平成25年度議事録

平成25年10月4日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
内田 博長
澤 紀男
国岡 智志
福間 裕隆
浜田 妙子
藤井 省三
上村 忠史
斉木 正一
欠席者
(なし)
   
 

説明のため出席した者
      多田地域振興部長、細羽文化観光局長、長谷川県土整備部長、山嵜警察本部長外各次長、
      課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
   若松調査課課長補佐、梅林調査課係長、山崎議事・法務政策課主事    

1 開会 午前10時00分

2 閉会 午後0時08分

3 司会 内田委員長

4 会議録署名委員 藤井委員 国岡委員

5 付議案件及びその結果
  別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

会議の概要

                                午前10時00分 開会

◎内田委員長
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程につきましては、お手元の日程表のとおりでございますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。
 本日の会議録署名委員は、藤井委員と国岡委員にお願いいたします。
 ただいまから本委員会に付託されました議案について審査を行います。
 まず、付託議案に対する質疑を行っていきたいと思います。(なし)
  質疑がないようですので、討論を行っていただきます。(なし)
 討論がないようでございますので、これより採決に入ります。
 採決につきましては、一括して採決してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、付託議案を一括して採決いたします。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でありますので、本委員会に付託されました全ての議案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、請願、陳情の審査に入りたいと思います。
 今回は、新規分の陳情2件の審査を行いたいと思います。
 まず、陳情25年17号「私学助成の充実強化等に関する意見書の提出について」審査を行いたいと思います。
 御意見を伺いたいと思います。

○澤副委員長
 この件につきましては、本県では全国最高水準の私学助成を行っているところでありまして、県の負担軽減のため、国において助成の充実を図るべきだと考えます。また、子供たちの安全を守るための学校の耐震化の促進も急務であると考えられますので、その願意は理解できることから、採択としたいと思います。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。(なし)
 これより採決に入ります。
 陳情25年17号について、採択に賛成の委員の挙手を求めます。(賛成者挙手)
  賛成全員でありますので、採択と決定いたしました。
 したがって、国に意見書を提出することになりますが、本件については請願、陳情審査の後、改めてお諮りいたします。
 次に、25年21号「鳥取県私学審議会のあり方について」の審査を行いたいと思います。
 御意見を伺いたいと思います。

○澤副委員長
 この件につきましては、私学審議会並びに知事に新設校の設置、開設学科、定員等に関し制限を加えることができるよう、それぞれの権限を強化することは法に照らして妥当であるかどうか、いましばらく慎重な検討が必要であることから、研究留保としたいと思います。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。(なし)
 これより採決に入ります。
 陳情25年21号について、研究留保に賛成の委員の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でありますので、研究留保と決定いたしました。
 それでは、先ほどの意見書案でございますが、皆さんのお手元にお配りいたします。
 澤副委員長から、意見書案について御説明をお願いします。

○澤副委員長
 それでは、意見書案の内容について御説明させていただきます。
 私立学校は、おのおのの建学の精神に基づき、それぞれ特色のある教育を展開し、我が国の教育の発展に大きな役割を果たしてきております。我が国の教育の将来を考えるときに、公立、私立相まっての教育体制が維持されてこそ健全な発展が可能となり、個性化、多様化という時代の要請に応え得るものでありますが、その一方、特に地方において、少子化による生徒数の減少がその存続にも影響を及ぼしております。また、公立高等学校の授業料無償化とあわせて、私立高等学校等に対し高等学校等就学支援金制度が創設され、授業料負担の軽減が図られたものの、公立、私立間の保護者負担の格差は拡大しております。さらに東日本大震災の教訓から、学校施設の耐震化も急務であり、耐震化の進まない私立学校に対して、都道府県のみならず国のさらなる支援も必要と考えられます。
 よって、現行の私学助成にかかわる国庫補助制度の一層の充実、そして私立学校施設耐震化への補助の拡充など、私立学校の教育環境の整備充実や、高等学校等就学支援金制度の充実、改善を図られるよう国に要望するというふうな意見書を提出したいと思っておりますので、御審議のほどお願いしたいと思います。

◎内田委員長
 ただいまから質疑を行っていただきたいと思いますが、ございませんか。(なし)
 次に、討論を行っていただきます。(なし)
 これより採決に入ります。
 「私学助成の充実強化等に関する意見書」を当委員会で発議することに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 賛成全員でございます。よって、「私学助成の充実強化等に関する意見書」は地域振興県土警察常任委員会で発議することに決定いたしました。
 次に、報告事項に移ります。
 質疑については、説明終了後に一括して行うことといたします。
 最初に、報告1、「鳥取県被害者支援フォーラム」の開催について、宮川警務部警察県民課長の説明を求めます。

●宮川警務部警察県民課長
 警察本部資料1ページをごらんください。「鳥取県被害者支援フォーラム」の開催について御説明いたします。
 このフォーラムは、平成20年に鳥取被害者支援センターが設立された記念として開催され、以降、同センターが主催、県警と県が共催するという形で毎年開催しておりまして、ことしで6回目になります。
 開催目的は、犯罪被害者や御遺族の方々の置かれた実情を理解し、これらの方々が再び平穏な生活を営むことができるよう社会全体が支援し、安全で安心して暮らすことができる社会の実現を目指すことにあり、ことしは11月21日午後1時から午後3時20分までの間、とりぎん文化会館で開催するものであります。
 このフォーラムでは、岡山県在住の少年犯罪被害者御遺族、市原千代子様に「子どもたちを被害者にも加害者にもしないために」と題する講演をお願いすることとしております。
 市原様は、平成11年3月、当時18歳でありました息子さんを少年3人による集団暴行事件で亡くされました。その後、この事件をきっかけに全国少年犯罪被害者当事者の会に所属され、少年犯罪の撲滅や少年法の改正運動活動に参画されるとともに、岡山市内で民間被害者支援団体、NPO法人おかやま犯罪被害者サポートファミリーズの設立に尽力されており、現在は理事として運営に当たっておられるほか、これ以上子供たちを被害者にも加害者にもしたくないという思いで全国各地の中学、高校、大学等において、命の大切さを訴える講演活動を行っておられます。
 講演後は作文コンクール受賞作品を紹介いたします。これは、警察庁が平成23年度から、「命の大切さを学ぶ教室全国作文コンクール」を開催しており、昨年、命の大切さを学ぶ教室で犯罪被害者遺族の講演を聞かれた県内の中学校、高校の生徒さんに応募していただき、ことし2月、警察庁給与厚生課長賞を受賞した2作品でございます。
 命の大切さを学ぶ教室といいますのは、中学生、高校生を対象に、犯罪被害者御遺族の方に講演者となっていただき、命の大切さなどを直接生徒たちに語りかけるもので、被害者への配慮や協力への意識を涵養するとともに、犯罪を犯してはならないという規範意識の向上を図ることを目的に開催しております。昨年は中学校4校、高校4校で行い、ことしも13校を対象に現在実施中であります。
 最後に、鳥取県警察音楽隊のコンサートを皆様に聞いていただくこととしております。

◎内田委員長
 続きまして報告2、緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施について、中林警務部参事官会計課長事務取扱の説明を求めます。

●中林警務部参事官会計課長事務取扱
 警察本部会計課から、緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施について御報告いたします。警察本部資料の2ページをお願いいたします。
 今回御報告する緊急雇用創出事業につきましては、県商工労働部が一括して予算計上しております緊急雇用創出事業臨時特例基金の予備枠を活用して実施する事業でございます。追加事業費につきましては、2事業で1,093万2,000円でございます。
 事業の内訳でございます。
 まず、交通事故発生マップ作成事務支援事業についてでございますが、これは県下で年間2万件余り発生している物件交通事故の発生場所を地図上に表示し、それを交通安全講習の場などで活用することで交通事故の抑止につなげようとするものでございます。この事業につきましては、9月1日から非常勤職員1名を採用し、作業に当たっているところでございます。本年度予算額は108万8,000円であります。
 次に、特殊詐欺被害防止コール事業についてでございます。これは全国的に発生が後を絶ちません振り込め詐欺などの特殊詐欺に対する被害防止策として実施するものでございます。振り込め詐欺を初めとする特殊詐欺の犯人グループは、広く出回っている特定の名簿の登載者に対して犯行電話をかけている状況が見られます。
 これまで警察が犯行グループから捜査の過程で入手いたしました名簿の中には、例えば株式投資経験者であるとか先物取引経験者など、さまざまな個人情報が登載され、特に高齢者や投資などの経験がある方が狙われている状況が伺われます。
 このたびの事業は、こうした状況を踏まえ、これらの名簿に登載されている方々に直接電話をかけて、被害防止に向けた呼びかけを行おうとするものでございます。この事業につきましては、県内のコールセンター事業を行っている企業に委託し、10月1日からその運用を開始しております。本年度予算額は、委託費984万4,000円でございます。

◎内田委員長
 続きまして報告3、「鳥取県地域安全フォーラム2013」の開催について、平井生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱の説明を求めます。

