傷度の大きいものから順次やっているところでございます。
 今回の主な改定内容でございます。2に記載してございますように、昨年度までに実施した橋の床版等の抜け落ち、こういったものを含む新たな点検結果を反映したこと、さらには先ほど申し上げた対象範囲を拡大したということと、今までの評価手法を損傷度というふうにしておりましたけれども、これを健全性といった評価指標に見直したということが大きな改正内容でございます。
 3番目に円グラフで示させていただいております点検結果でございますけれども、緊急措置が必要な健全性4.の橋梁、こういったものはございませんでしたけれども、早期の措置が必要だというような健全性3.につきましては507橋といった数の橋梁が判明しております。
 今後、こういった507橋を中心にいたしまして修繕を行っていきたいというふうに考えております。集中的に修繕を行うことによって、健全性を高めていくということでございますし、早い段階で修繕をするということで予防型の修繕に転換する、現在もそういうふうになっておりますけれども、そういうことをやることによって今後、50年間でライフサイクルコスト、こういったものを160億円縮減することができるといった検討をしております。
 この長寿命化計画に伴って必要な予算確保、こういったものを委員の皆様にもぜひとも御理解をいただきまして、確保していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。

◎福田委員長
 次に、報告7、中海湖岸堤整備と大橋川河川改修の現状について、報告8、平成27年度第1回湖山池会議の概要について及び報告9、平成27年度鳥取県水防訓練の実施について、丸毛河川課長の説明を求めます。

●丸毛河川課長
 河川課でございます。同じ資料の7ページからお願いいたします。まず、中海湖岸堤整備と大橋川河川改修の現状についてでございます。
 斐伊川水系の治水対策、いわゆる3点セットでございますけれども、上流のダム事業、それから中流の斐伊川放水路、これが完了いたしております。現在、残る湖岸堤の整備と大橋川の整備を進めているという状況でございまして、これらの状況につきまして御報告をしたいと思います。
 まず、中海湖岸堤の整備状況でございますが、短期箇所6カ所のうち、下の図面にありますような4カ所、貯木場、渡漁港、米子空港、旗ヶ崎でございますが、これらの事業進捗を図っているところでございます。
 まず貯木場につきましては、開口部を堤防で塞ぐ工事でございます。
 渡漁港は、漁港のつけかえは既にもう概成しております。背後の水門整備を実施中でございます。本年度完了予定でございます。
 米子空港南、堤防の設置工事でございます。
 最後に、旗ヶ崎承水路、開口部に水門を設置する工事でございまして、これも本年度完了見込みでございまして、着実に進めているという状況でございます。
 なお、米子港と崎津漁港につきましては、既に完了いたしておりまして、それぞれ平成26年度、平成22年度に完了いたしております。
 8ページをお願いいたします。次に、大橋川の改修の状況でございます。
 現在、上・下流の狭窄部、下の図面でいきますと赤く囲っている部分でございますが、ここの拡幅工事をする前に、その下流の背後地が低い無堤部区間を中心に護岸の整備を進めているということでございます。
 まず、図面の左上のほうですが、追子・向島地区、これも無堤部の堤防整備でございます。
 2番目、井手・馬潟地区、これは図面右下でございますけれども、無堤部の護岸整備でございます。
 3番目、竹矢・矢田地区、水衝部でございます。無堤部の堤防整備でございます。
 4番目、福富地区、下流の左岸でございますが、既設護岸の改良工事、これを本年度9月ごろ着手予定と聞いております。
 最後に、今後の方針でございますが、今後も国に対しましては大橋川の拡幅前に中海湖岸堤を先行していただくよう引き続き要請してまいります。
 そういう観点からも短期整備箇所に引き続きまして、短中期、中期整備箇所につきまして、その着手を前倒しできるよう国・県・市で連携・調整してまいりたいと考えております。
 続きまして、9ページの本年度第1回の湖山池会議の概要でございます。
 去る4月21日に開催しております。
 この湖山池会議でございますが、湖山池の環境改善に向けた県と鳥取市の共同プロジェクトでございまして、平成24年1月には湖山池の将来ビジョンを策定しております。県は統括監、市は副市長をトップにいたしまして、県、市関係部局で湖山池の取り組みを協議する場でございます。
 まず水質の状況と今年度の方針でございますが、まず昨年度の湖山池の塩分濃度、これは下の折れ線グラフのブルーの折れ線グラフになりますが、湖山池将来ビジョンに定める2,000から5,000で推移することができました。
 その要因といたしまして、モニタリングの強化もいたしました。そのモニタリングに基づきまして、きめ細やかな水門操作を行ったということでございまして、塩分濃度、溶存酸素を24時間監視して実施しております。
 気象状況につきましても夏場比較的雨が多うございました。そのような要因で2,000から
5,000が保つことができたということでございます。
 本年度の水質管理の方針でございますが、本年2月に環境モニタリング委員の皆様にも意見を伺っております。下の3点方針を決定させていただいております。
 まず、塩分管理につきましては、春先は可能な限り低い値で推移させると。ちなみに本日の塩分濃度は、2,600程度でございます。それから夏場、高温少雨になります。貧酸素化に備えまして、およそ3,000台での管理を目指したいということでございます。
 水門操作でございますが、昨年と同様水門操作、右のイメージ図にありますような舟通しの切り欠き通水と言っておりますが、これを細やかにやりたいと。その際には、溶存酸素の確保に最大限配慮した水門操作を行いたいということでございます。
 なお、この水門でございますが、現在部分改築のための予備設計を実施中でございます。
 水質汚濁の分析等でございますが、今後も水質汚濁の原因究明、調査分析を進めていくということでございます。
 最後に、今年度の主な事業でございますが、県と市で事業を連携して、継続して取り組んでいくということでございまして、塩分管理、流入負荷削減、湖内水質改善、汚濁の原因究明、生態系保全、漁業振興、利活用の促進の7項目でございます。
 最後に、10ページをお願いいたします。本年度の鳥取県の水防訓練の実施についてでございます。
 本年度の6月の出水期を控えまして、市町村、関係機関、住民の皆さん等で水防に係る各種訓練を実施いたしまして、水防への備えを図りたいと思っております。
 開催日時は、5月30日土曜日午前9時からでございます。
 場所は、天神川左岸の河川敷、中部総合事務所前でございます。
 訓練内容につきましては、水防工法訓練等でございますが、今回は新たに大規模災害を想定した救助訓練や、先般開所しました天神川河川防災ステーションを活用した訓練などにも取り組みたいと思っております。
 参加団体、27団体でございます。
 委員の皆様には既に御案内を申し上げていると思いますが、御参加などをいただければと思います。

◎福田委員長
 報告10、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料11ページのとおりであり、説明は省略いたします。
 それでは、ただいままでの説明につきまして、質疑等はありませんでしょうか。

○長谷川委員
 4ページなのですが、北条道路の全線自動車道に向けまして、それが本当になるようにこの間住民アンケートとか国への働きかけなどを行ってまいりましたが、これは見通しが立ったという上でのこういう計画になっているのでしょうか。どういう段階にあるのでしょうか。

●山内道路企画課長
 今、中国地方の小委員会というところで議論されておりまして、県といたしましては全線自専道という形で国のほうには要望をさせていただいております。ただし、その委員会でそういう方向性を決定されなければ最終決定にならないというところでございます。したがって、県といたしましてもそういった小委員会を早期に開催していただくように働きかけていく所存でございます。

◎福田委員長
 そのほかございませんか。

○前田委員
 8ページ。小原ダム、斐伊川の放水路で、もうあと残るは大橋川の改修ということですね。まだまだこれは時間がかかりそうなのだけれども、どうなっているのでしょうかね。大橋川の改修。大橋川のほう。中海の護岸ではないよ。これはいつごろ完成するのですか。

●丸毛河川課長
 河川整備計画のめどといたしますと、おおむね20年ですので、完成は40数年ごろを見込んでいると思いますが、大橋川は、一番宍道湖から出た松江市の狭窄部、ここの議論、用地買収も含めて、それから河川管理をどうするのだというような議論が今地域の皆様を含めて話し中で、ここは実際少し進んでいない状況でございますので、その間に下流の中海湖岸堤を整備していただきたいというお願いもしております。狭窄部の2カ所の工程につきましては、まず平成35年ほどに下流の狭窄部、40年の半ばにこの上流の狭窄部を開削するという予定では進んでおります。

○前田委員
 わかりました。相当先ですな。
 そうしますと今度は中海の護岸のほうなのですけれども、施設管理者と協議をしなければいけないのだけれども、滑走路の防衛省所管地域、これは防衛省がするのですか。

●丸毛河川課長
 8ページの下の図面、見にくいですが、短期と短中期、滑走路前後も国交省が護岸を施工する予定になっております。

○前田委員
 では、施工予定者がはっきりもう全て決まっていると、こういうことですか。

●丸毛河川課長
 決まっております。国交省で決まっております。

○前田委員
 国交省で全てする。これはいつごろ完成するのですか、全て。

●丸毛河川課長
 例えば7ページをごらんいただきますと、下の図面で上から3つ目が米子空港南なのですが、ここの南側の区間につきましてもおおむね来年度、28年度をめどに完成するということもお聞きしておりますので、引き続き北側についても進捗すると考えております。

○前田委員
 最後に。長い経過があってあれなのだけれども、鳥取県側としては、とにかく中海の護岸を完成してからでないと8ページのこの大橋川の改築はできませんよということをずっと一貫して申し入れているのだけれども、その方針は間違いないですか。

●丸毛河川課長
 その方針で間違いございません。

○前田委員
 では、中海の護岸を急いでください。

◎福田委員長
 そのほかございませんでしょうか。ありませんか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 次に、その他でありますが、警察本部、県土整備部に関して執行部、委員の方で何かございませんか。ありませんね。
 意見がないようですので、警察本部、県土整備部につきましては、以上で終わります。
 暫時休憩いたします。

午前10時48分 休憩
午前10時52分 再開

◎福田委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続き、地域振興部及び文化観光スポーツ局について行います。
 今回は、委員が新メンバーになって初めての執行部との顔合わせでありますので、執行部職員の紹介をお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 地域振興部長の小倉でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、職員の紹介をさせていただきます。座らせていただきまして、紹介させていただきます。
 地域振興部理事監兼東部振興監の齋藤でございます。

●齋藤地域振興部理事監兼東部振興監
 東部の振興を担当させていただいております齋藤でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 地域振興部参事監(地域振興等担当)の難波でございます。

●難波地域振興部参事監(地域振興等担当)
 難波でございます。島根県から来ております。2年目になります。よろしくお願いします。

●小倉地域振興部長
 地域振興課長の酒嶋でございます。

●酒嶋地域振興課長
 酒嶋でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 地域振興課参事(地域づくり担当)の高橋でございます。

●高橋地域振興課参事(地域づくり担当)
 高橋です。3年間日野町に行っておりまして、戻ってまいりました。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 とっとり暮らし支援課長の片山でございます。

●片山とっとり暮らし支援課長
 4月1日付でとっとり暮らし支援課長を拝命いたしました片山です。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 交通政策課長の寺口でございます。

●寺口交通政策課長
 寺口です。よろしくお願いします。

●小倉地域振興部長
 教育・学術振興課長の國米でございます。

●國米教育・学術振興課長
 國米でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 統計課長の徳永でございます。

●徳永統計課長
 徳永でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 男女共同参画推進課長の鈴木でございます。

●鈴木男女共同参画推進課長
 鈴木でございます。よろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 東部振興監東部振興課長の国岡でございます。

●国岡東部振興監東部振興課長
 国岡でございます。よろしくお願いします。

●小倉地域振興部長
 中部総合事務所長の西山所長でございます。

●西山中部総合事務所長
 西山でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 西部総合事務所長の山根所長でございます。

●山根西部総合事務所長
 西部総合事務所長、山根でございます。3年度目になります。どうぞ御指導賜りますようよろしくお願いいたします。

●小倉地域振興部長
 西部総合事務所日野振興センター所長の藤本所長でございます。

●藤本西部総合事務所日野振興センター所長
 藤本でございます。よろしくお願いいたします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 文化観光スポーツ局長の森谷でございます。どうかよろしくお願いいたします。それでは、座らせていただいて紹介させていただきます。
 スポーツ振興監、山﨑でございます。

●山﨑スポーツ振興監
 スポーツ振興監2年目の山﨑でございます。よろしくお願いします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 お手元の名簿でいきますと次、文化観光スポーツ局の参事監、吉村でございますけれども、本日、所用で海外出張のため、きょうは欠席させていただいております。
 続きまして、文化政策課長、神庭でございます。

