平成24年度議事録

平成24年11月20日会議録

 開催概要、資料はこちらです。
出席者
(9名)
委員長
副委員長
委員
野 田   修
伊 藤   保
長谷川   稔
国 岡 智 志
興 治 英 夫
斉 木 正 一
安 田 優 子
内 田 博 長
藤 縄 喜 和
欠席者
(1名)

横 山 隆 義
 


オブザーバー
  副議長 錦織共産党幹事長 谷村議員 広谷議員

説明のため出席した者
   野川総務部長外関係職員
職務のため出席した事務局職員
  有田事務局長 谷口次長 中山総務課長 本家議事・法務政策課長外関係職員 
1 開会  午前10時00分
2 閉会  午前10時25分
3 司会  野田委員長
4  会議録署名委員  内田委員、国岡委員


午前10時00分 開会

◎野田委員長
 ただいまから、議会運営委員会を開会いたします。
 まず、会議録署名委員に内田委員、国岡委員を指名いたします。
 これより協議に入ります。
 11月定例会は11月27日に招集されますが、その付議案件について、総務部長より説明を求めます。

●野川総務部長
  お手元の資料をごらんいただきたいと思いますが、一枚物で裏表、11月補正予算の概要ということでお示ししております。
  今回の補正額34億9,100万円ということで、約35億円の補正をお願いいたしております。政調会等で御説明いたしましたが、2番に主な事業ということで、昨今の経済雇用情勢を反映いたしまして、主要製造業再生支援事業、これは9月で制度創設をお願いしました雇用関係でありますが、事業再編の影響が出てくるということを予見いたしまして、雇用規模50名以上にということで制度改正、あるいは労働移動ということで、これまで国の外郭団体の雇用安定センターと連携したことがなかったのでありますが、このたび連携して解雇された方とかそういった方々をマッチングして、県と一緒になって労働移転を図っていこうという新たな制度、この2つにつきましては今年度中に予算、歳出が立ちませんので制度改正、制度創設をお認めいただいて、予算が必要になったときには予算を出すという考え方のものでございます。
  以下、省略いたしますが、裏面のほうにも公共事業ということで補正額の大半を占めますけれども通学路の安全対策、あるいは河川、道路の改修につきまして公共事業等の前倒し、単県公共の前倒し等もさせていただきたいと考えております。
  予算関係は以上でございます。
  付議案の関係につきましては、ホッチキスでとめてありますけれども、主なものはいわゆる地域主権一括法に伴う政令、省令で定められていたものを今回条例で規定する、あるいは改正するというものでございまして、議案番号でいきますと5号のあたりから16本の地域主権一括法絡みの条例の設定、あるいは改正を今回お願いいたしております。主なものは児童福祉関係でございますが説明は省略させていただきます。
  また、10ページでありますけれども、組合等と交渉をずっと続けてきておりました。合意に至りましたので、職員の給与改定並びに議案第29号、30号でありますけれども、知事等の給与関係につきましてもあわせて△1.8%引き下げの給与改定の条例を出させていただきたいと思っております。
  その他の議案につきましては、9ページに入札制度の基本方針の一部変更でありますとか、さらには衆議院、あるいは最高裁判所の裁判官の国民審査、これにつきましては衆議院の解散が16日でありましたので、従来どおりその日をもちまして選挙関係の経費につきまして専決をさせていただきましたので、御承認をお願いできればというふうに考えております。
  報告事項につきましては、相変わらず事故等がございますが、その関係を報告させていただきたいと思っております。
  記載はされておりませんけれども、追加提案で教育委員会の委員並びに収用委員会の予備委員それぞれ1名ずつの人事案件もお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
  さらに、政府におきましては国の予備費を使って第2弾の景気対策等が計画されているようであります。当県につきましても必要な事業は実施したいと考えておりますので、国の動向を見させていただきまして、これも必要に応じて追加提案することになるかもしれませんので、その際にはよろしくお願い申し上げたいと思います。

