平成25年度議事録

平成25年6月25日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(8名)
委員長
副委員長
委員
前田 八壽彦
澤 紀男
国岡 智志
稲田 寿久
福間 裕隆
浜田 妙子
藤井 省三
藤縄 喜和
 
欠席者
(なし)
   
 


説明のため出席した者
 多田地域振興部長、細羽文化観光局長、長谷川県土整備部長、山嵜警察本部長外各次長、
課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 若松調査課課長補佐  五百川調査課係長  山崎議事・法務政策課主事    

1 開会 午前10時00分
2 閉会 午後0時14分
3 司会 前田委員長
4 会議録署名委員 藤井委員、福間委員
5 付議案件及びその結果
   別紙日程表及び下記会議概要のとおり
 

会議の概要

午前10時00分 開会

◎前田委員長
 おはようございます。
 ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の議事は、日程表のとおりでございます。
 会議録署名委員の指名をさせていただきます。
 藤井委員と福間委員を指名させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 ただいまから本委員会に付託された議案の審査を行います。
 審査の前に、先回の常任委員会の予備調査のところで藤縄委員がアーティストリゾート推進事業におけるBeSeToに少し触れられましたので、神庭文化政策課長に説明をお願いいたします。

●神庭文化政策課長
 前回の委員会のとき、国際演劇祭、BeSeTo演劇祭は、北京とソウルと東京でそれぞれ巡回しながら国際演劇祭を開催するものですが、2010年開催時に鳥の劇場のほうになぜ中国の劇団が来ていなかったかということに対してのお答えでございます。
 前回2010年のBeSeTo演劇祭の際、東京のほうには中国の劇団は来日しておりましたが、この中国の劇団は公立劇団で、人数も多く、規模と予算面で鳥の劇場のほうに招聘できなかったということがございました。
 今回、2013年につきましては、中国でも若手の小劇団が育ってまいりましたので、2013の鳥の劇場で開催のBeSeTo演劇祭では、そのような劇団を招聘したいと考えております。

○藤縄委員
 規模の違いだけを教えてください。

●神庭文化政策課長
 前回の中国の劇団は公立劇団で、何人とまでは伺っておりませんが、大きな団体で、物理的にも予算面でも鳥の劇場のほうでは難しかったということでございます。10数名規模の小さな劇団も育ってきておりますので、今回はそういった劇団を招聘したいと考えております。

◎前田委員長
 それでは、付託議案に対する質疑を行います。質疑はございませんか。(なし)
 次に、討論を行いたいと思います。ございませんか。(なし)
 これより付託議案の採決を行います。
 原案に賛成の委員の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員でございます。したがいまして、本委員会に付託されました議案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 次に、請願・陳情の審査を行いたいと思います。
 新規分で陳情25年9号についてでございます。
 これにつきまして御意見はございませんか。

○澤副委員長
 それでは、この陳情について意見を言います。
 「日本海」についてですけれども、古来から世界に認知されている表記であると。したがいまして、県が発行するパンフレット等については「日本海」と表記すべきであると考えます。よって、陳情については趣旨採択としたいと思います。

○福間委員
 国際交流ということでいうと、外国との交流を進めていくということは、それぞれの国の文化を認めるということがまず原点だと思うのです。日本はこうだという主張を私は否定するつもりはありませんし、間違いではないと思います。しかし、外国には外国のそれぞれの思いや文化や主張があるわけですから、そこはお互いに認め合わなければ交流というのは始まらない。今の尖閣問題や竹島問題に端を発して、国際間の交流もややもすると先鋭化しつつあるという現状を踏まえていくと、今回出された陳情書については不採択と、このことを主張したいと思います。

◎前田委員長
 そのほかございませんか。(なし)
 では、採決したいと思います。
 まず、不採択に賛成の方。(賛成者挙手)
 続いて、趣旨採択に賛成の方。(賛成者挙手)
 趣旨採択が多数でございますので、趣旨採択と決定いたしました。
 次に、報告事項に移りたいと思います。
 まず、警察本部からお願いをしたいと思いますが、大学生サポーター「COMPASS」の委嘱式・研修会の開催について、岡本生活安全部少年課長からお願いします。

●岡本生活安全部少年課長
 大学生サポーター「COMPASS」の委嘱式及び研修会を開催いたしましたので、御報告申し上げます。
 お手元の警察本部資料の1ページをごらんいただきたいと思います。
 大学生サポーターは少年との年齢が近いため、結びつきが強くとれる大学生を少年警察ボランティアとして委嘱し、警察が行う地域における少年健全育成活動を支援させることを目的に行っているもので、ことしで5年目となります。
 委嘱式と研修会は、本年6月8日に警察本部の大会議室で行いました。委嘱した大学生サポーターは県内の3つの大学の学生でありますが、77名で、この5年間では最も多い数字となっております。委嘱式では、本年新たに委嘱する36名に対し、警察本部長の委嘱状を交付しましたし、大学生サポーターの代表により、少年を健やかに導く活動をやっていきますという強い決意表明もいただいております。研修会では、少年の非行の概況や、どのような活動を行うのか等を説明した後、先輩サポーターから、例えば児童自立支援施設を慰問したときの様子や活動状況について発表があり、新しいサポーターの今後の活動の参考とさせております。また、街頭でたばこを吸っている少年の声かけ等を想定したロールプレイングを実施するなどして、少年との触れ合い方を指導したりもしております。
 ちなみに、平成24年度中の大学生サポーターの活動は、少年が使用する携帯電話、スマートフォンへのフィルタリングの普及啓発キャンペーンや、サッカーチームのガイナーレと連携した非行防止サッカー教室、農業体験などの街頭広報、非行防止あるいは立ち直り支援活動、さらには高校生ボランティア、大学生サポーターの活動の充実を図るための研修を実施しております。
 今後の活動予定は、平成24年度中と同様な活動になろうかと思いますが、生徒等がよく利用する県下のJR各駅においてフィルタリングの普及と、鳥取県青少年健全育成条例の一部改正があっておりますので、それの周知広報、農業体験による少年の立ち直り支援活動、ガイナーレ鳥取との非行防止サッカー教室等を実施する予定としております。また、このような活動におきまして参加した大学生サポーターは、子供たちとの接触の仕方について、例えば子供たちと同じ目線に立ってとか、偏見の目ではいけないということを発見したとか、活動を通じて今後の就職や人生に参考となるものを得たいなどの感想や抱負を語っておりました。今後の活動につきましては、大学生サポーターからの活動のアイデアを吸い上げるなどして、少年の健全育成に効果的で充実したものになるよう努めてまいりたいと考えております。

◎前田委員長
 続きまして、平成25年夏の交通安全県民運動の実施について、越智交通部総括参事官交通企画課長事務取扱にお願いをいたします。

●越智交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 警察資料の3ページをお願いいたします。夏の交通安全県民運動の実施について御報告を申し上げます。
 実施期間は、7月16日から7月25日までの10日間であります。
 運動の重点は4点ございまして、1つ目が子供と高齢者の交通事故防止、2つ目が飲酒運転の根絶、3点目がチャイルドシートと全ての座席のシートベルトの着用の徹底、4点目が自転車の安全利用の推進であります。運動期間中の強化日といたしましては、7月16日を交通安全にみんなで参加する日及び交通マナーアップ強化日と設定いたしまして強化することとしております。
 期間中の体制といたしましては、警察官、各自治体など関係機関・団体から1日平均約2,400人余りの方々が街頭や広報活動に取り組むこととしております。運動期間中、警察と関係機関・団体が協力いたしまして、運動重点に沿った各種の取り組みを実施することとしておりますが、その主な行事につきましては、資料の4のところに記載してとおりでございます。このほかにも、各警察署管内におきまして効果がある取り組みにつきまして計画しているところでございます。

◎前田委員長
 続きまして、自動車保管場所証明に係る申請手数料の過誤納事案の発生について、中尾交通部交通規制課長からお願いいたします。

●中尾交通部交通規制課長
 資料の4ページをごらんください。自動車の検査・登録をする場合、軽自動車には車庫証明が不要ですが、このたび軽自動車の検査に車庫証明が必要だと思われて警察署に証明の申請をされた方からの問い合わせで、書類提出を受けた警察署が普通自動車の申請であると誤認して申請を受理して車庫証明を交付した事案が判明しました。この事案を受けまして、書類が保存されている過去5年間の申請について調査しましたところ、8警察署で21件、合計5万2,900円の過誤納事案があったことが判明しました。内訳につきましては、資料のとおりであります。現在申請者の方に連絡をして、還付手続を行っております。
 発生原因を調査しましたところ、警察署の窓口担当者が、軽自動車の申請を普通自動車の申請と誤認して受理したことであり、また、申請者の方から聞き取りをしたところ、軽自動車の車庫証明が必要と勘違いした、自動車の販売業者に任せ、申請は業者がした、軽自動車の届け出が必要な地域だと思った等の理由で軽自動車の申請をされたことがわかりました。
 再発防止対策として、窓口に軽自動車の誤申請を防止する注意書きを表示すること、窓口担当者が自動車の大きさを確実に確認することを各警察署に指示し、実施しております。また、県警ホームページに軽自動車の誤申請を防止する表示を加え、鳥取県軽自動車協会を通じて販売店への注意喚起を依頼して再発防止を図っているところであります。今後も窓口業務が適正に行われるよう指導徹底し、再発防止に努めてまいります。関係者の皆様には大変御迷惑をおかけしました。

◎前田委員長
 ただいままでの説明について質疑等を行います。

○藤井委員
 1ページですけれども、これは鳥取県独自の取り組みではなくて、全国的な全国共通の取り組みでしょうかというのが1点と、大学生サポーターというふうに言って特別に大学生に限定をしているということと、ところが、最後のところで高校生ボランティアというのが出てきますね。ボランティアとサポーターというのはどういうことでこういう言葉の区別をしておられるのか。僕の気持ちとしては、こういう行動がもし有効なものだとすれば、やはりより年少といいますか、高校生のほうにも波及させていって、今話題になっているいじめの問題ですとか、そういったものの解決にも寄与する可能性が高いので期待できるのではないかと思いますけれども、その辺のことを教えてもらえますか。