●神庭文化政策課長
 神庭でございます。よろしくお願いいたします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 交流推進課長、小谷でございます。(「ちょっと今所用のために向かっておりますので」と呼ぶ者あり)また後ほど。
 観光戦略課長、岩﨑でございます。

●岩﨑観光戦略課長
 岩﨑です。よろしくお願いします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 観光戦略課観光誘客室長、市村でございます。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 国際観光のほうを担当しております市村でございます。よろしくお願いいたします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 名簿でいきますと次、スポーツ課長の小西でございますけれども、今日も東京のほうに出張ということで欠席させていただいております。
 まんが王国官房官房長、江原でございます。

●江原まんが王国官房長
 江原でございます。よろしくお願いします。

●森谷文化観光スポーツ局長
 同じくまんが王国官房の副官房長、中西でございます。

●中西まんが王国官房副官房長
 中西です。よろしくお願いいたします。

◎福田委員長
 次に、報告事項に移ります。
 執行部の説明は、要領よく簡潔にお願いいたします。
 なお、質疑等につきましては、部局ごとに説明終了後に一括して行うことといたします。
 まず、地域振興部から、報告11、平成26年度県内鉄道高速化調査について、報告12、平成26年度県内空港国内便の利用状況について及び報告13、公共交通機関のゴールデンウィークの利用状況について、寺口交通政策課長の説明を求めます。

●寺口交通政策課長
 そういたしますと地域振興部の資料のまず1ページ目をお願いしたいと思います。平成26年度県内鉄道の高速化調査について報告をさせていただきます。
 県内鉄道の高速化ということにつきましては、昨年の10月から関西方面から岡山、伯備線を通って県内に至るルートと、それから智頭・因美線を通って県内に至るルート、この2ルートにつきましてフリーゲージトレインを導入した場合をモデルといたしまして、同じタイミングで同じ目線で調査を行っているところでございます。このたび平成26年度のうちに実施いたしました基礎的な調査ということにつきまして結果がまとまりましたので、その概要を報告させていただきたいと思います。
 まず、この調査につきましては、平成26年度に現在の線路の状況、こういったところを把握しまして、フリーゲージトレインを走らせる場合に改良が必要となる場所の拾い出しですとか、その箇所についての改良方法、対応策の検討などを行ったものでございます。今年度につきましては、この調査の結果をもとにいたしまして、実際の工事に要する経費や到達時間の算出などを行うこととしているところでございます。
 26年度の調査の結果につきましては、その1ページ目のまず中ほどから伯備線のルートにつきまして、表のほうで掲げさせていただいております。
 表のほう、左側に改良が必要な項目、それからそれぞれ箇所数を上げております。そしてその右側にそれぞれの箇所数に対しての改良方法、対応策等を記載しております。
 例えば一番上の段の曲線半径が400メートル未満、いわゆる急カーブの項目がございますが、伯備線ルートにつきましてはその箇所が147カ所ございます。フリーゲージトレインが現行の特急並み以上の速度に走るためには曲線半径を400メートル以上に大きくとる改良をする工事が必要となってくるというような対応がそこに記載されているところでございます。
 以下各項目それぞれの箇所につきまして、例えばレールが敷かれている道床、その厚さが
250ミリ未満の箇所は250ミリ以上にするとか、レールの長さを200メートル以上の長いものにする、木の枕木を使っているところはコンクリート製のPCマクラギに変えると、こういった改良、それから構造の弱い橋梁部分につきましてはマクラギの強化ですとかガードレールによる軌道の改良を行いまして列車が高速で安定した走行ができるような改良を施すことが必要だというようなことが示されております。
 また、フリーゲージトレインは、これは電車でございますので、トンネル部分の架線に必要な工事で改良する必要もございますし、踏切につきましてもより強固で、また維持管理作業面でも効率的な総研式の踏切というものに変更することが適当だといったような方向が示されたところでございます。
 同じような形で2ページ目に智頭・因美線を通るルートについての状況を掲げております。項目とか対応策等につきましては、伯備線ルートと同様でございますので、御確認をいただければと思います。
 なお、今年度の調査につきましては、既に4月から開始しておるところでございますが、これらの改良を行った場合の到達時間の算出ですとか工事に要する概算経費の算定、こういったことを行うこととしております。
 続いて、3ページに参考といたしまして現在の県内の鉄道路線の状況をつけておりますので、これは後ほどまた別途御確認をいただければと思います。
 続きまして、資料のほうは4ページをお願いします。平成26年度県内空港国内便の利用状況について報告をさせていただきます。
 県内2空港、鳥取砂丘コナン空港と米子鬼太郎空港につきまして、26年度の利用実績がまとまりましたので、その結果を報告させていただきます。
 まず、鳥取砂丘コナン空港につきましては、ANA東京便が現在1日5便飛んでいるところでございますけれども、昨年度の搭乗者数は34万2,926人ということで、就航以来最高の利用者数でございまして、34万人台を初めて達成したという結果になっております。
 米子鬼太郎空港につきましては、全体としての搭乗者数は81万6,336人という結果でございました。こちらにつきましても就航以来利用者数が初めて80万人台の大台に達したということでございます。その内訳といたしましては、ANAが運航しております東京便、こちらが1日6便飛んでいるところでございますけれども、こちらが49万6,255人、スカイマーク便、こちらが32万81人という結果でございました。
 これらの主な増加要因といたしましては、それぞれ鳥取空港、米子空港が1日5便化、6便化されていること、さらに米子鬼太郎空港につきましてはスカイマーク便が通年運航、昨年度はされたということが寄与しているというふうに考えております。
 続きまして、5ページをお願いしたいと思います。公共交通機関のゴールデンウィークの利用状況について報告をさせていただきます。
 まず、飛行機の関係ですが、全日空便につきましては、鳥取-東京便が対前年14.6%の増、それから米子-東京便が対前年25%の増と、いずれも大幅に増加しております。スカイマーク便につきましては、搭乗者数のほうは対前年18.4%の減となっておりますが、こちらにつきましては昨年度は神戸便が1日2往復しておったところがことしの2月以降1往復となっていることが影響しているものでございます。
 続きまして、JR西日本の特急列車の状況ですが、これは全体を通じまして12%の増というふうになっております。
 また、日交の高速バスにつきましても、軒並み昨年以上の増加となっているところでございます。
 これはゴールデンウイークの利用が増加した要因といたしまして、ことしのゴールデンウイークは後半が5連休となっておりまして、長期の休暇がとりやすかったといったことが大きく寄与しているものと考えております。

◎福田委員長
 続きまして、報告14、ファブラボとっとりmid&westキックオフ開催結果について及び報告15、公立鳥取環境大学の入試実施状況と就職活動状況について、國米教育・学術振興課長の説明を求めます。

●國米教育・学術振興課長
 続きまして、6ページをごらんください。ファブラボとっとりmid&westのキックオフ開催結果について御報告をいたします。
 ファブラボとっとりでございますが、昨年5月に鳥取市文化センター内に東部版というか、県の中心的施設として1カ所オープンしておりますが、今回新たに中部と西部にハブ的な拠点を設けることにいたしました。
 ファブラボと申しますのは、3Dプリンターなどのデジタル工作機械から、糸ノコとか穴あけドリルみたいなアナログの道具を組み合わせて若い人が自由に何でも想像力を働かせて物がつくれる、そういう場でございます。
 それぞれの施設の概要でございますが、まず中部でございますが、倉吉市昭和町のBYヨシダ文房具店の中に設置をいたしております。
 西部でございますが、米子市新開のぶんぶん堂米子店内に設置をしております。
 それぞれ技術指導を行う職員を1名ずつ配置をしております。運営全体は、東部も含めまして高等教育機関で組織をしておりますものづくり協力会議に委託をしております。
 キックオフイベントの概要でございますが、同じようなこともやっておりまして、工作体験とか見学ツアー、それから事業紹介とかトークセッション、そういったことをやっております。ファブラボというものは全国的には民間主導で設置が進んでいるものでございます。鳥取の場合は、公的な資金を投入をして設置をしているので、特に倉吉で行われましたトークセッションでございますが、今後なるべく民の活力も入れたところで運営ができないかというあたりも含めてやらせていただきました。
 ちなみに中部や西部は、設置場所の文具屋さんの御厚意で場所代はいただかずに、ただで場所借りをさせていただいております。文具屋さんのほうもそういう物づくりの場ができることによって御商売のほうに新たな刺激があるのではないかということで期待をされているところでございます。
 参加者の感想でございますが、非常に好評でございました。ここに書いてあるとおりでございます。
 今後の展開ですが、継続的な運営を図れるように高等教育機関と一緒に支援をしていきながらものづくり教育の推進を図りたいと考えております。
 7ページは、そのときの様子の写真でございます。
 続きまして、8ページ、公立鳥取環境大学の入試と、それから就活状況について御報告をさせていただきます。
 まず入試の状況でございますが、公立大学としての認知度の高まりに伴いまして、志願者は5.6倍でございました。昨年度8.1倍で、少し落ちておりますが、大学入学の常でございまして、非常に倍率が高い翌年は大体下がるというこの波で少し下がったということになっております。
 枠の表、数字がたくさん書いてあって細かいのですが、上の枠の表の一番下の段をごらんいただきたいと思います。入学者のうちの県内割合、環境学部、経営学部とも昨年より上がっております。昨年12%と低くて、ちょっと残念だったのですが、今年度は18.9%まで上がっているところでございます。
 環境大学の中期目標では、3.6倍以上に倍率を確保するということを定めておりまして、この目標をクリアしております。
 就活の状況でございますが、赤字で89.3%という暫定値が記述してございますが、本日の新聞に確定値が報道をされております。97.7%に全国国公立平均はアップをしております。ここは少し残念ながら、昨年度に引き続いて4ポイントぐらい他の国公立大学より低い状況になっております。理由といたしましては、非常に細かい話になるのですが、環境大学、非常に小規模な大学でございますので、ほぼ全員の生徒の状況がわかるので、分母がきっちりとられていると。就職活動をほとんどしないような子も含めて計算をしているので低目に出ているのではないかと推定しているところでございます。ほかの中規模以上の大学は、分母自体の把握がきっちりできていないというふうに聞いておりますので、その辺の分析をさらに進め、それからそうはいっても就職をしていない学生がおりますので、昨年度と同様4月以降の支援も行っていきたいと思っております。

◎福田委員長
 続きまして、報告16番、「輝く女活活躍支援チーム」の設置について、鈴木男女共同参画推進課長の説明を求めます。

●鈴木男女共同参画推進課長
 それでは、資料の9ページをお願いいたします。鳥取元気プロジェクトの実現に向けた10のプロジェクトチームの一つであります輝く女性活躍支援チームのキックオフとして、鳥取県男女共同参画行政推進会議を開催いたしましたので、その結果について御報告をさせていただきます。
 この輝く女性活躍支援チームでございますけれども、資料の4番、(3)に推進体制に書かせていただいておりますが、庁内推進体制としての鳥取県男女共同参画行政推進会議と官民連携による推進体制としての輝く女性活躍加速化とっとり会議を両輪として、職場や地域社会における男女共同参画の取り組みを推進していくこととしております。
 こちらのうちの右側に書いております庁内による推進体制としての鳥取県男女共同参画行政推進会議、こちらを5月1日に開催いたしました。こちらの会議におきましては、輝く女性活躍支援チームの役割、それから基本方針、3つありますが、こちらの内容を確認いたしますとともに、男女共同参画の推進に向けました各部局の所管事務におけます現状や数値目標について意見交換を行いまして、また新たな数値目標を検討すること、それからさまざまな立場の方から意見を頂戴いたします男女共同参画キャラバン隊を実施することにつきまして、各部局との連携を確認いたしましたところでございます。今月から男女共同参画キャラバン隊の実施を早速予定しておりますが、職場や地域での課題や提案につきまして県民の方々のお声を頂戴いたしまして、施策に反映していきたいと考えております。

◎福田委員長
 報告17、平成27年度第1回鳥取県日野地区連携・共同協議会について、藤本西部総合事務所日野振興センター所長の説明を求めます。

●藤本西部総合事務所日野振興センター所長
 日野振興センターでございます。10ページをお願いいたします。5月11日に今年度第1回協議会を開催いたしましたので、概要を御報告いたします。
 主なものは、(1)に記載しております連携協約の締結でございます。
 現在の日野地区連携協議会につきましては、県と日野郡3町が共通の課題の解決に向けて連携していくための仕組みづくりとして、平成22年7月に設立されたものでございます。この協議会は、3町長と知事を委員とする協議会の下に副町長や総務課長をメンバーとする幹事会、その下に専門部会があるなど、組織運営を重視したものでございまして、スピード感や多様化に対する課題への対応にやや欠けるということが指摘されておったところでございます。
 そのようなときに昨年、地方自治法の改正がございまして、手続が簡素で課題に柔軟に対応できる連携協約の制度が創設されたところでございます。このたびの協議会の場におきまして、協議会の成果は成果として引き継ぎながら、連携協約に移行することが3町長と知事の間で確認されたところでございます。
 (2)の地方創生における連携につきましては、現在各町で進められている総合戦略の中で連携の効果が大きいものにつきまして今後、連携協約が承認、締結された後には協約の中で検討していくことが確認されたところでございます。
 取り組みの例として挙げておりますが、日野高校の魅力向上や移住定住、子育て支援などがございます。
 参考に協議会発足からの主な成果を掲げております。参考にごらんいただきたいと思います。
 今後は、これらの協議会の成果も継続発展させながら地方創生等の新しい課題に対してスピード感を持ってさらに連携していくことが確認されたところでございます。