●平井生活安全部総括参事官生活安全企画課長事務取扱
 警察本部資料3ページをお願いします。「鳥取県地域安全フォーラム2013」の開催について報告をいたします。
 本年10月11日から20日までの期間に実施されます全国地域安全運動の一環としまして、県民の自主防犯意識の高揚と、犯罪のないまちづくりの推進を目的に、10月9日、鳥取市尚徳町にあります県民文化会館におきまして、鳥取県地域安全フォーラム2013を開催いたします。主催は公益社団法人鳥取県防犯連合会であります。
 フォーラムの内容としましては、まず第1に、地域安全活動に御尽力いただきました防犯功労者、そして防犯功労団体の表彰を行います。
 続いて、NPO法人命のつどい理事長の多田そうべい氏に、「見直そう!! 近所力 地域力」という演題で講演をしていただきます。
 多田そうべい氏は、元殿様キングスに所属しておられまして、解散後は全国各地の地域安全大会などで保安活動の講演をしておられます。
 最後に、鳥取市内で合同パトロールや保安教室の開催、機関誌の発行など活動をしておられます防犯ボランティア団体「末広防犯会」の活動報告と、大学生のボランティア「チャンス」の代表によります、「犯罪の起こりにくい社会づくり」宣言をしていただきます。
 この地域安全フォーラムは、ことしで第13回目を数えます。本年も昨年同様、ボランティアの方々に出席いただきまして、ボランティア活動の活性化と県民の自主防犯意識の高揚を図ってまいりたいというふうに考えております。

◎内田委員長
 続きまして報告4、教育委員と公安委員会との意見交換会の開催について、岡本生活安全部少年課長の説明を求めます。

●岡本生活安全部少年課長
 警察本部少年課から、「いじめ問題における警察と教育委員会との連携」をテーマとして、教育委員会と公安委員会が意見交換会を開催いたしましたので、御報告いたします。警察本部資料の4ページをごらんいただきたいと思います。
 いじめ問題については、警察と学校が情報を共有し、現場の課題を共通認識した対策をすることが重要でありますが、このたびは双方が具体的に連携を深めるための制度でありますスクールサポーターの効果的活用、学校・警察連絡制度の効果的推進について、意見交換会を9月6日に行ったものであります。
 意見交換会の状況は、まず警察本部から、学校・警察連絡制度を活用したいじめ相談の受理状況、そして教育委員会から、いじめ相談に対する電話、メールの新設や、警察と連携した対応状況について説明を行いました。
 続いて、渡辺公安委員長の進行で、本年3月に警察と学校との間で相互通報に拡充された学校・警察連絡制度について、どのような強化を図っていけば実効性のある制度になるのかということと、学校によって受け入れに温度差のあるスクールサポーターについて、教育現場において、より機能を発揮させるための方策という大きな2点について意見交換を行いました。
 その結果、共通認識が図られたものは、1つ目は、いじめ事案等に効果的に対応するために重要なシステムである学校・警察連絡制度、並びに児童生徒の非行防止や安全対策等で橋渡し役となっているスクールサポーター制度について、より周知を図っていく必要があるということがテーマとなりました。例えば新入学期の研修会を活用するなどして、学校や教員及び保護者に対して制度の周知を図ることで、スクールサポーターが学校現場においてうまく対応できる仕組みづくりをするということでした。
 2つ目は、いじめ相談等の情報共有システムの必要性ということでございます。例えば警察や教育委員会、県の相談窓口にそれぞれ集まった深刻ないじめ問題に関する情報を関係機関の間で個人情報の保護に配意しながら共有して、児童生徒のために適宜、適切な対応ができるような仕組みづくりの検討をするということです。
 3つ目としまして、LINE等のインターネットの利用の危険性に関する学校教育の推進ということでございます。例えばインターネットのサイトを通じて犯罪やトラブルに巻き込まれる、あるいはインターネットのコミュニケーションツールに児童生徒を誹謗中傷する書き込みをするような事案が増加傾向にあることから、警察、教育委員会、その他機関が連携してスマートフォンなどへのフィルタリングによる違法有害情報を遮断することに加えて、違法有害情報に関する危険性や対処方法について、児童生徒に講習等を通じて理解させるということでございます。
 4つ目としまして、学校等における児童・生徒の安全対策の推進ということで、学校における不審者等の侵入に備えた防犯カメラや刺股等の防犯機器の配備の推進や、スクールサポーター等による犯罪被害防止のためのロールプレイングなど、児童・生徒の安全対策を進めていくということでございます。
 5つ目は、児童、生徒の健全育成に関する現場職員等の意見を反映した意見交換会と連携の強化ということでございます。スクールサポーター等の代表と教育委員との意見交換を通じて、意見の吸い上げにより学校と警察の連携の強化を図っていくということでございます。
 以上の内容で意見交換されたものでございますが、それぞれ共通認識された内容につきましては、既に教育委員会とも事務レベルにおいて検討を進めておりまして、スクールサポーター等からの意見吸い上げにつきましては、この意見交換会の終了後、教育委員のほうから、ぜひ招致して意見を聞いてみたいとの要望があったと聞いておりますし、開催に向けて検討を進めているところでございます。
 また、こうしたことを受けて、年度内にもう一度、協議テーマを幅広く持って教育委員と公安委員の意見交換会を開催するための検討も加えておるところでございます。

◎内田委員長
 ただいままでの説明につきまして、質疑等がございましたら。

○澤副委員長
 2ページ目の特殊詐欺被害防止コール事業のところですけれども、ちょっと外れるかもしれませんけれども、国などもこれと同じような形でやっていると思うのですけれども、ちょっと首をかしげられたので、どうかなというのはありますが、要は、これは、鳥取県を含めて全国でも広がっていることの一環としてやっているのかということと、それから、今どのくらい実際に電話をかけてやっていらっしゃるのか。それと、どういうような内容のことを言っているのか聞きたい。それとその反応ですね、それを教えていただけたらと思うのですが。

●中林警務部参事官会計課長事務取扱
 全国の状況でございますけれども、本県を含めまして20都県で実施中というふうに承知をしております。
 本県の稼電状況でございますけれども、現在まだ研修期間中でございまして、実際には来週から電話をかけていくというような格好でございます。
 稼電内容につきましては、特殊詐欺の状況でございますとか、気をつける点、そういうところを中心にお話をして理解を得ていく、あるいはそういうような電話があった場合は警察に通報していただけるような窓口の案内でございますとか、そういうようなことをやる予定にしております。

○澤副委員長
 これからだということなので、またそれはそれでお聞きしたいと思うのですけれども、電話をかける上での県内の対象者ですね、どのくらいの対象人数なのでしょうか。

●中林警務部参事官会計課長事務取扱
 対象でございますけれども、例えばハローページに登載されております女性の電話番号でありましたり、あるいは警察庁で集約しております、捜査の過程で入手した名簿があるというふうにお話をしたのですけれども、全国的なものを警察庁のほうで集約して、関係の都道府県のほうに還元するというようなことになっております。現在、警察庁から還元されておりますのが2,000少しというふうに承知をしております。

○澤副委員長
 4ページ。スクールサポーター云々で、いわゆるこういう委員会を持たれて、適宜、適切な対応をするためにということのようですけれども、現状、具体的な事例が今まで何回か把握、件数としてはあったのでしょうかということを聞きたい。

●岡本生活安全部少年課長
 先ほど御説明したとおり、学校と警察との間でスクールサポーターの橋渡し役ということで、いろんな案件について橋渡しをやっております。
 質問の中でのいじめ問題につきましては、事例としてあるのは、数多くの相談を受けておりまして、それを警察、組織のほうに、直接少年課のほうだったり少年の係担当のほうにフィードバックしていただいて、学校と警察が連携をとって県としてやっているということで、数字的には数多く受けております。特に重篤な問題として受けて処理したというのは2件ほどございます。

◎内田委員長
 ほかにございませんか。(なし)
 次に、地域振興部、報告5、スカイマークの米子鬼太郎空港への新規就航に係る準備状況について、寺口交通政策課長の説明を求めます。

●寺口交通政策課長
 地域振興部の資料の1ページをお願いいたします。スカイマーク株式会社によります米子鬼太郎空港への新規就航に係ります現在の準備状況について報告させていただきたいと思います。
 スカイマークによります新規就航計画につきましては、9月19日の常任委員会で計画の概要については説明させていただいたところでございますが、今現在どういった形で準備を進めているかというこという状況についての報告をさせていただきます。
 まず、1つ目といたしまして、スカイマーク株式会社のほうから、今後国土交通省、自衛隊との許認可業務でありますとか調整業務でありますとか、こういったものが出てまいります。現在、スカイマーク株式会社におきまして、事業計画の変更ですとか運航計画の変更申請を就航予定日の2カ月前となります10月20日までに国土交通省に届け出たいということで、現在準備を進めておられます。
 また、あわせまして、滑走路の使用につきまして航空自衛隊美保基地のほうと並行して調整を進められているところでございます。
 2番目といたしまして、空港施設関係の整備等につきましてですが、まず、米子空港ビル内の整備につきましては、ビル内にチケットカウンターですとかスカイマークの事務所を整備するために、今スカイマーク株式会社さんと空港ビル株式会社さんとの間で詳細な詰めの協議を行っているところでございます。週明け、来週の前半にもかなり詳細な部分を詰めまして、その後具体の工事等にかかっていきたいという状況だと聞いております。
 また、周辺整備といたしまして、駐車場がやはり不足してくるのではないかということが懸念されますので、県庁内におきましても9月25日に急遽県庁内の関係各課が集まりまして意見交換会等を開催させていただきました。そういった中でこの点も話題に上がりまして、現在のところ、我々のところだけではなくて県土整備部さんとも連携を図りながら、空港周辺の、県有地が2つほどございまして、ああいったところを第一候補として駐車場の拡充ができないかということで検討を進めているところでございます。この状況につきましては、次の2ページに現状の写真といいますか絵をつけておりますけれども、このページの中央部にございます、赤い枠で囲っております2カ所、ここのところが県有地、一部国有地も含むのですけれども、ここのところを今第一候補として駐車場の整備ができないかということを検討しているところでございまして、こちらのほうが駐車場に整備ができるようになりましたら260台程度は確保できるのではないかというふうに考えているところでございます。
 1ページに返っていただきまして、空港内のスカイマークさんの空港事務所の設置についてですが、スカイマークさんは事務所に当面20名程度の人員を配置される予定というふうに伺っておりまして、11月上旬以降、順次現場に職員を配置していく予定であるというふうに伺っております。
 4つ目でございます。路線の周知。今回、米子鬼太郎空港に神戸と成田、それと茨城路線、こういった新たな路線が開設されますよということを地元、各就航先への認知度を向上させるために、新聞とかテレビを使った情報発信を行いたいというふうに考えております。その際には、スカイマークさんのみならず、既に米子空港に就航しておりますANAですとかアシアナ航空さんも含めて、米子空港全体の路線増といったような形で広報宣伝を打っていきたいというふうに考えておりまして、これにつきましても県外本部ですとか県庁内の広報とか観光の担当部局とも連携しながら取り組んでいきたいというふうに準備を進めているところでございます。
 旅行商品の造成、販売といったことも働きかけていきたいというふうに考えておりまして、就航先であります首都圏、関西圏からの観光誘客促進という観点から、スカイマークさん、旅行会社とも連携いたしました旅行商品の造成の働きかけに取り組みたいというふうに考えております。
 今後も引き続きまして、12月20日に向けて必要な準備を関係機関と連携しながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 以下、参考でつけさせていただいておりますけれども、こちらのほうは9月19日に報告させていただいたことと変更ございませんので、御確認いただければというふうに思います。