●岡本生活安全部少年課長
 お答えいたします。
 まず、大学生サポーターは全国的なものかという質問にお答えします。全国都道府県で大学生サポーターを認定していない県はございません。人数には上下ありますけれども、全国で行われている制度でございます。
 2つ目の、なぜ大学生かという点についてお答えしたいと思います。
 そもそも非行に走らせないとか非行に走った少年を立ち直せるというような活動につきましては、社会全体で見守っていくというか、社会全体で直していくということが非常に大切だろうと思っておりますけれども、その活動の中で、警察の非行少年を生まない社会づくりの推進に向かって行っている中で、先ほど目的のところでお話ししましたけれども、大学生は少年らと年齢が近いということの中から、心を開いてお互いがコミュニケーションをとれる、居場所づくりを探すためのコミュニケーションがとれるというようなことから、大学生の力をかりて立ち直り支援を行っているところで、効果も出ておりますし、大学生自身もそういう活動を行うことについてすごく充実感を感じているというところで、大学生を活用させていただいております。
 高校生ボランティアとの相違は、大学生サポーターの委嘱は警察本部長、高校生ボランティアにつきましては各地区の警察署長が委嘱して、高校生ボランティアについてはその地域に合った地域での活動を中心に行ってもらっておりますし、大学生につきましては、県下全域で活動を行ってもらっているというところで活用の区別をさせていただいております。

○藤井委員
 よくわかりました。要するに、大学生に限るというのは、多少お兄さん的な役割を果たさせようということだろうと聞きました。高校生にもそういう要素があるので、それも活用しようと。ただ、大学は全県、3つですか、高校の場合は地域に根差しているということで区別をして対応しておられるということなのでしょうね。でもそんなにきちんと区別する必要はないではないですか。本部長どうですか。

●林生活安全部長
 防犯ボランティアなり少年の健全育成のボランティアをそんなに大きく区別しているというようなものではありません。ただ、大学生という年齢的な立場とか活動内容ということで若干名称を変えてやっているようなことが一番大きな違いかと思います。また、それぞれによって活動できる内容も若干違っているということです。

○藤井委員
 それは説明になっていないので、要するに一つにしてしまえば、情報の交換もあって内容もより濃くなっていくし、そういうことからすると、こんなふうにきちんと仕分けして、あるいは別の所管が対応するのもしれませんけれども、そんなことは必要ないのではないかなと。もうちょっと有効にこの組織を活用されたらどうかというふうに思ったものですから、本部長の答弁を聞いて終わります。

●山嵜警察本部長
 今、委員から御指摘のあったとおり、ボランティアは一括して全体の融合を図って活動したほうが効果的ではないかという面も確かにあるとは思います。ただ、御承知のとおり、大学生と高校生というのは、やはり社会的な認知度も違います。大学生の中では、全県的にかなりリーダーシップをとってやっていただけるような場合が多い、それともう一つは、大学生にプライドというか、意識づけをきっちりすると、リーダーシップの発揮の仕方がちょっと変わってくるところもございます。
 もう一つは、高校の中では、高校生という、ほとんど地域に密着したようなところもございますので、来る方もエリア的にかなり決まっていますので、その辺を勘案してこういう地域分けをしながら活用を図っているというようなことが実態でございまして、確かに御指摘のとおり、情報共有をしっかりすればいいということで、例えば今回も高校生ボランティアと大学生サポーターのサミット、これは会議ですね、こういう情報共有の場等を設けながら有機的にも動けるような仕組みで現在進めていると。どちらがいいか、一長一短あると思いますが、その辺は今5年目になりますけれども、ある程度成果が出てきていると思いますので、もう少しこのままやらせていただければというふうに思っております。

○浜田委員
 同じページでございますけれども、少年警察ボランティアとして委嘱するという。ちょっとこだわっていますが、ボランティアとサポーターの言葉の使い方がなぜ区別されているのかということが1つと、それから女性がいらっしゃるのかどうか、女性が何名いらっしゃるのか、街頭活動での単独行動があるかどうか。その際、身分を明かすもの、はっきりわかるものが必要になってくるのではないかというふうに思うのですけれども、その点について伺わせてください。

●岡本生活安全部少年課長
 質問が3つございました。サポーターとボランティアの違い。ボランティアの中で使い分けしているだけであって、同じ意味でございまして、ただ、ネーミング的にそう呼ぶほうが、全国的な傾向を倣って大学生サポーターと呼んだり高校生ボランティアと言っているだけで、特別に変わった意味はございません。少年警察ボランティアの中での名称として使っておりますので意味はございません。
 単独行動をやらせておるかということにつきましては、大学生サポーターにしても高校生ボランティアにしても警察職員と警察官と一緒に活動を行って、単独行動は行っておりません。あくまでも支援活動でございますので、サポート活動でございますので、警察官もしくは警察職員、補導職員と行動をともにしております。
 その際の身分証明書の関係ですけれども、この程度の大きさの、委嘱された大学生サポーターですよというものを顔写真を入れて、何月からそういう活動をしておりますという身分証明書を交付しております。

○浜田委員
 女性はいますか。

●岡本生活安全部少年課長
 全体的な部分の女性の数は、ことし77名委嘱しておりますけれども、2割ぐらいが女性でございます。短期大学と鳥取大学の女子学生に参加していただいております。

○浜田委員
 ボランティアとサポーター、違いがないようなので、区別する意味がよくわからなかったと思います。どちらかに統一されたらいいのではないでしょうかと思いますので、意見として言わせていただきます。
 女性が2割というのは、もし希望者があればふやしていただけたらというふうに思います。といいますのは、女性たちの問題がいっぱいあります。女性の心、女の子たちへの心の寄り添いが必要な状況がいっぱいありますので、できるならばお友達感覚で寄り添ってくれる年齢の近い人を、性の問題などもあるものですから、ぜひお願いしたいというふうに思います。

○稲田委員
 この前の常任委員会の後だったか前だったか、これに関連する施設を見せてもらって、私は私なりに一応の納得をしていたのですが、今またその話を聞いていて、この問題がよくわからないようになってきたのです。1点は、まず、委嘱状の内容、どんなことを委嘱するのか、委嘱状の内容を聞かせてほしいということが1点。
 もう一つは、これはこのままいくと、高校生ボランティアであれ大学生サポーターであれ、自己満足に終わってしまうと思うのです。先ほど本部長がちらっと言われた、要するに、本人たちの意識づけという面では意味があると思う、効果があると思う。しかし、相手方の、いわゆるこの文面でいうところの非行少年たちが一体どう考えているのか、その効果がどうなのかということを見ずして、活動している子供たちの反響などはそんなに意味がないと思っています。むしろ指導や助言を受けた少年たちがどう思うのか、何を考えたのかということをここに載せていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。

●岡本生活安全部少年課長
 まず、大学生サポーターに行ってもらっております支援活動を2~3点御紹介します。大きく分けますと、街頭補導活動の支援活動であったり、非行少年教室のサポートであったり、非行少年のサポートであったりということをやっていただくために、それを警察官と一緒にやっていただきますということを委嘱しております。
 反響だとか自己満足に終わっているのではないかということにつきましては、ここの中でも少し報告させていただきましたけれども、児童自立支援施設を大学生サポートもしくは他の少年健全育成指導員等と一緒に慰問した際に、去年とおととし2回慰問しておりますが、1回目のときには、その施設に入所して生活しております少年たちは、少し距離を置いて、その活動に対して自分たちがどういう立場でどういうぐあいに接していいか戸惑いがあったように受けております。
 ただ、去年行かせていただいたときには、こちらのほうから声かけをして日程等を調整させていただいたのですけれども、その子供らが前年度の大学生サポーターだとか少年健全育成指導員の方とのコミュニケーションの中で、すごくいいものを得た、自分が居場所を感じられる、自分の話を聞いていただける、コミュニケーションがとれるという中で、自己有用感であったりだとか自己肯定感というものを感じたようでございまして、来られたボランティアの方に最後のディスカッションといいますか、意見交換の場で、お茶を出したい、その席でお菓子も自分たちがつくって出したいというような意見を施設の職員の方に言われまして、朝早くから起きてお菓子づくりをして、一緒にコミュニケーションをとった後、その後の意見交換会の場で、自分たちがつくったお菓子を感謝の気持ちを込めてお出ししたというような感想もいただいておりまして、実に友好的にボランティア活動がされているのではないかという感想を持っております。

○稲田委員
 2点とも全然私の質問に答えていない。1点は、委嘱状の内容が聞きたいのだ。趣旨を聞いているわけではない。どんな文言で、どんな委嘱状になっているかということが聞きたい。
 もう1点は、大学生サポーターであれ高校生ボランティアであれ、指導、助言を受けた子供たち、要するに、まだ非行に至っていないかもしれないから非行少年という言葉を使っていいかどうかはわからないけれども、その子たちの反応はどうだと言っている。その子たちの話を聞いて、その子たちの反応をこの書面に載せないと、一方的に大学生や高校生のサポーターたちの反響を載せただけでは自己満足に終わるのではないかと私は言っているわけです。

●岡本生活安全部少年課長
 委嘱状の内容につきましては、大学生サポーターとして委嘱しますという簡単な文書ですけれども、後ほど原本をお持ちして見ていただきたいと思います。
 非行少年への効果につきましては、その都度都度その場で確認行為ができておりませんので、議員の意見を今後参考といたしまして、そういう意見を聞きながら効果的な運用を図ってまいりたいと考えます。

◎前田委員長
 ないということですから、サポートしてもらう側の反応をぜひともということを言っておられますので。もういいではないか。
◎前田委員長
 そのほかございませんか。(なし)
 以上で警察本部を終わります。
 次に、地域振興部に入りたいと思います。
 緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施について、吹野地域振興部参事。

