平成25年度議事録

平成25年12月17日会議録

 開催概要はこちらです。
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員

斉木 正一
伊藤 保
国岡 智志
浜崎 晋一
興治 英夫
伊藤 美都夫
稲田 寿久
藤縄 喜和
上村 忠史

欠席者
(1名)

内田 博長
 

オブザーバー 正副議長 澤公明党幹事長 錦織共産党幹事長 谷村議員 長谷川議員  

説明のため出席した者
 なし
職務のため出席した事務局職員
  尾坂事務局長 谷口次長 中山総務課長 本家議事・法務政策課長外関係職員

1 開会 午前9時30分

2 閉会 午前9時48分

3 司会 斉木委員長 

4 会議録署名委員 稲田委員 伊藤美委員  

5 協議事項
   別紙協議事項記載のとおり

 


会議の概要

                                午前9時30分 開会

◎斉木委員長
 ただいまから、議会運営委員会を開会いたします。
 まず、会議録署名委員に稲田委員、伊藤美都夫委員を指名いたします。
 これより協議に入ります。
 議員提出議案についてですが、お手元に配付のとおり条例1件、意見書6件の計7件です。
 それでは、議案の審議方法についてお諮りします。
 まず第1号は全議員発議ですが、提案理由説明の後、質疑、委員会付託及び討論を省略して採決、次に第2号及び第5号はいずれも議運発議ですので、一括議題とし、提案理由説明、質疑及び委員会付託を省略して、第5号については討論の後、第2号については討論を省略して採決、次に第3号は希望及び共産党発議ですので、提案理由説明の後、質疑及び委員会付託を省略して、討論の後採決、次に第4号は絆及び希望の発議ですので、提案理由説明の後、質疑及び委員会付託を省略して、討論の後記名投票により採決、最後に第6号及び第7号については、福祉生活病院常任委員会発議ですので、それぞれ提案理由説明の後、質疑及び討論を省略して採決したいと思いますが、よろしいでしょうか。

○伊藤保副委員長
  4号をあえて記名投票する理由を説明して、皆さんで共有したほうがいいのではないですか。なぜ4号だけ記名投票にするのかということを。

◎斉木委員長
  御案内のとおり、議会広報で議員の賛否の態度表明が公表されております。それを確実なものにすることと、賛否の数が拮抗してわからない可能性がありますので、確実を期すために記名投票させていただきたいと思います。
 なお、第4号の記名投票における立会人を自民党、絆、希望よりそれぞれ1名ずつ指名いたしたいと思いますので、本委員会終了後にそれぞれお知らせください。
 また、記名投票は議案について、可とする議員は白票を、否とする議員は青票のいずれかを投票することとなりますので、御承知ください。
 次に、その他ですが、2月定例会の議事日程案についてですが、資料のとおりであり、11月5日及び昨日確認したとおり、自民党、絆、希望が代表質問を行う予定でありますので、代表質問が3日設定されています。
 2月定例会の議事日程等を協議するための議会運営委員会は、2月12日、水曜日、午前10時より開催しますので、よろしくお願いします。
  その他、委員の皆さんで何かありますか。

○稲田委員
  私は前々から気になっていたことなのですけれども、討論の方法について少し申し上げたい。討論の方法というのは、議案の場合は継続審査ですが、請願、陳情について研究留保というのは審議の一つの過程でありまして、よくよく考えて結論を出そうというのが研究留保ということであります。採択、不採択、あるいは採択の中の趣旨採択もそれに含まれるわけですが、採択、不採択というのは審議の結論ということでありまして、研究留保と採択、不採択はおのずから違うということがまず1点あります。
  委員会で採決いたします際に、研究留保が出てきたときには、まず研究留保とするかどうか採決して、それが否決された場合には採択、不採択の決をとっていくという方法から考えましても、研究留保というのは特別な意味がある、特別な扱いがあるというように認識をしております。
  そこで、このたびの研究留保に対して趣旨採択にといったようなことについての討論があるわけですが、これはまさに審議の過程と審議の結論とを混同している部分があるということで、これは改めていかなければならないと考えております。
  他の都道府県、あるいは国会の例を調べてみますと、それぞれまちまちのところもあるのですけれども、国会におきましては明らかに研究留保あるいは継続審査に委員会でなったものはそのまま委員会にとめ置くということで本会議には報告がなされないという事例もこれあり、我が鳥取県議会としてもこのことをきちんと手直しをしておくべきではないのかというように思いますが、委員長にお諮りをいただきたいと思います。

◎斉木委員長
  ただいま稲田委員から討論のあり方について提起がございました。先ほど説明されたとおりでございますけれども、要するに研究留保のものは継続審査になるわけでして、それについての討論はおかしいではないかということで、否決とか採択の場合の討論ははっきりするわけですけれども、さらに調査研究が必要だということで研究留保になるわけでして、それについての討論はなじまないのではないかという意見です。
  今回、お三方から継続審査案件のものについての討論があるわけでございまして、そういうことを疑問に感じての提案であるわけですけれども、ほかに何か御意見はございますか。

○興治委員
  稲田委員のおっしゃることはよくわかります。例えば、陳情が国に意見書を出すこととか明確な結論的な行為を求めていることについて研究留保にするということであればおっしゃるとおりではないかと思います。ただ、今回の陳情は、私も文言はよく覚えていないのですけれども、慎重な審議を求めるとかというような中身だったように思うのです。だから、結論的な行為を求めているようなものではなかったように思うのです。それで、研究留保というのはちょっとなじまないのではないかということで討論が出るということになっておりますので、ちょっと質の違う例ではないかと思います。そのあたりの考慮が要ると思います。