◎野田委員長
 ただいまの説明について、質問はございませんか。(なし)
 次に、議事日程についてでございますが、会期を22日間とし、日程を資料のとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。
 次に、県政に対する代表質問でありますが、人数は、自民党1名としてよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますから、さよう決定いたします。
 なお、今回は、横山議員が行う予定であります。
 次に、発言通告書の提出期限についてでありますが、代表質問は11月27日の午後1時まで、一般質問及び質疑は11月29日の午後1時まで、また、討論の通告期限は、決算に係るものを除く知事提出議案については、反対討論が12月14日の常任委員会終了後速やかに、賛成討論が12月14日の原則午後5時まで、知事提出議案のうち決算に係るもの及び議員提出議案については、反対討論が12月17日の午後1時まで、賛成討論が12月17日の午後5時まで、以上のとおり決定してよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、さよう決定いたします。
 次に、議員提出議案の提出期限についてでありますが、12月17日、午前9時30分開催予定の議会運営委員会において報告する申し合わせとなっておりますので、御承知願います。
 次に、請願、陳情の受け付け期限についてでありますが、11月27日の正午まででありますので、御承知願います。
 次に、全国議長会の永年在職議員に対する表彰状並びに記念品伝達式についてでありますが、30年以上在職として藤井議員、10年以上在職として横山議員が表彰を受けられました。
 つきましては、その伝達式を11月定例会開会日である11月27日の本会議開会前に行いますので、よろしくお願いします。
次に、一般質問における所管委員会事項の発言の取り扱いについてでありますが、6月及び9月定例会で申し合わせを撤廃し、試行したところであります。
 前回、11月定例会以降の取り扱いについて各会派での検討をお願いしたところでありますので、結果の御報告をお願いします。

○斉木委員
  試行の続行ということです。

○興治委員
  所管常任委員会の事項についても一般質問で取り上げることができるというふうにすべきだと思います。

○長谷川委員
  試行の期間を経まして、この試行期間を取り除いて本実施に入っていただきたいと思います。

◎野田委員長
  以上のような御意見でございますけれども、どのように取り計らえばよろしいでしょうか。
御意見はありますか。

○斉木委員
  ことしいっぱい試行ということで……。

○長谷川委員
  全然違和感がなかったと思うのですけれども。むしろ充実してよかったと思ってはおりますが……。

◎野田委員長
  自由民主党さんのお考え、絆さんやかけはしさんのお考えをお聞かせいただいたのですけれども、御意見が多数出ておりますので、できれば11月定例会以降につきましても一般質問における所管委員会事項の発言に係る申し合わせを撤廃して試行をもう少し続けるということで御理解いただけませんでしょうか。

○伊藤保副委員長
  試行をいつまでも続けてもいけませんので、最終的にはこのたびの議会で判断するということで、今回は試行ということで。また2月も試行、次も試行ということでは暫定税率と一緒になってしまう。

○安田委員
  所管委員会で言われたことを、また本会議場で同じようなことをやられる方がいらっしゃったのです。これはいかがかと思うのと、ただ私が思うのは、今多岐にわたる問題があって、1つの問題を解決するためには所属している常任委員会だけではなくて、ほかと連動して解決を目指さなければいけないような案件というのが結構多いと思うので、そういうような方向にもっていってもらえればと思います。個人的な意見です。

○長谷川委員
  わかりますが、ただ、今の一般質問の中に議案審議も含まれていますから、議案審議であれば所管の委員会の方は常任委員会という場もありますけれども、また一面他の常任委員の方よりも問題意識が深いということがあるわけです。そういう方に本会議で取り上げていただくというのは非常に参考になるのです。