●吹野地域振興部参事
 地域振興部の資料の1ページをお願いいたします。緊急雇用創出事業の県事業の予備枠を活用いたしまして追加の事業を実施いたしましたので、御報告させていただきます。
 事業の内容でございますけれども、グローバル化が進む中で、県内の大学においても海外の大学等との交流の推進を図るということが求められておりまして、鳥取環境大学に国際交流に係る連絡調整ですとか資料作成、留学生支援などを行う人材を配置するというものでございます。
 予算額でございますが、961万2,000円でございます。うち新規雇用の人件費といたしまして708万円、雇用創出の人数でございますけれども2人、月額給料につきましては25万円、雇用期間は来年の3月までを予定してございます。それから被雇用者の要件でございますが、韓国語、中国語、英語等ができる者ということでございます。
 参考までに、鳥取環境大学の国際交流の状況につきまして簡単に御報告させていただきたいと思います。
 現在、鳥取環境大学ではニュージーランドとか韓国、中国等といった国の8大学と協定を結んでございます。
 最近の動きでございますけれども、ことしから韓国の清州大学と半年間の交換留学を実施するということであったりとか、アメリカのミドルバリー大学の学生か来県して環境大学の学生と交流したりとか、ユニテック工科大学の学生との相互交流の話があったりというようなことが最近の動きとしてございます。

◎前田委員長
 続きまして、鳥取県日野地区連携・共同協議会事業の実施について、澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長から説明をお願いします。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 資料の2ページをお願いいたします。日野郡3町と県では、行政サービスの維持、向上や効率的な行政運営を促進するために、平成22年7月に鳥取県日野地区連携・共同協議会を設置しております。本年度の第1回協議会が5月31日に開催され、重点項目の取り組み方針が決まりましたので、報告させていただきます。
 重点項目につきましては、現在4項目ございます。まず、道路の除雪・維持管理関係でございますけれども、道路の除雪につきましては、県道除雪の町への委託に当たりまして、日野郡内の除雪環境の特色、つまり除雪業者が固定しておりまして、現場に精通しております。また、除雪速度の遅い機械を使用されておりまして、危険度が低い、交通量も少なくて危険度が低いという特徴がございます。今後は、町の主体的な判断により日野郡の特例的な扱いといたしまして、運転助手を不要と判断される場合におきましては、運転者のみで除雪が行える取り扱いとする方針で決定いたしました。
 維持工事につきましては、対象路線をふやしていく方針でございます。また、町道区画線の補修につきましては、県の補修機械を使いまして町職員等による試行を本年度から開始しております。
 (2)といたしまして、鳥獣被害対策・農地利用促進でございます。鳥獣被害対策につきましては、平成24年度に日野郡の鳥獣被害対策協議会、仮称でございますけれども、設置することに決定いたしております。これによりまして、広域的な対策、また、新たな指導者の確保ということで行う予定にしておりまして、本年度につきましては秋に協議会を設立いたしまして、来年の春の本格稼働に向けて行っております。
 農地利用促進につきましては、菜種油の原料となる菜種の安定的な供給を目的といたしまして展示圃場の設置をしております。次の3ページのところに写真を載せておりますけれども、24年度は大体反当50キロ程度でございます。花でいきますと、まばらな状態でございます。それを大体200キロぐらいにしないと採算がとれないということがございますので、それに向けて、技術の確立ということでやっているところでございます。
 3ページでございますけれども、(3)としまして監査委員事務局の共同設置を検討しております。本年度の住民監査請求への対応検討とか監査調書様式の共通化、職員研修などによる監査レベルの向上の取り組みを行っております。
 (4)といたしまして、25年度の新規重点項目でございます日野郡の教育のあり方についても検討を開始したところでございます。日野郡の現状といたしまして、3町では出生数が大変少のうございます。年間に50人から60人の子供の出生でございます。小学生につきましても25年度では全体で430名、中学生につきましては25年度で247名というような状況でございます。このような過疎教育、過疎地の教育や日野校区のあり方、教育に対する地域住民の意識向上などの課題検討に取り組むことといたしております。
 今後のスケジュールといたしましては、日野高校等について考えるフォーラムを教育委員会と共同で開催することを検討しております。
 また、25年度のチーム事業といたしまして、既に取り組んでいる事業でございますけれども、4項目ほど書かせていただいております。障害者作業所への庁舎清掃の委託とか発達相談事業、消費者いろはカルタなどの作成、3町イベントのカレンダーをホームページに載せる、広報紙の中に載せると、こういうような取り組みをしているところでございます。

◎前田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑等を行いたいと思います。

○稲田委員
 監査委員事務局の共同実施について。これはどういうことなのだろう。町にも監査委員がおられますね、新たに3町共通の監査委員をまたつくって事務局を置こうということなのでしょうか、もうちょっとそこのところを詳しく説明が欲しいと思います。
 それと、「新体制のもと」。体制だから多分3町の監査書記となっているのは監査委員事務局に当たるようなものだと思うけれども、共通のものに新しい調書様式をつくるのか、監査調書というのはそれぞれ違っているのですか。その辺をもうちょっと詳しく教えてください。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 日野郡の各町の監査の実情をいいますと、監査委員事務局というのは議会事務局が兼務で持っておられるようでございます。そこの事務所の1名の方が監査の事務局というようなことで全体のことをやっておられるというようなところで、実際、今監査調書のようなものが統一されたものがないということと、個々が勉強しないとなかなか知識レベルが上がっていかないのが現状のようでございます。これは、当初、平成22年7月のときに各町のほうから、もう少しレベルアップをするべきだとか、できれば共同の一本のものができないのかという思いが各町長さんのほうにあられたようでございます。
 できれば統一したいけれどもということでやっておりますけれども、その前に、まず各職員のレベルアップを図ってから、最後に共同設置できるものは向かっていこうというような状況でございまして、まず、今各事務局さんの中の書記、議会事務局さんの中の担当者の人も一緒になって議論に入っていただき、様式なども、県のやっているような監査様式のものなどの統一したものをつくるとか、共通のものがまずできないかということで取り組んだものでございます。一歩少し前に出てレベルアップをしていきたいなという状況でございます。

○稲田委員
 そうすると、例えば日野郡だけではなくて、西伯郡や八頭郡があるわけでしょう。ほかの郡部だって同じ問題を抱えているのではないかと思うのだけれども、それについてはどういうぐあいに考えているのか。

●新地域振興課長
 そのあたりは地域振興部のほうがやっておりまして、東部、中部、西部で検討しておりますが、例えば何と何と何というメニューを上げてやるという方法ではなくて、各市町村さんのほうで共同してできないかというようなことを上げてもらって検討するというようなやり方をしています。ほかのところでは、監査のことは出てきておりません。

○藤縄委員
 日野郡の教育のあり方についてというところがあるのですけれども、僕が心配しているのは、教育委員会と共同でというところを実は心配しているのです。日野郡の高校のあり方を初めとして大変深刻な状況でして、地域おこしの主眼に進めていくようにしてほしいと思っているのです。教育委員会と一緒に、最後はこれぐらいのレベルでみたいな、規模でみたいなことにならないようにしてほしいので、そこら辺はどういう方向で進められるのか聞かせてください。
●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 教育委員会と合同のフォーラムにつきまして、フォーラムが終点ではございません。このフォーラムを契機に地域のPTAの方とか地域のいろいろな方たちが一緒になって議論して、地域の教育といいますか、そういうものをどうやってやろうかと検討するきっかけとしたいということで考えております。できればフォーラム2つ分科会のようなものをつくりまして、高校だけではなくて、先ほど申したような地域全体をどうやってしていくのか、そういった議論が出て、地域の発展に資するようなことに結びつけていきたいというふうに今考えているところでございます。

○浜田委員
 同じく日野なのですけれども、除雪の関係で慎重を期したいと思って、気象条件が非常に厳しいときなどがあって、不要と判断される場合ということですね。原則的には2名体制ということなのでしょうか。不要と判断される場合とはどんな場合なのでしょうか。といいますのは、高齢化しておられますね。それで厳しい気象条件の中でなかなか大変だろうなと思って、安全を確保するということが大前提になっているとは思いますけれども、いいのかなとちょっと心配をしていますので、そのあたりはどうなのか。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 先ほど申しましたように、日野郡の特徴といたしまして路線の業者の方が固定されているというような状況の場所が多いようでございます。それと低速機械ということで、どこに側溝があり、どこに脇道があり、どこに橋があるというのはほとんど知っておられますので、そういうところをゆっくりと除雪をしながら進んでいくというようなところにつきましては、町の判断によりまして、1人でいいのかなというようなところがあると思います。
 ただ、今言われたように、危ないところにつきましてはやはり2名要るとかというのは町のほうにお任せをしたいと思いますけれども、基本的には安全な地帯が多い、早朝でございますので対向車も少ない、そういう状況の中で安全確保できれば、こういう特例措置でもいいのかなということで今合意をされています。また、今後業界の方たちとお話をして、これでオーケーなら、ことしの冬、11月、12月からこういう体制をとりたいと思っているところでございます。

○浜田委員
 あくまでも安全が確保される、これがひとり歩きしないように、1人が原則になってしまわないようにということをぜひお考えいただきたいと思います。要望だけ。

◎前田委員長
 そのほか。(なし)
 私が新課長にちょっと聞きたい。
 今の監査委員です。地方自治法上、各町に置かないといけないのだけれども、これは一部事務組合でやろうとするわけか。そんなことができるのですか。各町がそれぞれの執行をするということでしょう。各町の行政に通じた人がやるのでしょう。それで識見と学識経験者と、要は議会から出せと、こういうことに自治法はなっている。ちょっとその仕組みを教えてください。

●新地域振興課長
 申しわけありません。日野の取り組みについては所管しておりませんので。

○前田委員長
  東・中・西でそんなことを考えているとおっしゃったから。

●新地域振興課長
 東・中・西で共同して事務をすることとかを考えているということで、例えば共同で物を買うことができないかとか、いろいろ検討しているわけです。東・中・西で日野以外のところは監査のことは話題にもなっていないというところでして、その辺は不勉強ですが、ちょっとよくわかりません。

◎前田委員長
 私は、監査委員を一緒にということはちょっと納得できない。ナンセンス。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 申しわけございません。監査委員の共同設置ではなくて事務局の共同設置ということで、事務局は最終的に一本にしながら、委員さんはそれぞれの町の委員さんがやられるということができないかという検討でございます。

◎前田委員長
 事務局の共同設置ですか。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 事務局の共同設置を目指してということでございます。