◎福田委員長
 ただいままでの説明につきまして、質疑等はありませんでしょうか。

○前田委員
 8ページですね、これは何で公立鳥取環境大学だけ説明するのですか。ちょっと腑に落ちないな。いやいや、なぜ鳥取環境大学だけこういう入試の状況であるとか就職のことを報告される理由は何ですか。いや、前は公設民営で私学担当だったから説明されたのですよ。もう公立ですよ、ここは。公立だったら国立の鳥取大学も教えてもらわなければいけないと思う。なぜかというと今、地方創生と盛んに言われるのですけれども、私の信念というのは人材の養成と確保だと思うのですよ、地域を頑張らせるのは。何が見たいかといったら、私は志願者の数ではないのですよ。県内就職率ですよ。見ますと、8ページの就職活動状況ですよ。うち鳥取県の内定状況ですよ。80名の26年が51人でしょう。ここを100人ぐらいに頑張ってほしいわけ。そうでしょう。県費と市費を使って子供たちに高等教育をやっているのですから、貴重な人材を外に出すわけにならないですよ。どうですか、部長。

●小倉地域振興部長
 まさに御意見のとおりだと思っております。環境大学をこの場で特出ししているのは、環境大学の中期計画であるとかそういうのは議決案件になっているので、そういった意味合いで環境大学だけは特別に常任委員会のほうに報告をさせていただいている経緯がございます。御意見のとおり、広域的な目ということも大切なことでございますので、その方向で今後、取り組みたいと思っています。
 また、就職内定率ですね、本当に大切なことなのです。委員御指摘のとおり、本当に県内の方々たちだけではなくて、県外からこちらのほうの学校に来られた方も逃がしたくないというのが我々の思いでございますので、そういった意味で今まさに県内の4高等教育機関、鳥大、それと環境大学、看護大学、米子高専、この4校と我々自治体とがスクラムを組んで教育プログラムをつくろうではないかというような話も検討しているところでございます。委員の御意見の方向で今後、前に進めていきたいというふうに思っております。

○前田委員
 わかりました。
 だからずっと変わらない、この発表の仕方が。入試と就職ですわ、常に。少しは工夫して、時代の流れに沿ったようなことで幅広く情報を提供してほしいと思うな。特に鳥取大学を聞けば、なかなか地元に就職してもらっていないですよ。だから県内の進学率も悪い。1割から2割でしょう。それでほとんど県外就職ですよ。中小企業の皆さんに聞くと、大卒が欲しいのだけれども、鳥取大学の学生はまず採用できない。振り向いてくれないというようなことを聞くのですよ。だからそういう視点でこういうデータは出してほしいと思う。
 9ページ、男女参画キャラバン、いいですよ。ただ、私がいろんなところに行きますけれども、従来男性社会である建設業などですよ、ここの意見を聞いてほしいと思う。どうしてもやはり基本的なところが整備できていないと思います。私は、県土整備部に言って急遽27年度予算で交通警備の方の女性のトイレのことを取り上げて予算措置をしてもらったのですけれども、基本的にトイレがないのですよ、女性の警備員の。生理現象なのにどうするのですかね。旗を振っておられるのだけれども、あれは余分な人を張りつけていますか。張りつけていないと思う。僕は、やはりその辺のを聞くのだったら徹底して、従来男性社会のところを聞いてほしいと思う。直していく、そういうことだと思う。どうですか。

●小倉地域振興部長
 まさに男性社会の業態の分野というのは、攻めどころかなというふうにも逆に思っているところです。ですからそういった職場環境を変えることで女性が働きやすい職場になるのだというのが我々の目指すところだと思っていますので、キャラバンの中でもそういったところを中心に回ってみたいというふうに思っています。幅広くです。

○前田委員
 幅広く。本当に僕は基本的人権を尊重していないと思う。トイレがないというような、女性の働くところに。やはりそこをもう一回、上辺だけではなしに、地道に男性社会のもう一度職場を点検してほしいと思う。

●鈴木男女共同参画推進課長
 女子トイレに限らず、女性の働きやすい環境づくりというのはぜひ進めていきたいと思っておりますので、今後の施策に生かすという意味もあり、業種ごとのそういうキャラバン隊というのもぜひ行いたいと思っております。

○前田委員
 今度は10ページ。いろんなことが言いたいのだけれども、とりあえず参考のところにあるのですけれども、鳥獣被害対策ですよ。もう従来から鳥獣被害対策というと、農作物の被害額で計っているのですよ。それが少なくなったら鳥獣被害対策はいいのだと、満足していると。違うのですよ、中山間地は。私は、農作物の被害額の尺度ではないと思う。精神的被害で捉えるべきですよ、鳥獣被害というものは。特に中山間地は。夜間熊や鹿やイノシシがうろうろされては怖くて出られませんよ。それからつくったものを片っ端からイノシシにやられてしまう。ああ、こんな中山間地にいるのは嫌だな、そういう気になっておられますよ、私が中山間地を歩くと。だから発想の転換をしなければいけませんよ。農林被害額ではないのですよ。
 兵庫県に行かれましたか。兵庫県、岡山。兵庫県だ、特に。昨年所感の常任委員会で行きました、みんなで。兵庫県などは集落柵ですよ。要は山を囲ってしまって、集落に出させないという、そういう発想でやっていますよ、兵庫県の柵というのは。電気柵を2枚ほどの田んぼにするというような発想ではだめなのですよ。自分の畑だけ守るだけでしょ。そうではないのですよ、今、中山間地が困っているのは。うろうろうろうろイノシシに歩かれる、夜、住家の中に入って、鹿が庭木の葉っぱを食べてしまうのだから、もう嫌だという雰囲気になっているのですよ。どうですか、藤本さん、あなた中山間地の所長だけれども。

●藤本西部総合事務所日野振興センター所長
 おっしゃるとおりだと思います。そういうこともございまして、問題点が2つ私ども認識をしておりまして、委員のおっしゃることももっともだと思いますし、まず1点は、猟師の数が減ってきているということで、後継者がいないということが一つございます。それから防止柵等の適切な設置ができていないという現状がございます。
 猟師につきましては、協議会を設けまして、自治体ということで何名か採用をいたしまして、その方に狩猟免許を取得していただいて、雇用期間が切れた後にそういう活動をしていただくということで今進めておるところでございます。
 柵設置等につきましては、従来3町でそれぞれ独自にやっておりましたが、これがなかなか効果的な柵の設置になっていないということで、効果的な柵の設置に向けて、距離とか場所とかいろいろございますが、そのあたりをどうしたら効果的な柵が設置できるのかということを今現地指導をしながらやっておるところでございます。

○前田委員
 論点がちょっと違うな。それはいい、やってもらえば。いいかな、もう一回言います。兵庫県などは山から出させないという、兵庫県知事は万里の長城を築けとやっているではないですか、兵庫県全部集落を、山を囲っていますよ。それから西粟倉だって山を囲っていますよ。がっと3メーターぐらいのフェンスで、絶対入らせない。だからその部落内は一切電柵も何もしていないよ。そういうことを勉強してほしいのですよ。

●藤本西部総合事務所日野振興センター所長
 おっしゃるとおりでございまして、そのあたりの視点も含めながら協議会の中でまた議論していきたいと思いますけれども、日野郡につきましては島根県、広島県、岡山県から山を越えて鳥獣が参りますので、数としても少しずつ増える傾向にございます。ですからそこに入ってこないということも根本的な対策として必要だとは思いますが、どの程度できるかということも含めて協議会の中で議論していきたいと思います。

○前田委員
 いや、どの程度、発想を変えてくださいと言っているのですよ。中山間地の集落を守るのだという。小倉部長、発想を変えてくださいよ。

●小倉地域振興部長
 まさに新たな視点での対応策だと思います。そういった視点で今後、日野3町だけではなくて、大山系もありますので、その辺スクラムが組めるのか、この連携協約の制度を活用しながら何ができるのか、その辺は新たなチャレンジとして向かっていきたいというふうに思っています。

○前田委員
 農林部所管でやると被害額で来るのですよ。違うのですよ。地域振興部が中山間地の集落を守るのだという発想の転換をしてくださいと言っているのですよ。わかりましたか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 最後。この10ページの(2)地方創生の連携、日野高校の魅力向上支援、私はこの間、奥出雲に行きましたよ。あそこに4年生のリハビリテーション学院がある。へんぴなところですよ、奥出雲ですから。逆転の発想をしているのですよ。環境がいいところにつくるのだと。だから生徒、学生を地域に、奥出雲に置きましょう。だから宿舎も用意しましょう。下宿も用意しましょう。中山間地対策として、すごく逆転の発想だと思う。それが今有名な隠岐の島前高校だと思う、もっとがっと進んだのが。たくさん大臣も見ていかれているのだけれども、やはり奥日野というか、日野高校を地域振興の起爆剤のキーにしなければいけないと思う。どういうことを考えておられますか。どうも歴代の教育長も島前高校にはみんな視察に行っておられるのだけれども、どうですか。

●小倉地域振興部長
 高校も今、教育委員会のほうでスキームを変えようとしています。要するに中山間地の高校は、県外からでも入ってきていいですよというような方向に今移行しかけているところです。まさにタイミングは今だというふうに思っていまして、この日野高校も外から見て魅力、行きたい高校というふうな魅力づけをこれからしていきたいというふうに思っています。そのために3町で今コーディネーター1人配置しています。日野高校の魅力向上に関してですね。その人だけに任せるのではなくて、県のほうもその中に入り込んで、では、日野高校で何を売りに出すのと、どこを光らせると外から生徒、学生が入ってくるのというところを今課題として拾い出しをしている。それによっては進むべき方向も見えてくるのかなと思っています。今まさにやっているところでございます。

◎福田委員長
 よろしいでしょうか。

○前田委員
 また機会があれば教えてください。教育委員会はここは関係ないので、ぜひとも日野高校のユニークなまちづくりというか、魅力あるまちづくりの基点のなるような学科にしてほしいと思う。