◎内田委員長
 続きまして報告6、県立智頭農林高等学校「第5回観光甲子園」グランプリ受賞記念モニターツアーの実施について、馬田東部振興監東部振興課長の説明を求めます。

●馬田東部振興監東部振興課長
 3ページをお願いいたします。県立智頭農林高等学校「第5回観光甲子園」グランプリ受賞記念モニターツアーの実施につきまして御報告させていただきます。
 去る8月に神戸市で開催されました第5回観光甲子園でございますが、この観光甲子園とは、高校生が地域の光を見つけ出しまして、チームで企画案をまとめまして、具現化して、地域観光プランを競い合う全国大会でございます。この観光甲子園におきまして、鳥取県としては初出場として智頭農林高校が出場したわけでございますが、この智頭農林のプランがグランプリの文部科学大臣賞に輝いたところでございます。
 智頭農林高校のプランにつきましては、別冊で参考資料としてございますので、後ほど見ていただければと思います。
 この智頭農林高校のグランプリの栄光をたたえまして、発表したプランをモニターツアーとして実施することとしたものでございます。
 モニターツアーの概要でございますが、智頭町で森や木、そして人々とのかかわりを再認識するツアーでございます。
 具体的なツアーの内容でございますが、10月26から27日、1泊2日で森林セラピーの体験、そして智頭杉の説明等を行いまして、夜は智頭町内に民泊をする予定にしております。2日目は、智頭宿を散策して、そして板井原集落ではかまどでの炊飯体験もする予定にいたしております。ツアーの一部では智頭農林高校の生徒も同行し、説明することにしておりますし、アンケートも実施することにいたしております。
 対象者は関西在住者の20名を予定いたしておりまして、旅行代金は無料にしております。ただ、関西在住者でございますので、集合場所の智頭駅までは各自の負担となります。現在、募集中でございます。

◎内田委員長
 ただいままでの説明につきまして、質疑等がございましたら。

○澤副委員長
 1ページの路線の周知ということで、既存路線も含めてやるということなのですけれども、関連するような格好になるかもしれませんが、ちょっとお聞きしたいのは、東京便でANAを使った子供料金の無料ということがあると思うのですけれども、そのときはまだスカイマークが就航する前で、どちらというとANAを中心とした東京便の啓発といいますかPR活動の一環だったと思うのですけれども、これはどうなのでしょうか。予算としてはそういうふうな形で執行という形になるとは思うのですが、このスカイマークの路線周知という意味では、この予算の執行についてどういうスタンスで考えているのかということをお聞きしたいと思います。

●寺口交通政策課長
 委員おっしゃられるように、事業組みしたときにはANAさんしかもともと路線がなかったものですので、それを念頭で示しておりました。ただ、制度そのものは鳥取空港、米子空港の利用促進、さらなる利用者の拡充という観点で、発想としてはもともとそういう観点で取り組んでおりますので、細部は今後庁内で詰めさせていただきたいと思いますけれども、今回就航される分も含めまして、そういった方向での検討、整備をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。

○澤副委員長
 この回答というのは、聞かないと出てこない回答だったものですから。ということは、スカイマークも含めてそういう使い方も考える方向だというふうに解釈していたのですけれども、どうでしょうか。

●寺口交通政策課長
 金額が、スカイマークさんはまだよくわかっておりませんが、我々の考え方といたしましては、移住定住促進ですとか、ああいった部分についてはかかった経費の2分の1に相当する額を限度に、子供の料金につきましては全額を限度にということで考えておりますので、そういったところとスカイマークさんの料金の考え方をいろいろ伺いながら、詰めた上で、そういった方向での整備をしていきたいというふうに考えております。

○澤副委員長
 では、それがきちんと決まりましたらお知らせいただきたいということと、もう1点ですけれども、米子、茨城ということを今聞きましたけれども、都心に入るアクセスですね。
 この前の本会議では、知事は成田の話で、いわゆる900円で1時間程度でということなのですけれども、これについては私が言うことではないかもしれませんが、就航就航という部分で話が出ているので、具体的にそこにおりてから、どういうアクセスでどういうふうなということの周知が、私自身もネットで見たぐらいのものですから、そこのところを今後の活性化という意味ではこれからどういうふうに説明をしていくのかということをお聞きしたいのですけれども。

●寺口交通政策課長
 現在、茨城空港との連携について、これからどうやっていこうかということは現地の自治体、実は茨城県のほうからも就航が決まった際にこれからいろいろ連携して取り組んでいきましょうという声もこちらのほうに既にいただいておりまして、お互いどういった方法で活用策、今おっしゃった空港に着いてからのそれぞれのアクセスの紹介の仕方、こういったものの広報の仕方についても一緒に考えていきたいと思っておりまして、いただきました意見も含めて茨城空港を活用してどういう動きができるのかということもきちんと広報できるようにしていきたいというふうに考えております。

○澤副委員長
 今PRということを言われたので、やはりその中にそういうものがきちんと乗るようなことを前提に協議を進めてもらいたいということをお願いしたいと思っています。

○国岡委員
 智頭農林高校の観光甲子園のグランプリですけれども、大変すばらしいことです。それで、旅行代金は無料でも、智頭駅まで、そして解散地からの旅費は自己負担ということですが、実質20名程度で、1人当たりはどれぐらいの負担をお考えになっているのでしょうか。県が出すのでしょうか。

●馬田東部振興監東部振興課長
 県の負担額といたしましては30万円ちょっとということで、1人当たり大体1万5,000円ちょっとというような感じになっております。

○国岡委員
 1人当たり1万5,000円程度ということは、結局ほとんど民泊の宿泊費ですね。このツアーの中には、ほかにそんなにお金がかかるようなものはないですからね。

●馬田東部振興監東部振興課長
 はい。

○上村委員
 2ページの米子鬼太郎空港の図面ですけれども、赤線の箇所を整備することになっておりますけれども、今の駐車場のすぐ上があるでしょう。近くに緑のところがありますね。サントピア駐車場75台というのは現在のものですよね。この山が今の駐車場に一番近いと思う。赤のほうはぐるっと回って遠くになるような気がするのですけれども、この辺は候補地としてどうなのですか。

●寺口交通政策課長
 このあたりにつきましては、実は境港市さんの所有地になっておりまして、まずは第一候補地としてはやはり県有地を考えているのですけれども、今委員が言われました駐車場のすぐ北側の今緑になっている土地とか、それからさらにほかにも候補地――スカイマークさんが12月に一旦就航された後もさらに路線拡充ということもこの前発言しておられますので、そういったことを踏まえながら、どういったところをどれだけ広げられるか、あるいは今後さらにどれくらい不足してくるのかというような検討をしていきながら、そのあたりにつきましては、この中には国の土地もありますので、境港市さんなりそれぞれ土地を持っておられるところと必要に応じて協議をしていきたいというふうに考えておりますが、今は第一候補として赤いところの県有地を考えているという状況でございます。

○上村委員
 同じことですけれども、要望ですけれども、境港市が持っているということでありますし、県有地を使うことは大事なことですけれども、利用者の利便性をどうやって図るかということが大事ですし、どのくらいの駐車場を今後確保する予定ですか。

●寺口交通政策課長
 駐車場整備の検討に当たりましては、おっしゃられるように、利用者になるべく利用しやすいところということで考えていきたいというふうには思います。
 最終的にあとどれぐらい不足してくるかということにつきましては、就航後の状況を見たいということも1点ありますし、それから、先ほど申し上げましたように、一旦12月20日に就航された後に、来年度に向けてさらに路線を拡充したいと。北海道の新千歳であったり沖縄那覇空港であったりといったような御発言も出ておりますので、そういったところの計画をこれから伺っていきながら、最終的にどれくらいのものが必要かということを整理していきたいというふうに考えております。