○稲田委員
 「新たに」という文言もよくわからない。それから「監査書記」という言葉の文言もわからない。なぜこれを疑問に思っておかしいかというのは、今委員長が言ったとおりです。自治法の問題がある。もうちょっとそこのところを説明してください。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 3ページの上に「新たに3町の監査書記を」ということを書いております。この協議会は、町の中の町長部局と県のほうの部局の検討機関でございます。今まで監査委員関係の方はこういう議論の中に入っていませんでしたので、このたび「新たに」という言葉を使って書記の方を入れて議論の席にやっと入れたというところでございます。要するに、今までは対象者の方がいらっしゃらない中で議論をしていたところもございますので、今度は具体的にどういうことに困っておられるかも含めて一緒になって考え始めたということでございます。
 書記というのは、先ほど申しましたように、事務局のやっている事務の方を書記と。議会事務局の兼務されている方を書記ということで呼んでおります。

○稲田委員
 表題が「監査委員事務局の共同設置」となっているのだ。そうすると、3町の共同の設置になる。おかしいと思わないか。この表現がおかしいのか、そういうことをもしもくろんでおられるとするならば自治法上おかしい。

◎前田委員長
 おかしいと思う。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 委員のおっしゃるとおりだと思います。共同設置の項目が、当初に出てきた項目をそのまま使って、最終目途は共同設置ができないかということで検討した項目をそのまま上げておりますのでこういうふうになっておりますけれども、実際は一緒に連携して何ができるかというような、今はそういう状態にございますけれども、名前につきましては、これからまた検討してみたいと思います。誤解を招くような表現でしたら、今やっていることを上げるべきではないかと思ったりしております。

○稲田委員
 では、この文言は訂正しましょう。これはおかしい。これを調書にして検討しようということ自体がおかしいということで、この文言がおかしいわけでしょう。だから訂正するということをちゃんと言ってください。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 この項目につきまして、協議会のほうで3町長と知事が入ってやっておられます。その場で、こういう意見があったということを出して、合うような表現ではないかということで進めていきたいと思っております。

◎前田委員長
 何だかよくわからない。はっきり言ってください。何だかよくわからない。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 項目については、変更できることで協議会のほうで諮っていきたいと思います。
◎前田委員長
 変更するということではない。法律的に詰めていないのではないかと言っている。トップが集まったから全て決まるということではないと。きちんと法に従ってやってくださいと2人とも言っている。どうですか。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 法に合うようにしていきたいと思います。

○福間委員
 ここでいけないと決めつけられるのか。持ち帰り検討すると言えばいいのだ。決めつけなくてもいい。

◎前田委員長
 はっきり言いなさい。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 持ち帰って検討させていただきます。

○稲田委員
 でもこれは間違っている。共同設置……。

○福間委員委員
 検討して、直すなら直せばいい。

◎前田委員長
 だけれども、はっきり言わないのだ。

○稲田委員
 訂正するなら訂正すると言えば、それで済む話なのだ。

◎前田委員長
 きちんと相談して、また後日、次の委員会で報告してください。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 わかりました。相談いたしまして、また報告させていただきます。

◎前田委員長
 もう一つ、道路の除雪です。もう1人乗せる意味がわかっていない。これは特殊車両でしょう。運転手、ドライバーは右なのですよ、左側の路側が見えないのですよ。だから除雪車を落としたり、道路の側溝を壊したり、ガードレールを壊すのです。もう1人乗せておくのは意味があるのです。小さい町道などは恐ろしくて、運転者だけではとても入れない、左側が見えないから。どうですか澤田局長。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 今言われたように、2人乗りの作業機械、高速で動く除雪機械につきましては、今言われたような格好で2人でやります。
 今回、日野郡の特例的な取り扱いといいますのは、先ほど言いました低速の機械で徐々にゆっくりやっていく、そういう安全が確保されたところに特例のものが適用されると聞いております。

◎前田委員長
 では、低速の除雪の機械を言ってみてください。低速でできるときは外すと言うのだから、その除雪機械を言ってみてください。僕は1人外すのは無理だと見ているのです。

●澤田西部総合事務所日野振興センター日野振興局長
 トラクターのような機械でございますけれども、それが置いてありまして、それでやっておるということでございます。それについては……。

◎前田委員長
 また後日報告してください。委員会で報告してください。
 次に文化観光局に入ります。
 「エンジン02鳥取・食のまつり2013」の開催について、緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施について、神庭文化政策課長の説明を求めます。

●神庭文化政策課長
 「エンジン02鳥取・食のまつり2013」の開催について報告いたします。
 「エンジン02鳥取・食のまつり」は、平成24年3月に鳥取市内で開催されましたエンジン01文化戦略会議オープンカレッジin鳥取の継承事業でございます。きのう第2回実行委員会が開催されまして、実施計画が承認され、開催概要、講師陣が決定いたしました。
 1、「エンジン02鳥取・食のまつり2013」の開催概要でございますが、目的といたしましては、今回は食にちなんだ講座に特定いたしまして、鳥取県の食についてエンジン01の講師の皆さんと一緒に食資源のブランド化、商品化、全国への情報発信について考えることとしております。テーマは、「鳥取グルメ三昧。~新しい鳥取ブランドを探せ!~」でございます。開催日時といたしましては、ことしの8月24日土曜日、講座が7講座、夜楽が6会場を予定しております。
 詳細につきましては、2ページをごらんください。講座でございますが、7つの講座のうち1カ所鳥取砂丘で開催をいたします。それとG教室、下のほうですけれども、エンジン01講師に加えまして、谷口ジローさん原作の「孤独のグルメ」の原作者、久住昌之さんを講師にお招きして講座を開催いたします。夜楽につきましては、下にございます6会場で開催いたします。こちらのほうは8月24日の夜7時から9時までを予定しております。それぞれ講座と夜楽につきましては参加料が必要でございます。講座は一律500円、夜楽につきましては、お店につきましてそれぞれ料金が設定してございます。
 今後の予定といたしましては、7月6日、土曜日10時からチケットを販売いたします。販売箇所はとりぎん文化会館、鳥取市観光コンベンション協会、鳥取市民会館、倉吉、米子につきましては未来中心と米子コンベンションセンターで販売予定でございます。また、夜楽のチケットにつきましてはとりぎん文化会館のみの販売ということになっておりまして、県外及び鳥取県中西部の方は電話で鳥取市文化芸術推進課にお申し込みいただくということになっております。
 続きまして、4ページでございます。緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施につきましてでございます。
 上にございます文化政策課のほうは、アートを活かしたコミュニティビジネス開発事業でございます。事業内容といたしましては、アートの視点を生かしたお土産の開発、販売、オリジナルのメディアによる情報発信など、新たなコミュニティービジネスに着手することとしております。(1)にありますお土産の開発と販売ですが、例えば、本来であれば捨てられるはずの廃材とかを活用したお土産の開発と販売といったようなことも考えております。予算といたしましては、533万8,000円、うち人件費で283万8,000円を予定しております。雇用創出人数は1人で、期間は25年6月から26年3月で、資格等は特には予定しておりません。

◎前田委員長
 続きまして、第2回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト作品募集結果について、緊急雇用創出事業の予備枠による事業の追加実施について、前田まんが王国官房長。

●前田まんが王国官房長
 資料の3ページをお願いしたいと思います。昨年に引き続きまして、まんが王国とっとり国際マンガコンテストの募集を行いました。ことしは、2番のところに書いてありますけれども、2月1日から5月31日までで、環境をテーマにしまして1こま漫画、4こま漫画、ストーリー漫画の3部門を募集したところでございます。上のほうに上がってもらいまして、応募作品につきましては520作品ということで、昨年は690作品ぐらいありましたので減っているのですけれども、主にロシアからの応募が減ったということでございます。
 今後の予定でございます。8月にかけて1次審査、520作品を審査いたしまして、9月上旬に2次審査ということで、ガイナックスの赤井さんとか木村直巳さんとか京都精華大学の先生とかで審査をして、11月に表彰式を行う予定にしております。
 4ページをお願いいたします。緊急雇用創出事業の予備枠による追加事業の実施でございます。まんが王国のほうは、下のほうに書いてありますけれども、ソフトパワー活用事業ということで、4人雇いまして、まんが王国とっとりと地元食材がコラボするような、例えばわかりやすく言いますと、8月から売り出すわけなのですけれども、大山の地鶏と大山豚と大山の黒毛和牛を使った牛丼、豚丼、鶏丼というのですか、そういったものに漫画のキャラクターといいますか、漫画のラッピングをかけて売るようなことを今考えているところでございます。売り方につきましても、漫画の味つけといいますか、例えばキッチングカーで行って、着ぐるみとか楽しくなるような雰囲気で物を売って、来年度以降の雇用創出につなげようというふうな事業でございます。

◎前田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑等を行います。

○浜田委員
 ちょっと教えてください。最後の4ページですが、緊急雇用創出でアートを活かしたコミュニティビジネス開発事業、6月からですからもう雇い入れておられるということでしょうか。それで、かなり高いレベルの能力が要求されるのではないかと思います。商品開発、地域のこともしっかりわかっておられないといけないし、どういう方なのかを御説明いただきたいと思います。

●神庭文化政策課長
 6月に契約をしておりますので、雇い入れは終了しているものと思っております。
 また、高い能力の方というふうに、こちらもそれは望んでおるところでございますが、アーティストの方が来られますので、その方の補助的と言ったらおかしいですけれども、そういった方と地域とのコーディネーター役としておりますので、特にこういった資格ということは設けてはおりませんが、地域の方とのコーディネーター役をしていただきますので、とても重要だと思っております。

◎前田委員長
 具体的な人はわかっているのでしょう。名前はいいから、そういう芸術に、アートに長じた人だと。

●神庭文化政策課長
 済みません、具体的な名前まではお伺いしていないのですけれども、実際には湯梨浜町にありますゲストハウスのほうで活動していただきます。こちらのほうにアートマネジャーの方もおられまして、その方の指導のもとにゲストハウス運営のノウハウでありますとか、アートマネジメントの実践的なスキルをこれから身につけていただくという形になると思います。

○浜田委員
 ちょっと納得ができないのですけれども。新規雇用人件費が283万円ですね。随分高い。10カ月間ですごい高い人件費を払うのですけれども、被雇用者の要件は特になしということ自体が私はちょっと納得がいかなくて、これだけの人件費に見合う人ということになると、相当高いレベルを要求するし、それから目的がはっきりしているわけですから専門家で経験者でなければいけないというふうに私は思っています。それなりの効果が上がるような方だということを見込まれた上できちんと採用するということが本来の筋だというふうに思うのですけれども、誰かわからないということ自体がもう既に納得できないのですけれども、どうなっているのでしょうか。