◎野田委員長
  いろんな御意見がございます。
 特に、自民党の中でもいろんな話が出たのですけれども、たまたま特別委員会でもつくって水条例の検討をすればいいというようなことの中から、特別委員会をつくらなくても常任委員会で検討しなさいと。ところが、常任委員会では事細かく勉強して、それが全部委員のメンバーには伝わるわけです。付託されて、常任委員会で検討しろと言われたことが一般質問の中で出てくるというのは、この辺に少し疑義があるのではないか、皆さんに本当はわかっていただいて、水条例づくりをきちんとやって、その後で出てくるのであればいいけれども、そこで知り得たものがどんどん出てくるというのはなかなか難しい部分があるということで自民党の中で話が出たものですから、私もそういうこともあるなというぐあいに感じていたものですから、今副委員長がおっしゃったように、2回というのでなしに1回くらいでけじめをつけるというような形でいかがでしょうか。

○内田委員
  とりあえず今回して、また再度議運でやりましょうと。

○斉木委員
  今安田委員が言われるように、やはり基本的には常任委員会で言ったことを本会議で部長に聞くのではなく、知事に政策を聞くのだというのが以前の流れで、今回試行的に自由にやってみましょうということなのですけれども、先ほど言われるように、常任委員会で部長に聞いたことを本会議場でまた部長に同じことを聞くということ自体は考えていただいて、幾ら何でも自由にできるからといってやるのではなく、本当は政策的なことはしっかり常任委員会で議論しておいて、そして大きなことを知事に聞くというのが質問の仕方としては一番いいのではないかと思います。そういう意味で、もう一回試行していただいて、その辺のことがきちんとできるなら撤廃してもいいということです。

○安田委員
  だから、今議会が最後になるのだったら、そのことを各議員、各会派に伝達して、自分で考えて質問していただいて、その上で判断しましょう。(「了解」、「そうしましょう」、「おっしゃるとおり」と呼ぶ者あり)
○長谷川委員
  ただ、質問時間25分、質問回数5回という大きな枠がある中で、何を一般質問に選ぶかというのは本人の一番の問題意識、関心の高いことをまずは一般質問ということで、所管ということにこだわらずに幅広く考えられるわけです。でも、その時点で自分はこの問題を今回取り上げたいというときに、たまたま所管する委員会にかかわる問題も4分の1は必ずあるわけですから、あると思うのです。そういうところでやはり自信を持って取り上げられると思うのです。自分がずっと追い続けているテーマを本会議では質問できないというふうに決めてしまうということのほうが、私はむしろ発言の機会といいましょうか、議会の活性化ということではややマイナスに働くのではないかと思います。基本は本会議ですから、大筋とか骨格とか、そういうことでは私も同じ考え方なので、問題意識の強いこと……。

○安田委員
  取り上げるスタンスの問題なのですけれども、常任委員会で言われたことと同じことを本会議場でまた繰り返されるというのはおかしい。もう常任委員会で片づいている問題なのに、また本会議場で繰り返しになって、ちょっといかがかなと思った実例がありました。

○斉木委員
  これを制限したのは、今の話のようなことがしょっちゅう出てくるから、政策的なことを知事に聞くならいいけれども、それ以外はやめましょうということになったのはそういうことがあったからやめましょうということになったものですから、試行をやめて、以前のように何でもできるということになって、また前のような状態に返るようでは進歩がないわけですから、そのあたりはきちんと考えていただいて質問していただくと。

○錦織議員
  おっしゃったように時間内で5回という制限がある中で、やはり私は基本的に何を質問してもいいということが保障されなければいけないと思うのです。例えば、知事に政策的なことを聞きたいと思っても、知事が答えたくなくて意図的に部長に答えさせるということもあるわけです。だから、そういうことがあった場合に、所管委員会だったら答弁要りませんということで、知事に答えてもらいたいと思っても、知事が部長に振れば結局答弁が聞けないということが起こり得るわけで、実際にあったわけですから、やはりそういうことを考えた場合に、撤廃することが自然ではないかと、議会の本来のあり方だと思うということを言っておきたいと思います。