○浜田委員
 3ページ、智頭農林高校生観光甲子園のグランプリ受賞ですけれども、本当にすばらしいと思います。それで、この智頭農林の皆さんのプレゼンテーション資料を読ませていただくと、その感性のすばらしさに、間違いない人たちが育っているのだなとうれしくなってしまうのですけれども、大人たちが随分学ばせていただけるなということを思うのですが、5回目ですから、これまでほかにも他県の学校が受賞しているかと思いますけれども、この受賞したツアーの活用方法ですね、成功事例などモデル的に紹介できるようなものがあれば教えていただきたいということと、今後発展的にこの受賞作品の活用の仕方について考えをお持ちなのかどうかということと、それから既に応募が始まっていますので、今の状況がわかれば教えていただきたいと思います。

●馬田東部振興監東部振興課長
 これまで5回観光甲子園をされておられますけれども、昨年は実は松江市の女子高等学校が受賞しておりまして、松江市の分につきましては、雨の日の松江を楽しんでもらうために、例えば施設を割引するとか、そういったのが実際に商品になって売り出される例もあります。
 今回の智頭農林高校のプランの活用でございますが、特に今考えておりますのは、智頭町が特に森林セラピーと民泊というのを実際に関西でどんどんPRをやっているところでございます。したがいまして、このモニターツアーを通じてさらなる森林セラピーとか民泊とか、智頭への集客をどんどん図っていきたいと、そういったふうに活用したいというふうに考えております。
 募集状況でございますが、関西への募集を2~3日前から始めたところでございまして、現在まだ募集中でございまして、まだ集まっていないと思います。募集し始めたばかりでございます。

◎内田委員長
 ほかにございますか。(なし)
 次に、文化観光局の報告7、田村虎蔵生誕140周年顕彰事業の実施について、報告8、前田昭博氏の国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)認定について、報告9、関西広域連合文化振興指針の策定について及び報告10、緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施について、神庭文化政策課長の説明を求めます。

●神庭文化政策課長
 文化観光局資料の1ページをお開きください。田村虎蔵生誕140周年顕彰事業の実施についてでございます。
 岩美町出身の音楽家、田村虎蔵氏が生誕140周年を迎えることし、同氏が作曲しました名曲を次世代への継承を図ることを目的として、ごらんの顕彰事業を行います。
 まず1つ目に、メーンコンサートでございますが、10月19日午後4時から、とりぎん文化会館の梨花ホールで開催いたします。テーマといたしましては、「田村虎蔵の世界 ~世代をこえて うたいつなぐ~」ということで、以下による3部構成。第一部といたしまして、田村虎蔵氏の音楽へのいざないということで、地元岩美町の3つの小学校の小学生、1年生から3年生によります合唱を行います。また、第二部といたしましては、鳥取県住みます芸人で、鳥取市の観光大使にもなられました芸人のほのまるさん、吉本のほのまるさんという方に、楽しいトークを交えて、田村虎蔵先生の功績を紹介していただきます。また、第三部におきましては、田村虎蔵氏の研究者による功績の紹介でありますとか、田村虎蔵氏の作品を今回のコンサート用にアレンジした楽曲を使った地元の合唱団、楽団によりますコンサートを実施します。
 5番目の、共催といたしまして鳥取県と、出身地であります岩美町、わらべ館の共催により実施いたします。
 演出につきましては、鳥の劇場の中島代表にお願いしております。
 また、そのほか、メーン事業以外に、5月から順次実施してきておりますが、岩美町さんやわらべ館さんのほうでもいろいろな展示でありますとか、合唱とかコンサートを実施しているところでございます。
 詳しいことにつきましては、本日チラシをつけておりますので、こちらのほうもごらんいただけたらと思います。
 続きまして、2ページ目になります。前田昭博氏の国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)認定についてでございます。
 このたび、鳥取市河原在住の前田昭博氏が文部科学大臣より国重要無形文化財、白磁の保持者、いわゆる人間国宝として正式認定されました。その交付式と知事への報告会が行われましたので、御報告いたします。
 国重要無形文化財、人間国宝の認定といたしましては、鳥取県内在住者では初認定でございます。認定日は平成25年の9月26日で、東京の文化庁のほうで、9月27日に認定書の交付式がございました。
 2番目でございます。人間国宝認定に係る知事報告会を9月30日に知事公邸で行いました。その中で、人間国宝前田氏の主な発言といたしましては、人間国宝認定を励みとして、今後とも創作活動に精進したい。まだ前田先生はお若くて、59歳ということもありまして、まだまだ現役ということで、これからも創作活動に精進したいということでございました。また、物づくりを通じた人づくり等を通しまして、例えば子供さんに物づくりのすばらしさを教えて、例えば幼いころの人格形成とかに役立ててもらうことにも協力したいとおっしゃっておられましたので、こちらのほうもいろいろと考えて今後御協力いただきたいと思っております。
 また、あわせまして県政顧問の委嘱ということで、前田氏を県政顧問に委嘱いたしまして、工芸を通じた次世代人材育成などの分野で氏の協力をいただくことをお願いし、お引き受けいただきました。
 前田氏の功績等につきましては、資料1、3ページと4ページに詳しく載せさせていただいております。
 また、県政顧問といたしましては、5ページに今までの県政顧問の方の名簿をつけております。地域としましては、鳥取に在住しておられる方では初ということでございます。
 前田氏の報告につきましては以上でございます。
 続きまして、6ページをお開きください。関西広域連合文化振興指針の策定についてでございます。
 このたび文化振興の取り組みを強化し、関西文化の魅力を内外に発信するため、関西広域連合委員会におきまして関西広域連合文化振興指針が策定されました。
 この策定に至った経過といたしましては、現在関西広域連合の広域計画の関西観光・文化振興計画では、文化振興につきまして十分な位置づけがなされておらず、広域連合として文化振興に向けた取り組みが不十分という問題意識が以前からございまして、有識者会議などを通じて外部委員の意見も伺いながら、このたび策定をしたものでございます。
 指針の概要といたしましては、文化首都・関西の実現を目指し、さらに世界を視野に、アジアの文化観光首都としての発展を目指すということを基本理念にしております。
 施策の体系といたしましては、真ん中に表がございますが、3つの柱といたしまして、これまで取り組んでまいりました情報発信だけではなく、施策の方向といたしまして、基盤の2にあります連携交流収益と、基盤の3にあります人づくりというのが追加されまして、広域連合として取り組む文化振興施策の柱立てが明確になったところでございます。
 また、本県の意見を反映し、今後考えられる施策テーマ別の取り組みといたしまして、漫画でありますとかアニメでありますとか、そういったサブカルチャーが明確に位置づけられたところでございます。
 今後の指針の取り扱いといたしましては、指針に定められました施策体系に沿って事業計画を作成し、次年度の広域連合予算に反映させたいと考えております。詳しいことは、別葉で資料をつけさせていただいております。
 文化振興指針の策定については以上でございます。
 続きまして、7ページ、緊急雇用創出事業の予備枠によります事業の追加実施でございます。
 このたび、文化政策課といたしましては2事業、1,337万1,000円を計上しております。
 1つ目の事業ですが、本を接点とした地域づくり活性化事業ということで上げております。文字・活字文化を活用した地域活性化を図るために、本をテーマとしました各種ワークショップを実施する団体について助成しております。
 中身といたしましては、芝居でありますとか古本交換、また、絵本に載っています料理をお子様も交えて一緒につくってみるといったようなイベントを行いますとか、例えば地域の高齢者の方とお子様方の交流の場を、場所は鳥取市内の保育所を利用して行っております。地元の高齢者の方の持つ例えば竹細工でありますとか、民話とか、そういったような民俗文化も地元のお子様たちと一緒に交流、活動することによって文化の伝承も含めて活動されます。
 次ですけれども、文化芸術を使った大山の魅力発信事業でございます。
 こちらのほうは、大山の自然を生かした音楽イベントと、あわせて大山周辺の文学資源、例えば志賀直哉でございますとか松本清張といった文学資源を活用した大山文学の道マップを作成する事業を行う団体につきまして助成をしております。
 1つ目は、大山の中でクラシックコンサートということで、こちらのほうは先月の29日に開催されましたが、関フィルの管弦楽団をお呼びいたしまして、奥大山のエバーランドで開催いたしました。こちらのほうはクラシックコンサートにあわせて地元の作家さんでありますとかお店屋さんも出店いたしまして、屋外でのマルシェ出店がありましたり、コンサートを夕方開催いたしまして、日が暮れてから星を見る体験とかも実施しております。
 また、今開催中でございますが、大山周辺にゆかりのある文学者を訪ねるルートマップも随時作成中でございます。
 雇用者の中身でございますが、1番目の本を接点とした地域づくりのほうは、月額給料が20万円で雇用期間は7月から来年の3月です。資格のほうは特に設けてはおりませんが、実際応募された方を面談いたしまして、例えば高齢者の方も含めた交流ということで、実際に高齢者施設で働いておられた経験をお持ちの方で30代の女性の方、地元出身で県外に出ておられて、Uターンで帰ってこられた方を雇用しております。まちづくりに大変興味があって、自分で一生懸命活動していただくということで採用に至ったと聞いております。
 また、2番目の文化芸術を使った大山の魅力発信事業のほうですが、月額給料は23万5,000円で、8月から来年の3月です。こちらのほうも特に資格を求めて採用したということではありませんが、実際こちらも30代の女性の方2名の採用に至ったわけでございますが、実際、面談しながらお話を聞いてみましても、例えば教員免許を持っておられて文学に非常に興味がある方でありますとか、アートでのまちづくりの経験があるといった方で、自分でどんどん活動していただけるという方で採用に至ったと事業者のほうからは聞き取りしております。

◎内田委員長
 続いて報告11、第18回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加について、門脇交流推進課長の説明を求めます。