●神庭文化政策課長
 月々の賃金19万2,000円、確かに決して安い金額ではないとは考えております。済みません、どういった方を雇い入れておられるかということのチェックが少し足りなかった部分がありますが、県のほうといたしましても、委託しました団体さんのほうにちゃんとスキルを身につけていただくよう今後もお願いはしたいと思っております。

◎前田委員長
 神庭課長、これからスキルを身につけていただく、そこがひっかかるのですよ。

●細羽文化観光局長
 本件については私も詳細を承知しておりませんが、御指摘のところはごもっともだと思います。本来募集のときに、ある程度要件的に、資格があるかなしは別にして、こういう仕事でこういう能力が求められるというところはあってしかるべきだったと思います。その辺を、どういう形で募集されて今回採用に至ったかというところも含めましてよく確認をいたしまして、もうスタートしておりますので、公費も使った事業であるということもあります。効果が上がるように、我々もしっかり指導といいますか、注意を払ってこの事業を進めていきたいと思っています。

◎前田委員長
 そういうことでは納得できない。また次に報告してください。

●細羽文化観光局長
 はい、報告させていただきます。

○浜田委員
 この人でなければならないということがどこなのかということをきちんと示していただきたいと思います。

○稲田委員
 私は、言葉だけです。「アートを活かした地域コミュニティ」。地域とコミュニティーはほぼ同じような概念ではないのか。訂正しようよ。

●神庭文化政策課長
 訂正いたします。

○藤縄委員
 2ページ、教室の中でちょっと心配な講師がいる。C教室、中高年の食事と健康。講師が5人入っているけれども、大丈夫か。5人の中で1人気になる。

●細羽文化観光局長
 講師をどういう形で決められたかというのを私もよく聞いておりませんが、いずれにしても、このテーマに合ったような講師を実行委員会の中で合意形成もされて今回計画されておりますので、多分いい講座になるのではないかと期待しております。

◎前田委員長
 そのほか。(なし)
 次に、県土整備部に入りたいと思います。
 鳥取西道路(吉岡温泉IC~青谷IC間)の開通予定について、山本道路企画課長。

●山本道路企画課長
 県土整備部資料の1ページをお願いいたします。鳥取西道路(吉岡温泉IC~青谷IC間)の開通予定についてでございます。去る6月14日、国土交通省より鳥取西道路、吉岡温泉インターチェンジから青谷インターチェンジ間の開通予定が初めて公表になりました。
 内容でございますが、開通予定といたしまして、29年度開通。これは県並びに県議会の方々も要望していただきました20年代というのに入っていますので、本当にありがたいことだと思っています。箇所についてですが、下の図を参照していただきたいと思いますが、2.期、3.期について29年度開通ということで御公表いただいております。図面でいきますと、真ん中と左側という格好になります。
 注書きに2つ書いてございます。1番については一般的なことでございますが、2番のほうが、用地取得が速やかに完了し、鳥取県による埋蔵文化財調査が27年度までに完了する場合と注釈がついております。工事に先立って当然のことながら埋蔵文化財調査というのが必要になってまいりますので、県としても埋蔵文化財調査が早期完了いたしますよう最大限の努力を行ってまいりたいと思っております。
 あわせて、上の2区間については、開通予定を29年度と示されたわけですが、西道路の右側でございます7キロ区間、鳥取空港インターチェンジから吉岡温泉インターチェンジについては今回未公表という格好になっております。これにつきましては、29年度がだめになったというのでは全くございませず、埋蔵文化財調査に先立って用地買収が必要なわけですが、それが大方のめどが立ったとき改めて国交省のほうから開通予定について御公表いただくということで教えていただいております。
 2番目といたしまして、25年度供用予定の県内区間でございますが、これについては何度も御説明させていただいているところですが、25年度予算の事業通知をいただいた段階で最終段階でございますが、やはりこの4区間については25年度、今年度開通していただけるということで予算をいただいております。

◎前田委員長
 続きまして、中海湖岸堤整備と大橋川改修の現状について、湖山池会議等の概要について、日野川水系の渇水について、丸毛河川課長。

●丸毛河川課長
 引き続きまして、資料の2ページからお願いいたします。まず、中海湖岸堤整備と大橋川改修の現状についてでございます。
 まず、斐伊川水系の治水対策につきましては、上流のダム、中流の放水路、下流の大橋川湖岸堤の整備と、治水機能を分担したいわゆる治水対策3点セットで治水の安全を確保するという計画になってございます。去る16日に中流域におけます斐伊川放水路が完成いたしまして竣工式がとり行われました。稲田副議長にも御参加いただいたところでございまして、上流のダム事業とあわせまして治水対策事業の3点セットのうち2つが完了したということでございまして、いよいよもって下流域の中海湖岸堤整備と大橋川の改修を重点的に進められることになりましたが、これまでにも増して米子・境港両市との連携を強化いたしまして、円滑な事業実施を図ることといたします。
 次に、中海湖岸堤でございますが、平成22年9月に国が定めました河川整備計画に基づきまして、大橋川改修の進捗と整合性を持ってということで整備を進めているところでございます。中海湖岸堤工事の未着手箇所が3カ所ございます。貯木場、旗ヶ崎承水路、米子港の3カ所、いずれも本年度中に着手するよう関係機関と調整を図っているところでございます。
 それぞれの概要につきましては、3ページからでございますが、貯木場につきましては、築堤方式で開口部を塞ぐということで関係者と協議が調っております。国は既に測量調査を開始したところでございます。旗ヶ崎承水路につきましては、開口部に逆流防止の水門を設置するという計画でございまして、現在詳細な設計条件等について米子市と最終的な協議段階でございます。最後に、米子港でございますが、護岸、パラペット形式になろうかと思いますが、現在その位置や構造につきまして県等との関係機関で最終的な協議段階に入っております。なお、工事着手済みの箇所3カ所でございますが、渡漁港につきましては、引き続き漁港のつけかえ工事を実施いたします。米子空港南につきましては、残区間の堤防工事を引き続き実施いたします。崎津漁港につきましては、平成22年度に完了済みでございます。
 一方、大橋川の改修でございますが、上流部、下流部の狭窄部を河道掘削する前に、その下流の背後地が低い箇所の区間での護岸整備に現在着手しているところでございまして、上流が図面でいきますと(1)番、追子地区でございますが、これに23年度から着手しております。それから下流の井手・馬潟地区(2)番ですが、本年度6月から着手しているという状況でございまして、ちなみに下流の井手・馬潟地区の標準的な施工断面図を添付しておりますが、川の中に護岸を設置するという工事でございまして、河道の掘削、拡幅という工事ではございません。
 最後に、境水道の護岸整備についてでございますが、河川整備計画にありますように、境港市が策定する岬町等の内水対策事業との調整を図りながら、国、県、市と連携して必要な整備を進めることといたしております。
 続きまして、資料の4ページでございまして、湖山池会議等の概要について御報告いたします。
 昨年3月から汽水湖化に着手している湖山池でございますが、このたび渇水等による塩分濃度の上昇や産卵期を迎えましたフナ等の大量へい死等への対応を図るため、湖山池会議並びにチーム長会議を開催いたしまして、県、市、関係機関が諸問題を共通認識するとともに、機動的に動くということを確認したところでございます。
 まず、湖山池会議の概要でございますが、1番目、塩分濃度の状況を報告しております。将来ビジョンにおけます塩分濃度、2,000ミリグラム/リットルから5,000ミリグラム/リットルでございますが、6月5日現在で7,500ミリグラム/リットルでございました。なお、5月23日より新たな水門操作によりまして塩分濃度の上昇を抑制する取り組みに着手しております。
 水門操作の状況でございますが、塩分濃度、溶存酸素、これらの状況を監視しながら水門を段階的に閉じていくという方法でございまして、その際、閉じても川底から10センチまでといたしまして、シジミ等が死滅しないような、貧酸素状態にならないようなきめ細かい操作を実施することとしたところでございます。
 (3)番目、池及び周辺の生物の状況でございますが、フナのへい死につきましては、速やかな回収を実施いたします。産卵で河川に遡上するフナについては、遡上する河川へ産卵床を設置いたしまして、産卵後湖内に戻るよう対策を行います。それからフナの塩分耐性等につきましても、今後研究を行うなどの検討を行います。カラスガイの保護につきましては、周辺のため池で生育が確認されております。それらのため池の泥のかき出しであったり、稚貝の再生産の技術の習得を行っていくということでございます。
 次に、池周辺の家庭菜園等の状況でございますが、5月末に強い南風が吹きました。これらによって湖水が飛散いたしまして、家庭菜園、植木などに被害を与えました。これらにつきましては、チラシ等を作成いたしまして住民へ注意喚起、あわせて塩分に強い作物への転換などを奨励しております。さらに畑地の代替地等の希望者については、それらの検討も始めるということでございます。
 石がま漁の状況でございますが、石がまへ、ヒシ、タニシ等の殻が詰まったということでございまして、このことにつきましては、3月にポンプ等で除去を行ったところでございますが、水中にあります周辺のかけだし等の状況について今後も調査をするということでございます。その他は、市民、県民へのより細かな情報提供を行っていくということでございます。
 次に、湖山池チーム長会議を開催いたしまして、概要や対応などでございます。
 まず、へい死魚の回収体制。これは現在も土曜日、日曜日も必要があれば回収しております。(2)番目、河川水確保のための協力要請ということでございまして、河川流量が極端に少ないということでございまして、改良区等に協力要請をしたわけでございますが、取水調整が非常に困難ということでございまして、その後、福井川におきましては、川の水深を確保するための土のうを設置いたしまして、コイ、フナが遡上しやすいように対応しております。
 フナ等の産卵場所への対応ということでございまして、6月8日には人工水草、産卵床でございますが、40本ほど設置しております。それから12日にも福井川で暴風ネットによります産卵床を設置しております。6月20日には、湖山川、通称長柄川でございますが、河口付近に酸素供給装置を設置しております。
 水門の工夫によります塩分濃度の抑制でございますが、6月21日、先週の金曜日でございますが、船通し水門に濃い塩分の層を遮断するための土のうによる仮設の潮どめ堰を設置しております。今後塩分濃度、溶存酸素、シジミの生息状況等を引き続き監視いたします。
 潮風害への対応につきましては、チラシの配布とともに、家庭菜園等の場所の選定や塩分に強い作物を周知するということでございます。
 続きまして、県土整備部、別冊という資料でございますが、日野川水系の渇水につきまして昨日の状況で御報告いたします。
 日野川の渇水でございますが、このたびまとまった降雨がございました。5月17日より実施されております取水制限を暫定措置といたしまして一時的に解除しております。
 取水制限の状況でございますが、5月17日から一律5%の取水制限でございます。これを6月12日から、田植え等が一段落したということなどから農業用水だけ20%という制限をしておりましたが、これら全てを一時解除、6月19日の12時から実施しております。これまでの取水制限によります大きな影響はないものと思いますが、河川流況が大きく改善したということでございまして、制約を緩和するために一時的に制限を解除しております。農業用水につきましては、このたびのまとまった降雨によりまして下流で水が足り苦しいなどの水不足は解消されているものと考えております。
 流域の状況でございますが、まず、降雨の状況は、このたび120ミリの降雨がございました。6月中旬までの平均値の約9割ということでございます。
 河川の流況でございますが、車尾地点におきまして、取水制限前、5月13日でございますが、4トンないものが、現在11トン余りに回復しているという状況でございます。
 ダムの貯水率につきましても、今後稲の穂が出る時期に向けまして現在貯水量を確保しつつあるところでございますが、貯水量が菅沢ダムは9%、賀祥ダムは4%それぞれ徐々に回復を始めております。
 今後につきましては、ダムの貯水量や河川の流況、降雨などを見ながら、取水制限につきましてまた再検討されることになると考えております。
 参考に、最後に河川の状況でございますが、千代川は流量は行徳地点で14トンに対して24トン、殿ダムの貯水率も55%でございます。取水制限の検討の目安であります50%を上回っている状態でございます。天神川につきましては、2トンに対しまして10トン余りと流況は回復している状況でございます。

