平成25年度議事録

平成26年3月4日会議録

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出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
内田 博長
澤 紀男
国岡 智志
福間 裕隆
浜田 妙子
藤井 省三
上村 忠史
斉木 正一
欠席者
(なし)
   
 

説明のため出席した者
 多田地域振興部長、細羽文化観光局長、長谷川県土整備部長、山嵜警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 田中調査課課長補佐 梅林調査課係長 山崎議事・法務政策課主事    
1 開会 午前11時16分

2 閉会 午前11時30分

3 司会 内田委員長
4 会議録署名委員 藤井委員 国岡委員

5 付議案件及びその結果
  別紙日程表及び下記会議概要のとおり


会議の概要

                                午前11時16分 開会

◎内田委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 日程は、お手元の日程表のとおりでございますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 会議録署名委員は、藤井委員と国岡委員にお願いいたします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行いたいと思います。
 これにつきまして、付議案に質疑のある方ございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようでございますので、討論を許します。(「なし」と呼ぶ者あり)
 討論を終結いたします。
 それでは、付議案を一括採決してよろしゅうございますか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、採決をいたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員賛成でございます。したがって、本委員会に付託されました全ての議案については、
原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 附帯意見についてはございませんね。
 それでは、報告事項に移ります。
 質疑等につきましては、説明終了後に行うことといたします。
 公募書道展全日展における鳥取県知事賞について、神庭文化政策課長の説明を求めます。

●神庭文化政策課長
 文化政策課でございます。2月28日、公募書道展全日展について作品の捏造が判明いたしましたので、鳥取県知事賞の対応につき、改めて御報告いたします。先月の常任委員会で、鳥取県知事賞受賞者が架空の人物であったという報告の続報でございます。
 1番目、報道の経過でございます。太文字の下線部分でございますが、2月28日、朝日新聞のほうの記事で、この全日展の知事賞の架空作品は全日展の前会長が書いていたと証言されました。今まで鳥取県在住者の知事賞については事務方のミスで、応募された方が偽って応募されたという弁明をされておりましたが、新聞報道で実は自分が書いていたと証言をされました。
 2番目でございます。県としての事実確認の経過でございます。太字の2月28日です。文化庁に対する前会長の報告内容といたしましては、平成25年度の鳥取県を含みます16県分については、会長みずからが書いて出品したと弁明されました。ただし、平成24年度以前は書類が残っておらず、事務員も死亡につき不明であるという弁明につきましては以前と変わっておりません。文化庁は、前会長に対しまして説明が不十分であるということで第三者調査機関を設置した上での事実の再調査を要求しているところでございます。
 3番目の県の対応といたしまして、記録に残っております過去10年間につきまして調査を行いました。平成16年度から19年度分につきましては記録記載の連絡先で電話がありましたので、本人に実際に受賞しておられるということを確認しております。また、平成20年度から25年度分につきましては、受賞者名により鳥取県書道連合会のほうにも会員の有無も照会いたしまして、該当なしということでございました。また住所の番地まで記載のあります20年度、21年度分につきましては、法務局のほうで架空地番であるということも確認をいたしました。
 全日展書法会に対する行動といたしまして、太字の部分でございますが、2月25日、知事賞が平成25年度の分は返ってまいりましたので、25年度分の知事賞については取り消しをいたしました。また、受賞者が確認できない20年度から24年度の知事賞につきましては、証拠書類の提出を書法会に現在求めているところでございます。3月6日までに示すことができない場合は取り消しを行うということで今、確認を行っているところでございます。2月28日には過去6回分、20年度から25年度の知事賞を取り消して、改めて謝罪を求める旨、書法会へ電話で通告をいたしました。
 今後の鳥取県の対応でございますが、知事賞交付に際しまして賞決定者の氏名、連絡先の確認できる資料提出の徹底を求めていきたいと思います。

◎内田委員長
 ただいまの説明について質疑等ございましたら。

○浜田委員
 ちょっと伺ってみたいのですが、公がかかわっているにもかかわらずわからなかったのに、朝日新聞が指摘したのですよね。なぜわかったのでしょうか。それをもしわかれば教えていただきたい。それから、これは犯罪とは絡まないのですか。どういう取り扱いになるというか、だまされたほうが悪いみたいな感じなのでしょうか。いけないことを故意に、意図的にやっているわけですが、公文書ですよね。もしわかれば教えてください。

●神庭文化政策課長
 まず、1点目の、なぜわかったかというところでございますが、これは2月10日に朝日新聞のほうから私どもに取材があったときに少し聞いてはみたのですけれども、あくまでも伝聞的なことでございますが、恐らく内部の方がリークといいますか漏らされたのではないかなと考えております。そう伺っております。
 それと、どういった犯罪になるかということで、私どもも一応法制係のほうと確かめてみまして、例えば公文書の偽造であるとかといいましても、公文書をつくりましたのは県のほうでございますので、偽造ではないということもありますし、あと突き詰めて言うなれば、本当にこの方がこういったことをやっておられたのなら、一種の詐欺ではないかということもお伺いしましたが、どちらにしても、なかなか立件が難しいのではないでしょうかということも伺っておりますので、文化庁のほうの調査もちょっと待ってみたいところでございます。