◎福田委員長
 ほかはございませんか。

○浜崎委員
 ファブラボですけれども、6ページ、結構なことだと思います。今まで鳥取の文化センター内というものが新設で倉吉にも米子にもできて、物づくりということで非常に市民の方が盛り上がるというのはいいことなのだけれども、参加者の感想の中にも一番最後に、このファブラボを通じていろんな人が集い、学び、教え合いながら、これはまちづくりに非常につながってくる。日々の生活行動の中で、例えばお年寄りと小学校の子供さんが一緒になって出会いをして、そこに高校生が部活で入っていて、これは御存じのように私も質問しましたけれども、この鳥取市の文化センター内にファブラボができたということからサテライトができましたよね。これは関係者の皆さんの大変な非常な御努力があったのだろうと思うけれども、これに地域が融合されて一つのまちづくりというか、人と人との出会いというのが非常にできているような気がするのです。最近どうなっているかというのもちょっと國米さんに聞いてみたいと思うのだけれども、これは本当に地方創生ではないけれども、まち・ひと・しごととあるけれども、このひと、まちという部分ではこういった小さな動きというのがまちづくりにつながっていくような気がする。
 ましてや私もちょうど還暦ですけれども、60を超えられて多少余裕ができた方々が知らぬところの自分の孫みたいな、ひ孫みたいな方と一緒にこうやって、小刀という言い方は今しないかもしれないけれども、小刀でこうやってつくるのだみたいな話で、小刀で鉛筆を削るということを知らない子供さんが多いというようなことも非常に今のレベルからすると、テレビゲームはするけれども、アナログ的な物づくりというよさを全然知らないというようなところから改めて地域の中でお年寄りと子供さんであるとか、その中に中間層である高校生が入ったりとか、非常におもしろい題材だと思うのですよ。ただ単に物づくりということだけはなくて、倉吉も米子も新設ができたのだけれども、それが人づくりであったり、いいまちづくりにつながると、その辺のところは御存じだと思うけれども、十分認識はしておられると思うけれども、あえてそのことをぜひしっかりやっていただきたいというのが1点。
 9ページ、輝く女性活躍支援チームの設置ということで、これは鳥取元気プロジェクトの実現に向けたということで、10のプロジェクトの中に入っているわけですよね。それで女性が輝く、活躍する環境づくりということでパッケージもつくっておられましたよね。私もそれを見ました。確かにここに基本方針ということで数値目標というようなことが出ているのだけれども、この数値目標というものも当然男女共同参画という観点からいったら大事だと思うのですけれども、この女性が活躍できる環境整備というところですよね。これでやはりアドバルーンを上げて女性が余計増えたといっても、実際その女性が活躍できる環境というのがどうなのだというところが一番、絶対ここが大事なので、だから表の川上だけの話ではなくて、下をしっかりと、それをやはり各部署とここにも書いてあるけれども、内容の3番目、関係部局との連携を確認ということが書いていますね。ここのところだと思うのですよ。
 皆さん方もいろいろ忙しかったと思うのだけれども、そういう状況で私がいろんな人と会っている中で、女性がやはり多い会社に行ったときに、例えばですよ、これは福祉のほうになるとは思うのだけれども、放課後児童クラブが県から言わせると何か小学校の6年生ぐらいまでは預かっていくのだというような話があって、大変大きく期待しておられるだけれども、それが鳥取市の中でも人口の多い小学校のマンモス校などは1年生の子供が今度2年生になったら放課後児童クラブはもう預かりません。そうすると働くお母さんが大変その辺のことを憂慮しておられるわけですね。だからこの各関係部局との連携という部分はいろいろ出てくると思いますので、実際このキャラバン隊という方がどの程度までその辺の実情を把握されるかということがあるのだけれども、ただ単に男女共同参画だ、女性にとにかくいろんな企業に参画してもらってということではなくて、問題はそこから後なのですよ。ただでさえ人口減少で鳥取は人口が少ないわけですよ。女性と元気なお年寄りというものを、これは労働者の中にも十分位置づけていかなければいけない。それが元気づくりの源だと思うのですね、私は。そういうことでひとつお願いしたいと思いますが、コメントがありましたらお願いしたいと思います。以上、2点。

●國米教育・学術振興課長
 ファブラボとっとりの5月16日のトークセッションでも、まさに同じ話がございました。いろんな年代の人が集まる中で、まちの課題とか子供の困っていること、それから年寄りの困っていること、こういった話を垣根なく話し合える機会ができると。今どこに行っても隣三軒何やっておられるかわからないけれども、そういう垣根を越えた交流が生まれるのだというお話がありました。昨年ファブラボとっとりがオープンしたときに城北高校と鹿野街道商店街のコラボで純民間のラボもつくっていただいています。その方々にもこのたび参加をしていただいて、そういう話し合いというか、意見交換にも加わっていただいて、また認識を新たにしたところでございますので、そういうネットワークとか広がりという視点で運営というのも当然考えていきたいと思っております。

●鈴木男女共同参画推進課長
 基本方針のほうでは管理的地位に占める女性の割合とかパワーアップ企業登録というのを出してありますが、やはりこれは最終的にいろいろな働きやすい環境づくりでありますとか、ワーク・ライフ・バランスの醸成とか、そういうことが進んでいったその結果として指導的な立場にも女性がついていくというのが最終的な結論として生じるであろうという一つの側面として基本方針としては上げさせていただいておりますので、そこに至るまでのいろいろなやり方といたしましては、やはり先ほどおっしゃったように子育て児童クラブに限らずいろいろ子育て環境の整備をすることによって、お父さん、またお母さんが働きやすいそういう環境づくりを整えていく、そういったこととか、前田委員のほうから御提案がありましたような女性トイレとかそういう働く場自体の環境整備でありますとか、こういったいろいろなもろもろのことを各部局が連携して整えていきながら、みんなが働きやすい、男女ともに働きやすい、そして男女ともに輝いていけるようなそういう社会づくりの方向性にこのチーム会議の中で持っていきたいなというふうに考えております。

○浜崎委員
 家庭生活と仕事との両立、そこだと思うのです。ですから会社の環境整備というのももちろん大事なのだけれども、私が特に言いたいのは、わかりやすく言うと家庭生活と仕事の両立、そこのところをしっかりとしていっていただきたいということですので、ほかの関係部局と、福祉であるとか教育委員会であるとか連携をしっかりとっていって、連携を確認したとは書いてあるけれども、そこのところをしっかりお願いしたい。

●小倉地域振興部長
 今回行うキャラバン、昨年に引き続きでやるキャラバンなのですけれども、地域振興だけでやるのではなくて、全庁的な取り組みとしてやることにしています。ですから福祉部局、商工部局、農林部局、全てが参画したキャラバンということで御理解をお願いしたいと思います。
 それと家庭と仕事の両立、まさにそうでございます。ですから女性のライフステージですね、結婚し、出産し、子育てし、そして自分のキャリアアップ、そして行く行くは介護というステージが待っているのかもしれません。その場面、場面ですね、どんな施策が必要なのか、それによって通常よく言われるM字カーブのMの底を底上げしていく。要は離職しないでそのまま勤められるような、そんなやめない会社づくりというのはどうしたらいいのだろうかと。働きやすいイコールやめないという、そんな施策を新たに見出していきたいというのがこのキャラバンの目的ですので、そういった視点でこれからも取り組んでいきたいと思っています。

◎福田委員長
 よろしいでしょうか。
 そのほかございませんか。
 ないようであれば次に、文化観光スポーツ局に移ります。
 報告18、「プレミアム宿泊券 とっとりで待っとるけん」の発行結果について、報告19、ゴールデンウィークの主要観光施設等の入込客数について、報告20、第1回国際交流拠点とっとり推進チーム会議開催について及び報告21、ジオパークのユネスコ正式プログラム化の検討状況等について、岩﨑観光戦略課長に説明を求めます。

●岩﨑観光戦略課長
 それでは、文化観光スポーツ局の資料をごらんください。まず、1ページです。報道等でもよく御存じかと思うのですけれども、国において、物価動向、消費に関する地域の実情に配慮しつつ、消費喚起など景気の脆弱な部分にスピード感を持って対応することなどを目的として、4月1日にこの「とっとりで待っとるけん」というプレミアム宿泊券を発売しました。
 それで結果、すぐに売り切れまして、買っていただく部分については4月1日で終了したところです。
 概要だけちょっと報告をしたいのですけれども、鳥取県のほうで額面1万円分を5,000円で販売する、プレミアム率100%の宿泊券を発行しまして、トータルで1万4,000枚、1億4,000万円分を発行しました。
 購入は、全国の大手コンビニエンスストアで買えるようにしまして、利用可能となる施設を163宿泊施設、これは旅館、ホテルに手挙げをしていただいて設定しております。
 1泊につき1人当たり2枚まで使えるようにしておりまして、利用期間としては4月13日から11月1日チェックアウト分まで利用できることになっております。
 販売実績としては、43都道府県、全国47都道府県のうちのほとんどの都道府県で御購入いただきました。特に多かったのが関西エリアで、6,000枚を超えております。次が中国四国エリアの5,000枚程度。
 さらに県ごとの内訳を申しますと、大阪府で3,500枚余り、広島県で2,000枚、兵庫県で
1,800枚と続いております。鳥取県では1,300枚ほどになっていまして、全国で4番目になっております。
 この後、3番の利用実績をごらんいただきたいのですけれども、4月については既に利用もしていただいていまして、トータルでは1,000枚以上利用していただいています。東部、中部、西部それぞれ110人、400人余り、あとは360人余りとなっておりまして、中部、西部が多い状況になっております。
 今後、このプレミアム宿泊券の追加発行ではありませんけれども、同じ交付金を活用しながら大手宿泊予約サイトと連携して特典割引を付加した宿泊プラン造成等について6月補正予算で提案をさせていただく予定となっております。
 続きまして、2ページをごらんください。ゴールデンウィークの主要観光地等の入込客について御報告をいたします。
 地域振興部のほうでも交通機関について御報告をいただいたところなのですけれども、観光地についてはこのようになっております。全体としては昨年から5.7%減少しております。特に連休後半に限定すると、11%以上減少しました。全体的に入り込み数は減少しているのですけれども、中部地区では増加をしております。これはJRとタイアップしてコナンのミステリーツアーを4月29日から開始しているのですけれども、これの入り込みが大きくなっているのではないかと考えられます。
 表の中の中部のところをごらんいただきたいのですけれども、赤瓦あるいは青山剛昌ふるさと館といったところが特に伸びております。
 4番をごらんいただきたいのですけれども、先ほど申し上げたとおり入り込みは減ったのですが、宿泊に限ると堅調だという声を聞いております。大手旅行代理店の聞き取りによると、人数は同年同時期比のほぼ同じ人数、金額ベースで104%となっております。
 また、大手旅行サイトからの聞き取りによりますと、鳥取県全体で対前年比20%のプラス、特に倉吉・三朝エリアで4割近い増加になっております。
 続きまして、3ページをごらんください。こちらはとっとり元気づくり推進本部の10のプロジェクトチームのうちの一つ、国際交流拠点とっとり推進チーム会議の開催結果について御報告をするものです。
 5月15日に県庁内で会議を開催いたしまして、主な議題といたしましては、大きく3点あります。1つ目は国、地域に対応した戦略的プロモーションの拡大、2つ目が多彩な玄関口を設定しヒト・モノの交流を促進する、3つ目が鳥取の魅力発信と受け入れ環境の充実をしていくものです。
 主な議論についてですけれども、1つ目が各国別の旅行のニーズを把握し、関係部局・関係者間で共有するような取り組みが必要。
 2つ目に、機内誌だけではなくて、DBSクルーズフェリーなどでも鳥取県産品のカタログ販売等を行うことによって、物販も含めたPRをつなげていく。
 3つ目が目標に向けてさまざまなメニューを実施していくことになるけれども、市町村、民間の方々の知恵・力も取り入れながら効率的に事業を実施していくことが必要であるといった意見をいただきました。
 今後の予定といたしましては、議会終了後に、民間の方、観光事業者、交通事業者、市町村、観光団体等にも御参加いただき、第2回チーム会議を開催させていただきたいと考えております。
 続きまして、4ページをごらんください。4ページ目は、ジオパークのユネスコ正式プログラム化の検討状況についてです。
 4月にパリでユネスコ執行委員会が開催されまして、ジオパークのユネスコ正式プログラム化について議論され、11月のユネスコ総会の議案となることになりました。こちらは2011年から議論が進んできたのですけれども、このたびユネスコの正式プログラムになる方向で議論が進んできたというものです。
 正式プログラム化による効果、変化についてなのですけれども、まずは認知度・発信力の向上。世界遺産と同じ位置づけとなるため、認知度等の向上が期待される。
 2つ目に、世界認定に当たっての審査の変化です。ジオパークでありますと4年ごとに再認定審査なのですけれども、ここが変化されて、ユネスコに新たに設置される機関によって審査・認定を行うことになります。
 3つ目が途上国等への支援、大陸間バランスの均等化ということで、大陸間のバランスを配慮しながらジオパークの認定が進んでいくということになります。既に世界認定を受けているジオパークについては、ユネスコ正式プログラム化決定によって自動的にユネスコ世界ジオパークとなる見込みであります。
 あわせまして別件ですけれども、山陰海岸ジオパーク関係者のジオパーク現地審査員の就任についても御報告をさせてください。
 今回山陰海岸ジオパークの学術関係者3名が世界ジオパークの新規認定・再認定に係る現地審査員に就任いたしました。
 それぞれ以下のような、この表のとおりの現地審査ジオパークの審査員となっております。