◎前田委員長
 続きまして、鳥取県みなとさかい交流館の指定管理者審査要項(案)の概要について、森下空港港湾課長。

●森下空港港湾課長
 県土整備部資料の5ページをお願いいたします。みなとさかい交流館の指定管理者審査要項(案)の概要について御説明いたします。
 平成26年度から交流館の管理運営を行う指定管理者について審査することとしております。審査要項につきましては、審査委員会を設けて決定することとしております。
 まず、指名団体とその理由ですが、境港管理組合を指名したいということでございます。管理組合は、一部事務組合ということで平成18年度から指定管理を受託しておりまして、誠実に管理を行っているということで指名したいと思っております。
 指定管理者が行う業務、その内容ですが、施設設備の維持管理、利用許可あるいは利用料の徴収等の業務を行っていただきます。管理基準としましては、開館時間あるいは休館日等につきましては、あらかじめ知事の承認を得て決定いたしますし、交流館設置管理条例に基づいてその他の利用許可等を行うこととしております。
 使用料につきましては、会議室の利用料につきましては指定管理者がみずからの収入として収受するということにしております。委託料ですが、既に当初予算で5年間で総額2億1,200万円余を認めていただいております。これを上限といたしまして委託料を払うと。余剰金が生じた場合には、県に返納するということにしております。
 指定期間としましては、26年4月から5年間。
 今後のスケジュールですが、7月上旬に審査委員会を開催して審査要項を決定いたします。指定管理者の指定につきましては、10月ごろに9月議会の議決を経て決定させていただきたいというふうに思っております。
 6ページですが、審査の方法でございます。5名から成る審査委員会を設けまして、指定手続条例第5条に基づきまして審査項目をそれぞれ設け、審査いたすということにしております。

◎前田委員長
 ただいままでの説明について質疑等を行います。

○藤井委員
 1ページで、未公表となっていますね。ここについて、注書きのところに書いてありますけれども、29年に間に合わないわけではないですよという説明でしたけれども、国がわかるよりも地元のほうがよくわかる情報なので、県土整備部としてはどういうふうにこれを見積もっておられますかということが1点です。
 2ページ、斐伊川放水路の仕組みですけれども、これは流量を調節できるようになっているのでしょうか。もしなっていないとすれば、通常の流れから何%ぐらい斐伊川の水が神戸川に流れるのか、その辺を教えていただけますか。
 もう1点は4ページ。湖山池のフナの塩分耐性云々と。文献にはこんなものはないのでしょうか。これからどんな形で研究されるのかもあわせて、私はやはりコイのほうが強いのかなと。恐らく皆さんと同じでしょうけれども、確かにフナのほうが弱いのかなという感じはしますが、あわせて今後のことも含めてコイの調査もやられたらどうだろうかなと。その比較もある意味興味深いことだから。

●山本道路企画課長
 お尋ねいただきました未公表の箇所についての県土整備部の見通しでございますが、現段階においては、用地買収の交渉等も順調に進んでおりまして、用地買収のおおむねのめども立っている、並びに文化財調査においても教育委員会のほうでそれに必要な調査員の増員とかしていただいております。ぜひとも29年度、2.期、3.期とあわせて開通に向けて県としても協力体制をとっていきたいと思っています。

○藤井委員
 できるのですね。

●山本道路企画課長
 今のところ。

◎前田委員長
 「今のところ」は要らない。できる。

●丸毛河川課長
 まず、1点目の斐伊川放水路の機能でございますが、これは貯留ということではなくて分水するということでございまして、細かい数字でいきますと、斐伊川の4,500トンのうち2,000トンを神戸川のほうに約半分分流させるという機能でございます。

○藤井委員
 調節はしないのか。

●丸毛河川課長
 調節ということではございません。
 2点目、湖山池のフナの塩分耐性ですが、よく話に出ますのが、島根県の出雲市付近の神西湖においても7,500ミリグラム/リットル程度の塩分濃度でフナは普通に生息しているというようなことでございまして、私も水産部局に詳しく話を聞かなくてはいけないのですが、神西湖のフナと湖山池のフナとどう違うかとか、そういう調査なども始めるところだと認識しております。

○藤井委員
 多分なれというものがあるだろうと思うのです。神西湖あたりの場合は、そういう環境の中で育ってきた長い歴史がある可能性があるし、湖山池は初めての経験だったということでしょう。研究をひとつ。それがわかっていなかったということもちょっと変な話ですけれども、わかりました。

◎前田委員長
 私は神西湖に調査に行ったが、きちんと水門をつくって、濃いのが入らないように塩分濃度を調整しています。自然ではないですよ。

○藤縄委員
 4ページの湖山池です。5月23日から水門操作しておられるということですけれども、6月5日の7,500ミリグラム/リットル以降、一番新しいのははかっておられるか。

●丸毛河川課長
 本日の9時のデータで7,300ミリグラム/リットル余りでございまして、昨日は7,200ミリグラム/リットルというデータもありました。

○藤縄委員
 1カ月で200ミリグラム/リットルから300ミリグラム/リットルということだったら、余り下がっていないということですね。これからどういう方針でいかれるのか聞きたいと思っておりますし、あとは、塩分に強い作物への転作、畑地の代替地等の対策ですけれども、これは見込みはあるものですか。

●丸毛河川課長
 まず、今後の塩分濃度への取り組みでございますが、このたび6月18日から降雨がありまして、かなりの河川水が入ったとは思いますが、同時に、この降雨があった時期は潮が高いという状況でございまして、雨水、淡水が入るのと潮が遡上するのと効果を相反したような、効果がはっきり今回出ておりませんで、下がり方が低かったのではないかと思っております。したがいまして、水門の場所に濃い塩分を遮断するための土のうも設置いたしましたので、この辺の効果を少し観測して、今後どうなるのか、その辺も注視しながら、土のうの置き方や水門の操作もあわせながら検討する必要があるかと思っております。
 家庭菜園につきましては、私も農業部門に詳しく聞きたいところなのですが、具体的にまだ代替地を求めているとか、そういう状況ではないようでございまして、そういう受け入れ準備をしているということでございます。

○藤縄委員
 対策のほうは、農業のほうとよく連絡をとって確認しておいてください。
 それと、数字が幾らなんでも離れ過ぎている。あらゆる手段で対応してください。

○福間委員
 私は2点お願いします。
 最初に、中海湖岸堤整備と大橋川改修。ここ2~3年のことを私自身がよくわかっていないものですから、ピンぼけの質問をするかもしれません、御無礼があったらお許しください。復習みたいな意味で教えていただければと思う。
 私の理解では、2ページの一番上のところで、大橋川拡幅をすることによって中海側にたくさん水が流れ込んできますねと。したがって、米子市や境港では護岸整備がきちんと前広に進む保障がなければ、大橋川拡幅については同意できませんという今までの経緯があったように私は理解をしているのです。そこは交通整理ができたのかどうなのか。それが、2ページに書いてある、従来にも増して米子・境港両市との連携強化、円滑な事業実施をやるということと、3ページの境水道の護岸整備について、境港市が策定する内水排除計画に基づく事業と調整をしながらということとの連携なのかなというぐあいに思ったりもするのですが、くどいようですけれども、大橋川拡幅に伴っての米子・境港の周辺の皆さんの心配というのは払拭されたのかどうなのかということについてお伺いしたい。
 もう1点は、5ページのみなとさかい交流館の内容なのです。境港管理組合を指名団体として指名をしていらっしゃる。すると、単純に何を審査するのかと聞きたい。境港管理組合は鳥取・島根両県で設置をされて、境港管理組合の理事長さんというのですか、これは鳥取県知事ですね。そうすると、その団体を鳥取県知事がまた審査をするわけですか。それだったら何かもてあそんでいるような感じになりはしないかという気が僕はする。だったら境港管理組合の直営にするとか、鳥取県の直営にするとかという格好で、指定管理として交流館をあっちこっちに持っていくというのがいかがなものかなという気がしないでもないですけれども、要は聞きたいのは、指名団体に境港管理組合を指名しておいて、そこを審査要項をまた改めて項目を起こして、6ページにある審査基準に当てはめてやっていくというのがよくわからない、理解ができない。これをもうちょっとわかるように説明してほしい。