○浜田委員
 ちょっと腹の虫がおさまらないという感じはあるわけですが、もし訴えるとすれば、何をもって何を訴えることになるのですかね、警察のほうでは。

●濵澤刑事部長
 事実関係が今のところはっきり私どものほうで認識できておりませんので、いつ誰がどのような方法で文書を行使して知事賞の選択をお願いしますというふうに言ったかという事実を確認する必要があると思っております。今の段階で、ぼんやりとですけれども、私文書の偽造、同行使というところまでは可能性があるのかなというふうには思いますけれども、ただ事実関係を明らかにして、申請書とかそういうものを確認しないと明らかなことは言えないと思っています。

◎内田委員長
 いいですか、浜田委員。

○浜田委員
 ちょっと興味があるので。例えばそういう偽造がはっきりわかった段階で、県は何かしようと思っているのですか。

●神庭文化政策課長
 何らかの方法は考えてみるべきだとは思いますが、今現時点では申すことはちょっと控えたいと思います。

○浜田委員
 ちょっとしつこいようですけれども、こういうことというのは起きやすいですよね。世の中が複雑多岐にわたって巧みになってきていますから、こういうことが二度と起こらないようにするためにはどうしたらいいか、どう決着をつけるのかということはかなりシビアに考えるべきだなというふうに思ったものですから伺ってみたわけです。
 特に行政に携わる人たちは書面上そろっているとそのまま素通りしてしまうことも非常に多いですよね。そこに乖離があって、だまされてしまっても、後で外から言われて初めてわかるというようなことがあったりするので、こういう機会に、こういう問題についてどう対応していくのかということはきちっとしておいたほうがいいと思ったものですから。

●細羽文化観光局長
 今回の件は本当に我々も腹立たしく思っておりまして、知事のほうからも二度にわたる非常に厳しいコメント、それから相手に対する謝罪の要求でありますとか、きちっと説明を求めるということで厳しい対応をしております。ただ、非常に相手も老獪といいますか、のらりくらりという感じで、なかなかそこはうまくかみ合っていないのですが、これは我々としても信頼関係のもとにやってきたことでありまして、やはりそこが崩されたというので今後、これ以外の件についても対応は考えるべきかなと思います。
 そういう意味で、先ほど課長が申し上げましたが、きちっとその辺の団体であるとか賞の中身の関係、それから受賞者の方の確認、そういったことは今後徹底していきたいと思っております。

◎内田委員長
 よろしいですか。
 その他、執行部や委員の方でございませんか。

○藤井委員
 最近、漫画行政について監査やら新聞報道等でいろいろ批判が厳しく行われていますけれども、きちんとこれに対して反論ができますでしょうか。我々常任委員会としても責任があるので。

●前田まんが王国官房長
 まず、監査の関係なのですけれども、この間の常任委員会で概略を報告させていただいて、それでこれからの対応方針なりをもう一度きちんと説明するようにということで今、行政監察のほうと話をしていまして、この次の常任委員会で報告できると思います。基本的には、改めるところは改めて、未来志向できちんとやっていこうというふうに思っているところでございます。
 この間の日曜日の日本海新聞だったと思いますが、ビジョンがないとか、あるいは今後の方向性について県民との議論ができていないという記事があったと思います。この年度末に、去年から設置しております元老院のほうから国づくり推進プランというのをもらって、そういったものでこれからまんが王国の方向性について県民の方々と議論をしていこうというふうに思っております。
 ただ、きょうの朝日新聞などに出ていたのですけれども、「Free!」の取り組みなどが大きく取り上げてありまして、そういった意味で建国2年目のまんが王国の取り組みが評価できる部分もあるのだろうと思います。これから情報発信とか地域おこしとか、そういったところに力を注いで、まんが王国繁栄の道を歩んでいきたいというふうに思っているところでございます。

○藤井委員
 私はまんが王国の発想については非常に評価はしていますので、ああいうふうに批判ばかりされるというのは実に不愉快だし、常任委員としての責任を感じますので、ぜひ今年度中にきちんと得点を上げてもらいますように、新聞、マスコミ等の評価もプラスに転換するように努力していただきたいと思います。

●前田まんが王国官房長
 この間の常任委員会で福間委員からも頑張れというふうに言われたので、頑張りますので、よろしくお願いします。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。
 そういたしますと、委員長報告の作成内容についてでございますが、委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、異議がないようでございますので、そのようにさせていただきます。
 以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。

                                午前11時30分 閉会

 

 

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