◎野田委員長
  いろいろ御意見がございました。結論として委員長としてまとめをさせていただきますと、副委員長のおっしゃったとおり今回は試行させていただいて、その間各会派でいろいろ検討していただいて、そしてきょうの皆さんの御意見を参考にしながら結論を出していくということでよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議がないようでありますので、そのように決定させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 次に、その他でありますが、委員の皆さんで何かございますでしょうか。

○長谷川委員
  1つ検討をお願いしたいと思います。
  今11月議会も海外視察の報告が今回ですと3件行われる予定であります。報告のあり方として、最終日の議事日程が全て終わってから団長と言われます代表の方が報告されるのですけれども、私は内容を充実させる意味でも、報告書という形で、それも議場の全員に配付するという形をもって議長がこの間のそれぞれの視察についてはお手元に配付されている報告書のとおりありますということに変えれないかと。これはぜひ御検討いただければと思います。きちんとするためにも。

○錦織議員
  私はそういう報告書を提出していただくということは大事なことだと思いますけれども、同時に県民の見ている場で報告するということも大事だと思います。ただ、だらだらと長いものがありますので、報告書とは別に、概要というふうにしていただけたらと思います。

○興治委員
  私も錦織議員と同様の意見ですけれども、県民に対して報告するという意味もあると思うのです。だから、議場で報告しながら報告書は必ず出す。そして、それは議員全員に配付するということをしたほうがいいと思います。ただし、報告の中身がだらだらと非常に長いので、もう少し簡潔にするということでいいと思います。

◎野田委員長
  長谷川委員からの海外派遣の団長報告についてでありますが、いろいろ御意見がございました。この件は、平成18年8月21日の議会改革推進会議において、議員が海外視察を行った場合、議場で調査報告を行うという申し合わせをやったということ、それから団長報告が長時間にわたるという部分もあります。しかしながら、公費を使って海外に行っているわけです。だから、当然議会でも報告する必要があります。こんなことを思いながら、興治委員のおっしゃったように、報告書は提出して、そして団長報告するときにはきちんと精査して短時間で皆さんにわかるような形で本会議で報告するというような形にさせていただきたいと思いますけれども、そのようなことでよろしいでしょうか。((「異議なし」と呼ぶ者あり)
  では、そういう形で各会派に持ち帰っていただいてお話しいただき、また報告を受けて、やはりこうだ、ああだという意見があろうかと思いますので、その中できちんとした結論を出させてください。

○錦織議員
  今回の議会は選挙期間中と正面からぶち当たる議会になるわけですけれども、皆さんがそれぞれの会派と党派の中で選挙を迎えるし、議会もこれをきちんとやらなければいけないということを考えたときに、やはり議会を優先すべきだということで、特に4日は公示日になりますけれども、そのときに一般質問する議員以外はぞろぞろ抜けていたなどということが起こってはいけないと思いますので、厳にそういうことは慎むように、非常に困難なことかもしれないですけれども、議会人としてもお互いが議会優先と、私たちは県議会議員であるということでそういう行動をとっていただきたいというふうに、私も含めてですけれども。

◎野田委員長
  もっともなお話でございまして、やはり衆議院議員選挙というのは国民のための選挙でありますので大切は大切でありますけれども、国政と県政というのはしっかりと区分けをしないといけないと思いますし、県民に負託された県議会議員ということでありますので、今の意見を踏まえながら衆議院議員選挙に対して11月定例会の本会議に支障を来すことがないように、皆さんのきちんとした考えの中で11月定例会を乗り切らせていただきたいと思います。

○稲田副議長
  それぞれ交渉会派の会長さん並びに議運の委員長さんにはその話はしておりますので、つけ加えることはありません。

◎野田委員長
 以上で、予定しておりました協議事項は終わりました。
 これをもって議会運営委員会を閉会いたします。
午前10時25分 閉会

 

 

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