●丸毛河川課長
 まず、湖岸堤の整備でございますが、大橋川から流れてくることでございますので、委員がおっしゃっている当時はいろいろと難しい問題がございましたが、現在は、その後、中海の湖岸堤部会等の協議する場もございまして、2ページの中海湖岸堤のところに書いてございますように、大橋川の進捗とよく調整するのだと、大橋川の開削等が先行しないようによく調整するのだということで、現在は両市とも当然中海湖岸堤推進という立場でございます。あとは、詳細な構造等について地元との調整が少し残っているという状況でございまして、両市は基本的には推進という方向で認識しているところでございます。
 最後の境水道の整備のことですが、これは実は、境水道については整備の目標というのは河川整備計画の中にはいわゆる別途検討ということになっておりまして、別途検討する前提が市の内水対策と同時だよということになってございまして、最近、市もこの辺の内水対策を明らかにされておりますので、今後三者で進めていきたいという状況でございます。

○福間委員
 そうすると、こういう理解をしておけばいいですね。護岸堤整備が先行だと、このことは確認してありますよと、これでいいですね。
 もう1点、これは要望になりますが、東日本大震災を踏まえて地震対策をどうしますかというのが議論になっているのです。その中で、しかも大橋川を拡幅ということと護岸堤整備先行ということでいくと、護岸堤整備というのか、境港・米子周辺の中海や日本海に囲まれたところの周辺整備、地震対策も絡めた整備ということからいくと、工事が余り遅過ぎはしないかという思いがするのですよ。だからそういう意味では、護岸堤整備を先行させるという確認がある、その方向で進めたいという思いはあるようですけれども、逆に言うと、もう一つの斐伊川、神戸川に治水対策ができたわけですから、護岸整備という事業を最優先で積極的にもっと進めるということをすべきだということを主張しておきたいと思います。

◎前田委員長
 長谷川部長、もうちょっと整理して説明しないといけない。大橋川の拡幅は、こちら側ができてからでないとできないのだから。そこをきちんと説明しなければ。

●長谷川県土整備部長
 大橋川の改修と中海護岸との関係につきましては、中海護岸等改修促進協議会、これは国あるいは両市あるいは県の入った協議会でずっと議論してきました。その中で、中海護岸のほうの急ぐ箇所につきましては先行してやるということであります。その先行するというところが6カ所ございまして、きょう説明がございました。3カ所は着手済み、あと3カ所は今年度中にも着手したいということであります。大橋川のほうは、ここに赤とか緑とか青がありますけれども、特に問題になるのが狭窄部というところ、上流部と下流部に丸で2カ所ございます。これにかかる前に、短期整備箇所については着手し、整備の見通しを立てるということで進んでおりますし、これは両県の約束でもありますし、鳥取県と国土交通省との約束でもありますから、これに向けて今後は両市ともよく連携してやっていきたいと、こういう整理でございます。
 境水道につきましては、短期整備箇所はございませんが、斐伊川水系河川整備計画の中で、実は境水道は高潮による内水被害がたびたび発生しております。岬町とかで発生しております。これに対する対応は、やはり河川整備計画の中で整理をして、境港市が作成する内水対策の実施事業と調整して国、県――県は漁港管理者になります――市とが連携してやっていくと、こういう整理となっておりますので、御理解いただきたいということであります。

●森下空港港湾課長
 管理組合という一部事務組合の特別公共団体がこういう審査の対象になるかという御質問だったと思いますが、我々の整理としては、一応別組織ということで、指定管理者制度以前においても委託という形で管理組合に管理を委託しておりました。こういう制度ができた後においても、別組織であるがゆえにこういう審査を経て決定しているという状況でございます。
◎前田委員長
 答弁になっていない、委託でもいいのではないかと言っているので、そこを答弁してください。委託でできない理由。

●森下空港港湾課長
 指定管理者という制度になって、委託というやり方はなくなったということで、指定管理者制度に基づいて管理していただくということでございます。

○福間委員
 いかにもお役所的に聞こえるのです。例えば境港管理組合を指名されてしまったら、ほかの団体が入れる余地がない。それで、指名したところで審査をしますよと。審査は誰がするのかといったら鳥取県知事の平井伸治さんがされるのでしょう。それで境港管理組合の委員長は平井伸治さんでしょう。ここでペケが出る場合があるのか。6ページの審査基準になじまないと指摘をされた場合、境港管理組合は指名から外されるということもあり得るわけですか。何となく私はそこがわからない。それなら、もう少しわかりやすい格好にしたらいいのではないかという気がするのですけれども。

●山口県土整備部次長兼県土総務課長
 1つは、もともと公の施設でしたので、公の施設は条例で委託をしていたのですが、その制度がなくなりましたので、指定管理者という制度ができたときに一斉に指定管理ということで扱っています。それを指名するか公募するかということですが、この施設については、公の皆さんが利用するゾーンもある、売店がある、それから展示スペースもあるというようなことで、指定管理としてどうするかということですが、ここは直営でやるのではなくて、境港管理組合に、特定の団体に指名指定をしております。
 それで、なぜ審査するかということですけれども、最後の6ページのところにある審査委員の皆さん、民間の皆さんも含めて意向も確認しようという趣旨でありまして、この審査基準に該当していないということであれば大ごとですが、できるだけこれに合わせていただくように、場合によっては改善するとか姿勢を改めていただくとかといったようなこともあるので、そういうことも含めて民間の皆さんの意見を聞きながら、実際に指名指定でいいかという審査、この団体がいいかということを審査していただくということでございます。

○福間委員
 これは要望として受けとめておいてほしいのですが、結局政権がかわって安倍さんが総理大臣になられて経済政策を今一生懸命をやっていらっしゃる。その中で、経済政策とあわせて働く人の賃金も引き上げていこうということを主張していらっしゃる。ところが、ややもすると指定管理者制度等について、審査基準の中に、中で働く人の雇用労働条件というのは余り触れていないのです。そういう意味では、雇用労働条件の底上げが図れるような項目というのは、今後かなりチェックをしてほしいということを要望として上げておきたい。
○稲田委員
 3ページの旗ヶ崎承水路の設計条件等について、国と米子市とで協議しておられるわけですけれども、この設計条件の中に水門の構造も含まれているのでしょうか、どうなのでしょうか。

●丸毛河川課長
 基本的に水門で閉じるという構造ですので、あとは水門がどんな大きさになるかと。水門は変わりませんが、どんな大きさの水門になるかということで細かい協議中という状況でございます。

◎前田委員長
 何だか答弁になっていない。設計に入っているか入っていないのか。すぱっと答えてください。

●長谷川県土整備部長
 水門の構造ということで、まさに水門の幅、大きさを議論しているということであります。

◎前田委員長
 それでは、終わりたいと思います。
 閉会中の調査事項についてお諮りいたします。
 本委員会所管に係る中山間地域対策、道路網・河川等の整備、交通安全、観光振興並びにその他の主要事業について、閉会中もこれを継続調査することとし、その旨議長に申し出ることに御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、そのように議長に申し出ておきます。
 委員長報告の作成・内容について、委員長に一任していただけますでしょうか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 できるだけ早くつくって、チェックしていただきたいと思っています。
 それでは、その他でございますが、新地域振興課長。

●新地域振興課長
 6月7日の常任委員会におきまして、法人・団体指導検査体制の強化について説明しましたが、大変不明瞭な点がありまして、申しわけございませんでした。その点につきまして、きょう1枚物をお配りしておりますので、これで説明させていただきます。
 論点は、どのような案件が対象となって、そしてその案件はどうやって決定されるのかということだったと思います。
 まず、どのような案件がということですけれども、最初の大きな四角の中ですけれども、内容が複雑なもの、規模が大きいもの、業務や事業の関連性、人的関係から見て不適当なものというようなことがございます。個々にデータというか、数値で決めているわけではございません。それぞれの部局によって監査の体制も違いますし、その部局の主観というか、力量というか、その辺も入ってくると思いますが、今特定のものが想定されているわけではありませんので、一応こういうことで対象となる案件を判断するというものでございます。
 それにつきまして、所管部局長あるいは総務部長のほうが、その課だけではかなり手ごわいということになれば、それを知事に報告をして、知事のほうで最終判断をしてプロジェクト体制を組むということです。
 下のほうにそのイメージを描いておりますが、総務部長をキャップとしまして、行政監察・法人指導課、その下に、すぐおりていって担当課の職員、他の部局の検査担当の職員、右側のほうは、その他の関係職員ということで、例えば法律に詳しい職員とか会計処理に詳しい職員、そういう者を入れて対応していくというようなことで考えております。

◎前田委員長
 ただいまの説明に対して質疑等はございませんか。(なし)
 ないようでしたら以上で終わりたいと思います。
 その他、委員の方で何かありませんか。

○福間委員
 県警にちょっとお尋ねをしたいのですけれども、植樹祭の警備についての質問です。
 1つには、今回の植樹祭は大成功であったと思います。鳥取県警も天皇皇后両陛下をお迎えしての警備体制に万全を期されたと思っていますし、関係各位の皆さんの取り組みには心から敬意を表したいと思っています。
 ただ、私は実は花回廊のあります南部町に住んでおりまして、私事ですけれども、私の家は南部町天萬庁舎と隣り合わせでございまして、両陛下もお越しになったところでして、町内の皆さんが、天皇皇后両陛下がお越しになったのが初めてのことでもありますから、それに伴う警備にただただびっくりしたというのがありまして、どこへ行っても警察官ばかりだけれども、どうだろうか。中には、あんなにも警備をしないといけないのかみたいな意見も出てきました。植樹祭を決して否定するものではないけれども、警備というのはどこまでするものなのかなという御意見を私に言われた方もありました。
 したがって、お尋ねしたいのは、今回の規模ですね、参加者が招待客、一般県民を含めて5,000人とも7,000人とも聞いていますが、それに対して警備は何人ぐらいの警備体制であったのか。鳥取県警は何人ぐらい加わられて、県外からどれぐらいの警察官がサポートに来られたのか、今回の規模について。植樹祭というのは毎年行われるのですけれども、他会場との比較として、大体こんなものですよと、あるいはことしは特にちょっと厚目にしたとか、薄目ということはないかもしれませんが、他会場との比較を教えていただければと思います。
 もう1点は、それとあわせて、皆さんも御案内のように、6月4日ですか、渋谷でDJポリスという2人の警察官が、そういう行動はイエローカードですよとか、皆さんは12番目の選手です、フェアプレーをとかという国民目線で優しく語りかけて、過剰な警備を非常にやわらかく指示に従ってもらえるような気持ちのいい広報活動をされたということで、警視総監賞をもらわれたというぐあいに聞いていますが、私は、このDJポリスのあり方というのは高く評価したいと思っているのですけれども、こういうような警備広報のあり方で鳥取県警でも何か取り組んでおられるようなこと。時々テレビで見れば、腹話術などをやられる女性警官がおられますけれども、これと多少違うかもしれませんが、要は県民の皆さんと同じ目線でのかかわり方を持つようなこと、あるいは今回のようなたくさんの人が集まったときの対応のあり方等について、今までどちらかというと私などもそうなのですが、警察は高圧的なところ、怖いところだなみたいなイメージがあるのです。そうではなしに、DJポリスのあり方というのは、警備広報のあり方としては一つの方向が提起されているのかなと好感を持って見ているわけですけれども、そこら辺について鳥取県警での何か取り組みなり、そういうことがあればお聞きしたい。この2点です。