●門脇交流推進課長
 続きまして、8ページをお願いいたします。第18回目となります北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット参加について報告させていただきます。
 第18回目となりますサミットは、10月30日、31日の2日間の日程でロシア沿海地方ウラジオストク市で開催をされます。参加地域は鳥取県の交流地域でありますロシア沿海地方、韓国江原道、中国吉林省、モンゴル中央県、そして鳥取県が参加をすることとしております。
 内容でございますが、4番の行事でございます。
 まず初めに、サミットの本会議は10月30日の水曜日に開催されます。午前中に首長同士によります基調発言、意見交換、共同宣言文署名、そして12時から記者会見という予定が組まれております。
 また、会場はウラジオストク市のルースキー島という場所にあります極東連邦大学という大学のキャンパス、昨年のAPECサミットが開催された会場ということになります。
 今回のサミットのテーマは、沿海地方からの提案で、北東アジア地域間の経済、文化の相互協力ネットワークにおける観光発展の新しい見通しについて議論される予定となっております。
 出席者は、各友好交流地域の代表、首長さんということになりますが、開催地であります沿海地方からはミクルシェフスキー知事、韓国江原道からは雀文洵知事、吉林省からは巴音朝魯省長、中央県からはバヤルバト知事、鳥取県からは平井知事が参加する予定となっております。
 あわせまして、翌日であります31日に、それぞれの首長さん同士によります二地域間の会談も予定されております。
 これがサミット本会議でございますが、あわせまして、関連事業としまして経済協議会、環境保護機関実務者協議会、美術作品展示会、マスコミ代表者会議といった関連事業も30日、31日なり、美術作品展示会は若干長いですけれども、こういった日程で開催される予定になっております。
 あわせまして、今回のサミットでは江原道の雀文洵知事さん以外は新任の首長さんということになりますので、平井知事とそれぞれの新しい知事との今後の新しい交流促進に向けた信頼関係の構築ができますよう、事務方としても取り組んでまいりたいと思っております。

◎内田委員長
 報告12につきましては、先ほど地域振興部より報告がありましたので、省略いたします。
 13、香港等へのトッププロモーションの実施について、安本副局長兼国際観光推進課長の説明を求めます。

●安本文化観光局副局長兼国際観光推進課長
 資料の10ページをお願いいたします。香港等へのトッププロモーションの実施についてでございます。
 去る9月13日から16日まででございますが、関西広域連合主催の各知事、副知事等が参加したトッププロモーションが行われました。鳥取県からも林副知事をトップといたしまして県及びJA等が参加いたしまして、観光PR並びに農産品の販売促進等を行いましたので、その概要を報告するところでございます。
 まず、1番目の関西観光展・物産展でございます。これは9月13日から16日まで、香港にありますイオン全14店舗を使いまして行った関西の物産展でございます。本県からは二十世紀梨と丸京製菓さんのどら焼き等の商品を販売しております。この時期が、9月19日が中秋節ということで、中国、香港におきましては贈答品としての販売が非常に多く需要が高まる時期、特に梨の需要が高いということで、この時期に合わせて行ったものでございます。試食販売等を行った結果、大変販売が増加いたしまして、おおむね9,000ケースから1万ケースこの期間に販売したと伺っております。
 そのほかオープニングセレモニーなり、鳥取県のPRイベントということで、鳥取県の観光PR、特に鬼太郎が人気ということで、鬼太郎の着ぐるみも参加いたしまして、クイズですとか観光PRを行ったところでございます。
 2番として、さきの連続チャーターを実施していただきましたEGL社を訪問いたしました。これは県とJAともに参加して訪問いたしました。
 2の(4)の概要でございますが、林副知事のほうからチャーター催行のお礼を述べまして、次の12月、クリスマスチャーターをぜひ実施していただきたいということ、それからまた、来年の夏のチャーターをぜひお願いしたいということで、あわせて冬場の観光のPRということも行いました。
 EGLの袁社長からはいろいろサジェスションもございましたが、下線で書いておりますけれども、特に今回のチャーターは非常に評判がよかったということで、ぜひ12月の下旬に最大3ツアー、3便のチャーターを行いたいと。現在、航空会社等と調整中であるということでございました。また、来年夏、特に夏休みの時期を含んだ時期にチャーターを行いたいという意向を示していただきました。
 また、農産物につきましてアスパルで販売したところでございますが、非常に評判がよかったということで、現在EGL社では、例えば北海道のタラバガニですとか、あるいは夕張メロンとかいったようなものを、今回の米子のツアーでも車内販売ということで販売しております。そういったリストを配っているのですが、このリストにぜひとも鳥取県の農産品を加えたいということで、年間を通じてどんな農産物が売れるのかを提案していただきたいというお声がありました。現在、県のほう、さらにJAのほうで前向きに検討中でございます。実施されれば、全国のEGLのツアーの中で鳥取県の農産品がカタログ販売されるということでございます。なお、そこに書いてございますが、実施に当たっては、県の中に予約センター、JAが行うことになると思いますけれども、一括してEGLから注文を受けて、それを各旅行先に配達するというようなセンターをつくってほしいというような希望がありましたので、その辺も含めて、物流システム等を含めて検討中でございます。
 3番目として、広東省の広州市に広域連合と一緒に伺いまして、地元の旅行社との交流会を行いました。これは県としては初めてに近いようなプロモーションになったわけですけれども、鳥取県の梨とかカニといったようなPR品、非常に好反応でございまして、2~3の旅行社から非常に強い関心を示していただきました。資料も欲しいということで伺っていますので、それを送るとともに、FAMツアーですとか旅行商品造成に今後取り組んでまいりたいと思います。

◎内田(博)委員長
 次に報告14、米子映画事変におけるイラストを利用したPRについて、前田まんが王国官房長。

●前田まんが王国官房長
 文化観光局の追加資料ということで、別冊が入っていると思いますので、よろしくお願いします。
 1ページでございますけれども、米子映画事変におけるイラストの利用したPR方法につきまして、不適切ではないかというふうな指摘を警察本部のほうから受けまして、それについて報告させていただきます。
 今、第三次米子映画事変というのを9月28日から土日を中心に米子市の商店街のほうでやっているところでございます。これは米子市の民間の方々が中心になって、米子映画事変実行委員会というのを組織してやっておられるわけですけれども、このイベントは、自主製作映画を上映したり、あるいはトークショー、あるいはアニメに関すること、いわゆるポップカルチャーを中心にして米子のまちを元気にしようというふうなイベントでございます。
 今回問題となったイベントというのは、妖怪秘宝館といいまして、商店街の中にDARAZCREATE BOXというのがあるのですけれども、そこにDARAZ MUSEUMというのがあります。そこの1階と2階に地元のクリエーターが妖怪をテーマにして描いた絵を展示してございまして、2階が18歳未満禁止というふうになっているのです。そのPRのチラシとイベントのホームページに使ったイラストがみだらなイラストを加工したものになっているというふうな指摘を受けました。
 どんな対応をしたかというと、9月30日に警察のほうからそういう要請を受けまして、主催者の判断によって、チラシは自主回収してホームページは削除したところでございます。
 県のほうとしましては、そういったことも踏まえまして、あと18歳未満もあるということで、補助金の対象外ということにさせていただきました。
 ただ、土日につきましては、来場者にコンセプトが説明できるような人を置いたり、あるいは年齢制限のチェックができるように現場のほうに人を置くようにしております。
 米子映画事変、ポップカルチャーとかサブカルチャーのお祭りで、そういう中でおもしろいものをやろうと思えば、民間の方々の自主性に任せた部分が大変多かったのですけれども、今後、もう少し話し合いをして、こういうことがないようにしていきたいと思います。済みませんでした。

◎内田委員長
 ただいままでの説明につきまして、質疑等ございましたら。(なし)
 次に、県土整備部の報告15、山陰道の本年度供用予定区間における開通見通し及びインターチェンジの名称の決定について、山本道路企画課長の説明を求めます。

●山本道路企画課長
 山陰道の本年度供用予定区間における開通見通し及びインターチェンジ名称の決定について御報告申し上げます。県土整備部資料の1ページをごらんいただきたいと思います。
 まず、位置関係でございますが、下の図をごらんいただきたいと思います。赤で示しております3つの区間、右から駟馳山バイパス、中ほどが鳥取西道路の一部、左側が赤碕中山インターから名和インター間の山陰道という3カ所でございます。
 この3カ所のうち、9月17日に国土交通省の中国整備局より2カ所、鳥取から鳥取西並びに赤碕中山から名和インターの間については、年度内の中の年内に開通するということが公表されました。
 あわせて、インターチェンジ名称についても決定いたしております。鳥取西道路における鳥取空港インターチェンジと仮称をつけておりましたが、それについては鳥取西インターチェンジという名前とした、並びに中山インターチェンジについては仮称どおりの中山インターチェンジといたしております。
 仮称が変わったと申しますのが、鳥取空港インターチェンジといたしておりましたが、駟馳山バイパスから山陰道に向かう道路を現在国にも強く要望しておりまして、これができた暁には、より近い箇所に鳥取空港へのアクセスをするためのインターチェンジができるということがございます。それと、鳥取南というのが既に南のほうにございますので、鳥取市街地に位置する関係として鳥取西インターチェンジに決定したものでございます。
 なお、開通に際しましては、現在のところ開通式を開催する予定としておりますので、その際には委員の皆様方にも御案内をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎内田委員長
 次に報告16、久本砕石(株)役員個人に対する債権の対応状況について、丸毛河川課長。