◎福田委員長
 続きまして、報告22、初の台南チャーター便の運航決定について、市村観光戦略課観光誘客室長の説明を求めます。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 それでは、続きまして、資料の5ページをごらんください。初の台南チャーター便の運航決定について、鳥取県初となる台湾台南市からのチャーター便が運航されることになりましたので、報告をさせていただきます。
 これまで台湾からのチャーター便は、例年何回か、何便か行ってきたところですけれども、これまでは台北、台中などが主なものでございまして、台南からのチャーター便は初めてということで、御報告をさせていただくものでございます。
 チャーター便の予定でございますが、時期は、ことし秋、11月13日及び17日の2回でございます。往復2便でございます。
 運航会社のほうは、中華航空。
 機材のほうは、ボーイング737の155名乗りです。
 旅行会社のほうですが、台湾側が遠達国際旅行社、これは台湾台南市に本社がありまして、台湾全土に支社を持って、訪日旅行に力を入れている会社でございます。
 日本側は、農協観光鳥取支店でございます。
 どちら側も4泊5日の日程となりまして、特に台湾からこちらにお越しになるお客様については、大体県内1泊から2泊していただいて、広島方面であったり、大阪方面であったりという周遊コースになります。イン・アウトを鳥取砂丘コナン空港で行うというものでございます。
 台南市と鳥取県内の空港を結ぶチャーター便は、御報告しましたとおり初めてということになります。
 経緯のほうは、以下2番に書いておりますけれども、昨年秋からいろいろアプローチを開始しまして、チャーター便を就航させることになったということでございます。4月には関係者のほうが航空会社、旅行会社のほうが知事表敬訪問を行って、確認をさせていただいたというところでございます。
 今後といたしましては、今回のチャーター便を契機に、台南からの運航も積極的に進めていく予定にしております。
 また、4月にこの知事表敬訪問を行った際に、来年の鳥取マラソンのときにもぜひチャーター便をというような意向も示されたところでございます。
 台湾台南市の概要は、4番に書いております。
 それで済みません。ちょっと1カ所訂正がございまして、(3)番になりますが、台湾から鳥取県への観光者数ということで上げさせておりますが、平成26年につきましては7,294人と書いておりますが、これは9,360人に訂正させてください。対前年比が3.7%ではなくて、33%増でございます。この数字のほうは、観光庁の宿泊統計の数字から引用しております。訂正したペーパーを改めてお配りさせていただきたいと思います。

◎福田委員長
 報告23、利尻麒麟獅子舞う会の来県について、小谷交流推進課の説明を求めます。

●小谷交流推進課長
 それでは、6ページをお願いいたします。北海道の利尻島のほうで麒麟獅子を復活をさせた舞う会、利尻麒麟獅子舞う会がとっとり伝統芸能まつり出演のために来県をされます。
 これに合わせて実は私どものほうでお時間をいただきまして、5月の23日にとりぎん文化会館小ホールにて舞を披露していただく、そういう機会を設けさせていただきました。
 あわせまして交流先の秋里地区の方々とは前日に交流をされるということもありまして、その後、23日に西部のほうに動かれまして、とっとり伝統芸能まつりのリハーサル、それから翌日に伝統芸能まつりでの舞という形になってまいりますけれども、そのすき間をいただいて披露いただく。秋里の伝統文化保存会とのコラボレーション、こういったことも計画をさせていただいております。国内交流の形、国内交流が民間のベースでつながっているという題材でもございますし、東部のほうで麒麟獅子を舞っていただくということも重要なことなのかなと思っておりますので、報告をさせていただきました。

◎福田委員長
 続きまして、報告24、第70回国民体育大会中国ブロック大会について及び報告25、平成27年度障がい者スポーツ選手・団体の強化指定について、山﨑スポーツ振興監の説明を求めます。

●山﨑スポーツ振興監
 それでは、資料7ページをごらんください。第70回の国体の中国ブロック大会でございますけれども、5年ぶりに鳥取県で開催されます。
 1の会期のほうでございますけれども、本大会のほうが今週末の土曜日、カヌー競技を皮切りに、最終が8月30日のラグビーということで、こういったことになっております。
 冬季のほうは、12月のほうに行われます。
 会場、場所でございますけれども、県内各地で開催されますけれども、競技会場の確保が難しい、例えば馬術が岡山ですとか、あるいはシンクロ、高知県、それからアイスホッケー、島根県という格好で一部県外でも開催されます。
 実施競技のほうは、この表に書いておりますように本大会で32競技、冬季大会で1競技でございます。
 前回の大会に続きまして、男女総合成績30位台を目指しまして、また競技団体ですとか選手の皆さんに対してしっかりと激励していきたいと思っております。
 はぐっていただきまして、8ページでございますけれども、これが各競技ごとの具体的な試合会場なり日程でございます。
 続きまして、9ページでございますけれども、平成27年度障がい者スポーツ選手・団体の強化指定でございますけれども、これは昨年から取り組んでおる事業でございます。全国大会ですとか世界大会で活躍する選手を育成していこうということで、強化対象の選手だとか団体を指定しております。
 1の強化指定の状況でございますけれども、この表を縦にごらんいただきたいのですけれども、個人競技のほうではアーチェリーとか陸上等を含めて12名を指定しております。
 強化策の概要でございますけれども、合宿ですとか県外遠征、そういったことを実施しておりますし、それからポツの下でございますけれども、指導者を県外に派遣しまして指導方法を学んで帰ってきていただいております。
 右のほうの団体競技ですけれども、ソフトボールとかバレーボールの6団体を指定しております。こちらのほうの強化策につきましては、練習会とか合宿等を実施しております。
 この指定期間でございますけれども、4月1日から1年間としております。
 はぐっていただき、10ページでございますけれども、これが個人の指定の状況でございます。例えば1番のアーチェリーの寺坂選手は現在日本ランキング2位で、昨年のアジアのパラ大会にも出場しております。
 2番目の陸上競技の野田選手でございますけれども、過去に大分国際車いすハーフマラソンで1位をとっております。
 8番のボウリングの中村選手でございますけれども、これは全国の大会で優勝しまして、ことし10月にイタリアである世界大会に出場も決まっておるようでございます。

◎福田委員長
 続きまして、報告26、名探偵コナン鳥取ミステリーツアーについて及び報告27、第4回まんが王国とっとり国際マンガコンテストの募集について、江原まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原まんが王国官房長
 11ページをお願いします。まず、名探偵コナン鳥取ミステリーツアーについてですが、今年度この名探偵コナン鳥取ミステリーツアーというものを実施しております。
 このミステリーツアーというのは、JR西日本の人気の企画商品でありますが、平成13年に第1回が開催をされまして、その後、毎年というわけではないのですが、西日本のどこかで開催をされてきたというものです。ずっと鳥取県も鳥取県で開催をということを働きかけてきたのですが、ようやくといいますか、ついにこのコナンのふるさと鳥取での開催になったということであります。
 開催期間は、ことしの4月29日、ゴールデンウイークの初日からスタートいたしまして、11月23日までの約7カ月間ということになります。
 このミステリーツアーはどういうものかということなのですけれども、ミステリーツアーという名称から団体旅行というふうに勘違いされる方もあるのですが、そうではなくて、これはあくまで個人旅行ということで、今回鳥取を舞台としたミステリーというものが描かれておりまして、今回の場合、倉吉の名家で家宝が盗まれるというそういう事件が発生するのですけれども、その前半が示されて、では、犯人はなぜそういうことをしたのかということをコナンよろしく推理していくということであります。
 この推理するためにヒントとなるものがチェックポイントというところに用意されていまして、今回のチェックポイントというのが5カ所、倉吉の白壁土蔵群の赤瓦十号館の案内所、それから大岳院、それからなしっこ館、それから西部のとっとり花回廊、そしてこれはどちらかに行けばいいという設定ですが、砂の美術館か三朝温泉陣所の館、この計5カ所に行って謎解きをすれば、かなり難しいのですけれども、答えがわかってくるというものであります。
 今回のミステリーツアーは、鳥取での開催ということで、これらのチェックポイントのほかにスペシャルお楽しみポイントというものを設定しておりまして、北栄町の青山剛昌ふるさと館あるいはコナン駅、ここでもオリジナル商品がもらえたりというふうになっています。
 このほかにお楽しみポイントということで7カ所を設定し、そこに行けばまたオリジナルのポストカードがもらえるとかという形でいろんな形で鳥取県内を周遊してもらえる仕組みにしております。
 なお、この正解ですけれども、これは12月にこの鳥取を舞台としたミステリーがアニメで2週にわたって放送されて、その中で答えがわかってくるという仕掛けで、情報発信という面でも非常に効果的な取り組みだと思っております。
 3番目のミステリーツアーとの連携ということで、これに参加するためにJRのほうで非常にお得な切符をつくっておられます。島根発、京阪神発、岡山・広島の山陽発という3種類あるのですけれども、その出発地から鳥取県への往復の特急代、それから鳥取県内での3日間
JR及びバス乗り放題、それから県内7施設、観光施設の入園券、そしてミステリーツアーの参加、これがセットになって非常にお得な切符がありますので、それを買っていただくということになります。
 このほか例えば首都圏とか中京、あるいは四国、九州、こういった切符の設定のないところは、旅行会社が宿泊とセットした旅行商品をつくりますので、それで参加をしていただくということになります。
 3の(2)、この4月29日のスタートの日には、鳥取駅でオープニングをいたしまして、あわせてこのミステリーツアーの実施にあわせて新たにつくりましたコナンのミステリーラッピング列車、今まで黄色いのを走らせたのですけれども、これに加えてピンクのやつも走らせるようにしております。
 また、このミステリーツアーを実施したことによって、3月のダイヤ改正でコナン駅のライナーの停車というものが上下1回ふえているということもございますし、それからこれまで鳥取でミステリーツアーができなかった要因の一つとして二次交通、JRの次の交通の部分が弱かったということがありますけれども、今回はコナン駅と青山剛昌ふるさと館の間に北栄町が無料のシャトルバスを毎日運行しているということがありますし、中部では倉吉駅を発着として中部の観光施設一円をぐるっと回るループバス、これも無料なのですけれども、週5便、土日と夏休み期間中実施するということにしております。
 続きまして、12ページ、第4回まんが王国とっとり国際マンガコンテストの募集についてであります。
 平成24年のまんが王国とっとり建国の年に始めましたこの国際マンガコンテストですけれども、4回目となりますが、ことしも作品募集を開始しております。
 このコンテスト、テーマを設けまして、商業目的にこだわらない自由な発想で描かれた作品、そして年齢、国籍、プロ、アマを問わず同じ土俵で競い合うというユニークなコンテストということで、その評価もだんだんと定着しつつあるというものでありまして、漫画の本家本元・日本の中でまんが王国とっとりありということを世界に発信するという意味でこれを続けていっているところであります。
 作品は、1コマ、4コマ、ストーリー、3パターンありまして、今回はテーマを食というふうにしております。これは食というのは、いろんな捉え方もできますし、ことしのミラノ万博も食がテーマでありますので、そういうことで国際性ということで食をテーマとしております。
 応募期間は4月27日から9月9日ということで、昨年までは2月から5月という応募期間を設けていましたが、今回ちょっとずらしまして、夏休みを取り込むことによって、漫画学校に通っておられる学生さんの作品もどんどん応募できるようにしたということがございます。
 その他海外での情報発信も進めていくことにしております。
 授賞式には受賞者を鳥取県へ招聘するということにしておりまして、今後の予定としましては、11月に審査をして、2月には表彰式・交流会を行うというような予定にしております。

◎福田委員長
 続きまして、報告28、ワールドトレイルズカンファレンス鳥取大会実行委員会総会の開催結果について、加藤中部総合事務所地域振興局長の説明を求めます。

●加藤中部総合事務所地域振興局長
 加藤でございます。よろしくお願いいたします。それでは、資料最終ページ、13ページをお願いいたします。ワールドトレイルズカンファレンス鳥取大会実行委員会の総会を開催いたしましたので、その結果につきまして御報告をさせていただきます。
 ウオーキングと地域発展をテーマとした国際会議のアジア版、アジアトレイルズカンファレンス及びその世界版、ワールドトレイルズカンファレンスの鳥取大会について話し合うために、第2回目の実行委員会を山田修平県ウオーキング協会会長ほか21名で4月の24日に開催をいたしましたので、その結果について御報告をいたします。
 4の会議結果でございますが、まず、ことし開催の予定のアジア版の国際大会でございますが、10月の16日から18日の3日間とすることに決定をいたしました。金、土、日でございます。これはATCが韓国を中心とする3カ国15団体で構成されているということがございますので、アシアナのソウル便の日程に合わせて金、土、日ということで決定をしたところでございます。
 また、来年予定しておりますそれの国際版、ワールドトレイルズカンファレンスにつきましては、平成28年の10月14日から17日で、今後、18カ国50団体で構成されるワールドトレイルズネットワークのメンバーで協議、決定されることとなりました。
 ことしの場合は参加者が約1,200名、来年の場合は約4,000名の規模を想定しておるところでございます。
 それで目標といたしまして、大会後も個人で回れる・回りたくなるようなコースづくり、サインの整備などを充実していきたいと思います。
 また、ガイド養成でございますが、多言語パンフなど旅行商品のメニューとしても活用できるような仕組みづくり。
 また、地域の温泉でございますとか味覚でございますとか、例えば看護大学の地域のまちの保健室との連携など、地域の魅力とのコラボ、これを目指しまして、国内外のウオーカーの誘客を図っていきたいというふうに考えておるところでございます。
 本年度の事業費といたしましては、1,200万円ということで予定をしておるところでございます。
 概要といたしましては、アジアのトレイルズネットワークのメンバーによる国際会議及び東郷池周遊コース、打吹山・赤瓦コース、日本遺産となりました三徳山・三朝温泉コースの3つのウオーキングコース及びそのコース内でのもてなしをやっていきたいというふうに思います。
 また、エクスカーションとして、青山剛昌ふるさと館、鳴り石の浜など、こういうところの視察も計画をしておるところでございます。
 加えまして、基調講演、ポスターセッション等もあわせてやっていくという予定にしております。