●森山警備部長
 今いろいろとお話をいただきまして、非常に大成功だということを言っていただきましてありがとうございます。これは、県警察だけではございませんでして、県知事部局、それから県民の皆様の協力があってこそだと思っております。大変ありがとうございます。
 まず、御質問の1つですけれども、今回の警備体制はいうことでございますけれども、その日々に応じて若干の増減はありますけれども、丸い数字で申し上げさせていただきますと、総数で約2,500名、うち700名前後が県の警察官でございます。1,800名が他の都道府県から応援に来ていただいた方々ということでございます。
 毎年5月のこの時期には植樹祭が行われておりますけれども、その体制なのですけれども、これも一概には言えませんけれども、御日程でありましたり、御順路の長さでありましたり、いろいろな要素がかみ合ってまいりますけれども、今回のよりも多いところもあれば少ないところもありますけれども、おおむねこのような数字であろうかなというふうに思っております。以上が他県との比較でございます。

●牧野警務部総括参事官
 警務部が広報と体制づくりということで、組織的なものを担当しています私のほうから回答させていただきたいと思います。
 確かに委員御指摘のように、DJポリス、なかなかいい名前だなというふうに感じておるところでございます。それで、DJポリスということで命名された警察官は警視庁の機動隊員で、ふだんからそういった訓練や自己研さんに努めて、あのような雑踏警備の中ですばらしい粋な広報をしたというふうに私も認識しております。
 それで、鳥取県警の場合でございますけれども、さき方警備広報のあり方ということでおっしゃいましたけれども、私のほうからは、委員御指摘の県民目線での広報ということで、どんなことをしているのかということがございましたので、その点について回答させていただきたいと思っております。
 1つは、皆さん御存じだと思いますけれども、警察音楽隊の活動というのを御存じだと思います。県庁では毎月プロムナードコンサートというものを開催しておりますし、それから県民からの要請に従いまして、結成当時の昭和55年以降各イベントに参加させていただきまして、演奏活動を通じて県民と警察の音楽をかけ橋として親近感を醸成しておるようなことでございます。また、警察本部では平成16年に建物を竣工いたしましたけれども、それ以降は警察本部での庁舎見学ということで、数々の県民の方、県外からもお越しになります。こういった方を対象に警察の主な業務内容、活動であるとか、それから通信指令室あるいは交通管制センター、こういったところを見学していただきまして、110番の仕組みであるとか県内の交通情勢、こういったものを御説明させていただいております。警察を身近に感じていただくようにしておるようなことでございます。
 また、各警察署におきましても、県内住民の要望によりまして庁舎内見学であるとか、例えば地元中学生を対象に職場体験をしていただいて広く警察というものを認識していただいているところでございます。また、このほかにも、警察職員の志望者であるとか警察に興味のある方を対象に、毎年仕事説明会とか警察学校への体験入校を開催しております。また、参加された方には個別の相談を実施しておりまして、後継者の募集とあわせて県民に対する警察業務の理解を図っているということでございます。
 また、平成23年8月のことでございますけれども、警察本部に出入りしていただいております司法記者の方に県の機動隊に体験入隊ということをしていただいておりますし、ことしは警察学校への体験入校ということで、初任科生と一緒に警備活動の訓練だとか、例えば機動隊とはレンジャー訓練、こういったようなことをやっていただいておりまして、こういったことを通して警察を広く広報して、また、身近な存在に感じていただくように努力しているところでございますので、御理解いただきたいと思っております。

●山嵜警察本部長
 植樹祭のときは本当に皆さんの御協力をいただきまして、ありがとうございました。先ほど委員から御指摘のとおり、警察官の言葉遣い、その他については、今回の植樹祭の警衛、警備を見ていただければわかるとおり、県民目線、また優しさを警察官は持っているよということを前面に出すようにということは私も指示いたしましたし、これが実現したところだと思っております。言葉遣い、その他は大変難しいものでございますけれども、警察の職務行為が先ほど御指摘のとおりやはり逮捕権、その他を持っておりますので、常日ごろから一層謙譲的になるように教育・指導はしているところでございますので、今後とも、その点でまた御指摘、御指導等がありましたらよろしくお願いしたいと思っています。

○藤井委員
 言わなくてもいいことだけれども、福間委員から言われたので、皮肉っぽく聞こえるかもしれませんけれども、DJポリスのことです。ああいう場面になると、機転のきく人はああいう対応をするだろうと思うのです。立派なことなのだけれども、それが警視総監賞になるということについては、それだけ警察行政がおくれているということを逆に示しているわけで、誰もが全部が全部褒めて褒めて褒めちぎるというような状況でいいのかという考え方もあるということを一言言っておきます。

○浜田委員
 実は、植樹祭のときに会場周辺に多くの皆様が歓迎されるのに国旗を持ってみんな並ばせられていて、1時間以上も本当に暑い中を大変だったと。その中に、鳥取警察の人だったというふうに聞いていますけれども、とてもおもしろおかしく対応された方がいらしたそうです。暑い中を大変ですねといって県民目線で言い、そして、でも次、来られたら笑顔で対応をお願いしますね、ちょっとやってみましょう、旗を振りましょうと言って指導されたのだそうです。そうしたら、そこに数人のおじいさんがおられて、おじいさん、その笑顔です、それでやっていきましょうというふうな指導をされたのだそうです。本当に場がなごんで、元気が出たというお話がありましたので、ちょっと蛇足ですけれども(発言する者あり)その方は表彰されることを何も望んでおられなくて、普通なこととしてなさったということでございますので、つけ加えさせていただきます。

●山嵜警察本部長
 藤井委員の御指摘のとおり、国家公安委員長もその件について発言をその後されておりまして、やはり1人でもらったのではないよということをよく本人も認識しているようだと。これは、本人がその後、インタビューはさせませんでしたけれども、何かコメントを求められて、やはりこれは私一人でもらったのではないと。ここにいる部隊全員でうまく治安をおさめたからいただいたのだということで認識しておりますし、公安委員長も、本人が余り舞い上がらないようによく指導しろというようなことを事後の記者会見でおっしゃったようでございますので、それは十分わかった上で、あそこのワールドカップの騒ぎは従前あそこで死者まで出ております。大学生があそこで1人、騒ぎで転落死をしたこともございますので、あそこをうまくおさめるというのは非常に難しいところをやったということで、警視総監のほうでそういう御判断をされたのかなというふうに思いますので、鳥取県警も負けずに、ああいう機転がきくようなことができる人間を育てたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

◎前田委員長
 意見も尽きましたので、委員の皆様、執行部の皆様に御連絡をいたします。
 次回の常任委員会は、7月25日木曜日10時から開会いたしますので、御承知おきください。
 委員の皆様には、御相談したいことが2件ありますので、その場にお残りください。
 執行部の皆さんは、御退席していただいて結構でございます。 御苦労さまでございました。(執行部退席)
 第1回の県外調査につきまして、お手元に配付しておりますので、見ていただけませんか。

○福間委員
 異議なしだが、皮肉を一言言っておく。外国人観光客へのおもてなし。それで先ほどの陳情を趣旨採択か。おかしくないか。


◎前田委員長
 ステージを変えてしっかり勉強しましょう。いいですね、福間委員の御忠告、御意見を……。

○福間委員
 よそへ行ってしっかり見ておかないといけない。

◎前田委員長
 しっかり見ましょう。
 では、この件は終わります。
 もう1件。江原道議会との友好交流議員の派遣についてを御相談いたします。
 先般、代表者会議で決められたということを聞いておりますが、江原道との交流でこちらから出かけますと、副議長を団長として各常任委員会から1名ずつ議員を選出しましょうということに決定したそうです。時期は、江原道議会の希望は10月22日から25日だそうです。この間に来てほしいとおっしゃっているようでございます。
 それで、まず1点、この委員会で1人派遣をするわけでございますが、人選をしていただきたいと思います。自薦、他薦でも結構でございますので、よろしくお願いします。(「委員長一任」と呼ぶ者あり)

◎前田委員長
 委員長一任は困る。

●福間委員
 海外派遣のリストに載っている人は外さないといけないのではないか。

◎前田委員長
 だから、海外派遣のリストに載っている人は手を挙げてください。僕も上がっている。そうしますと、藤井委員、稲田委員、福間委員、浜田委員で決めてください。

○藤井委員
 私は遠慮します。

○稲田委員
 遠慮します。

○福間委員
 では、2人で持ち帰り検討させてください。


◎前田委員長
 では、お二人のうち1人ということにします。お二人のうちでどちらかが行ってください。

○福間委員
 常任委員会からの派遣ということですね。

◎前田委員長
 そういうことです。

○福間委員
 了解。

◎前田委員長
 政調費ではなしに県議会派遣。公費出張。
 議題について、意見交換しなければなりませんので、行かれる方で検討していただいて教えてください。
 それでは、以上で地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。

午後0時14分 閉会

 

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000