○稲田委員
  今の興治委員の意見は、確かに陳情の内容はそうなのですが、あれを精査して読んでみますと、内容的には要するに反対であると。反対であるけれども、結論としては唐突に慎重な審議を求めるという文脈になっているように思っております。
  したがって、やはり陳情書全体の流れからすると一つの結論めいたものをそこで導き出している。要するに全体としてやはり反対だというニュアンスが伝わってくるわけでありまして、内容そのものに一つの文脈の論理矛盾があるのですけれども、全体としては反対というそういうニュアンスがあります。あの陳情書には慎重審議をしてくださいという言葉はあるのですけれども、全体としては反対という意思が明確に出ているということだけは読み取れるというふうに私は思っております。

○錦織議員
  発言の機会を与えていただきましてありがとうございます。
  今の研究留保の考え方ですが、まず1つには今やらないと時機を逸してしまうという内容のものがあるということ、2つ目には恣意的に研究留保を繰り返して、判断を示さないまま議会として審議未了にしてしまうということも考えられます。そういうことがあるときに、研究留保はまだ審議途中だから討論はなじまないではないかということは一概に言えないので、私は現状のままでやるべきだというふうに思います。

○稲田委員
  オブザーバーですけれども、錦織議員にお答えすると、恣意的に研究留保で何もしないのではないかということですが、これも一応執行部に話を聞いてみました。あと現地に行ってよく研究してみるとか、そこには必ず何らかの形で研究した節があるわけでして、細かく提出しろと言われれば事務局から出せると思いますが、研究留保を繰り返して恣意的に放っていたということでは決してないということだけはここで申し上げておきたいと思います。

○興治委員
  今の錦織議員の後段の発言ですけれども、長い間研究留保になっている陳情が実際あります。研究留保ではなくて結論を出すべきだという議員の判断があって、研究留保に対して反対する意見を本会議場で表明するということも考えられると思います。ですから、研究留保のものに対して審査の経過であるから賛成ないし反対の討論があるのはおかしいではないかということは一律には言えないのではないかと思います。

○稲田委員
  今審議過程だとか審議の結果だとか難しい言葉を使ったわけですけれども、ざっくばらんに言うと、一つの物事に対して相談をした。そしていやもうちょっと皆で考えてみよう、もう少し相談してみようということで一応委員会で結論が出たにもかかわらず、いやそうではない、早く結論を出せと、採択とか趣旨採択とか不採択とかの結論を早く出せということに似たような、まさにざっくばらんに言えばそういうことなのです。もう少し考えよう、いや考えなくてもいい、すぐ結論を出しましょうというのがこの討論であって、これはやはり行政上の論理もさることながら、世間の道理として通らないように私は思います。

○長谷川委員
  請願、陳情に対する態度として明らかに研究留保も認められているわけでありますから、その決定について意見を述べる機会というのは当然与えられるべきだと思います。やはり採択、不採択に並んで継続審査――継続審査というのは正式にはないわけで、研究留保になっているわけで、やはりそこにはそれなりの政治的な判断というのが働いているわけですから、そのことについてやはりみずからの意思を述べたりただしたりするということはあっていいのだろうと思います。認められるべきだと思います。

◎斉木委員長
  本会議が次に控えていますので、この辺で方向性を示したいと思います。
  お諮りしたいのですけれども、今稲田委員から提案がありましたように採択、不採択ではない研究留保、要するに委員会で研究留保で、委員長が研究留保と報告したことに対する討論は今後行わないということで諮りたいと思いますが……。(発言する者あり)

○伊藤美委員
  ちょっと待ってください。せめて持ち帰ったり、次の2月議会まで延ばしたらどうですか。
(「今ここで決めるものではないと思う」と呼ぶ者あり)

◎斉木委員長
  議運が皆委託議運になっておりますので、多少は議運の皆さんの権限でいい案を出していただいて、議論していただいて結論を出す、急ぎはしませんけれども、そういう方向性を出せばいいのではなかろうかと思いますが……。(発言する者あり)

○稲田委員
  この議論は、皆さんで真剣に検討していただきたいということをまず1点冒頭に申し上げておきたいと思います。これは道理の問題で、今ひとつ釈然としないものが残ると思いますので、ぜひ結論を出していただきたいということが1点。
  きょうこの話を議運で持ち出したわけですけれども、皆さん討論の要旨もお書きになって用意をしておられるということもこれありと思いますので、きょうは例外的に認めて、そして今後この研究留保に対する討論のあり方という問題を議運の席で議論していただくということでいかがなものか。

○伊藤美委員
  仮に認めてという表現は余りよろしくない。(興治委員「例外的にというのはよくないと思います」と呼ぶ)これまでどおりして……。

○稲田委員
  それでは、改めてこの問題については議論すると。それで結論を出していくということが必要だろうと思います。

◎斉木委員長
 この件に関して、ほかに御意見はございますか。(なし)
  今議論をしていただきましたが、議会運営に関することでありますので、本来でしたら今でも議運としての役割を行使したいと思いましたけれども、皆さん方の御意見を十分に尊重いたしまして、持ち帰っていただいてしっかり議論していただくということでお願いできますか。
(「はい」と呼ぶ者あり)

○稲田委員
  ぜひお願いしたいと思います。

◎斉木委員長
  結果を出していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
  ほかに御意見はございますか。(なし)
 意見が尽きたようですので、これをもって、議会運営委員会を閉会します。

                                午前9時48分 閉会

 

 

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