◎福田委員長
 ありがとうございました。
 ここで全て説明が終わったわけでありますが、1回ちょっとここで休憩を挟ませていただいて、再開は1時にさせていただきたいと思っています。(発言する者あり)再開は、では、午後1時からということでよろしくお願いします。

午後0時07分 休憩
午後1時04分 再開

◎福田委員長
 それでは、再開をいたします。
 市村観光戦略課観光誘客室長より新しい資料が届いておりますけれども、説明はありますか。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 午前中に文化観光スポーツ局の5ページのほうで説明をさせていただきました台南チャーター便の報告について訂正がございましたので、一番下の(3)番のところに数字のところの訂正がございましたので、差しかえの新しいのをお配りさせていただいております。よろしくお願いいたします。

◎福田委員長
 それでは、午前中に説明があった分全てにつきまして質疑はございませんでしょうか。

○横山委員
 まず、2ページのゴールデンウイークの主要観光施設等の入り込み客数について、減ったところは何で減ったのかというその原因をやはり分析してほしいので、ふえているところもあるのですが、もっともっとふやさなければいけないなと思いますので、検討してください。
 その次は、5ページの台南チャーター便で、台南というのは、台中や台北は大変たくさん人が行くのですが、台南とつながるということは非常にやはりすごいなと。僕も台南なのですよ、本当は。楊伝広だとか紀政だかと世界選手権で活躍していた選手は、みんな台南。そういうこともあったりして、台湾には何回か行っているのです。そういう面で遅きに失しているなというようなので思うので、さらに頑張ってほしいなと思います。
 国体の中国ブロックだけれども、どうですか、何とか突破、去年よりはたくさん突破できそうですか。これは抱負を言ってください。甘いななんて言われないように。

◎福田委員長
 よろしいですか、そこまでで。まだ。

○横山委員
 その次は、一番最後に、WTCとATC、ワールドトレイルズカンファレンス、大変やはり関係しているものだから、これを利用してウオーキングコースもやはりもう一回整備し直すという、よく見ていただいていると思うのだけれども、もう一回やはり次の大会になっても大丈夫なように検討していってください。いろいろとお世話になりますが、よろしくお願いします。終わります。

◎福田委員長
 まず最初に、ゴールデンウイークの主要観光施設等の入り込み客数で減った理由についてということですか。(「はい」と呼ぶ者あり)

●岩﨑観光戦略課長
 細かくは現在まだ分析中なのですけれども、大きく2つぐらい考えられるかなと思っています。
 まず1つが北陸新幹線の開通によって首都圏からも非常にお客様が来られているのですけれども、関西からもかなり流れていると。サンダーバードとかを使われていかれているという情報もありますので、そちらに流れている影響があるのではないかと思います。
 2つ目には、バス料金、ツアーバスのバスのチャーター代が近年制度改正というか、制度の厳格化によってちょっと高騰していまして、日帰りバスツアーあるいは1泊のバスツアーが非常に減っております。なのでそういう関西とかからのバスツアー客が減っている影響が出ているのではないかなとも思います。
 もう一つ、長期的な傾向として、もともと県内のお客様が多かったのですけれども、我々どもの県内の観光地というのは県内のお客様が来られていることが非常に多かったのですが、近年高速道が開通したりした影響で県内の方が県外のほうに行かれている傾向があります。逆に、県外の方が県内に来られている傾向が強まっています。これは先ほど説明させていただいた宿泊状況が伸びているというのもそれの一つのあらわれですし、地域振興部のほうで交通機関の伸びが出ていると思うのですけれども、交通機関、県外からのJR等の利用客ですね、あるいはエアの利用客がふえているのもそのあらわれなのではないかと思うので、そういう長期的な傾向も一つあるのではないか。そういう意味では入り込み自体は減っているのだけれども、県外からの宿泊を伴うお客様はふえているというのも一方であるので、それは両方、いい面もあるのではないかなと考えております。

◎福田委員長
 次は、台南チャーター便がタイミングが遅いのではないかということですか。今言われた。

○横山委員
 台南チャーター便をもうちょっと、何としてもやはりチャーター便は何便かできるように努力をしてほしいなというので、これは激励です。

◎福田委員長
 激励で、では、答弁は要りませんね。
 次は、国体の中国ブロック大会。

●山﨑スポーツ振興監
 資料7ページの下のほうに昨年度の突破競技の12競技ということで書いておりますけれども、戦力分析を率直にしてみますと、今年は去年に比べたら非常に厳しいかなと思っております。例えばボート競技ですけれども、昨年は12種目のうち10種目ということで非常によかったのですけれども、今年もそこまで期待はしておるのですけれども、厳しいところがあるかなと。それから例えば山岳も何年かぶりに3種目中3種目出たのですけれども、これとて結構他県との競争がありますので、厳しいかなと思っておりますけれども、ただ、まだ昨年とれていなかった例えば弓道などでも、あれは少年女子だったかな。少年男子しか出ていないのですけれども、少年女子などはこれからも活躍できますので、トータルとして見たらできるだけ昨年の種目以上突破することを目指して各競技団体だとか選手にこれからハッパをつけてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

●加藤中部総合事務所地域振興局長
 御助言ありがとうございます。現在、ことしは3コースということなのでございますが、各コースとも、各市町村ともコースづくりをしておられます。その中で現在既にあるところについては、例えば倉吉市さんなどでもいわゆる改修なりというのをチェックしておられます。さらにことしにおきましては、アジアトレイルズカンファレンスのメンバーの方に歩いていただくことにしているのですが、その際に改善点だとかそういう助言をいただくようにお願いをすることとしております。そういうような実際に歩かれたプロの方の御意見をいただきながら改修に役立てていきたいというふうに考えております。

◎福田委員長
 よろしいですか。

○前田委員
 1ページをお願いします。ちょっと聞くのだけれども、販売先に手数料を払うのでしょ。払うのですか。(「払います」と呼ぶ者あり)払うのですよね。だから1万円券だったら、これは5,000円のを払うのだな。5,000円の何%払う、手数料。(「済みません。ちょっと」と呼ぶ者あり)まあ、いいわ、今。何を言いたいかというと、この間、県民にひどく怒られた。売りさばいて、手数料を県に払わなければいけないのだと。いいかな。一生懸命売ったのですよ、扱った人は。ただ、手数料1枚当たりの金額を県に払うのでしょ。どこに払うの。(「それは違いますね」と呼ぶ者あり)いや、せっかく売ってあげたのに何で自分の金をつけて売らなければいけないのだと。手数料はどこに行くのだ、これは。ちょっとそれを。

●岩﨑観光戦略課長
 今、前田委員が言われたのは、プレミアム商品券のほうだと思います。

○前田委員
 商品券だ。

●岩﨑観光戦略課長
 こちらのほうはそちらではなくて、コンビニのほうで売るやつです。なので例えば旅館、観光施設とかで券を発行して、引きかえ手数料というのがプレミアム商品券はあるのですが、そちらはまた違うやつになりますね。

○前田委員
 だから商品のほうを怒られた。

●岩﨑観光戦略課長
 担当部局に伝えておきます。この「とっとりで待っとるけん」はそちらではないので、ちょっと担当課に伝えてはおきます。

○前田委員
 すごく怒られた。それは考えてみればおかしいわ。一生懸命売ってあげて、何で手数料を自分のお金を出して払わなければいけないのかといって。これはおかしいわといって。

●岩﨑観光戦略課長
 済みません。担当課ではないので、聞いた話ですと一応その商品券があることで販売促進につながるので、それを販売することで自分たちの営業にプラスになるということで、その手数料を納めるということは聞いてはいます。

○前田委員
 それは言っておいて。売る方の勝手だ、それは。それはちょっとおかしい。商品が売れるだからいいというようなことではないと思う、私は。おかしい、やはり。

●岩﨑観光戦略課長
 担当課に伝えておきます。

○前田委員
 本当に怒られた、私。説明をしろと言われて、よく説明できなかった。
 8ページ、なかなかボートも厳しいらしいけれども、本質論をいいかな。僕はボート協会の会長をしているのだけれども、高等学校の教員異動に一喜一憂しなければいけない。鳥取県は企業がないものだから、どうしても指導者というのは高等学校の先生ですよ。それは8年ルールがあるのでしょう。例の大阪の事件以来8年ルールを厳格に運用している。変えるのですよ、ぱっと。だからある高等学校では、指導者がいなくなっているのだ。事前におかしいなといって言いに行ったのだけれども、変えてはいけないといって、全然配慮していないではないですか。言っていることとおかしいのですよ。一生懸命国体で頑張ろう。指導者になると、実質は高等学校の先生なのだ。定期異動でだっと変えられてしまう。どうするのですか、これは一体全体、鳥取県のこの大会、国体などはどうするの。ちょっと答弁。怒っている。

●山﨑スポーツ振興監
 御指摘はごもっともでございまして、やはり鳥取県の場合、スポーツの現場は学校の先生方が結構担っているというのが中心なものですから、それで従来から体協と担当課のほうで教育委員会のほうにはいろいろと申し出はしているのですけれども、おっしゃるとおりこちらの言い分がなかなか通らない部分がありますので、また引き続き教育委員会といろいろと話をして強力に申し入れたいと思っておりますので。

○前田委員
 それで言った先の権限というのは、教育委員会ではないのですよ。部活の担当を決めるのは校長ですよ。校長に全権限があるのだから。理解していない校長は、平気で変なことをできる、幾らでも。というのは何が言いたいかというと、スポーツを頑張ろうやと知事が頑張っていて、山﨑振興監は一生懸命頑張っている。教育委員会は全く現場もそんなに乗ってこないし、県教委の事務局も乗ってこないではないですか。おかしいと思うよ、これは。どうですか。

●山﨑スポーツ振興監
 そういう面が多々あろうかと思いますので、私どもはひたすら教育委員会なり学校にお願いする立場なものですから、引き続きおっしゃった趣旨はよく私どもも理解しておりますので、これからも積極的に働きかけしていきたいと思いますので、また側面的に御支援よろしくお願いしたいと思います。

○前田委員
 いやいや、圧力をかけるわけないですから。

●山﨑スポーツ振興監
 側面的に。

○前田委員
 いや、お願いではないと思うのだよな。県民も県庁も頑張ろうやとやっているのに、全然乗ってこない。もう燃えてこない。おかしいではないですかと、スポーツ局長、どうですか。スポーツですよ。

●森谷文化観光スポーツ局長
 おっしゃるように非常に指導者の確保というのはすごく大切な、指導者次第によって選手の状況なり、あるいは成績にもつながることで大きく違ってくるのかな、それはもう本当におっしゃるとおりで、なおかつ今、振興監も言いましたけれども、個別的には重ね重ね教育委員会等に配慮を申し入れているというところもあります。ただ、現実なかなかそれがうまく機能していないというのも、これは実態です。そういう意味で今、委員がやはりもうちょっと全体としての機運を、モチベーションを一つにして進むべきだという、もうその話がありますので、それもやっていく必要がある。例えば去年も4月にスポーツの戦略会議というのを初めて会合として持ちまして、そこにはスポーツ関係の方々プラス行政も入って県全体を挙げて取り組もうということも話をしましたので、実は、これはことし2回目を今年度に入ってまだやっておりませんので、またそういった全体の会議の中で機運を上げていくということの中での一つとしても、やはりそういうものも話をしていきたいと思います。

○前田委員
 ボート協会としては非常に不満がありますので、言っておいてください。

○長谷川委員
 1ページに戻りますけれども、プレミアム商品券ですね、本当に全国的にも4分間で売り切れたというような少し話題を振りまいたのですけれども、今回の取り扱いにおいてどういう反省といいますか、教訓と、それからそれをどう何かカバーしようとされているのかお答えをいただきたいと思います。なお、お答えいただくときには私のことを議員か委員ということで呼んでいただきたいと思います。