●丸毛河川課長
 引き続き資料の2ページをお願いいたします。久本砕石役員個人に対する債権の対応状況についてでございますが、半年ごとにその状況などにつきまして御報告させていただいているものでございます。
 まず、改めまして債権発生の概要でございますが、平成14年1月でございます。久本砕石場内に堆積しておりました土砂が崩落したということでございまして、千代川を閉塞させたということでございまして、地域の住民の皆様を初めJR、国道など、甚大な被害が懸念されたということでございまして、河川管理者、県といたしまして、河道の確保のための緊急工事を実施したということでございまして、その費用を原因者、久本砕石に求償しているというものでございます。河川法によるいわゆる原因者負担金でございます。
 その直後に原因者負担金支払い命令を発したところでございますが、納付の見込みがないことから、平成14年度を中心に砕石、預金、売掛金などの差し押さえを実施したところでございます。これまでの回収額は2,100万円余りとなっております。さらに当時の役員を相手取りまして、旧商法でございますが、損害賠償請求を行い、勝訴しております。その役員個人に対する債権の状況でございますが、請求額1億円でございます。債務者3名、これまでの収納額が2万7,000円余りという状況でございます。
 次に、納付催告の状況でございますが、これまで文書によります催告のほか、昨年度は延べ10回、実質的な経営者でありました者、A氏とさせていただきますが、中心に自宅を訪問して納付催告を行ったということでございます。本年度につきましては、6月に部長名の催告文書によりまして履行を強く求めるとともに、今後の支払い計画を提出するように通知したところでございます。また、A氏に対しまして3回、納付の催告を行ったところでございますが、A氏は体調不良を理由に面会を回避しようといたします。また、刑事責任はないなどの理由で債務の履行を果たそうとしておりません。残念ながらいまだ回収に至っていない状況でございます。
 今後の対応につきましては、債務者は年金生活者、自己破産者でございまして、回収が極めて難しい状況でございますが、少額ずつでも納付するよう、八頭県土事務所とともに引き続き財産調査、納付催告を行いまして、債権の回収並びに責任の追及を行う所存でございます。
 以上、御報告のとおり、これまでA氏を重点的に納付の催告をやってまいりました。しかしながら、全く支払いをしようとしないと、判決に従わないという状況でございまして、先ごろA氏に対する債権差し押さえの手続を弁護士を通じまして裁判所に行ったところでございます。このたび差し押さえの手続が開始されたという連絡が弁護士からございましたので、口頭で恐縮ですが、追加して御報告させていただきます。

◎内田委員長
 次に報告17、鳥取県営境港水産物地方卸売市場及び境漁港の指定管理候補者の選定について、森下空港港湾課長の説明を求めます。

●森下空港港湾課長
 3ページをお願いいたします。鳥取県営境港水産物地方卸売市場及び境漁港の指定管理候補者の選定について御報告いたします。
 農林水産部の指定管理候補者審査委員会におきまして、候補者を条例に基づき審査したところでございます。なお、この結果を踏まえて県として候補者を決定し、11月議会に付議する予定でございます。
 4番目に審査結果を記載しております。候補者としまして、境港水産物市場管理株式会社を指名しまして審査した結果、事業計画書、収支計画書等の内容が適切であったということで、指定管理者として適当であるというふうな結果を得ております。
 経緯につきましては、5名の委員さんによって2回審議会を開き、条例に基づく審査基準に従って審査しております。4ページの(4)に、審査結果の内容をお示ししております。面接審査と書類審査ということで、4項目の審査基準について審査を行われました。いずれも的確、あるいは基準に適合しているということで、候補者として適当であると認めたということでございます。
 事業計画の概要につきましては、6番目に記載のとおりでございます。

◎内田委員長
 報告18、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料5ページのとおりでありますので、説明は省略をいたします。
 ただいままでの説明につきまして、質疑等がございましたら。

○藤井委員
 久本砕石ですけれども、資産の差し押さえというか、今さら遅いのではないか。それと、資産というものはどの程度見込まれているのか、この2点をちょっと。

●丸毛河川課長
 まず、差し押さえ手続が遅いのではないかという点でございますが、私も昨年から担当させていただきまして、1年半こういう状態だということでございます。御指摘のとおり、これまで遅かった、何をしていたのかということでございますが、この1年半の状況を見まして、実はこの債権が来年時効が到来するということもございますので、遅かったという御意見はごもっともだと思いますが、このたび差し押さえの手続を実施したということでございます。
 2点目につきましては、財産につきましては平成14年度から継続してずっと調査を行ってきたわけでございますけれども、何分大きな資産が見つからなかったということもございまして、大きな資産があればこれまでに差し押さえをやったはずなのですが、なかなかそういう資産がなかったということで、そういう意味もあっておくれたのは確かでございますが、このたびどの程度あったかというのは、状況としては全く変わらない状況でございまして、資産としては生活費を出し入れするような預貯金程度しかないという状況でございまして、御質問のいかほどかということにつきましては、いわゆる何百万、何千万ににもなるような大きな資産ではない、差し押さえではない可能性はあるとは思いますが、何らかの債権を差し押さえたという状況でございます。

○藤井委員
 普通一般のこういうケースの場合は、自己破産等をして、資産があれば処分されてしまいますから、早く資産を差し押さえて、そして回収をするという。なくなれば諦めるというのが筋道で、行政がこういう形で何年にもわたってぐいぐい押し込んでいって、何か大きな事故でも起こったら大変だという感じがあるのです。そういう意味で、何か段取りが悪いなと。今聞いても、資産がほとんどない状態になってから回収に入るというやり方にちょっと疑問を感じたものですから質問したのですけれども、世間一般の流れというものも考えると、一定の時期に片をつけるといいますか、そういう将来の見込みといいますか、その辺については何か考えがありますか。

●丸毛河川課長
 この債権につきましては、いわゆる発生した事業年度に差し押さえるものは差し押さえたと。その後、資産がなかったということで、なかなかこういう行動に移せなかったということでございますが、10年度以降、この間久本砕石の会社なり役員なり、わずかでも支払っていこう、責任を果たそうという姿勢がなかなか認められませんので、今後どうするかということにつきましては、やはりこれだけの公金を使わせていただいてということに対しては、少しずつでも債権回収をする、責任を追及するということは今後も続けなければならないと思います。時効をただただ待っているというようなことでは説明責任が果たせないのではないかと思っているところでございます。

●長谷川県土整備部長
 この問題ですけれども、来年の8月に時効が来るということがございます。お二人は年金生活者、お一人は自己破産ということで、法人も既に解散ということでありますので、回収の見込み、回収の狙いとしては、やっぱり損害賠償請求した1億円かなと思っております。
 先ほど申し上げました状態ですので、いずれは不納欠損処理すべき金額も出てこようかと思いますけれども、今年度の予算に弁護士費用も計上させていただいておりますので、まずは預金を押さえて来年8月の時効を中断させるということを今やっているということであります。
 今後については、先ほど申し上げましたことも念頭に置きながら、また議会と相談させていただきながら対応させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○浜田委員
 これは随分昔から聞いている話なのですけれども、弁護士費用はどれくらいかかっているのでしょうか。
●丸毛河川課長
 このたびの委託費は、いわゆる相談料等も含まれて30万円程度でございます。

○福間委員
 この久本砕石問題ですけれども、来年8月が時効だと言われましたね。私もこれが起こったときには議会にいたのですけれども、正直言って薄れてきているのです。藤井委員もそのころおられたでしょうし、みんなが薄れてもきているわけです。ところが金額が膨大です。それから、議会にも債務者の方にお越しいただいて、いろいろやりとりしたこともあります。改めてこの常任委員会に対して、メンバーも今回変わったわけですし、おっしゃったように、時効が来たからどうこうするということなのか、今、藤井委員のお話があったように、どこかのところでけりをつけるとか、あるいは弁護士費用などもひっくるめて本当にこれでいいのかどうかなのかということをひっくるめて、なるべく早い時期に、この委員会で経過とどうしようかという基本的な方針みたいなものを一遍まとめられて、委員会報告などをされたほうがいいのではないかと思います。その中で、私どもももう少し方向づけを議論させてもらうというのがいいのではないですか。

◎内田委員長
 今福間委員のほうからそういう申し出がございましたが、委員会の中でもう一度精査し直す、県土と一緒になって。

●長谷川県土整備部長
 この事案が発生してから10年以上経過いたしましたので、過去の経緯、現状、会社はもう既になくなっておりますので、3名の方の資産の状況、それと今後の方向性なり扱いについて、一度きちんと説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○浜田委員
 その間に使われた膨大な県費、あそこが埋まってしまったためにトンネルを掘ったりとかあるわけですから、使われた県費をきちんと積算して、弁護士費用もちょっと今伺いましたけれども、それをちゃんと示していただきたいというふうに思います。

◎内田委員長
 それでは、意見も尽きたようでございます。
 次に、閉会中の調査事項についてお諮りをいたします。
 本委員会所管に係る中山間地域対策、道路網、河川等の整備、交通安全、観光振興並びにその他の主要事業について、閉会中もこれを継続審査及び調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議はありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議はないようでございますので、その旨議長に申し出ておきます。
 なお、委員長報告の作成・内容につきましては委員長に御一任いただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
 次に、その他でございます。
 警察本部より、議会の委任による専決処分の報告について、米山警務部監察官室長より説明を求めます。