●岩﨑観光戦略課長
 今回、今、長谷川委員から御紹介いただいたとおり、販売から4分で売り切れました。それで非常にPR効果としては高かったのですけれども、一方で、買えなかったお客様も多かったので、苦情のお電話とかもいただきました。それでもともと趣旨としては、余り多額のプレミアムを提供するのではなくて、小さい県ですので、ある程度ロットを絞って、そのかわり全国でも初めのほうで販売することでPR効果を狙って、名前を売って、この宿泊券のみならず、ほかの自分たちでお金を出して来ていただくようなものも含めて誘客をしていきたいなということがあったので、数字としては限定的に、金額としては限定的に出したのですけれども、それで買えなかったお客様、特に今回機械、コンビニの中のロッピーとかそういう発券機を使っての販売だったので、ちょっとシステム障害とかもあって、もう事前に並んでいたのに買えなかったとかそういうちょっとアンラッキーというか、申しわけなかったお客さんもいらしたので、今度6月議会でまた御相談をさせていただきたいのですけれども、券の発行の方式、こういう券発行の方式ではないのですけれども、ネット事業者とちょっと連携して、もう一度プレミアムをつけて旅行商品をちょっと御提供させていただきたいなと。そこで今回買えなかったお客様についても鳥取に来ていただけるようにちょっと取り組んでみたいなとは思っております。

○長谷川委員
 まず、やはり希望されても購入できなかったと、そういうことはできるだけ避けたいものですよね。何しろ公がやるわけですから、それでやはりそれからさらに人気が高かったことの理由にもなるのですけれども、プレミアム分が物すごく、5,000円をそう言うのでしょうか、本当にこれは高額な高価なものになってきておりますですね。
 ここで言いますとこれは財源内訳はあれですか、交付金のほうが5,000円を充当しているのですか。一般財源は全くこれには支出はないわけですか、1万5,000円の。まず。

●岩﨑観光戦略課長
 今、委員がおっしゃったとおり、県の予算上は業者委託の分はあるのですけれども、プレミアム分について県から予算を出しています。おっしゃったとおり、国の交付金を全部財源としていますので、県からの財源はなしです。

○長谷川委員
 実は私はこれに似たような経験を、平成19年でしたかね、定額給付金という制度がありました。これはもうどの該当者にも、御家庭にも年齢に応じて1万5,000円が基本として、あと掛ける家族数でしたか、そういうようなことで支給をしたことがありますが、もう本当にこのときの住民の方の関心度といいますか、それもできるだけ早く手にしたいという、物すごくこれは殺到でした。特に私の市の場合は、本人証明をもう市役所においでいただければ何とかしますからみたいなことで、他市よりも早くしたということもあって、それこそ庁舎を本当にぐるりと取り囲まれて、その手続をしていただいたような、少し制度の形を変えたものですね。
 それだけにやはり少なくとも希望される方には行き渡るということが、気持ちを穏やかにする意味で大事だと思います。今回は金銭支出を御本人が、国民、県民のほうが伴うわけですけれども、それにしてもやはり希望者には行き届くという仕組みというものが大事だろうと思います。
 ましてやいわゆるマイナスの副次的な現象として、この1万5,000円券がオークションのほうで多少安くなっていても取り扱いの市場に出ていくなどという、わずかだったでしょうけれども、そういうことになってはいけないのだろうと思います。このあたりは本当に少し反省も含めて今後の取り扱いに当たっていただきたいと思います。
 4番のですが、今後、6月補正に出されるというものは、どういう形のものでしょうか、もう一度お伺いします。

●岩﨑観光戦略課長
 こちらも現在も例えば山陰大周遊キャンペーンなどでタイアップしているウェブ事業者さんがいらっしゃいます。大きく3社いらっしゃるのですけれども、そことまたタイアップをして、そちらのウェブの宿泊サイトのほうで鳥取の商品をちょっと設定していただいて、そこに宿泊の金額を半分にするようなプレミアムというか、クーポンを出して、通常の額の半額で泊まれるようにすると、そういった形で考えています。なので基本はウェブでの販売を考えております。

◎福田委員長
 よろしいですか。

○長谷川委員
 最後に、購入者が限られて大量に取得をするとか、そういう方向を避ける何かの方策はありませんか。

●岩﨑観光戦略課長
 予約の時点で個人情報を入力することになっていますので、氏名とか住所とか連絡先を書くので、基本的には泊まられる御本人が入力しないと予約ができないようにはなっております。また、仮に不正が起こった場合は、そういった入力情報だとかIPアドレスとかでも追跡が多分できると思うので、そういう不正の防止もかなりできるのではないかなとは考えております。

◎福田委員長
 よろしいでしょうか。
 ほかにございませんか。

○森委員
 2ページなのですけれども、ゴールデンウイークの主要観光施設の入り込み客数なのですが、定点観測で具体的な入館者数というのを毎年見ていくということは非常に重要だと思うのですが、私はやはり西部におりますと大山というのは、これは欠かせないところだなと。考えてみると人数をどこでどういうふうにつかむのかなというのは大山は非常に難しいのですけれども、近年大山の観光客数もどんどん減っていて、そこで県としても数字を何とか拾って傾向を見ながら何か対策を打っていくことは大事だと思うのだけれども、ここにないので数字がないのかもしれませんが、もしあればその数字が欲しいし、それから県としてもここの定点観測をやっていく上で大山というものを私は載せてほしいのですが、そのあたりについてちょっと答弁をお願いしたいです。

●岩﨑観光戦略課長
 済みません。今回はちょっとゴールデンウイークの入り込みですぐに数字のわかるところだけピックアップさせていただいたので、ちょっと大山が入っていないのですけれども、毎年定点観測はしていますので、参道とかでもお客様の人数とかは把握はできますので、ちょっとそこは大山にも確認をしてみて、追加で資料をお渡しさせていただきたいと思います。

◎福田委員長
 そのほかございませんか。
 なければ私から一つお願いしたいと思います。11ページの名探偵コナン鳥取ミステリーツアーですね。まんが王国官房長にちょっと伺いますけれども、いよいよ待ちに待ったといいますか、作者の故郷の中部で小学館のオフィシャルツアーが始まったわけですが、このゴールデンウイークの入り込み客数を見ると昨年と比べて青山剛昌ふるさと館が2,000人ぐらいしか上がっていないのですが、この数字が2,000人が多いのか少ないのか。要は本当、本家本元の青山剛昌記念館に小学館のオフィシャルツアーが組まれて、まんが王国鳥取県としてこのゴールデンウイークにもっと人が来てもいいのではないかなと私は思うのですけれども、もうまんが王国をつくられて3年も、4年目にもなるわけですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。

●江原まんが王国官房長
 ミステリーツアー、4月29日から始まりまして、ちょうどゴールデンウイークがスタートとなったわけです。今おっしゃいましたように、青山剛昌ふるさと館の入館者数というのは、非常に伸びました。特に5月4日というのがコナン君のバースデー記念イベントというのがありまして、その日は開館以来過去最高の数字になったというふうに聞いています。
 7カ月という長丁場ですので、どのタイミングで行かれるかというお客さんの判断もあろうと思いますし、実際商品が発売になったのが3月下旬からですので、過去の傾向から見ますと夏休みが一番多くて、次に秋のシルバーウイーク、そういうふうになってきますので、これからだんだんまたふえていくのではないかと思っています。出だしとして具体的な数字というのはまだ報告を受けていませんが、過去の、昨年金沢でやり、一昨年熊本でやりしています。傾向としては金沢のペースよりもちょっとスタートダッシュ若干低いのですけれども、熊本は上回るペースでスタートしたというような報告を受けていますので、これからまた順次広報も追加していって、結果的に多くのお客さんが来てもらうように頑張っていきたいと思っています。

◎福田委員長
 鳥取駅の中にもこのポスターがばっと張ってありますけれども、そのほか鳥取市を歩いていてもなかなか見ることもないですし、あと岡山とか広島とかJRの駅には当然張ってあるのでしょうけれども、そのほかこういうものの要はどういうPRがされてあるのでしょうか。

●江原まんが王国官房長
 JRの各駅でのPRというのは、きちっとされています。それから先ほども述べましたように、これを使って大手旅行会社が旅行商品を組んでいますので、旅行会社の窓口でのPRというものがなされています。
 そのほかどうしているかというと、県内では今おっしゃっていただいたように鳥取駅でああいう演出をしたり、倉吉駅で演出をしたりという盛り上げのほかに、例えば岡山駅であるとか名古屋であるとか、大阪とか駅のイベントでのPRであったりとか、それからいろんなコンベンションがあるのですけれども、1,000人規模、2,000人規模、そういうところに働きかけをして、鳥取に来るならぜひこれを使って来てくださいとか、それからあと旅行会社の販売担当者であったりJRの職員さんだったり、そういう方にもこれからファムツアーという形で来ていただいて、実際にこの鳥取でのミステリーツアーを経験していただいて、自信を持って販売をしていただくということをやっていく、そんな形で伸ばしていきたいと思っています。

◎福田委員長
 しっかり夏休みに向けまして、さらに準備をしていって、しっかり宣伝をしていただけたらなと思います。
 ほかにございませんか。
 ないようですので、次に、その他でございますが、地域振興部及び文化観光スポーツ局に関して執行部、委員の方で何かございませんか。

○澤委員
 一つだけ、さっきの観光関係のことでスカイマークのことですとか、それから空の駅構想、たくさんの予算、新しい分がちょっと出てきているわけなのですけれども、それでちょっと確認したい。新しい期になりましたので、鳥取の鬼太郎空港を使ったいわゆるチャーター便がありましたけれども、2つの空港ということで、鬼太郎空港の今後の大体のチャーター便の運航の方向性も含めてちょっと伺いたいということと、それとスカイマークが8月以降ちょっと難しいということ、いろいろな努力はされているのはよくわかります。実際のところ相当な乗客数があるということなので、これを何とかしていきたいというのは当然だと思うのですけれども、その辺の方向性についてどういうふうにちょっと捉えていらっしゃるのかということをあわせて伺えたらと思います。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 澤委員のほうから御質問のありました件ですが、米子鬼太郎空港と鳥取砂丘コナン空港でのチャーター便の計画でございます。
 まず、この2つの空港の一番大きな違いは、滑走路の長さにあります。それともう一つ違いますのは、米子鬼太郎空港は既に国際定期便として機能を備えておりますが、鳥取空港のほうはちょっとそれがないというところが、そこが大きく2つの点がございます。
 国際チャーター便のネームバリューとしては、もう今圧倒的にやはり米子鬼太郎空港のほうがあるところでございまして、実際に去年チャーター便のほうが38便飛んでおりまして、そのうち米子鬼太郎空港のほうが33便、鳥取砂丘コナン空港のほうが5便ということになっております。
 米子鬼太郎空港のほうは、連続チャーター便というようなのをずっとここ近年やっておりますので、もちろんそれは続けていって、行く行くはそれを定期便化していくという、そういう目標は立てております。
 鳥取砂丘コナン空港は、ことし3月1日に名称変更して、コナン空港となったところなのですけれども、こちらのほうはアジアのほうではやはりコナンが圧倒的に人気がございまして、こういう関連から言うと例えば先ほど、きょう台南のチャーター便のほうも御報告をさせていただいたのですけれども、台湾でも非常にコナンの人気が高いと。こういうことで鳥取砂丘コナン空港で名称変更したおかげといいますか、したことによってチャーター便を獲得するための我々のセールスポイントが強力にふえたというふうに考えております。ただ、米子鬼太郎空港と比べて鳥取砂丘コナン空港のほうは滑走路が短いという、ちょっとそういう条件がございますので、そういう状況を考えますと例えば台湾であるとか中国であるとか、そういう飛行距離の短いエリアのチャーター便というのは非常に獲得しやすいのではないかというふうにも考えております。それぞれの持つ空港の特性を生かしながら、世界に2つのアニメの名前を冠した空港を持っているところなどというのはもうほとんどまれ、オンリーワンに近いものだと思っておりますので、こういう特性を生かしながらどんどんアプローチをしていきたいというふうに考えております。

◎福田委員長
 よろしいですか。

○澤委員
 それでもう少し聞きたいのは、38便、これがやはり一つの大きな実績だと思うのですよね。これに気持ちとしてはどういうふうな、近いものをやっていくということなのか、それ以上に地域を広げてやっていくのか、そういうところをちょっともう少し決意を聞かせてほしいな。

●市村観光戦略課観光誘客室長
 私の決意でよかったらここでもう何便いきますみたいなことは言えるのですけれども、まだ実は局長と全くすり合わせをしておりませんので、その辺は局長のほうに委ねたいと思います。