●米山警務部監察官室長
 前回の当委員会で、浜田委員から6件の交通事故の損害賠償金額の中で県が実際に支払う金額についてお尋ねがございましたので、お答えさせていただきます。
 資料につきましては、ページ数はございませんが、警察本部の補足説明資料という1枚物で説明させていただきます。
 賠償金額合計46万9,864円中、県の持ち出しとなりますのが約3割弱の13万3,951円でございます。
 この内訳でございますが、お手元の資料の上の2件、左側に(5)と(6)という番号が振ってあるところでございますけれども、これにつきましては、保険の免責金額の3万円を両方とも超えておりますので、それぞれ免責金額の3万円というのが県の持ち出しとなっております。上から3件目の(7)につきましては3万円未満の賠償金額でございますので、全額が県の負担となります。残りの下の3件でございますが、これはレンタカーの事故ということで、これは保険とは関係なくレンタカー会社との契約で一律2万円という金額が決まっておりますので、それぞれ2万円が県の持ち出しということで、合計13万3,000何がしという金額になっております。

◎内田委員長
 その他で何かございましたら。

○浜田委員
 米子映画事変のイラストなのですけれども、これは警察と主催者側との見解の相違なのでしょうか。それとも、指摘されてそれを引っ込めたということは、行き過ぎがあったというふうに認識しておられるのか。今後も起こり得ることですので、そこの線引きをどうするのか。漫画の世界というのはこういうことはつきものなのですが、表現の自由との関係でいったときに、どんなふうに今後の方針を立てようとしておられるのか、そこのあたりをちょっと教えてください。

○福間委員
 関連です。
 それで、さっき聞いていて疑問に思ったのは、1階はいいですけれども2階は18歳未満はだめですみたいな会場設定をしていると言われたでしょう。僕はそれを聞いて疑問に思ったのです。子供たちに夢を抱かせたりする漫画の世界に18歳未満お断りみたいな世界があるというのは、僕ら年寄りからすると何かよくわからない。そんなことがあるのかみたいな気がするのです。考えが違うかもしれないけれども、そこら辺もあわせて説明していただければ。

●前田まんが王国官房長
 初めに、イラストの件でございますが、これにつきましては実行委員会のほうから文書が来ておりまして、要するに行き過ぎた面があったということで。ただし、表現の部分につきましては今後検討していきたいということがありまして、正確に言うと、表現の自由と社会の理解について今後検討していきたいというふうな話があって、この件につきましては行き過ぎたというふうに言っているところでございます。
 2番目の、18歳未満のことでございますが、この妖怪秘宝館というのが、地元のクリエーターが妖怪をモチーフに描くのですけれども、江戸時代の春画とか、そういったもののパロディーも描いていまして、よく説明したら何ともないのですけれども、18歳の方が見たら若干まずいようなものがございますので、それを2階のほうに上げて18歳未満禁止ということでやっている。基本的には妖怪秘宝館というものは、いわゆる雑多な見せ物小屋みたいなイメージの部分がありまして、ちょっと危ないものがあったので、そういうふうなことにさせてもらっているところでございます。

○福間委員
 でも、その中で、警察が疑問を持ちますよみたいな指摘をするということになってくると、表現の自由をどうするかという議論はかみ合わないような気がするのです。私などはそう見るのです。例えば私などのイメージからすると、江戸時代の春画などというのは本来出すべきものではないのではないかという気がするのです。取り扱いについてはかなり慎重なイメージみたいな。それが、さっき僕が申し上げたように、今の若い年代層の人と私などちょっと年のいった者と意識のずれがあるのかもしれないのですが、ただ、公費を投入してやっている催し物の中に、明らかに危ないということを承知の上でということはいかがなものかという気がしないでもないのですが。

●前田まんが王国官房長
 そういう危ないものに対して公費を出すということは、おっしゃるとおりだと思います。そういうことで、我々がそこの部分をきちんとチェックしていなくて事故になってしまったのですけれども、一応補助金の対象外ということで今考えているところでございます。
 そこにも書いていますけれども、警察のほうからは、法律に違反するものではないと思われるけれども、誰でも閲覧できるホームページ上とかチラシとか、そういうところでの使用がまずいという指摘でございまして、そこのところを注意しないといけないというふうに思っているところでございます。

○福間委員
 もう1点だけ。そうすると逆に所管の警察の方に問いたいのですが、18歳未満はだめですよという表示さえしてあれば妥当なのですか。危ないよ、2階は18歳未満は入場はできませんよと表示しているわけでしょう。そういう表示がしてあって、明らかに危ない絵を扱っていますよということになれば、それはいいのですか。それがしていないところではだめだと。そこの区分けがちょっとつきにくいですね。そこをちょっと説明してくれませんか。

●林生活安全部長
 今回の件につきましては、インターネット上にこういうものが出ていて、誰でも見られるのにいいのでしょうかという内容があったと。それに基づいて我々のほうでも確認しましたところ、刑法で言うわいせつで問擬する程度には当たらないけれども、青少年の健全育成という意味ではいささかどうなのでしょうかということで指摘をして、削除されたほうがいいのではないでしょうかということでお伝えをしているというようなことであります。
 こういうものがいいかどうかというのは、一件ずつ確認しないと難しい問題もございまして、18歳未満の表示がしてあるからいいとか、一律に悪いとか、そういうことでは言い切れない問題があると思っております。

○福間委員
 皆さん、今の説明でわかりますか。私はよくわからないのです。
 それで、僕は漫画の扱いについて非常にわからないところが出てきてしまって、18歳未満はだめですというコーナーがあったということ自体がおかしいし、警察の誰でも見られる場所ではないから指摘の対象外だという理解というのもよくわからない。インターネットだったらみんなが見られるからいかがなものですかという指摘をしましたと。それなら2階に設けてあるところに子供たちが入ったらそれはどうなるのでしょうか。取り締まり対象になるのかならないのか。インターネットに載っているよりももっときつい性描写が仮に2階にあったとしても、18歳未満はだめだと表示があるからいいのですということなのか、わけがわからないようになってしまう。結論を出すのに、扱いをひっくるめてもうちょっと交通整理をされたほうがいいような気がする。
 僕はそもそも論にこだわるけれども、何のために鳥取県は漫画に主体を入れたのかということを考えていかないと、表現の自由ということもあるかもしれないけれども、そうしておいて、制限を加えるようなことを主催者が容認しているというのは、いささか違うのではないかと言いたいような気がするのです。今の世界はみんなありだということならまた別だけれども、ちょっと違うような気がしてならないのですけれども、いかがでしょうか。

●前田まんが王国官房長
 18歳未満禁止のところを容認したということにつきましては、我々もチェック体制が甘かったというふうに思っておりまして、これからはそういうことがないようにしたいというふうに思っております。

◎内田委員長
 現状はどうするのですか。

●前田まんが王国官房長
 現状は、そうはいっても10月6日までなので、見張りの人をつけてやっていただこうというふうに思っているところでございます。

○浜田委員
 ちょっと納得できないのですけれども。仕方がないから、苦肉の策としてそうしたということですね。

●前田まんが王国官房長
 もともと先週からやっていて、より厳重にしたということでございます。

○浜田委員
 そもそも論なのですか、どんな県にしたいのですか。そして、どういうことをまんが王国の活動の中で皆さんにメッセージを伝えて、県民の皆さん方の糧に、力にしたいと。県の基本的な姿勢をどういうふうに考えておられるのか、そこを教えてください。

●前田まんが王国官房長
 漫画の力を活用して県民の方々に地域おこしをやっていただいたり、ある意味でいうと漫画のPRを全国的に発信したり、鳥取県のみんなが漫画を通じて元気になるような格好で進めていきたいというふうに思っているところでございます。

○浜田委員
 漫画にはメッセージ性がありますね。その表現されたものから何をメッセージしていくのかと、そこがはっきりしていれば、あらわされる表現が目には多少毒であったとしても、ひょっとしたらプラスになるかもしれないという世界ですね。そこの部分をきちんと、漫画の世界を描くという時点で、これを鳥取県が推奨していくのだという時点で許容されていないといけないし、そこのところがしっかりと自分なりに消化されて、によって漫画の世界を売り物にすることを県が公費を使って後押しするのだということですね。そこが曖昧なのではないですか。まんが博のときもそうだったのですけれども、とりあえずやってしまって、走りながら考えると。そのことが結果的にさまざまな問題を生んでいく。そこを、やる側が、公費を使う側が姿勢をきちんと示していく。何のために、誰のために、手段をどうするということがきちんと押さえられていないのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。

●前田まんが王国官房長
 昨年の国際まんが博は、やや急仕立てでばたばたでやった感というのは否めないと思います。そういうことも踏まえまして、ことしは元老院というのをつくりまして、民間の方々の意見を聞きながら、まんが王国の今後あり方について議論をしているところでございます。まんが王国の国のあり方につきまして、皆さんの御意見を聞きながら進めていきたいというふうに思っているところでございます。

○浜田委員
 ということであれば、今回のことは起きなかったと思います。指摘されたから引っ込めるというようなことは起きなかったのではないのですか。

●前田まんが王国官房長
 たびたび申しますけれども、今回はチェックのほうがちゃんとしていなくてこういうことになったわけですけれども、今後は補助事業の仕組みとかそういったものをちゃんと話しながら主催者の方と進めていきたいと思っているところでございます。

○藤井委員
 実際の内容を見ていないのでわかりませんけれども、警察本部から不適切ではないかという指摘を受けたから云々という説明ですね。警察が不適切だという判断をする根拠だとか、そして、指摘を受けるまでは不適切ではないと判断をしていたわけですから、そういうところの判断の基準といいますか、そこはどこでどういうふうに決めていくのか。今後にもいろいろこの類いの問題は――「はだしのゲン」の話もあったわけで、そういう仕組みというものは今このケースをもとにして考えられたのでしょうか。質問の要点はそういうことですね。

●前田まんが王国官房長
 済みません、藤井委員の質問の趣旨がよくわからなかったのですけれども。

◎内田委員長
 指摘をされて変更をするのではなくて、その前にしっかりチェックをしてあったらこんなことは起きないわけなのです。ということは何かというと、要する丸投げに近い形で予算執行をしているのではないかということになるのですよ。そのあたりは、例えば補助金で出すにしてもきちんと見て、特に今回などは誰でも勝手に入れるわけでしょう。フリーで閲覧できるものに関しては、そのあたりの責任はやはり執行する側がある程度持たなければならないということに尽きるのではないかというように私どもは思いますけれども。

○藤井委員
 要するに、このケースをもとにして今後の仕組みをきちんとつくらないとだめですよということを言いたかったわけで、それはできていますかという質問をしたつもりですけれども。最初は、これはいいだろうということで展示したわけで、警察本部からだめですよと言われてやめましたということは、警察本部の言うことが正しいという判断をしたわけでしょう。信念がしゃんとしていないということを言いたいわけですけれども。

●前田まんが王国官房長
 まず、ホームページとかチラシになった絵と中の絵とは違うのです。今の話の中で、ホームページとかチラシに使った絵がまずかったかどうかというのは、お見せしますと、この絵なのですけれども、これがチラシですけれども、黒いところがあるのですけれども、この黒いところは女性の姿なのです。これがチラシに載っていたのです。これをホームページに載せたら、もうちょっと画像が明るくなって、もうちょっと透けて見えるのです。そういう透けて見えるものが出ていいのだろうかということで、これは暗くて全く見えないのですけれども、初めは僕も何だかよくわからなかったのですけれども、そういうことで警察のほうから指摘を受けて、だからこのチラシは基本的にはホームページから削除して、チラシも差しかえたというか新しいものにしました。この絵は、基本的には18歳未満のところにはございません。これはあくまでも妖怪秘宝館というイベントのPRのためにやっているところでございます。
 2階の部分の話につきましては、いわゆる妖怪とエロスをアートとして捉えるということで、今言いましたけれども、江戸時代の春画をパロディーにしながらということで、やっておられる方というのは芸術性を持ってやっておられるという部分がございます。だけれども、そうはいっても、18歳未満の人が見てはいけないので一応禁止にしたというのが今のあれです。そこのところはもともと初めからずっと禁止にしていたのです。急に禁止にしたのではなくて、ずっと禁止にしてやっていたのです。ただ、ちゃんと禁止にしなければいけないということで、見張りを立てて子供が入らないようにしましょうというふうにさせていただきました。
 漫画はすべからく子供だけかというと、大人の楽しむ漫画もあるだろうということで、江戸時代の春画みたいなところを掲載したのですけれども、そうはいっても、県としては皆さん全体で楽しむものに公費を出さねばいけないだろうということで補助金の対象外というふうな措置をさせてもらいました。そういうことを僕のほうが気がついて、初めからそれは自主企画だというふうに言ってしまえばよかったのですけれども、そこの部分のチェックが遅くて皆さんに御迷惑をかけたところでございます。事業者の方と僕らと、物差しが右に行ったり左に行ったりちょっとずつずれがあるので、その辺のところはこれからよく話をして、我々の気持ちとか向こうの気持ちとかをすり合わせて、みんなに満足のいくようなものにしていきたいというふうに思っているところでございます。

○浜田委員
 表現はメッセージですね。何を伝えたいのか。それを受けとめる側が消化していって自分の糧にしていくということだというふうに思います。だから、これをここに持ってきました、この表現を価値として認めて、公費を使ってまでも皆さんの目にとめるように紹介したいのだと説明責任が果たせればそれはそれで意味が起きてくると思いますけれども、これから先、作者とともに突き詰めたところまで話ができるようなシステムになっているのでしょうか。

●前田まんが王国官房長
 米子映画事変につきましては、事業者の方の自主性を尊重した部分が今までありました。これからイベントの内容についてはもうちょっと話し合ってやっていきたいというふうに思っているところでございます。

○藤井委員
 まんが王国とは一体何だということを言われたことと関連があるのだけれども、さっき答弁の中で、大人が楽しむ漫画もありますよということをちらっと言われましたね。そもそもまんが王国というものの中で、18歳未満お断りというか入場がだめだという、そういうまんが王国なのかということではないかと思うのだけれども、今後もこういうケースが出てきた場合は、そういう表示をして事業を行っていくつもりなのかどうか。その辺は、いわゆるまんが王国というもののあり方の根本にかかわる問題だから、これから考えると言われればそれまでだが、私はこの事件について詳しく知っていないので、あるいはずれがあるかもしれませんけれども、その辺のことが問われているかもしれないという気がするのですが、どうなのでしょうか。18歳未満お断りというまんが王国なのですかと。これは今後も実行されるということですか。

●前田まんが王国官房長
 基本的には、みんなが楽しめるようなものでないと県としては公金を支出してはいけないだろうと思っています。
 何度も言っていますけれども、この事業は補助金の対象外とさせてもらいましたので、この事業につきましては公金は出ていません。ただ、自主企画事業として民間の方々がされる分につきましては、そこのところは民間の方の御判断にお任せしたいというふうに思っているところでございます。

◎内田委員長
 今の段階ではそれしかございませんね。もやもやっとしているようですけれども。

○福間委員
 もう1点、その他で。
 さっき警察の補足説明資料で、報告第2号、損害賠償に係る和解及び損害賠償額の決定について一枚物の資料が出ましたが、これはこの委員会だけではないのですが、私たちはこういう書式にしてもらうとわかりやすいのです。執行部側で議論してもらえないでしょうか。執行部側から出てきている今までの資料は極めてわかりにくいのですよ。こういう書式にしてもらうとわかりやすいのです。ただ、今までのやり方があって、こういう書式でないといけないのだということなのか、報告事項の書式なのだから、やり直しができるはずです。浜田委員の指摘で、今回警察が出されたこの書式というのは、起こってしまったことはどうしようもないわけだから、その部分がどういう事態であったのか、総額の中で県費がどれぐらい出ますと。ここに書いてあるけれども、保険にも加入していますよみたいなことを書くと、なるほどそうかというのが非常にわかりやすいのです。一遍執行部側で議論してほしいということです。

◎内田委員長
 今福間委員から申し出がされました件につきましては、委員長のほうで取りまとめて執行部のほうに申し上げたいと思います。

○藤井委員
 今、わかりやすいと言われたけれども、これはわかりにくいですよ。だって、例えば(7)で、過失割合が県側が10%で、相手側が90%で、損害賠償額と県費支出額が同額でありますと。これはわかりますか。

○福間委員
 私が申し上げているのは、書式総体のつくりを言っているのでして、藤井委員が今おっしゃっているのは個々の内容について……。(藤井委員「わからぬ」と呼ぶ)何でこうなっているのかというのは所管に聞いてもらわないといけません。これが100%いいかどうかはわかりませんが、今までの書式よりもこういう書式のほうが理解しやすいと。だから、検討されて、もうちょっとわかりやすい、要は私ども、県民の皆さんに説明できる、理解を得やすい内容にしてほしいということで、こういう書式を検討されたほうがいいのではないでかということですので。個々の内容は、藤井委員の……。

○藤井委員
 ちょっとこれを説明してください。

●米山警務部監察官室長
 個々の内容でございますので、御説明させていただきます。
 (7)につきましては、県側が相手に払う賠償額が1万3,000何がしという金額でございますので、これにつきましては、保険加入の契約でございます免責金額3万円以下の範囲内ということでございますので、全額県が持ち出しをすると。その免責金額の中で全額を払うということで……。
 失礼いたしました。相手の損害額は13万9,510円でございますけれども、その1割が県側の負担になると。(「13万では合わないだろう。1割だから」と呼ぶ者あり)
 大変失礼いたしました。全体の双方の総額が13万9,510円でございますので、その1割である1万3,951円、これが県側の負担であるということで、この金額が免責額3万円以内であると。ですから、免責額を超えていないので全額支払う必要があるということでございます。

◎内田委員長
 どちらにいたしましても、今ありましたようにこういう説明でやっていただきたいということを申し上げたいと思います。
 そういたしますと、委員の皆さんには御相談がございますので、この場にお残りください。執行部の皆さんは御退席いただいて結構でございます。御苦労さまでした。(執行部退席)
 お残りいただきましたのは、岡山・鳥取両県議会土木関係常任委員会合同会議についてでございますが、まず、日程でございますが、皆様の都合をお伺いしました上、岡山県と調整した結果、11月25日に開催いたします。
 会議の会場は米子市内とお伝えしていたところでございますが、11月定例会の開会日が当初の予定より早まりまして、翌日の26日となるような見込みでございますことから、合同会議及び意見交換会の会場は鳥取市内のホテルニューオータニとさせていただきたいと思いますので、御参加のほどお願いを申し上げたいと思います。詳細につきましては、岡山県と引き続き調整の上で、追って御連絡をいたします。
 また、合同会議の議題及び会議でまとめます要望書について、昨年の議題及び要望書をお手元に配付しております。これらを参考に岡山県との調整を行い、本年度の議題及び要望書について作成を行いたいと考えておりますが、何か御意見がございますでしょうか。(なし)
 では、そのようにやらせていただきます。委員長に御一任いただけますでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 では、よろしくお願いいたします。
 次に、今年度の第2回の県外調査についてでありますが、日程につきましては、11月定例会までの間各種の派遣、決算審査、現地調査等もろもろ行事が立て込んでいるようでございますので、年明けに行いたいのですが、よろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 調査先等の御希望がございましたら、今月中に私のところか事務局までお知らせください。
 それでは、以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。

                                午後0時08分 閉会

 

 

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