●森谷文化観光スポーツ局長
 現在の我々鳥取県の観光戦略の中で、インバウンドというのも非常に大きな柱になっています。といいますのはやはり国内誘客、これだけ人口がなかなか伸びない中で、やはり目を向けるのは海外からのお客さんだという。なおかつやはり経済効果等を考えれば海外から来ていただいて、鳥取県にお泊まりいただいて、見ていただいて、お土産を買っていただいて、食べていただいて、すごいやはり経済効果だなと思っています。
 その中でやはりチャーター便、チャーターフライトのほうですけれども、これは非常にまた今力を入れているところで、先ほど言いましたようにトータル昨年38便と、人数でいって
3,904人、約4,000人ぐらいのお客さんに鳥取県においでいただいているという実態でございます。ことしも昨年と少なくとも同レベル、昨年以上のチャーターフライトを計画して何とかやっていければと思っていますけれども、その戦略としては特にやはり、これはインバウンドトータルの戦略になりますけれども、韓国、中国、台湾、香港、ここが一番我々の重要なターゲット相手国だなと思っています。
 あわせて特に今年からもう少し南にエリアを広げて、東南アジア、タイ、シンガポール、マレーシア、そういったところのお客さんもこちらの鳥取のほうに引っ張ってきたい。イコールそこがチャーター便のまたこちらからプッシュしていく、誘致していく新しい取引先といいますか、目的地といいますか、そういったものを考えております。いずれにしても大きなチャーターフライト、インバウンドの柱になろうかと思っていますので、力を入れてやっていきたいと思っています。

○横山委員
 タイのアジアビューローはやはりこれから先のすごい将来性と言ったのかな、タイは仏教国です。インドネシアに行くとイスラム教だから、ちょっとやばいかな。だからそういう面でいくとよく見て、外国を、次のステップを何とかしてインバウンドをふやすというぐあいに研究しましょう、お互いに。

◎福田委員長
 よろしいですか。

●森谷文化観光スポーツ局長
 よろしいですか。しっかりターゲット国のいわゆる習慣であったり、食事の好みであったり、いろいろなところも当然勉強しながら、その目的に合った、ターゲットに合ったやはりプロモーション戦略であったりということを考えていく、これは本当におっしゃるとおりだと思っています。もう既に先ほど言いました新しい東南アジアエリア、タイ、マレーシア、シンガポール、それぞれにこちらからも何回も足も運んでいます。特にタイはビューローを通じて地元の旅行エージェントの皆さんとも話もさせてもらったりもしているということで、具体的に話も進めています。あわせてマレーシア、シンガポール、それぞれのいわゆる訪日に送客する現地の大手の旅行会社、そういったところもしっかりとコネクションも築きながら、送客のみに限らず、やはりチャーターにもつなげていく、行く行くはそういうのを定期にもつなげていくといったような戦略を持って向かっていきたいと思っています。ありがとうございます。

○野坂副委員長
 ちょうどタイの話が出たので、関連して1点だけ。エアアジアの件で定期航路の乗り入れをさまざま検討されているということで、それに関連して鳥取県にも関心があるというような情報提供というのがあったのですけれども、これを県のほうにも同様の情報提供をされたと聞いているのですけれども、その点はきちんと情報を受けられているのかどうなのか。また、かつ今後の対応はどのようにされるのか、この辺についてお尋ねしたいと思います。

●寺口交通政策課長
 今、委員のほうからいただきましたお話、つい先般、私のほうにも民間の事業者の方からそういった御提案をいただいております。今まだいきなりといいますか、先般ちょっと御提案いただいたばかりなので、我々としてはまだ具体的に航空会社等との接触ができているわけではありません。そういった話も踏まえながら今度先方との意見等も伺いながら検討してまいりたいというところですので、今確かにそういった提案があるということはいただきましたが、タイにつきましてはこれから航空会社に確認してみたいといったような検討開始したいというふうに思っている段階でございます。

○野坂副委員長
 時間的な制約もあるやに聞いておりますので、相手、エアアジアサイドからすればある程度の期間内に方向性だけでも示してほしいというような話を聞いておりますので、その辺も確認も含めてちょっと調査のほうをお願いしたいのですけれども、よろしいでしょうか。

●寺口交通政策課長
 まず、先方の意向等の確認等は早速取りかからせていただきたいというふうに思います。その先方のお考えなり意向なりを十分伺ってから県としてどういう体制が組めるのか、対応ができるのかというのをまた改めて委員の皆様とも相談させていただきながら進めてまいりたいというふうに思います。

◎福田委員長
 ありがとうございました。
 よろしいでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 次に、その他でございます。
 地域振興部及び文化観光スポーツ局に関して執行部、委員の方で何かございませんでしょうか。

●神庭文化政策課長
 文化政策課でございます。お手元のほうにとっとり伝統芸能まつりのチラシのほうを配付させていただいております。よろしいでしょうか。
 地域で守られてきました伝統ある行事、芸能を披露し、それを活動の機運を守り広げるために県内外の魅力ある伝統芸能を披露する第6回とっとり伝統芸能まつりを開催いたします。
 日時といたしましては、次の日曜日、5月24日1時半から米子コンベンションセンターの多目的ホールで開催いたします。入場料は無料でございます。
 内容といたしましては、県内の太鼓であったり、踊りであったり、神楽、そういった伝統芸能に加えまして、午前中交流推進課長のほうも説明いたしました鳥取から北海道の利尻島に移住された方々が伝えたとされる利尻の麒麟獅子舞の披露、また鳥取と友好交流をしております江原道の道立舞踊団の方もいらっしゃいまして、舞踊を披露していただきます。ぜひ御来場いただきますように御案内いたします。

◎福田委員長
 神庭文化政策課長の説明がありましたけれども、御意見がございますか。(発言する者あり)

●神庭文化政策課長
 お届けいたします。

◎福田委員長
 意見が尽きたようでございます。
 地域振興部及び文化観光スポーツ局につきましては、以上で終わります。
 それでは、委員の皆様には御相談がありますので、この場にお残りください。
 執行部の皆さんは御退席いただいて結構です。お疲れさまでした。
(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、今年度の第1回県外調査について皆さんに御相談がありまして、残っていただきました。
 従来、県外調査につきましては、年間2回を目安に行っておりますが、その第1回目について、皆さんから御意見と御提案をお聞かせいただきたいと思います。
 お手元に9月までの議会日程と過去の県外調査実績表を配付をしておりますので、御参照いただきたいと思いますが、まずは、日程についていかがしましょうか。

○前田委員
 日程より行き先を。

◎福田委員長
 行き先を。

○前田委員
 行き先を決めずに日程を決めるのはいけない。

◎福田委員長
 では、とりあえず前田委員から今、行き先をまず決めようと御提案がありましたので、行き先から何か御提案がございましたら。

○前田委員
 フリーゲージの走行試験を4月からやっているのです、JR。見に行こう、どんなものか。長崎新幹線。長崎新幹線は佐賀県がすごく反対していた。メリットがない、佐賀県は通過だから、それで初めの佐賀県側はフリーゲージの計画になっている。それで長崎県内に入ってからフル規格になっている。もう走行実験をこの4月からしている、フリーゲージの。これを見に行かなければいけない。希望。

◎福田委員長
 今、前田委員からフリーゲージトレインの走行実験を見に行こうではないかという話がございますが、いかがでしょうか。

○長谷川委員
 何か去年の特別委員会は行かなかったのですけれども、近くは通ったような気がしますけれども。

◎福田委員長
 もしそれ以外に。

○前田委員
 去年は鹿児島県の商工会議所に行ったのは、新幹線の誘致の話だったのですよ。(「一緒でしたね」と呼ぶ者あり)だけれども、全く違うのです、趣旨が。それで今日もあったでしょう。交通政策から線形改良の話が。あれはまさにフリーゲージの話ですから、もういよいよ俎上にのり出したので、ぜひともフリーゲージはどんなものか実物を見ておかないと議論にならないと思う。

◎福田委員長
 今、前田委員のほうから御提案がありましたけれども、フリーゲージの社会走行実験場ですかね、現場を見に行こうということですが、私も賛成です。

○前田委員
 そのあたりにそれを見て。

◎福田委員長
 観光列車をね。

○前田委員
 各部門がある。それを探しなさい。私は、ともかくフリーゲージが見たい。

◎福田委員長
 なるほど。

○長谷川委員
 北陸新幹線もできたこともありますし、富山市で市街地においてコンパクトシティの位置づけの中で、あれは何電車と言うのですかね。路面電車の。

◎福田委員長
 エルティーシーですか。(「LRT」と呼ぶ者あり)

○長谷川委員
 はい。ぜひそのあたりを。それからちょうど今、地方創生で本社機能の移転というようなことで、どうしても富山、石川というのはすぐれた本社機能を持っている工場が、ワイヤで何でしたか。(「YKK」と呼ぶ者あり)YKKとかを初めありますし、そちらのほうはいかがでしょうか。

○前田委員
 意見。今ブームで大変だと思う。(発言する者あり)いやいや、あのあたりは。

○長谷川委員
 魚津、滑川、常滑とか、富山湾沿いに割と鳥取県の地形に似ているような。

○前田委員
 秋でいいではないでしょうか。今ブームのときでは。

◎福田委員長
 商工労働部だそうです、その分野については。

○前田委員
 熊本もしていなかったか。

◎福田委員長
 しています。だから長崎に行ったついでに九州で何かほかで見れるものがあれば。あると思うのですので。

○澤委員
 長崎もいいですから。

○前田委員
 雲仙普賢岳の防災構想。

◎福田委員長
 あと昨年からスポーツ局ができたわけですけれども、スポーツの例えばスポーツコンベンションとかはどうですか。何か合宿がうちの先進地とか例えば。

○浜崎委員
 例えばジャマイカの誘致に関しては、大分が積極的に乗り出している。そういったような経緯があるので、今、委員長がおっしゃったスポーツコンベンションとかも含めて長崎に行こうとか、お隣の県でもいいわけですし、その辺でちょっと事務局さん、そういうところに仕向けていただいて、コンベンション。僕が今申し上げたのは、ジャマイカ誘致したでしょ。あのときに大分も乗り出していたということがあるので、それでいくと今おっしゃったことも大分であると思うので、ちょっと調べて。

◎福田委員長
 スポーツコンベンションは多分宮崎などがすごく、高いんでしょうね、あそこはね。

●田中調査課課長補佐
 フリーゲージに当たってみます。ちょっと隘路がありまして、以前特別委員会の担当のときにフリーゲージの走行実験に向かったのです。九州の。ちょうど走行実験していまして、それがちょうど熊本の辺が実験に成功して、その辺でちょうど日程が合えばいけますし、もしも合わなかった場合、言われたのは、JR九州も説明できないし、鉄道・運輸機構も支社では説明できない、もしも本社にお越しいただければフリーゲージの説明できます。

◎福田委員長
 本社というとJR。

●田中調査課課長補佐
 鉄道・運輸機構というのは、本社が横浜か東京なのです。ですからもしもフリーゲージを調査ということであった場合、フリーゲージにこだわると九州が調整がつかなかった場合、東京のほうになって、そこを確認して、今のお話だったら例えばスポーツコンベンションだとかということを調べていくという方法なのですが、いかがでしょうか。

◎福田委員長
 そこはちょっと検討しましょう。材料をそろえてもらって、また次の機会ですね。
 では、事務局さんにちょっと案をつくっていただいて、していきたいと思います。一任ください。
 あと日程についてどうですかね。

○長谷川委員
 7月のほうでいかがでしょうか。

◎福田委員長
 候補日が7月15日から17日の3日間か、もしくは8月4日から7日の3日間か。

○前田委員
 僕は8月のほうを要望したいのだけれども。

○長谷川委員
 スケジュールは、8月はちょっと。

◎福田委員長
 7月。

○前田委員
 7月の18日、19日、ボートが。

◎福田委員長
 大会が。

○前田委員
 前の日はいない。

○横山委員
 15日、16日、17日がいいのではないか。

○前田委員
 14日、15日、16日にだといいけれども。

○浜崎委員
 14日は人間ドックだ。

○前田委員
 人間ドックか。

◎福田委員長
 人間ドックは変えてもらったらいいではないですか。ここで決められるのだったらもう決めてしまいましょう。前田委員の日程が。

○前田委員
 変わらないよ、誰だか知らないけれども、なかなか人間ドックというのは。

○浜崎委員
 なかなか難しい。

○田中調査課課長補佐
 該当されています。7月で。

◎福田委員長
 だから人間ドックが変えてもらえるのだったら。

○前田委員
 いや、変えれない。したら後ろになる、どんと。

◎福田委員長
 そうですか。

○前田委員
 だから気の毒だ。
 まあいい。では、15日、17日にしよう。

◎福田委員長
 では、7月の15日から17日ということでよろしいでしょうか。
 では、とりあえず候補日の7月15日から17日の3日間ということで調整をさせていただきます。
 では、県外調査については、そのような格好でさせていただきたいと思います。
 あと委員会経費の積立金のことについてちょっと皆さんに御相談なのですが、議員報酬から1万円ずつ積み立てさせていただきまして、不足分をまた精算させていただくということでよろしいでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)これはいつもどおりで。
 では、6月分からの議員報酬から1万円ずつ引かせていただくということでお願いします。
 では、以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。ありがとうございました。

午後1時56分 閉会 
 

 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000